私的良スレ書庫
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元スレ灼「何で優勝出来なかったのに皆ヘラヘラ笑ってられるの……?」
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灼「…………」
晴絵「…………」
灼(わわわ話題変えないと……えっちな子だって思われてるかも……!) アタフタ
晴絵(話題変えたいけど、この話題振った私が変えるのおかしいかな!? おかしいよね!?) アタフタ
灼「あ、あの、はるちゃん!」 コエウラガエリッ
晴絵「な、なに!?」 コエウラガエリッ
灼「は、話し変わるんだけどねっ」
晴絵「うんどうぞ大歓迎っ!」
灼「えっ」
晴絵「ん?」
灼「あ、あのね、その……」
晴絵「な、なあに?」
灼「>>156」
えんだあああああああああああああああああああああああああああああああ
灼「ハルちゃんは私のことが好きなの?」 ウワメッ
晴絵「――――――――!?」
灼「はるちゃん……答えて」 マガオッ
晴絵「……」
晴絵「……」
晴絵「灼はさ……」
晴絵「私のこと、結構好いてくれてるでしょ」
灼「そ、そりゃぁ……」
灼「ファン、だったし……」
晴絵「……だからさ」
晴絵「灼の前じゃカッコつけていたかったんだけどね」
晴絵「……」
晴絵「そんなこと聞かれたら、もうカッコつけられないよなぁ……」
灼「……」 ミツメッ
晴絵「……ファンに見放され、地元からは愛想を尽かされ……」
晴絵「そんな時に唯一人残ってくれた女の子だもん」
晴絵「意識しないわけがないじゃない」
灼「はるちゃん……」
晴絵「……正直……あんな純粋な眼差しに応えるにしては酷い話だとは思うわ」
晴絵「要するに、私に必要だったのは“鷺森灼”じゃなくて“待っていてくれる誰か”だったってことだし」
晴絵「最低だとは思ってる」
灼「……そんなことない」
灼「だったら、やっぱり最低なのは私の方」
灼「誰でもいいから待っていて欲しい程に心が磨り減ってる所につけ込んだんだもん……」
晴絵「……そうだね、つけこまれたわ」 ハハ
灼「…………!」 ウツムキー
晴絵「……でもね、それでも、私にとっては心の支えだったんだよ」
晴絵「赤土晴絵を絶望から救ったのは鷺森灼――それだけは、間違いない」
晴絵「そうじゃなきゃ、何年も顔を覚えていないわよ」 クスッ
灼「……はるちゃん……」
晴絵「……だから、さ」
晴絵「教師がこんなこと言ったらダメなんだろうし」
晴絵「こんな感情、頼れてカッコいいレジェンドとは程遠いからホントは言いたくなかったけどさ」
晴絵「この場でまでごまかしたら、きっと後悔するから」
晴絵「だから、言わせてもらうわ」
晴絵「……そのせいで、後悔させたらごめんだけど」
灼「はるちゃん……?」
晴絵「赤土晴絵は、鷺森灼が、心の底から大好きです。誰よりも、愛してる」
え?アニメしかみてないんだけどこいつら決勝行ったの?
納得いかない
そもそも準決勝まで行ったのも納得いかんが
しかも千里山に勝ったとか
こんな屑どもが
凄く納得いかない
ゆうちゃんぺろぺろ
納得いかない
そもそも準決勝まで行ったのも納得いかんが
しかも千里山に勝ったとか
こんな屑どもが
凄く納得いかない
ゆうちゃんぺろぺろ
晴絵「……幻滅した?」
灼「……私、ね」
灼「ずっとはるちゃんに憧れてた」
灼「だからこそ、復活して欲しかった」
灼「完全に復活してプロになって、またカッコいい所を見せてほしかった……」
晴絵「……」
灼「……私ずっと、はるちゃんのこと、見てなかったんだ」
灼「ずっとずっと、阿知賀女子代表赤土晴絵選手の影を追いかけてた」
灼「はるちゃんが子供麻雀教室で新しい形で前を向こうとした時もそう」
灼「インターハイに行きたいって言ってくれた時もそう」
灼「いつだって私ははるちゃんでなく、昔憧れた赤土晴絵選手のことだけ考えてた」
灼「赤土晴絵選手が好きで、また会いたくて、今のはるちゃんをずっと否定し続けてきた……」
灼「はるちゃんはいつだって、昔と形が変わっていても、優しく強くカッコいいはるちゃんだったっていうのに……」 ポロポロ
灼「私、最低だった」
灼「最低なのは、やっぱり私だった」
灼「はるちゃんに自分の理想を押し付けて」
灼「自分の描いた理想と違うと目を背けて」
灼「挙句、理想のはるちゃんを蘇らせるために、必死に優勝しようとして……」
灼「友達と全国で戦いたいって願いよりも」
灼「妹の力になりたいっていう願いよりも」
灼「何より不純で馬鹿みたいだった動機なのは、私だった……」
灼「そりゃ、私だけ笑うことも出来ないよ……」
灼「私だけ、歪で不純な夢しか見てなかったんだから」
灼「優勝しても手に入らない、入るはずのない夢を掲げてたんだから」
灼「どんなに必死で駆け抜けてたとしても、夢に近づくことなんて出来るはずなかったんだから……」
灼「少しでも理想のゴールに向かって走って近づけてた他の皆と、同じように笑えるはずなんてなかったんだ……」
灼「何で、もっと早くに気が付かなかったんだろう……」
灼「何で、もっと早くに今のはるちゃんを見ることが出来なかったんだろう……」
灼「それが出来てたら、きっと今、素直に笑って応えられたのに……!」
ぎゅっ
晴絵「……」
晴絵「灼、意外と泣き虫なんだね」
灼「……」
晴絵「正直、さ。灼はドン引きだろうけど……」
晴絵「灼の泣き顔、ちょっと可愛いよ」
灼「……変態」
晴絵「うん、ごめん」
晴絵「でも、これが私なんだ」
晴絵「灼の理想に近づこうと頑張ったのに、近づけなかったカッコ悪~いただのオトナ」
晴絵「いやホント、我ながら情けないくらい伝説級のダサくて情けない奴だわ」
晴絵「でもさ……そんだけカッコ悪い私を、今の灼は受け入れて抱きしめられてくれてる」
晴絵「私さ、灼達との祝勝会でカラオケ行った時のため、AKBとか最近無理して覚えたんだ」
灼「……うん、知ってた」
晴絵「麻雀以外は全然スマートに行かない、ホントはただのダメな奴なのよ」
灼「……それでもはるちゃんは、努力でなんとかしようとした」
晴絵「実はオシャレもそんなに詳しくないし」
灼「……それも、知ってた」
晴絵「無理矢理灼のセンスに合わせちゃうような、意思の弱い人間だし」
灼「……私なんかに気を使ってくれる良い人なだけだよ」
晴絵「実はジャスコでデートしたことなんてないし……」
灼「……それも薄々わかってた」
晴絵「聞きかじりの知識を使うニワカ者ってことね」
灼「……分からないなりに頑張って私を元気づけようとしてくれただけでしょ」
晴絵「あと映画も、ぶっちゃけカップルが見るようなのは見ないんだ」
灼「……それも、まあ、予想はしてた」
晴絵「正直に言うと、爆睡こいちゃってたし」
灼「それは知ってた」
晴絵「なのに無理して話を合わせなくちゃと、パンフまで買ったのよ」
灼「……そこまでして、私との会話を盛り上げようとしたんだ」
晴絵「見えっ張りなのよ」
灼「優しいんだよ」
晴絵「結局置いていかれたんじゃって不安になって迷子センター行っちゃったし」
灼「アレはさすがにビックリしたけど、その後のいろいろは決して嫌じゃなかったし」
晴絵「……いつもはもうちょい上手くカッコつけられるよう色々計算してるんだけどね」
灼「……いつもそんなこと考えてたんだ……」
晴絵「今日はアドリブでカッコつけようとしたんだけどな」
灼「……ボロ、出ちゃってたよ」
晴絵「幻滅した?」
灼「……少し」
晴絵「はっきり言うわね」
灼「……素直にならなきゃ、はるちゃんに失礼だと思ったから」
晴絵「……」
晴絵「ねえ、灼」
晴絵「大好きだった阿知賀のレジェンドがこんなんで――――嫌いに、なった?」
灼「…………」
灼「イメージは崩れたし、幻滅は正直しちゃった」
灼「……でも、変、だよね」
灼「…………」
灼「嫌いには――――なれなかった」
晴絵「……そりゃあ、さぁ」
晴絵「私ぶっちゃけ恋人なんていたことないし……」
灼「……それは知らなかった」
晴絵「……麻雀一筋だったし、売れてる時はちょっと調子に乗ってたから」
晴絵「落ちぶれてからは今を生きるのに必死だったし」
晴絵「だからさ、マンガや映画みたいな恋に憧れるし……」
晴絵「恋愛は凄い完璧で尊いものであってほしいと思ってた」
灼「……」
晴絵「でも、さ。きっと恋なんてものは、完璧じゃなくてもいいんだよ」
晴絵「ドラマチックでもヒロイックでもなんでもなくても」
晴絵「純粋な想いや最初から真の理解をし合ってなくても」
晴絵「最初はただの藁にもすがる想いで覚えていただけや――」
晴絵「自分の理想の偶像を重ねていただけだとしても」
晴絵「スタートはそんなでも、女同士だとしても、多分、立派に、恋と言ってもいいんだよ」
灼「……私は、上辺しか見てなかったんだよ」
晴絵「上辺だけでも見てくれた」
灼「……癇癪起こして、チームの仲間に怒鳴るようなやつだよ」
晴絵「それを素直に反省できてるんでしょ?」
灼「……今更都合よくはるちゃんに想いを寄せる卑怯者だよ」
晴絵「お互い様さ」
灼「……はるちゃんのおもち、ふにふにしちゃうようなえっちな子だよ」
晴絵「……ソレは知らなかったなぁ」 ハハ
灼「……幻滅、しないの?」
晴絵「……バカね、灼」
晴絵「灼、さっき私になんて言ったかもう忘れたの?」
晴絵「私も灼にちょぴっとだけイメージを裏切られたし、ほんの僅かに幻滅しなかったわけじゃない」
晴絵「でもね、嫌いになんてなれないし――」
晴絵「やっぱり今でも大好きだから、愛を叫んだしこうして抱きしめてるのよ」
晴絵「……私は本音を吐き出した」
晴絵「カッコ悪いところもいっぱい見られちゃった」
晴絵「だからこれ以上見栄を張らずに、最高にカッコ悪いことを言うわ」
晴絵「灼……私まだ、しっかり聞いてないから」
晴絵「貴方の返事、聞かせてもらえる?」
灼「……わかってるくせに」
晴絵「カッコいい赤土晴絵選手だったら察しているんだろうけど」
晴絵「私は所詮カッコの付かないただのヘッポコ監督ですから」 ニヘラ
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