元スレ京子「安価で運命の人を見つけたい」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
201 = 128 :
踏み台
201なら↓で
202 = 167 :
昨日1日だけじゃダメだと思うんだよね
203 = 68 :
京子「えーっとぉ……。昨日1日だけじゃダメだと思うんだよね」
あかり「え? ……あ、あの、何が?」ドキドキ
京子「恋人のマネっこ。いやまあ、あかりが嫌ならいいんだけどさ」
あかり「い、嫌じゃないよっ! 絶対嫌なんかじゃないよ!!」
あかり「……でも、あの、杉浦先輩のことは?」
京子「綾乃は同じクラスだから日中でも問題ないよ」
京子「あかりと恋人のマネっこしてるって言ったら
どう反応するか見てみるのもいいかな?」ニシシ
あかり「そ、それは恥ずかしいよぉ」
京子「もう決定しちゃいましたー! それじゃ支度して学校行くぞー」
【玄関】
京あか「いってきまーす!」
あかね「行ってらっしゃい、気をつけるのよー」
あかね(あかりをよろしくね、京子ちゃん)
【通学路】
京子「手ぇ繋ごっか」
あかり「え、と、登校中だよ? >>205」
204 = 167 :
踏み台
205 = 161 :
先に行くね!
206 = 68 :
あかり「え、と、登校中だよ? ごめん、先に行くね!」ダッ
京子「え、あ、あかり?」
あかり(手を繋いで登校なんて恥ずかしくてどうにかなっちゃうよぉ///)
京子「昨日の風呂誘った時とか積極的だったのになぁ。
しゃーない、一人寂しく登校するか!」
京子「おぉ……。なんか普段の数倍寂しいぞこれ」トボトボ
【2-5教室】
京子「おっはよ~ん」
結衣「おはよう。あかりの家に泊まるなんてめずらしいな」
京子「熱烈なご招待があったからねん。やっぱり恋人同士だから仕方ないよね!」
綾乃「こ、恋人!? どういうこと!?」
京子「お、綾乃おはよう」
綾乃「はいおはよう。……じゃなくて! あなたと赤座さんが恋人とかなんとか……」ゴニョゴニョ
京子「ああ、恋人っていってもマネっこな」
結衣「マネっこ? なんだそりゃ」
綾乃「よくわからないけど、おふざけみたいなものなのね?」
207 = 68 :
京子「お、おふざけ……なんかじゃあないよ」
綾乃「え? でもマネっこなんでしょう?」
京子「う、うん。……じゃあやっぱりそうなるのかな」
京子(自分でマネっことか言ってるくせに、
なんでこんなに反発したい気持ちがわいてくるんだろ……)
京子「ま、まあ、みんなもやってみなよ。結構面白いよ!」
【昼休み】
京子「……」
結衣「どうしたんだよボーっとして。爆睡ならともかく」
京子「なんだかいろいろもやもやしてて」
結衣「ふーん。話くらいは聞いてやってもいいぞ?」
京子「……。結衣はさ、運命の人っていると思う?」
結衣「また唐突だな。しかもお前に似合わない乙女チックなキーワードだし」
結衣「さあなあ。そもそも何をもって運命の人っていうのかもわかんないしな」
京子「確かになぁ。結衣ならどんな感じにイメージする?」
結衣「……うーん、例えば自分にでかい影響を与えた人とかな」
208 = 105 :
いいね
209 = 108 :
かれこれ8時間も連続で書き続ける>>1に脱帽
210 :
今起きたけどまだやってたんだ。
支援
211 = 68 :
京子「影響ねぇ……。私にはまだいないなぁ」
京子「あ! カウントしていいならミラクるんかな?
ミラクるんには勇気をいっぱいもらったもんなぁ」
結衣「なるほどな、それならアリなんじゃない?」
京子「もうそれでいっかな~」
結衣「そういう意味なら、あかりもアリだよな?」
京子「は?」
京子「なんであかりが出て来るんだよ」アハハ
京子「まあ恋人体験させてもらったっていう意味では影響あるけどさあ」
結衣「違う違う。お前一時期、『あかりちゃんみたいになりたい』って
ってしょっちゅう言ってたじゃん」
京子「うっそだぁ、私、ぜんぜん覚えて……、あれ?」
京子「……確かにミラクるんの他になにかきっかけがあったんだよなぁ」
京子「それがあかり、だったのか?」
京子「……わかんないや」
212 :
よい流れですねー
213 = 68 :
【1-2教室 放課後】
京子「おらぁ! 恋人様のお迎えだぜベイビー!」ガラッ
あかり「きょ、京子ちゃん! ちょっとぉ、やめてよ恥ずかしい!!」
ちなつ「あー、やっぱりほんとだったんだ。あかりちゃんと京子先輩が付き合ってるって」
あかり「え? あ、あのね、ほんとに付き合ってるわけじゃなくってぇ///」
ちなつ「なんか事情がありそうだけど、めんどくさいから付き合っちゃいなよ」
あかり「えぇー! そんな投げやりな……」
ちなつ「そしたら私は気兼ねなく結衣先輩にいちゃいちゃできるし!」
京子「えーと、早く来てくんない? バカやった後の放置はちょっと恥ずかしい///」
あかり「ご、ごめん京子ちゃん。ちなつちゃん、それじゃ今日も」
ちなつ「はいはい、ごらく部お休みね。そっちはまかせといて」
あかり「アタックはほどほどにね……?」
【帰り道】
京子「……手、繋いでいい?」
あかり「う、うん./// ごめんね今朝は。なんか恥ずかしくって」
京子「朝はダメで夕方はオッケーなのか。繊細な乙女心って奴?
一人で歩く通学路は寂しかったなぁ……」チラッチラッ
214 = 167 :
俺の眠気はどこへ・・・
215 = 68 :
あかり「だって登校中って帰りより見られる可能性多そうなんだもん……」
あかり「……でも、ほんとうにごめんね。京子ちゃんを一人で置いてっちゃったんだもんね」
京子「……」
あかり「うぅ……」
京子「ぶふっ」
あかり「えっ?」
京子「悪い悪い、ちょっとやりすぎた。別に怒ってないよ」
あかり「も、もう! ほんとに嫌われちゃったかと思ったんだから!……よかったよぉ」クスン
京子「な、泣くなよ。 私も寂しかったのはほんとなんだし。 な?」アセアセ
あかり「うん……。じゃあ、朝の分まで寂しくないようにもっとくっつくね?///」ピト
京子「お、おう///」
京子(こいつの大胆になるラインがよくわからん……。まあ嬉しいからいっか)
あかり「ねえ、杉浦先輩はどうだったの?」
京子「綾乃? ああ、頭ん中めちゃくちゃでそれどころじゃなくてさ」アハハ
あかり「……悩み事ならあかり、相談に乗るよ?」
216 = 68 :
京子「……なぁ、あかり」
あかり「なに?」
京子「子供の頃のこと、憶えてる?」
あかり「うーん。割と憶えてるかなぁ?」
京子「その、さ。笑ってくれてかまわないんだけどさ」
あかり「?」
京子「子供の頃、私さ……、その、なんだ、『あかりみたいになりたい』とか、
言っちゃったり、してた?」
あかり「……!」
あかり「京子ちゃん、憶えててくれたんだぁ」
京子「いや……、あの、憶えていたわけでは」
あかり「子供の頃、一度だけ、真剣な表情で京子ちゃんが
『あかりちゃんみたいになるには、どうしたらいいの?』
って聞いてきたんだぁ」
京子「一度、だけ? それで、どうなったんだ?」
あかり「『大丈夫だよ京子ちゃん。頑張ればすぐあかりみたいになれるよ』って言ったら
京子ちゃんは『うん!』って嬉しそうに返事してくれたの」
218 = 68 :
京子「……」
あかり「……」ニコニコ
京子「……え、それだけ?」
あかり「うん!」
京子「そ、そうか」ガックリ
京子(……でも、確かにあかりの言葉は頭のどこかにかすかに残ってる)
京子(すごく嬉しかった記憶が……)
あかり「今日もデートコース探すの? どこがいいのかなぁ」
あかり「それにしても昨日の同人ショップはすごかったね」
あかり「あかり素人だけど、みんな本当に好きで描いてるのが伝わってきたよ」
あかり「でもやっぱり、あかりは京子ちゃんの絵が一番好きだなぁ。
また京子ちゃんのミラクるん本、完成したら見せてね?
あかり、京子ちゃんの一番のファンなんだから。……なんちゃって///」
京子「あはは、照れるだろー///」
京子「……あ」
219 = 68 :
【数年前】
京子「ねえ……、あかりちゃんみたいになるには、どうしたらいいの?」
あかり「あかりみたいに?」
京子「みんなを楽しい気分にしたり、笑顔にしたりしたいの」
あかり「大丈夫だよ京子ちゃん。頑張ればすぐあかりみたいになれるよ」ニコ
京子「ほんと? ほんとになれるかな?」
あかり「ほんとにほんとだよぉ。あのね、これはナイショだよ……?
あかりね、この前先生に怒られちゃって、すっごく悲しくなった時があったの」
あかり「でもね。ほら、この前京子ちゃんにミラクるん描いてもらったでしょ?
そこに描かれてる笑顔見てたら、あかりね、なんかすごく元気がわいてきて
泣かなくてすんだんだよ? あかりも笑顔になれちゃったんだよ!」
京子「あかりちゃん……」ウル
あかり「京子ちゃんすごいよね!」
あかり「あかりみたいにどころか、あかりなんか飛び越しちゃうくらいになれるよ! 絶対!」
京子「うふふ、あかりちゃんたら」
………
……
…
220 = 167 :
あかりはやはり良い子だ・・・
221 = 68 :
京子(思い出した……)
京子(今の私の原点は、本当に、ミラクるんと……)
京子(あかり)
京子(だったんだ……)
あかり「あれ? どうしたの京子ちゃん」
京子「あかり!」ダッ
あかり「え?」
京子「……」ギュッ
あかり「え? いきなり抱きついて、え?///」
京子「あかり……! お前は私の……」ウル
あかり「京子ちゃん……?」
京子「私の……」
~~~~~
京子『だからさ、そこまで言うんなら見つけてやろうじゃん!
見つけて絶対に結ばれてやらねー!って気分になっちゃってさ』
京子『だって占いどおりになるのってシャクじゃん』
~~~~~
222 :
追いついたキスとか逃しちゃってるけどいい感じに進んでるねー
223 = 212 :
私の……?
224 = 68 :
あかり「どうしたの京子ちゃん?」
京子「……ごめんな、あかり」
京子「私さ、昨日からお前にすっごく惹かれてて」
京子「何度もお前への気持ちに気付きそうになったのに……」
京子「その度、お前を『あかりなんか』みたいな扱いして無意識に気持ちを誤魔化して」
京子「結局は、占いの『運命の人』ってのに気付かなきゃ、こうして抱きしめもできない」
あかり「京子ちゃん、何を言ってるの? あかりわかんないよ!」
京子「あはは……、うん。わかんないよな」
京子「ただ、私がバカだったなって話」
あかり「京子ちゃん……」
あかり「なんで……、なんでそんなつらそうな顔するの?」
あかり「苦しいならあかりに話してよ!」
あかり「あかりは今、京子ちゃんの助手で、……恋人でしょ!?」
京子「ついさっき、『運命の人』探しは終わったんだ。だから……、助手も、恋人も、おしまい」
あかり「え……?」
225 = 77 :
このスレ保存するわ
226 :
お前っていうのが気になるけど素晴らしい
227 = 68 :
あかり「じゃ、じゃあ、誰? 誰だったの? 杉浦先輩? 結衣ちゃん? ちなつちゃん?」
あかり「それとも他の……? ねえ、京子ちゃんの『運命の人』って誰なの!?」
京子「もう終わったんだからいいじゃん」
あかり「よくないよ!」
京子「……しつこいな」
あかり「あかりには聞く権利があるはずだもん! 役に立ててなくてもあるはずだもん!」
京子「あかり……」
あかり「……」ポロポロ
京子「……っ」
あかり「目を逸らさないで!!」
京子「!」
あかり「あかりの目を見て? これが最後だから……」
京子「……」
あかり「あかりは知りたいだけなの……。
知らないと、自分の気持ちに区切りが付けられないから……」
あかり「『運命の人』は……誰?」
228 = 67 :
最後は安価なくてもいいと思います
229 = 167 :
素直になるんだ京子ちゃん
230 = 77 :
ほ
231 = 68 :
京子「……」
あかり「京子ちゃん……!」
京子「あ……」
あかり「……」ゴク
京子「あかり……、お前だよ」
あかり「え?」
京子「……これでいいだろ? それじゃ帰るぞ」
あかり「え? なんで? だってあかりは最初から対象外で……」
あかり「京子ちゃんどうして? どうしてあかりなの?
嬉しいよりも、なんでって気持ちのほうが大きいよ……」
京子「私にとって、大切な存在だったことに気付いたから……。それだけ」
あかり「じゃ、じゃあなんでそんなつらそうな顔するの?
あかりが京子ちゃんの運命の人なら、何も問題無いよ?」
あかり「だってあかり……。あかりもね、京子ちゃんのこと」
あかり「あ! そっか、占いの通りになるのは嫌だったんだよね……。
でもそんなのきっとなんとでも……!」
京子「ふふ、あかりはほんと、いっつも一生懸命だよなぁ。……でも、違うんだよ」
232 = 77 :
ほ
233 = 68 :
あかり「……何が?」
京子「私さ……。お前に本当に大事なものを貰ってたんだよ」
京子「でも、そんなの今の今まですっかり忘れてて、
偉そうに、からかったり弄ったりしてさ……」
京子「占いが無けりゃ、きっとこれからもずっと忘れたままだったと思うと、
自分のバカさ加減がもう嫌で嫌で……」ポロ
京子「どのツラ下げて、お前に、す、好きとか言えるんだって」ポロポロ
あかり「京子ちゃん……」
あかり「そんな……」
あかり「そんなつまんない理由で、自分の気持ち押さえ込んじゃうの?」
あかり「無かったことにしちゃうの?」
京子「つ、つまんないって、……だって」
あかり「あの日、あかりに聞いてきたことは何だったの!?」
あかり「みんなを楽しい気分にしたり、笑顔にしたいって言ってたのは嘘なの!?」
あかり「京子ちゃんは……、あかりを……」ポロ
あかり「……笑顔にしてくれないの?」ポロポロ
234 :
追い付いた
これは素晴らしい正規ルートやでぇ
235 = 77 :
あかりは正妻(確定)
236 = 68 :
京子「……あかり、わ、私」
あかり「京子ちゃんのバカ! バカバカバカ! 大っ嫌い!!」
京子「あかり、ごめん。……ごめん」
京子「私、自分のことバカだって言ったばかりだけど」
京子「すぐ後に、さらに大バカだって気付かされるとは思わなかったよ……」
あかり「京子ちゃぁぁん……」ポロポロ
京子「大好きだよ……! あかり!」ギュウ
あかり「うん。 ……うんっ!」
あかり「あかりも……! あかりも京子ちゃんが大好き!!」ギュウ
京子「……あかり」
あかり「……京子ちゃん」
京子「……」
あかり「……」
チュ
237 = 167 :
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`Y⌒ _人_
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238 :
あかり可愛すぎんだろ…
239 :
アッカリーン
240 = 77 :
ほ
241 = 77 :
っ
243 = 68 :
【帰り道】
あかり「えへへ」ベター
京子「おい、ちょっとくっつきすぎじゃね?」
あかり「だ、だって、私たち、マネっこじゃない、本当の恋人同士になったんだもん///」
京子「あれ? そうだっけ?」
あかり「え!? ……って、もうひっかからないよっ!」
あかり「いつもみたいにからかってるんでしょ!? ……ね? だよね?」オドオド
京子「キリッとしたならやりとおせよ~! ほんっと可愛いなああかりは!」クシャクシャ
あかり「うぅ~。京子ちゃんのイジワルっ」プンスカ
京子「ほらほらそんなにほっぺたふくらませてるとちゅーしちゃうぞ!」チュッ
あかり「しょ、しょうがないなぁ京子ちゃんは! えへへ///」
京子「……ふふ」
京子「いやぁ、やっぱりあかりは笑顔が一番だと思って」
京子「……私がんばるから、ずっと隣で笑っててくれる?」
あかり「うん! ずっとずっといっしょだよ!」
京あか「約束!」
244 = 68 :
おわり
245 = 67 :
良い安価祭りでした乙
246 = 222 :
おつ
京子ちゃんのお前っていうのがなんかあれだったけど良かったよー
247 = 68 :
途中から安価なくして終わらせることに専念して申し訳ない
付き合ってくれた人ありがとう
248 = 167 :
乙!
京あか素晴らしい!
もう最高です 貧血です
249 = 77 :
素晴らしい京あか乙ですわ
250 :
おつ!
寝ないで待っててよかったわ
みんなの評価 : ☆
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