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    元スレ幼馴染「夏だね。海だね。リゾートだね」男「リア充しね」

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    みんなの評価 : ★★★
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    51 = 1 :

    ─数時間後─

    「来ないね……救助」

    「さすがにそんなすぐには来ないんじゃないかしら」

    「まだ……大して時間過ぎてない……よ……」

    「……そっかぁ……ふぅ……」

    「……暑いな……」

    ウザ「死ぬwww暑くて死ぬwwwww」

    「ほんと、暑い……」

    DQN「暑いんなら脱げばいいんじゃねえか?ほら」グイ

    「きゃあっ!」

    「ちょっと、ふざけないでよこんなときに!」

    DQN「ふざけてねーだろ、暑いなら服脱げば」

    ウザ「さすが師匠wwwww」

    「いや、それはやめた方がいいかと」

    52 = 1 :

    DQN「あぁ?」

    「服を脱ぐと余計に水分の喪失が進むから、できるだけ体を覆ったほうがいいよ、この日差しだし」

    DQN「バカじゃねぇのか?服脱いだ方が涼しいに決まってんだろうが。俺は脱ぐぜ」

    「まぁ、無理にとは言わないけど……」

    「それも本に書いてあったの?」

    「うん、面白くてつい全部読んじゃったんだけどな……あちぃ」

    「何か……飲みたい……」

    ウザ「水ならwww周りにたくさんwwwいただきますwwwww」

    「すとーーーっぷ!!」

    「きゃっ!」

    53 = 1 :

    「海水だけは飲んじゃだめだ。一気に渇きが進むから」

    ウザ「そうなのwwwwww?」

    「海水濾過装置なんて積んでないよな?」

    ウザ「多分wwww」

    「じゃあ、これを飲むしかないか……」ゴソゴソ

    「……ずっと気になってたリュックサック……」

    「ぬるいけど、のどが乾いたらこのペットボトルの水を飲んでくれ」

    「な、なんでそんなもの持ってたの?」

    「水が一番大事だって書いてたから一応」

    「やったー」

    DQN「よ、よこせっ!」グイイ

    「うわっ!」

    54 = 1 :

    DQN「はやくよこせっ!オラァッ!」

    「ちょ、待って……これは大事な……」

    DQN「のど乾いて死にそうなんだよ!手ェ離せっ!」

    「だ……だから大事な水だから……みんなで」

    「い、いい加減にしてよっ!」パァン

    DQN「痛って……」

    ウザ「うはwwwww」

    「こんな時にケンカしてどうするのよっ!もうやめてっ!」

    「仲良く……しよ……」

    DQN「……」

    55 :

    紫煙

    56 = 34 :

    オープンウォーターだっけか?
    あれっぽいな

    57 = 1 :

    「皆で公平にわけないと、本当に死んじゃうかも知れないでしょっ!」

    DQN「……」

    「(おぉ、こういうところはさすが委員長だなぁ)」

    DQN「のど乾いてんだよ……頭いてーしめまいするしよ」

    「男くんのいう事聞かないで服脱いだりしたから、脱水気味になってるだけよ」

    「まぁ、そういう訳だからさ……、最初に飲んでもらっていいから、みんなでちゃんと分けよう」

    DQN「わぁったよ……」

    ウザ「あ、コップとかは積んであるからwwwwwはいww」

    「じゃ、次は女性陣から先に飲んで……」

    DQN「……」グビグビ

    59 = 1 :

    ─さらに数時間後・洋上─

    ザパーン……

    「少しはのどの渇きはましになったけど……」

    「うん……」

    「……おなか……すいてきた……ね」

    「食ってから大分たったからなぁ」

    ウザ「ねぇ、そのリュックに食い物は入ってないの?wwww」

    「あぁ、一応非常食も入っているんだけど」

    「わー……今日ほど男くんがいて良かったと思った日はなかったかも……」

    「結婚して……も……いいかも……」

    「そんだけ冗談が言えるなら大丈夫だな。口調は死にそうだけど」

    DQN「よ、よこせよ……食い物」

    「……っ!」キッ

    DQN「てめえ……なんだよその目」

    「だから、ケンカはしないようにしようって」

    60 = 1 :

    DQN「ケチケチしないで出せよ、あるんだろ」

    ウザ「そうだそうだwwww」

    「別にケチケチしてる訳じゃないんだけど……」

    「いざっていうときまで取っておくんだよね」

    「食べ物だって計画的に食べなきゃね」

    「いや、こういうときはできるだけ食わない方がいいと思う」

    DQN「あぁ?ふざけんなよてめえ」

    「……やっぱり男くんとは結婚しない……」グゥキュルルルル

    「あの、別にいじわるしてる訳じゃなくて」

    61 :

    素晴らしい良スレ

    62 :

    DQNが男に惚れるルートはよ

    63 = 1 :

    「この暑さだから、水分を保持するのが一番大事なんだよ」

    「それはわかるけど」

    「食べ物を食べると、代謝の時に身体から水分が失われていくんだ」

    「うわぁ……よく知ってるね」

    「本に書いてあったから覚えてるんだ」

    「じゃあ、何も食べない方がいいの?」

    「水を得る手段が見つからないうちは、なるべく控えたほうがいいらしい」

    「はうぅ……余計な知識を……」

    「何気に毒舌だなぁ……少しずつなら食べていいから」

    DQN「糞がぁ……」

    64 :

    いまんところウザが完全に空気

    65 = 1 :

    ─さらにさらに数時間後─

    「日差し、大分やわらいできたね」

    「うん、これならなんとか明日くらいまで持つかな」

    「ちょっと、怖いこと言わないでよ」

    「救助……来ないね……」

    「うぅーん……困ったなぁ」

    「あと、お水どれくらいあるの?」

    「ペットボトルに少し……うぅ……」

    「あ、もう一本あるから大丈夫」ヒョイ

    「わぁい……」

    「かくしてたの?」

    「あぁ、あいつら、知ったら飲んじゃうだろ」

    「かもね……」

    DQN&ウザ「Zzzzz」

    66 = 47 :

    アウトドアの本にはそんなことまで書いてあるのか

    67 :

    NTRだけは...!

    68 = 1 :

    「でも、乾パンだけで何日持つのかなぁ」

    「ちょっと厳しいわよね……」

    「さっき船の中を漁ったら、釣り具があったから、魚くらいは食えるかもな」

    「本当?それはよかったわ」

    「さかなきらい……」

    「好き嫌いを言うと生き残れないぞ」

    「はぁい……」

    「でも、火が無いよ」

    「一応、サバイバルキットも持ってきてるから。防水マッチもあるから大丈夫だ」

    「な、なんでそんなの買ってきたの?」

    「万一雨降ってBBQの火がつかなかったらこれでと思って……」

    「まずBBQ中止の可能性を……考えるべき……」

    「実はそれだけ楽しみにしてたんだね」

    69 = 1 :

    「お水もう少しもらっていい?」

    「私も」

    「私も……」

    「あぁ、我慢しすぎも良くないからどうぞ」

    「男くんいなかったらどうなってたんだろ……」

    「考えたくもないわね」

    DQN「ん……いって……背中がいてェ……」

    「起きたか……」

    「DQNくんの背中、服脱いでたからやけどみたいになってるね……」

    70 = 1 :

    DQN「よぉ、水少しくれよ」

    「いいけど……大事に飲んでくれよ」

    DQN「あぁ……」ゴクゴク

    「ふん、ずいぶんおとなしくなったじゃない」

    DQN「あぁ……?」

    「ま、まぁまぁ……」

    「明日は釣りするから、協力してくれよな」

    DQN「釣りだぁ?エサもねぇのにどうやって釣るんだよ」

    「うまくかかるかわからないけど、ルアーもあったから」

    「ふぅん」

    DQN「……お前なんでそんなに詳しいんだ?」

    73 :

    DQN更正するんじゃね?

    74 = 1 :

    「ここに来る前にアウトドアの本を一式そろえて読破してきただけだよ」

    「はまるととことんだもんね、昔から」

    DQN「もしかして今も持ってんのか?」

    「一応、一番実用的なのを持ってきたけど」

    DQN「見せろよ。いちいちお前のいう事聞いて行動すんのかったりぃんだよ」

    「え……まぁいいけど」

    「言い草は気に入らないけど、私もちょっと見てみたいわ」

    「私もー」

    「私は……男くんのいう事聞いてる……」

    「はは……でもなぁ」

    75 :

    DQNが男に惚れる展開はよ

    76 = 1 :

    DQN「この期に及んで独り占めする気かコラ!」

    「や、そうじゃなくてだなコレは」

    DQN「貸せッ!」

    「……」

    DQN「これでもうてめえの指図はうけねぇ」

    「でもその本」

    DQN「なんて書いてんだ…ユー、エス……?」

    「U.S.Army Special Forcesサバイバルブックって言って」

    DQN「中も英語じゃねえかよ……」

    80 = 1 :

    「ユーエスアーミースペシャルフォースって何?」

    「元グリーンベレーの人が書いたサバイバル本なんだけど」

    「そ、それはものすごい実用的だわ……」

    DQN「て、てめえこれ読めんのかよぉ」

    「100パーは無理だったけど、8割くらいはなんとか勘で」

    「男くん……英語は得意だったも……んね……」

    「英語だけはね」

    「うるさいだまれ」

    DQN「かぁああああああざけやがってえええええっ!糞が」ゲシッ

    ウザ「痛いッ!wwww気持ちよく寝てたのにwwww」

    「あ、いたのね……」

    81 = 28 :

    それアウトドアやないwwwwwww
    サバイバルwwwwwww

    83 = 1 :

    「でも、英語なら私も少しなら読めるかも」

    「おぉ、さすが委員長それはありがたいなぁ」

    「貸して、読んでみたい」

    「うん、俺この辺がよくわからないんだよなぁ……」パララ

    「このへんはキャンプの作り方だから今は関係ないわね、むしろこっちの……」

    「なるほど、じゃあこれは」

    「ふふ、いいわね。明日これやってみない?」キャッキャウフフ

    「……むむ」

    「……むむむ」

    84 :

    誰もDQNが男とは書いていない…あとは分かるな?

    85 = 1 :

    こうして初日の夜は更けていったのだった。

    88 = 34 :

    ウザも性別は明らかにされてないんじゃないのかい……?

    89 :

    実は男は女で他は男というオチ

    90 :

    あれ?息子が起きてきたみたいだわ

    93 = 1 :

    ─翌日─

    「男くんっ!」

    「うぅーん……むにゃむにゃ」

    「男くん起きてっ!」

    「ダメだよ……気温の高い時間帯はじっとしてるのがサバイバルの鉄則……ぐぅ」

    「いいから起きてってばー!」ユサユサ

    「サバイバルの敵は餓え、疲労、暑さ、寒さ、渇き、痛み、飽き……むにゃむにゃ」

    「ええーい」パンパン

    「ふぎゃっ!」

    「こっちこっち」

    「勘弁してくれよ……体力温存したいのに」

    95 = 64 :

    あ、きてた
    ごめん

    96 = 1 :

    「あれ?揺れてないなこの船……」

    「ちょっと、寝ぼけてないでしっかりしてよ」

    「おぉっ!砂浜に着岸してるじゃないかっ!着岸っていうのかわからないけど」

    「どこかの島に流れ着いたみたいなの」

    「マジか……助かったのか」

    「うんっ!男くんのおかげだね」

    「ほかのみんなは?」

    97 :

    このDQNは女このDQNは女このD
    QNは女このDQNは女このDQN
    は女このDQNは女このDQNは
    女このDQNは女このDQNは女この
    DQNは女このDQNは女このDQNは女
    このDQNは女このDQNは女このDQNは女こ
    のDQNは女このDQNは女このDQNは女こ
    のDQNは女このDQNは女このDQNは女こ
    のDQNは女このDQNは女

    98 = 1 :

    「もう降りて、外に出てるよ」

    「そっか、どうりで誰もいないと思ったら」

    「私たちも行こうよ!はやくはやく」

    「あぁ!これ以上船にいるのはごめんだからな」

    「それっ!」トスッ

    「こら、足くじいたりしたら大変だぞ」

    「あはは、ごめーん!」タタタタッ

    「元気だなぁ……よほど嬉しいんだろうな。俺もだけど」

    「……」

    「……ここ、なんていう島なんだろうな?」

    99 = 1 :

    「おおーい」

    「あ、男くーーーん!」

    「はーい……」

    「地面が揺れないって、ありがたいな……」

    「ふふ、ほんとね」

    「なんだか……逆に落ち着かない感じ……」

    「わかるわかるー!」

    「助かったみたいで、本当に良かったよ」

    「本当ね……みんなに心配かけてるわよねきっと」

    「ここ、どこなのかなぁ」

    「……まさか、無人島?」

    「それは……無い……」

    「えっ」

    100 :

    彼岸島


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