元スレほむら「お金でワルプルギスの夜を倒す」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
ワルプルギスの夜「アハハハ、アハハハハハ」
────
──
─
ほむら「今度もまた駄目だった…」
ほむら「とはいえ、まどかを見張る必要もあるし、あまり遠出も出来ない」
ほむら「現状でこれ以上の火力を集めることは不可能だわ…」
2 :
オワコンだよ
オワコン
3 = 1 :
ほむら「…待って」
ほむら「まどかが契約するタイミングはいくつか決まっているのだから、
人を雇うことでなんとか解決できないかしら」
ほむら「……よし」
──── 一日目
ほむら「まず、何をするにも元手が必要ね」
ほむら「現状、私の元手のお小遣いが2000円あるから、1800円分をロト6に変えてきたわ」
ほむら「1000円分は1等と2等の番号、残りの800円分を全部4等の番号で当てたわ」
ほむら「番号を当てるのは簡単だけど、
高額の賞金は換金するのに時間が掛かる…」
ほむら「一ヶ月しか時間がないのだから、時間は有効に使わなければいけないわ!」ホム
4 :
おいたんだえ?
5 = 1 :
──── 2日目
黒猫「にゃー」
モブ1「あー、この猫じゃね?」
モブ2「うん、間違いないな」
モブ1「じゃ、保護しとくか」ヒョイ
モブ2「3日くらい預かっとけばいいんだっけ?」
モブ1「わざわざ探して引き取らせるなんて、横着な飼い主だよな」
モブ2「まあ、虐待されてるようでもないし、
こうして気にかけてるんだから悪いってほどではないんじゃね?
金払ってくれるなら、文句ないよ俺は」
モブ1「バイトはただ働くのみってか。まあ、引き上げるか」
6 :
黒猫…?
7 :
エイミー・ステイプリトン
8 :
まどか「…なんだろう、黒猫を持った人がいる。飼い主さんなのかな? ちょっと様子が変だけど」
モブ3「ちょっと、お嬢ちゃん?」
まどか「はい。えっと、お姉さんは…」
モブ3「貴女が鹿目まどかちゃん?」
まどか「そうですけど…」
モブ3「ええと、あの…」カァァ
モブ3「えっと、なんと言っていいのか…ええと!私が思ってることじゃないからね!
こう言えって言われただけで!!だから誤解しないで欲しいのだけど!!!」
モブ3「『まどか、あなたに奇跡を約束して取り入ろうとする者が現れる。でも、決して言いなりになっては駄目』」キリッ
まどか「」
モブ3「」
モブ3「…そんな目で見ないで!!!
私だって…でも、仕事だし…うわああああああん!!!!」ダッ
まどか「……」
まどか「なんだったんだろう…」
9 :
最初のまどかは、この猫が死んだから契約したんだっけ
10 :
いまのところ全くおもしろくねえよ、ほむかさん
11 = 8 :
────
モブ1「ほら、あんたの言ってた黒猫。ちゃんと預かっておいたぜ」
モブ2「手間は掛からなかったけど、ちゃんと自分で世話しなければ駄目だよ」
ほむら「どうも有難うございました。
どうしても外せない用事がありまして…こちらが父から渡すように言われていた謝礼です。
どうぞ受け取って下さい」
モブ1「ま、俺らは金が貰えりゃいいけどさ」
モブ2「ペットだって御主人様と離れりゃ寂しいんだからさ。
横着しちゃ駄目だよってお父さんに伝えて置いてね」
ほむら「はい、父にそう伝えておきます」
12 = 8 :
────
モブ3「で、一応これが仕事したっていうレコーダー」
ほむら「はい」
モブ3「でも、何なの?
バイトだから文句は言えないけど…ええと、中二病? 顔から火が出るほど恥ずかしかったんだけど…」
ほむら「父が趣味なんです。
こちらが渡すように言われた謝礼です」
モブ3「まあ、何か犯罪ってわけじゃないし、どうでもいいか。
こんなに可愛いお嬢さんがいるんだし、人の道に踏み外したことはしちゃ駄目って言っておきなね」
ほむら「はい、ありがとうございます」
13 = 8 :
ほむら「人を雇うって、自分自身で動くわけじゃないから少し不安だったのだけど、思ったより上手く行ったわ」
ほむら「車に引かれる前にエイミーを保護できたし、まどかに警告も出来た」
ほむら「まどかに注意することの何がおかしかったのか分からないけれど…お父さんの評判が心なしか悪化しているような気がするわ」
ほむら「とはいえ、大人でなければ信用はされないし…」
ほむら「まぁ、お父さんは東京に住んでいるのだし、気にしても仕方ないわ」ホム
14 = 8 :
ほむら「魔女退治の時間も増えたので、グリーフシードの貯蓄も上々」
ほむら「遠出も出来たので、武器補充も万全ね」
ほむら「在日米軍基地を3ヶ所も回るのは強行軍だったけれど、今回は今まで以上の火力をアイツに与えてやれるわ」
ほむら「……ヤクザの事務所も回ったけれど、
今回は武器以外にもヤクザが貯め込んでいる、お金、金塊や宝石、ハシシ、マリファナなどの麻薬も回収したわ」
ほむら「…お金は資金洗浄をしないと怖くて使えないわね」
ほむら「金塊と宝石もどうやって現金化するのか分からないから、取り敢えず保留」
ほむら「麻薬は使い道が分からないけれど、取り敢えず盾に入れておきましょう」
16 = 8 :
──── 7日目
ほむら「転校生の暁美ほむらです。よろしくお願いします」
さやか「うお、すっげー美人!」
まどか(嘘、夢で見た子と同じだ…)
ほむら「鹿目まどかさん。貴女がこのクラスの保健係よね?連れてって貰える?保健室」
ほむら「鹿目まどか。貴女は自分の人生が、貴いと思う?家族や友達を、大切にしてる?」
まどか「」
17 = 8 :
ほむら「──それが本当なら、今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね」
ほむら「さもなければ、全てを失うことになる。貴女は、鹿目まどかのままでいればいい。今までどおり、これからも」キリッ
スタスタスタ
まどか「流行っているのかな…ああいうの」
.
18 :
しえんぬ
19 :
ざんねん!まどかはちゅうにはつげんになれてしまった!
20 = 8 :
──── CDショップ
まどか「~♪~♪」
??『助けて…助けて…』
まどか「!?」
??『僕を助けて…』
まどか「え…こっちの方から声が…?」
モブ4「おおっと!ここで突然スライディングをしなければいけない仕事が!」ズサァ
まどか「!!」
21 = 8 :
モブ5「ビルの裏口前で太極拳の練習をしなければいけない仕事が!!」
まどか「え…通れない? あれ?」
さやか「どうしたの、まどか?」
まどか「さっき、助けてって声が聞こえたの、私を呼んでいるみたいで」
モブ6「ここで俺の仕事が発生!!
お嬢さん、『ここに居る薄汚い淫獣は私が始末するわ、だから貴女は何も関わりあいになる必要はないの(キリッ』
メッセンジャー完了!」
まどか「えええ…」
22 :
うわつまんね
23 :
マミさんのデカパイ揉みたい
24 :
ワルプルまでに何人モブが登場するんだろう……
25 :
(´・ω・`)ぼくも手伝うよほむらちゃん!
27 = 8 :
さやか「何だか、わからないけれど、ここを離れたほうが良くない?
状況についていけないんだけど…」
まどか「う…うん……」
さやか「そこの人たちも何か知ってそうだから、任せちゃってよさそうだし」
まどか「うん、そうだよね」
タタタッ
────
マミ「飲み込みが悪いのね。見逃してあげるって言ってるの。
お互い、余計なトラブルとは無縁でいたいと思わない?」
ほむら「……」クル
ほむら「まどかとQBが接触するのは避けられたけど…」
ほむら「巴マミとの仲はやはり良くはならなかった…」
ほむら「……」
28 :
なんか思ってたのと違う
29 :
モブうぜぇwwwww
30 :
これじゃない感と、もっとやれという気持ち
32 = 8 :
──── 8日目、学校の休み時間
マミ「鹿目まどかさん、美樹さやかさん、ちょっと、いいかしら?」
さやか「なんですか?先輩」
マミ「あなた達にしなければならない話があるの。
時間がある時に詳しく話したいのだけど、昼休みに屋上まで来てくれるかしら」
さやか「はい、いいですよ。まどかも時間ある?」
まどか「うん、大丈夫だよ」
ほむら「!!」
34 = 8 :
──── 8日目、昼休み
さやか「先輩、なんですか?話って」
マミ「まずは自己紹介をしないとね。私は巴マミ、見滝原中の3年生」
マミ「そして、キュゥべえと契約した魔法少女なの」
QB「彼女は見滝原の街を守ってるんだ」
まどか「」
さやか「」
マミ「あなた達もキュゥべえが見えているのでしょう?
なら、魔法少女になる資格を持っているの」
ほむら「──その必要はないわ」
36 :
37 :
マミさんがただの痛い子になるwwwwww
38 = 8 :
ほむら「魔法少女は誰にでも務まるようなものじゃない。
巴マミ、無関係な一般人を危険に巻き込むようなことは止めなさい」
マミ「キュゥべえに選ばれた以上、彼女たちはもう無関係ではないわ。
なら、私は先輩として魔法少女の説明をしなければならない」
さやか「転校生も先輩も落ち着いてよ!
こっちは何の話かさっぱりなんだからさ!」
まどか「そうだよ!事情は分からないけど、喧嘩になるのは嫌だよ…」
マミ「ごめんなさい熱くなっちゃって…」
ほむら「……」
39 :
支援やな
40 = 8 :
~~~魔法少女について説明中~~~
マミ「……、と言うわけなの」
さやか「うーん…、どんな願いでも叶うっていうのは魅力的だけど、そのために魔女と戦うってのは…」
ほむら「魔女退治は死と隣り合わせの危険な仕事よ。命をかけてまでやるようなことじゃない」
まどか「ほむらちゃんもマミさんも、いつもそんなのと戦ってるの…」
マミ「ええ、魔女退治は大変だけど、街を守っているんだって思えるし、やりがいはあるわ」
マミ「死と隣り合わせということは間違いではないけれど」
まどか「ふぇ…」
さやか「んー、悩むなぁ」
41 = 8 :
マミ「そこで提案なんだけど、二人とも私の魔女退治に付き合ってみない?」
ほむら「二人を危険に巻き込むようなことは…!」
マミ「なら、あなたも付いて来ればいいでしょう。
魔法少女になれば魔女と戦うことになる。
なら、魔女との戦いがどういうものか、その目で確かめることは無駄じゃないわ」
マミ「そのうえで、危険を冒してまで叶えたい願いがあるのかどうか、じっくり考えてみるべきだと思うの」
42 = 8 :
ほむら(昨日、キュゥべえとまどかの接触を止めたことで、巴マミの行動が変わってしまった…)
ほむら(決まった未来については対処しやすいけれど、
未来が変われば変わるほど、その対応が難しくなってしまう…)
ほむら(まどかが魔法少女のことを知ってしまうのを止められなかった…)
ほむら(それでも前の時間軸ほど、まだ険悪になってはいないわ)
ほむら(今度こそ…未来を変えてみせる)ホムキリッ
────
さやか「さっきのマミさんの話…どう思う?」
まどか「うん…やっぱり、魔女と戦うって怖いよね…」
さやか「転校生はやめろって言ってるし、マミさんは見てから決めろって言うし…」
さやか「どっちの言い分も、まだなんとも言えないよね…」
45 = 8 :
さやか「やっぱり、魔女退治を見てから決めるしかないか」
さやか「普段は一人で魔女退治をしてるってところを、
転校生とマミさんの二人がかりでやるっていうんなら、ちょっとは安全のはずだよね」
さやか(それに…自分に対しての願いごとだけなら意味ないけど…)
さやか(もしも、他の人への願いごとでも大丈夫だというのなら…)
────
46 = 8 :
マミ「さて、それじゃ魔法少女体験コース第一弾、張り切っていってみましょうか」ティロッ
マミ「準備はいい?」
さやか「準備になってるかどうか分からないけど…持って来ました!」バットー
ほむら「…焼け石に水ね」
さやか「あー、転校生はー、そういうこと言うなー!」
マミ「まあ、そういう覚悟でいてくれるのは助かるわ」
さやか「まどかは何か、持って来た?」
まどか「と、とりあえず、衣装だけでも考えておこうと思って」 ノート!
さやか「うーわー」
まどか「え?ふぇぇ」
マミ「うん、意気込みとしては十分ね」
ほむら(かわいい!まどかわいい!!)
47 = 8 :
──── 廃ビル前
マミ「魔女の居そうな場所は云々」
さやか「あ、マミさんあれ!」
モブ7(うう…死にたい…死にたい……)
まどか「え、飛び降り……」
モブ7(でもここから戻ればバイト料が入って…ブランドバックを…)グググッ
さやか「……ないね」
マミ( ← 落ちても大丈夫なように用意)
モブ7(そうよ!どうせ死ぬならお金を使った後でもいいじゃない!)
モブ7(お金を使って美味しいものを食べてビール飲んで寝よう!鬱はいつでも出来るわ!)クルッ タッタッタッ
まどか「言っちゃったね…」
さやか「なんだったんだ…」
48 :
ほむほむがかわいい
49 :
ほむほむ
50 = 8 :
×まどか「言っちゃったね…」
○まどか「行っちゃったね…」
マミ「ティロ・フィナーレ!!!」
ゲルトルート「ウボァー」ドゴーン
さやか「かっ、勝ったの?」
まどか「すごい…」
ほむら「巴マミは経験もあるし、才能もある強力な魔法少女よ。
魔法少女なら誰でもあんな風に動けるとは思わないことね」
さやか「転校生だって凄かったじゃん。使い魔をひとつだって撃ち漏らさなかったし。
マミさんは華やかという感じだけど、転校生は質実剛健というか」
ほむら「…余裕が無いだけよ」
ほむら(さやかとは険悪なことばかりだったから、褒められると照れるわ…)
みんなの評価 : ★★
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