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    元スレ櫻子「向日葵に飼われるのもいいかな」

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    103 :

    104 = 1 :

    櫻子「ことば、わかるの!?」

    櫻子「わかるも何もないよ、私はあなただったんだから」

    櫻子「ど、どういうこと?」

    櫻子「櫻子の体の持ち主は猫の身体に、だったら猫の身体の持ち主は?」

    櫻子「ねこの? もしかして!?」

    櫻子「そう、元々猫だったんだもん、猫の言葉はわかるよ」

    櫻子「にゃ、にゃんだってー!?」

    「ふふーん、この身体は私のもの、悔しい? 悔しい?」

    櫻子「ぐぬぬ……」

    105 = 1 :

    「ねぇねぇ今どんな気持ち?」

    向日葵「なに猫と喧嘩してますのよ……」

    櫻子「ひまわりー、こいつにせものだよー」

    「うるさい!」ビシッ

    向日葵「ちょっと櫻子! 暴力を振るうんじゃありませんわ!」

    「別にいいじゃんこんなヤツ!」

    櫻子「なんてこというんだ!」

    向日葵「いいわけないでしょう、そうやって首根っこつかむのはやめなさい」

    「うー!」

    櫻子「ひまわりのいうとおりだ!」

    107 = 19 :

    猫が学校に行ってたのか

    108 = 1 :

    「こんなヤツ捨てちゃえばいいんだよ!」

    向日葵「なんてこと言いますの! こんなに可愛いのに」

    櫻子「か、可愛い……//」

    「か、可愛い……//」

    向日葵「ほら、離しなさい」

    「やだ! 向日葵には私がいるもん! こんな猫いらない!」

    向日葵「な、何言ってますの///」

    櫻子「だまされないでーひまわりー」

    109 = 1 :

    向日葵「なんだか、今日は変ですわよ櫻子」

    「そんなことないもん!」

    櫻子「にせものだー!」

    向日葵「さくにゃこをこっちに渡しなさい」

    「こんな猫より私を優先してよ!」

    向日葵「な、何言ってますの……?」

    向日葵「あなた、やっぱり変ですわよ」

    「変じゃないもん!」

    櫻子「にゃー!」

    向日葵「いいから、さあ!」

    111 = 1 :

    「もう! どうして思い通りにならないの!」

    「きらい! きらいきらいきらい! 人間なんか嫌い!」

    向日葵「な、なんのことですの?」

    「私のこと捨てた人間なんかダイッキライ!」

    向日葵「何言ってますの、櫻子!」

    「私はやっぱり誰にも必要とされてないんだ!」

    向日葵「え?」

    櫻子「そんなことない!」

    向日葵「さくにゃこ?」

    112 = 1 :

    櫻子「ひまわりは……ひまわりはわたしをいっぱいかわいがってくれた!」

    「うそだ!」

    櫻子「うそじゃない! あめがふって、すてられてたところをひろってくれた!」

    櫻子「あったかいおふろにもいれてくれた! おいしいにぼしもたべさせてくれた!」

    櫻子「いっぱいいっぱいなでてくれた! もうふだってもみもみさせてくれた!」

    「毛布もみもみ!?」

    櫻子「なんども、なんどもかわいいっていってくれた!」

    櫻子「おまえのことをすきでいてくれるひとがいる! ひまわりがいる!」

    櫻子「だから、ひまわりを、じぶんをひていなんかするな!」

    「さくにゃこ……」

    向日葵「櫻子が猫と会話してますわ……」

    114 = 1 :

    向日葵「正直引いた……」

    「向日葵……ありがと」

    向日葵「なんですの、突然」

    「私のこと可愛がってくれて」

    向日葵「かわっ/// な、何言ってますのよ!?」

    「名前もつけてくれて」

    向日葵「……?」

    「私、猫なの」

    向日葵「はぁ?」

    櫻子「まあとうぜんのはんのうだね、だれだってそーなる、わたしもそーなる」

    115 = 19 :

    傍から見たらシュール

    116 = 31 :

    まあタチには見えないが……

    118 = 1 :

    「花畑の近くで拾ったでしょ?」

    向日葵「み、見てましたの!?」

    「違うよ、捨てられていたのは私だから、だから知ってた」

    向日葵「にわかには信じがたいですわ……」

    櫻子「いれかわっちゃったんだよー」

    向日葵「さくにゃこ?」

    「身体が入れ替わっちゃった、だってさ」

    向日葵「そ、そんなオカルトありえませんわっ」

    120 = 1 :

    櫻子「ひまわりのやつまたブラのサイズあがってた」

    「え?」

    向日葵「な、なんですの?」

    「向日葵のブラ、サイズあがったの?」

    向日葵「変えたばかりなのに、なんで知ってますの!?」

    「さくにゃこが言った」

    向日葵「ま、まさかそんな……でも確かにさくにゃこがタンスを荒らしてましたわね……」

    櫻子「まさかじゃないよー」

    向日葵「本当に?」

    121 = 103 :

    122 = 1 :

    向日葵「ずっと感じていた違和感の正体はこれでしたのね」

    櫻子「さすがひまわりー」

    「流石向日葵」

    向日葵「でも、それを知ってどうなりますの?」

    向日葵「櫻子が猫になったのを知ったところで、元に戻せますの?」

    櫻子「うーん……」

    「うーん……」

    櫻子「まあ、なんとかなるよ、ぜったいだいじょうぶだよ」

    「なんとかなるよ、絶対大丈夫だよ」

    向日葵「どうして、そうも楽観的ですの……?」

    櫻子「ねこだからね」

    「猫だからね」

    123 = 1 :

    櫻子「もどらなかったらもどらなかったで、ひまわりにかわれるのもいいかな」

    「……」

    向日葵「? 今なんて言いましたの?」

    「ばかみたいなこと」

    櫻子「なんだとー!」

    向日葵「ふふ、櫻子らしいですわね」

    櫻子「ひまわりーひどいー」

    124 = 15 :

    ホラーじゃなくて一安心したところでしえん

    125 = 19 :

    かわいい

    127 = 1 :

    (胸のあたりがポカポカする)

    (朝目が覚めて、すべてが元通りになっていたとしても、私は後悔しない)

    (だって私のことを愛してくれる人がいるってもう知っているから)

    128 = 34 :

    元に戻った後に猫に嫉妬する櫻子ちゃんかわいい

    129 = 1 :

    櫻子「うーん、眩しい」

    櫻子「カーテン閉め忘れたかな」

    櫻子「あれ?」

    櫻子「なんか変な感じ」

    櫻子「なんだろ……あっ、戻ってる!」

    櫻子「向日葵に報告しなきゃ!」

    櫻子「おーい、向日葵ー!」

    向日葵「なんですの? 朝っぱらから騒々しい」

    櫻子「戻った! 私人間に戻ったよ!」

    向日葵「戻ったって……あなたいつ人間やめてましたのよ」

    櫻子「え?」

    130 = 19 :

    おや

    132 :


    133 :

    櫻子「う、うそ……もしかして、夢……だったの?」

    向日葵「いつまでも寝ぼけてるんじゃないですわよ」

    櫻子「え、ええ……?」

    向日葵「櫻子?」

    櫻子「向日葵! 一緒に来て!」

    向日葵「と、突然なんですの!?」

    櫻子「こっち!」

    向日葵「こっちって……?」

    櫻子「花畑!」

    向日葵「どうして突然あそこに行きますのよ?」

    櫻子「そっか、それは覚えてるんだ、夢じゃないんだ!」

    135 = 133 :

    櫻子「ついた!」

    向日葵「あら?」

    櫻子「え?」

    櫻子「無くなってる!」

    向日葵「花畑がどこにもありませんわ……」

    櫻子「どういう……こと?」

    向日葵「確かに、ありましたわよね?」

    櫻子「そ、そんな……」

    櫻子「全部、夢? 本当に、夢だった……の?」

    向日葵「どういうことかわかりませんけど、休憩して落ち着きましょう?」

    櫻子「う、うん……」

    137 = 133 :

    向日葵「櫻子、あまり落ち込まないで」

    櫻子「向日葵……」

    向日葵「櫻子……」

    櫻子「うん……」

    向日葵「……っ、雨降って来ましたわね」

    櫻子「雨……?」

    向日葵「傘を持ってきていてよかった」

    櫻子「傘……持ってきてたんだ」

    向日葵「ええ、でもどうしてかしら? 雨が降るなんて思ってもなかったのに」

    138 :

    櫻子がMに目覚めて向日葵に飼われるのを想像したけど
    これはこれでいいな

    139 = 133 :

    櫻子「雨……あっ!」

    向日葵「な、なんですの!?」

    櫻子「こっち!」

    向日葵「なんですのよ」

    櫻子「大変、急がないと……!」

    向日葵「なにごとですのよ……あら、ダンボール……?」

    櫻子「見つけたの!?」

    「にゃー」

    向日葵「捨て猫……ですの?」

    櫻子「いた、いてくれた!」

    向日葵「かわいそうに……」

    140 = 133 :

    向日葵「拾えって書いてますわ、それも書き直して……」

    向日葵「自分勝手に捨てておいてなんて飼い主ですの、図々しい!」

    向日葵「あっ、まさか櫻子、あなたが捨てたんじゃないでしょうね」

    櫻子「そんなわけないじゃん! 一人はとっても寂しいのに……」

    向日葵「じょ、冗談ですわよ……あなたが優しい子だって事は私が一番良く知ってますもの」

    櫻子「えへへ」

    「にゃ!」

    向日葵「この子、元気いっぱいですわね」

    櫻子「ね、向日葵……この子、私達で飼わない?」

    向日葵「……そうですわね、それもいいかも……しれないですわね」

    櫻子「それじゃあ、この子の名前は――」

    おしまい

    141 = 136 :


    さくひまで和んだ

    144 = 134 :

    ほっこりで良かった
    乙ぱい

    145 :

    みんないい子で良かった
    乙!

    146 :

    良かったなあ猫
    二人とも可愛い

    148 :


    猫解体

    150 = 133 :

    実は俺猫飼ったことなんて一度もないんだ……


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