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    元スレ貴音「765らあめん 麺や貴音」

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    タグ : - アイドルマスター ×2+ - 四条貴音 ×2+ - 麺や貴音 ×2+ - 貴音 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    貴音「……」ズズ…

    貴音「風味よし。これならば期待できるでしょう」

    真美「お姫ちん、何してんの→?」

    貴音「おや、真美ではありませんか。まだ開店前ですよ」

    「それ以前に立ち入り禁止って札かけといたはずだが」

    真美「だってなんか変な匂いするんだもん! そのボコボコいってる鍋、何やってるのさ?」

    「ん、そんなに匂うか? 慣れちまってわからなかったな」

    貴音「臭みを消すための野菜を控えましたからね……これは申し訳ないことをしました」

    真美「別にいいからさ→、何やってるのか教えてYo!」

    貴音「これはらあめんのスープ……豚骨でスープをとっていたのですよ」

    真美「え? うわ→本当だ、真っ白じゃん!」

    2 :

    まってた

    3 :

    「プロデューサー、ブタ太見なかった?」

    5 = 1 :

    真美「そっか→、じゃあこれってトンコツの匂いなんだ」

    「煮込んでる最中の豚骨ってクセが強いからな、苦手な人にはつらいかもしれん」

    真美「でもトンコツって本当に煮ると白くなるんだね→、真美初めて見たYo!」

    貴音「真美、豚骨だから白くなるというわけではないのですよ?」

    真美「え、そうなの?」

    貴音「ええ。都内にも豚骨醤油などの店が多くありますが、濁りの少ない透き通ったスープを出している店も多いでしょう?」

    真美「えっと……真美、そんなにわかんない……」

    貴音「その違いというのは火加減なのです」

    真美「火?」

    6 :

    待ってた

    8 = 1 :

    貴音「そうですよ、どうぞご覧なさい」

    真美「おおっ!? ボコボコ言ってると思ったけど凄い強火じゃんYo!」

    貴音「その通り。こうして強火で炊くことによって白く濁ったスープが出来上がるのです」

    貴音「そしてそれは豚骨以外のスープでも言えることなのですよ?」

    真美「え、じゃあ鳥とかでも白くなるの?」

    貴音「はい、見事な白濁スープがとれますよ」

    「鶏白湯(パイタン)がそうだな」

    貴音「逆に濁らせたくなければ弱火で長時間煮込むのです。昔ながらの透き通った鶏がらスープなどはそうしてとっているのですね」

    貴音「強火で炊くとこくや旨みの強い濃厚なスープがとれます。ただしくせも強くなってしまいますが」

    貴音「逆に弱火で煮込むとあっさりとしたスープになります。個性は弱まりますがくせがなく、他の食材とも合わせやすいですね」

    真美「ふえ→、なんか難しいんだね」

    9 :

    貴音「そうですね……仕込みも終わることですし、真美にも本日のらあめんを振舞って差し上げましょう」

    真美「マジで!? あ、でもこの間みたいなのだと……」

    貴音「ご心配なく。今度のものは二十郎ほどのぼりゅうむはありませんよ」

    真美「本当? んじゃ食べる!」

    貴音「かしこまりました……さて、そろそろ本日の主役が来るころなのですが」


    ガチャ ハイサーイ!!

    「……」ガタンッ

    エ? ドウシタンダプロデューサー ジブンナニモワルイコトシテナイ… チョッ ナンデモチアゲ… ウギャーッ


    「はい一名様ご案内~」バサッ

    「はっ、この店は!? いぬ美が雪歩暴走させちゃったから自分が責任取らされるのか? やっぱそうなのか!?」

    美希「ハニー! 響ばっかり抱っこしてずるいの! ミキも運んでくれていいって思うな!」ズリズリズリ…

    「ついでにもう一名様ついてきちまったけど……まあいいか、ご案内~」

    10 = 1 :

    貴音「新装開店、麺や貴音へようこそおいで下さいました」

    真美「なんか無理矢理つれてこられたように見えたけど……」

    「貴音ぇ、前のお店だいなしにしちゃって悪かったよ……お願いだから許してほしいぞ……」

    貴音「響。何も許すことなどありませんし、そもそも怒ってなどいませんよ」

    「ほ、本当か?」

    貴音「もちろん。それどころか、新装開店の最初のお客様は響と決めておりました」

    貴音「予期せぬ店休ではありましたが、その分だけあいであを詰める時間をいただけましたので……期待できるものが出来上がったかと」

    「自分のために……うう、嬉しいぞ貴音ぇ!」

    真美「そっか、んじゃあのトンコツスープってひびきんのためだったんだね!」

    美希「あれ? 響のペットって豚もいたような気がするの……」

    「え? あはは! まさか、貴音がそんなことするはずないさー!」

    貴音「……」

    「……」

    「……え? あれ?」

    12 :

    おい

    13 :

    15 :

    真美「え、もしかして……」

    美希「ナンマンダブ、なの……」

    「ぶ、ぶぶぶぶっ……ブタ太!? ブタ太ーっ!?」

    ドタドタドタ…

    ブタ太「ブイ」

    「よ、よかったぁ……ちゃんといてくれたぞ……」

    「さすがにブタ太で作ってたのを響に食わせたら放送禁止ものだしな」

    「だったらすぐに違うって言ってほしいぞ! 自分、心臓止まるかと思ったさー!」

    貴音「ふふ、すみません。響の反応が興味深かったもので、つい」

    「うう……ひどいさー……」

    17 :

    貴音「創作らぁめん 麺や貴音」 だったはず

    18 = 14 :

    >>16-17
    お前らありがとう愛してる

    19 = 15 :

    貴音「そもそも、スープをとるために適した豚は成熟したものが望ましいのです」

    貴音「ブタ太殿はまだ子豚。スープの材料にするはずがありませんよ」

    「あ、あはは……そうだよな。ブタ太、まだ小さいもんな!」

    美希「あれ? でもそれって、大きいブタさんだったら……」

    真美「……」


    「さあさっそく作ってもらおうか! 響ラーメン四つ!」

    貴音「響らあめん四つ、承りました!」バサッ

    「ちょっと! ブタ太がもし大きかったらどうなってたんだ!? 貴音! プロデューサー!?」

    「はいはい、店主は調理で忙しいので大人しく待っててくれなー」

    20 = 17 :

    はよう


    してくださいませ

    21 = 15 :

    真美「でもさ→、ブタ太じゃなくてよかったけど、ひびきん豚食べちゃって平気なの?」

    「ん? どういうことだ?」

    美希「うん。ミキだったら、もしブタさん飼ってたら食べらんなくなりそうって思うな」

    「家族と食べものは別物さー。自分は別に平気だぞ?」

    「それに農家の人だって、いつか食べちゃう動物にすっごく愛情込めて育ててるんだ。可愛がるのと、それで食べられなくなっちゃうのは違うと思うさー」

    真美「ふ→ん……なんかひびきん、凄いね」

    「まあ自分は完璧だからな!」

    「でも、なんていうか……こうやって色んな家族がいるからかな? 食べる時は本当に、ありがとうって思うぞ」

    「そうか……うん、その気持ちを大切にな」

    美希「ハニーハニー! ミキもこれから、もっとおにぎりさんありがとうって思うの!」

    「まあ間違っちゃいないが……もう少し前の段階でもありがとうでいいんじゃないか?」

    「あはは……でもさすがに、いざ食べる時はブタ太は別の所に行っててもらうさー」


    貴音「お待ちどう様です」ドンッ

    22 :

    ペットへの愛情と食畜育てる愛情も別物だけどな

    23 :

    なんとなく銀の匙を思い浮かべた
    支援

    24 = 15 :

    「うおっ、これまた大迫力だな……!」

    美希「でっかい骨付きのお肉が乗ってるの!」

    真美「……あれ? これってさっきのトンコツスープじゃないよ?」

    「これってもしかして……沖縄そばなのか?」

    貴音「ええ。あくまでもソーキそば風のらあめんですが」

    真美「ソ→キ?」

    「豚のアバラ肉のことだな。こういうしっかりした骨の部分だとスペアリブとも言うぞ」

    「それに沖縄かまぼこまで乗ってるさー。懐かしいな!」

    美希「かまぼこ? なんか茶色っぽいのしか入ってないよ?」

    「沖縄かまぼこは油で揚げて作るんだぞ。薩摩あげとかと似てるかな」

    25 :

    腹減るだろーが!!

    26 :

    豚ダブル食える気がしない

    27 = 15 :

    「よし、それじゃいただきま……」

    貴音「お待ちください。実はまだ仕上げが残っていまして」

    真美「え? 何その大きい中華ナベ……」

    ジュパアッ ジジジッ

    美希「う……!? けほっ! こほっ! なんか目にきたのー!?」

    「うわわわっ!? 丼が真っ赤っかだぞ!?」

    「これ、ラー油か? しかしとんでもなく匂いが立つな……!」

    貴音「はい、島とうがらしで作った自家製の香味油……つまりラー油ですね」

    貴音「これで響らあめんの完成です。さあ、ご賞味あれ」

    28 = 16 :

    朝昼ラーメン食べたのにまた食いたくなってきた

    29 :

    来たか

    30 = 15 :

    美希「め、目にも鼻にも染みたの……」クシュン

    真美「本当に食べられるかな……」

    「まあその、無理はしなくていいぞ?」

    貴音「大丈夫ですよ。さあ、わたくしを信じて」

    「よ、よーし……貴音が自分のために作ってくれたんだからな……いただきますっ!」

    ズッ ズズ ズルズル ズズズーッ

    「おっ!? 辛くない……というか、濃厚で甘いくらい……!?」

    「おお、本当か!?」

    「うん、特にソーキが角煮みたいに甘くって……ん、んん?」

    真美「……ひびきん?」

    「う……うぎゃーっ!? 辛い! 辛いぞおおっ!?」

    「後から来たのか……」

    32 = 17 :

    こんな時間に始めるなんて……

    33 :

    ソーキもいいけどてびちも捨てがたい

    でも一番好きなのはラフテー

    34 = 15 :

    美希「響、顔も真っ赤になっちゃってるの……」

    「おい貴音、さすがにあれは多すぎたんじゃ……」

    「ひっ……ひいい……」

    「……」

    「おさまった」カチャ

    真美「えっ!? ちょっとひびきん、なんでもう箸持ってんの!? あんなに辛そうだったのにまた食べんの!?」

    「いや自分もすっごい辛くてびっくりしたけど、すぐにおさまっちゃって……そしたらまた食べたく」ズズズ

    「うひい、辛い……! でも美味い! おいしいさー!」ズズーッ ズルルッ ハグッ

    「……」ゴクリ

    「どれどれ、俺も……」

    真美「えっ……えっと、じゃあ真美も!」

    美希「ハニーが食べるなら、ミキだって……!」

    35 :

    腹減った

    36 = 17 :

    たまんね

    俺もなにか食べるSS書いて真夜中に投下してやる

    37 :

    あはっ!

    38 :

    よし。俺も今度、深夜に食事描写にやたら力入れたSS書いてやるかんな

    39 = 15 :

    美希「かっ……かりゃいのーっ!」

    真美「んんっ……でもこれ、本当に美味しいじゃん! 濃いんだけど、なんかあっさりしてる感じ!」

    「豚骨だけじゃない……魚介系か? 本当、ラー油以外は甘みが強くて意外と食いやすいな」

    貴音「ええ、沖縄そばももともと豚と鰹のだしで作っているお店が多いんですよ」

    貴音「今回はらあめんらしく濃厚な豚骨スープに、たっぷりの鰹だしのスープを直前で合わせてみたのです」

    真美「ん……こっちのかまぼこ、これって何? 緑っぽいよ?」

    「フーチバーだぞ! ああー、本当に懐かしい感じがする!」

    美希「ふーちばーって何なの?」

    「ヨモギのことだな。普通のとヨモギを練りこんだの、二種類のかまぼこが乗ってるらしい」

    40 :

    いただきます

    41 = 15 :

    貴音「その通り。沖縄そばでは生のよもぎを乗せたフーチバーそばも人気だと聞きます」

    貴音「その分くせも強く、かなり好みが分かれると聞きますが……響、どうぞ」コトッ

    「ん、これは?」

    「生のフーチバーに、コーレーグースまで……!? ううう、貴音! 愛してるさー!」

    貴音「響……! 愛している、などと……!」

    真美「こ→れ→ぐ→す?」

    「ああ、これがそうか……何でも島とうがらしを泡盛に漬け込んだものらしい。沖縄そばの店には付き物らしいが」

    貴音「ええ、人を選ぶものですから……なので今回のらあめんではあえて間接的に使ってみたのです」

    貴音「とはいえやはり、響には本来のものも味わえるようにと」

    「うおお……沖縄に帰ってきたみたいさー!」

    真美「……」クンクン

    真美「うええ……真美、これだけは本当に無理っぽい……」

    「ああ、無理せずやめとけ。俺もこれはちょっと苦手だったよ」

    43 :

    腹の減るスレだなオイ

    44 = 33 :

    こーれーぐーすは確かにヤバイ
    腹減ってきた…

    45 :

    まだ晩飯食ってないんだぞ俺・・・・・・

    46 :

    食べ物の画像貼ってるやつなんなの!?

    47 = 15 :

    「しかし、辛さも手伝って箸が進むとはいえ凄いボリューム感だな……」

    真美「麺もモチモチしててあんまり伸びないからいいけど、もうお腹いっぱいになってきたよ→」

    美希「ミキ、もう口の中ピリピリで食べられないの……」

    貴音「美希」

    美希「貴音……辛いの苦手だとどうしても無理って思うのな…・・・」

    貴音「そんな美希には特別に、このようなものを」コトッ

    美希「え……?」

    美希「これ、おにぎり!? 形はちょっと違うけどおにぎりなの!」

    貴音「ええ、スパムおにぎりです。焼いたスパムをご飯に乗せ、のりで巻いたものですね」

    美希「あむっ……ジューシーで、辛さも気にならない……!」

    美希「ミキ、これだったらラーメンもまだ食べられるの!」

    「とんでもない食欲だな……真美は無理しないでいいぞ?」

    真美「……」

    「真美?」

    48 = 46 :

    スパムおにぎり…だと…?
    タコライスはないか?

    49 = 45 :

    カプサイシンは食欲増進効果があると聞くが・・・

    50 = 17 :

    空腹が危険水域に入った


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