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    元スレ妹「兄さんの鮮血が欲しい」

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    51 = 40 :

    何でおっきしちゃうんだろうな

    52 = 26 :

    「…私は、兄さんの事が…こんなにこんなに好きなのに……」

    「兄さんはわかってくれないんですかっ!」バンッ


    「…ひっ…」ビクッ


    「なんで…こんなに好きで好きで好きで好きで好きで好きでしょうがないのにぃ!」


    「」ガタガタ

    53 = 1 :

    「兄さん…兄さんは…私が嫌いですか?」

    (返答次第では死ぬ…かと言って…好きなんて言ったら…)

    「兄さん…あと……10秒ですよ…?」

    「!」

    「10…9…8…」

    「お…俺は…」

    「7…6…5…」

    「妹が…」

    「4…3…2…1…」

    54 = 26 :

    「…兄さんがわかってくれないなら…」


    「…わかってもらうしかないですね…」ニヤリ


    「………え…」


    「…兄さん…これから…兄さんの腕と…足を…全て…切り落とします…」

    55 = 26 :

    >>53
    ごめんミスった気にせず続けてくれ

    56 :

    切断したら死ぬだろ

    57 = 48 :

    いつの間にか書いてる人変わってたのか

    58 = 1 :

    >>56
    今のところ切れてるのは指だけ
    腕は運良く動脈はきれてないものとする

    ーーーーーー
    (どうせ…好きなんて言っても…死ぬんだ)

    (ならせめて…理性を貫いて…死にたいよな)

    「嫌いだ」

    「」ビクッ

    「俺はお前が嫌いだ。顔も見たくない」

    「さぁ。殺せよ。スッパリと行けよ」

    「俺を殺せよ…はやk「えへへへへへへへ」

    「うふ…えへへへへ……兄さぁん」

    「私…フられちゃったよぉ…」

    59 = 48 :

    指でもほっといたら壊死して取り返しの付かないことになりそう

    60 = 1 :

    「大好きな…壊れそうなくらい大好きな…兄さんに…」

    「これは…兄さんじゃないの…」

    「本当の…兄さんじゃない…」

    「本当の兄さんは今…この兄さんの中で苦しんでる…」

    「お…おい…」

    「うるさいっ!!!」ザクッ

    「うああああああああっ!!!」

    「お前は…兄さんじゃない…」

    「ほら…お前が喋るから…」グチュッ

    「ぐぅっ!!!」

    「兄さんのお腹に…穴が空いちゃったよ……?」

    61 = 1 :

    「兄さん…待ってて…今…引き出すから…」

    「う…く…」

    (もうダメだ…意識…が…)

    62 = 1 :

    「ん…」パチ

    「ここは……?」

    「あ…指…くっついてる…」

    「てか…病院か…」

    「い…妹は…!?」

    「あいつが来る前に逃げないと…!」

    64 = 48 :

    この展開着信アリを思い出した

    65 = 1 :

    「兄さん!?」ガラッ

    「うわああああああああああ!!」

    「兄さん!?どこに行くんですか!?」ガシッ

    「やめろ!!離せ!!離せえええええ!!」

    「兄さん!落ち着いて!落ち着いて下さい!」

    「嫌だああああああああああ!!!!」

    医師「おい!早く抑えろ!」

    看護師「はい!」

    「嫌だ!!!!やめてくれえええええ!!」プスッ

    「あ……あぁ…あ…」

    医師「落ち着いたか…?」

    66 :

    糖質エンドか?

    67 = 1 :

    「やめ…て…」

    医師「大丈夫だ、もう大丈夫。ゆっくり、ゆっくり深呼吸をして」

    「…」スーハー

    医師「大丈夫かい?君は妹さんと家にいる時に物好きな女が君の家に入ってきてね、君と妹は拷問されたみたいなんだ」

    「え…?」

    医師「隣の住民が君の悲鳴を聞きつけて、君の家を尋ねたところ、返事が無かったから警察を呼んだそうだ」

    医師「今もその女は逃走中らしい。全く、逃げ足が早い女だよ。しかもあのマンション監視カメラとか無くてね、手がかりが全く無いそうだ」

    68 = 1 :

    飯食って来る

    70 = 1 :

    よし満腹

    73 = 1 :

    医師「君の指も、妹ちゃんがとっさに冷却保存してくれてないと危ないところだった」

    「妹が…?」チラッ

    「…」ニコ

    医師「女は目撃情報も無くてね。妹ちゃんは後ろから襲われて目隠しをされて顔も見てないそうだ」

    医師「君の指がきれた直後にお隣さんがチャイムを押してくれて、覆面を被って逃げたそうだ」

    「なぜ、それで女ってわかったんですか?」

    医師「妹ちゃんが女が覆面を付けて逃げる直前に目隠しを取って後ろ姿だけ見たそうだ。その時サラサラな長い髪が見えたから、女性の確立が高いってことだよ」

    74 :

    本物の闇を経験した俺からしたらおままごとにしか思えん
    こういうのは俺らみたいな闇系に任せてのほほん日常書いとけばいいと思う
    圧倒的に暗い経験がたりない ガソリンの味とか知らんだろ?

    75 = 48 :

    >>74
    もしもし君そのコピペ場違い

    76 = 1 :

    医師「妹ちゃんは、君と同じように腕を切られていて、首に締められた跡がある」

    「首の包帯は…」

    医師「治療も兼ねて隠しているよ」

    医師「では…あとは警察に任せますね」

    警察「さて、兄くん。辛いことを思い出させるようだが、何をされたか…思い出して欲しいんだ」

    「…っ」

    警察「我々は心身共に深い傷を負った君たちの為に、その女性を捕まえたい。いや、捕まえさせて欲しい!」

    警察「勿論、さっきのように苦しくなって思い出してもらわなくていいんだ。ゆっくり…ゆっくり、思い出して欲しい」

    「…」

    77 = 1 :

    警察「これは…僕の電話番号だ。いつでも繋がるようにしてあるから、話せるようになったら話して欲しい」

    警察「今日は…これで、失礼します」ペコッ

    医師「今時、珍しい正義感溢れる人でしたねぇ」

    「…そう、ですね」

    医師「どうします?一応最低限の日常生活は過ごせますので、退院することもできますよ。先ほど母親からも連絡があって、戻ってくるそうです」

    「じゃあ…お言葉に甘えて」

    「大丈夫なんですか…?兄さん」

    「(…)大丈夫だよ」

    「行こうか」

    78 = 1 :

    ーー帰路ーー
    「…」

    「こんな時くらい、迎えに来てくれてもいいんですがね、お母さん」

    「…」

    「まだ、傷は痛みますか?」

    「…」

    「兄さん?」

    79 = 1 :

    「…妹」ガシッ

    「はい」

    「お前は…お前…は…」

    「?」

    「どうしたんですか?兄さん」

    (記憶があんまり無いけど…誰かに腕を切られて、指を切られたのも事実だ)

    (それは妹だった気がする)

    (実際に俺は、最初に妹を見て、それを思い出して悲鳴をあげたのかも知れない)

    (でも、犯人が妹に似てただけかも知れない)

    (妹……お前なのか?)

    80 = 1 :

    「妹」

    「は…はい…」

    「………」ジッ

    「…」

    「………」フゥー

    (バカバカしい。妹な訳があるか!)

    (何を考えてるんだ、俺は…)

    (こんな純粋な妹が、そんなことするわけ無い)

    (俺の指が今あるのも、妹のおかげなんだ)

    「…ごめんな」

    「…?」

    81 = 1 :

    「俺、お前が犯人なんじゃないかって、疑ってた」

    「一瞬でも、そんな考えを巡らせた俺が馬鹿だった」

    「兄さん…」

    「俺が妹にそんなことされる理由が無いもんな。それに…この指も、妹のおかげであるんだ」

    「ごめんな、疑って、ごめんな……グスッ」

    82 = 26 :

    わっふる

    83 = 1 :

    「お前が……犯人なんて、何考えてんだろうな」ズズッ

    「ごめん…本当に、ごめん」

    「いいんですよ…兄さん」

    「兄さんは、いっぱいいっぱい傷ついた」

    「だから、その分、いっぱいいっぱい泣いて、甘えていいんです」

    「妹……妹っ……!」グスッ

    「こんなところで泣いてると笑われますよ?いい男が台無しです。家に帰って、いっぱいいっぱい、泣きましょうね?」

    「ばかやろう…子供扱いずんな…」

    84 = 1 :

    ーー30分後、帰宅ーー
    「泣き止みましたか?」ニヤニヤ

    「も、もういいだろ///」

    「えへへ、もっと泣いていいんですよー?」

    「もういいって、恥ずかしい///」

    「えへへ…」ニコニコ

    「にしても…見るもおぞましい血だな、これ」

    「捜査の跡も何か嫌ですね」

    「とりあえず…血を拭くか。見ていて気持ち悪い…」

    「私もです…」

    85 = 35 :

    鬱エンドしか見えない
    そっとじ

    86 = 1 :

    「何とか、掃除終わったな」

    「やっぱり怪我をしていると不便です」

    「ていうか、母さんいつ帰ってくるのかな」

    「電話してみますか?」

    「んー、めんどいしいいよ。夜には帰って来るだろ」

    「しかし…私、あの部屋でもう寝れませんよ」

    「ああ…俺も、正直中にいるだけで嫌気分だった」

    「一応私の部屋なんですが」

    「あはは、ごめんごめん」

    87 = 1 :

    んー、今のところオチは考えてないからどうなるか知らん


    ーーーーーーーーーーーー
    「それより兄さん、何か思い出しましたか?」

    「いや…」

    「このままじゃ、あの女が自由なままですよ」

    「でも…もう、思い出したくないんだよ」

    「思い出してそいつが捕まっても、俺の怨恨は解消されるわけでもない」

    「あの警察官には悪いけど、諦めるよ」

    「その方が兄さんにもいいかも知れませんね」

    「うん…あ」

    「どうしました?」

    88 = 1 :

    「ありがとうな、妹」

    「…?」

    「俺の指をくっつけてくれたこと」

    「私がくっつけたわけでは無いですよ」フフッ

    「いや、お前が冷却保存してくれなかったらくっつかなかったから、お前がくっつけてくれたも同然だよ」

    「ふふ、じゃあ、そういうことにしておきましょうか」

    「あと…な」

    「な?」

    89 = 1 :

    「慰めてくれて、ありがとう」

    「うふふ…どういたしまして」ニコッ

    ガチャッ

    「ただいま!!二人とも大丈夫!?」

    「あ、おかえり」

    「おかえりなさい」

    90 = 48 :

    妹が怖すぎる

    91 = 1 :

    「あら、意外に…元気ね…」ゼーハーゼーハー

    「母さんは凄い疲れてるみたいだよ?」クスクス

    「私たちの代わりに入院した方がいいかも知れませんね」フフッ

    「もう!からかわ…ゲホッ」

    「ほら、無茶するから。はい水」

    「ゴクゴク…ハァーっ。年寄りが無茶するもんじゃないわねー!」

    全員「あははははははは!!」

    92 = 1 :

    ーー3ヶ月後ーー
    「じゃあ、いって来るよ」

    「留守番しっかりね?」

    「大丈夫だよ。もう完治もしてるし、前みたいに不用心なことはしないから」

    「しっかり者の妹もいるし、大丈夫そうだな」

    「おい!俺の固い意思は無視かよ!」

    ・母「ふふっ」

    「さて…じゃあ、4泊5日のラヴラヴ旅行行って来るかな!」

    「やだあなた、ラヴラヴだなんて///」

    「あはははは!じゃあ行って来るぞ!」

    「いってらっしゃーい」

    94 = 1 :

    ーー3時間後ーー
    「あの二人…そろそろ旅館着いたかな?」

    「時間的に…そろそろでしょうね」

    「なあ、今度俺らも二人で旅行行ってみないか?」

    「いいですね、どこにしましょう?」

    「そうだな、沖縄とか!妹はどこがいい?」」

    「うふふ…私は、兄さんとなら、どこまでも行けますよ」ニコッ

    「そ…そうか?あはは!照れるなぁ///」

    95 = 1 :

    「…兄さん」

    「うん、なんだ?」

    「私…最近…夢を見るんです」

    「夢…?」

    「あの…悪夢…を…」

    「ああ…『あれ』か…」

    「夢の中で、兄さんに…ずっと、ひどい言葉を浴びせて、ずっと、ずっとひどいことをするんです」

    「あの女は……私の記憶から、出て行こうとしません」

    「妹…」

    「あの女は今頃…何をしてるんでしょうね…」

    96 = 1 :

    「何で!何で!まだ…私の中に!」

    「…」

    「嫌だ…もう…嫌だぁ…!」

    「いもう…と…」

    「うっ…うっ…グスッ……」

    「俺…」

    「俺、頑張って思い出してみるよ」

    「…兄さん…」

    「今まで自分が嫌だからって避けてたけど、妹がこんなに苦しんでるんだ」

    「兄貴として…けじめつけなきゃな」

    97 = 1 :

    「妹、部屋に行っててくれ。あと、俺が叫ぼうがわめこうが、止めないでくれ」

    「兄さん!」

    「大丈夫だよ。これくらい乗り越えなくて何が男だ」

    「大丈夫。大丈夫だ…」

    「…ありがとう…ござい…ます…」グスッ

    「いいって。『傷ついた分だけ、甘えていい』、だろ?」

    「…はい!」

    「よし、じゃあ部屋に行っててくれ。集中したい」

    98 = 1 :

    ーー10分後ーー
    「ふー…」

    (うう…ちょっと思い出しただけでも、クラクラする…)

    (しかし、顔は何度も見ているはずなのに…)

    (なんで…思い出せないんだ…?)

    (くそっ、モヤモヤする…)

    99 = 1 :

    (何か…でも…出て来そうな…)

    (少し浮かんでは…すぐ消える…)

    (でも…でてきそうなんだ…)

    (くそ!頑張れ俺!妹の為に!)

    (うっ…)

    100 = 48 :

    あぁ…ここで>>1が…


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