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元スレ執事「お嬢様に婚約者?」
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【屋敷・お嬢様の部屋】
執事「お嬢様ー」コンコン
お嬢様「なにか用かしら?」
執事「入ってもいいですか?」
お嬢様「…どうぞ」
執事「失礼します」
お嬢様「なにかしら」
執事「お嬢様の好きな食べ物はなんですか?」
お嬢様「…はあ?」
執事「あと、好きな音楽と好きなテレビ番組も」
執事「お嬢様ー」コンコン
お嬢様「なにか用かしら?」
執事「入ってもいいですか?」
お嬢様「…どうぞ」
執事「失礼します」
お嬢様「なにかしら」
執事「お嬢様の好きな食べ物はなんですか?」
お嬢様「…はあ?」
執事「あと、好きな音楽と好きなテレビ番組も」
<⌒/ヽ-、__
/<_/____/
(゚д゚ )
<⌒/ヽ-、__ノヽノ |
/<_/____/ < <
起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ
起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ
.\ /
.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(゚д゚ )
<⌒/ヽ-、__ノヽノ |
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(゚д゚ )
<⌒/ヽ-、__ノヽノ |
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起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ
起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ
.\ /
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(゚д゚ )
<⌒/ヽ-、__ノヽノ |
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お嬢様「その質問に答える意味があるのかしら」
執事「まあ一応は」
お嬢様「…食べ物は甘いもの、音楽はクラッシック、テレビなんて見ないわ」
執事「なるほど…あ、あともう1つ」
執事「好みの異性のタイプは?」
お嬢様「……」
執事「…えーと」
お嬢様「黙秘」
執事「だめです」
執事「まあ一応は」
お嬢様「…食べ物は甘いもの、音楽はクラッシック、テレビなんて見ないわ」
執事「なるほど…あ、あともう1つ」
執事「好みの異性のタイプは?」
お嬢様「……」
執事「…えーと」
お嬢様「黙秘」
執事「だめです」
お嬢様「なぜあなたにそんなことを教えなくてはならないのかしら?」
執事「別にいいじゃないですか」
お嬢様「いやよ」
執事「お願いします」
お嬢様「いや」
執事「なぜそんな頑なに嫌がるんですか」
お嬢様「それは…」
執事「いいでしょう、減るものでもありませんし」
お嬢様「…わかったわ」
執事「別にいいじゃないですか」
お嬢様「いやよ」
執事「お願いします」
お嬢様「いや」
執事「なぜそんな頑なに嫌がるんですか」
お嬢様「それは…」
執事「いいでしょう、減るものでもありませんし」
お嬢様「…わかったわ」
お嬢様「…私を理解してくれる人よ」
執事「…なるほど」
執事「お嬢様の好きな方は、お嬢様のことをちゃんと理解されている方なんですね」
お嬢様「…どうかしらね」
執事「?」
お嬢様「理解してくれていると思っていたけれど、そうでもなかったみたい」
執事「え?」
お嬢様「…もういいでしょう、出ていって頂戴」
執事「…なるほど」
執事「お嬢様の好きな方は、お嬢様のことをちゃんと理解されている方なんですね」
お嬢様「…どうかしらね」
執事「?」
お嬢様「理解してくれていると思っていたけれど、そうでもなかったみたい」
執事「え?」
お嬢様「…もういいでしょう、出ていって頂戴」
パタン
執事「どういうことだ…?」
メイド「あ、執事くん」
執事「メイドさん」
メイド「ちょうどよかった、頼みたいことがあるんです」
執事「なんですか?」
メイド「明後日旦那様が帰ってこられるそうなので、旦那様の部屋の掃除をしてもらいたいんですけど」
執事「旦那様、帰ってくるんですか」
メイド「ええ、…多分、婚約者が決まったんだと思います」
執事「そう、ですか」
メイド「じゃあ頼みますね」
【屋敷・旦那様の部屋】
執事「やっぱこの部屋は緊張するなあ」
執事「…明後日か」
執事「僕が今日中にあの本を読み終えて、お嬢様に内容を教えて、お嬢様が明日それを実行すれば…間に合うか」
執事「よし…やってやる!」
執事「やっぱこの部屋は緊張するなあ」
執事「…明後日か」
執事「僕が今日中にあの本を読み終えて、お嬢様に内容を教えて、お嬢様が明日それを実行すれば…間に合うか」
執事「よし…やってやる!」
【屋敷・執事の部屋】
執事「時間がない…一気に読むか」
『2日目』
『自分のことを知ってもらいましょう』
『昨日相手に質問したことを、今度は自分で話してみましょう。自分のことを知ってもらうことはとても重要です。』
『3日目』
『相手と約束をしましょう』
『どんな約束でも構いませんがデートの約束がベストです。約束は、あなたと相手を繋げる貴重な糸です。』
『4日目』
『素っ気なくしてみましょう』
『突然のことで、相手はきっと驚くでしょう。それでよいのです。相手があなたのことを気にしてくれることが重要です。』
執事「時間がない…一気に読むか」
『2日目』
『自分のことを知ってもらいましょう』
『昨日相手に質問したことを、今度は自分で話してみましょう。自分のことを知ってもらうことはとても重要です。』
『3日目』
『相手と約束をしましょう』
『どんな約束でも構いませんがデートの約束がベストです。約束は、あなたと相手を繋げる貴重な糸です。』
『4日目』
『素っ気なくしてみましょう』
『突然のことで、相手はきっと驚くでしょう。それでよいのです。相手があなたのことを気にしてくれることが重要です。』
『5日目』
『なにか相談してみましょう』
『どんなことでも構いません。恋愛の悩みなんかだと効果的です。』
『6日目』
『ボディタッチしてみましょう』
『さあ、もうすぐです。今回は少しハードルが高いかもしれません。とにかく相手に触りまくりましょう。ただし、大げさではいけません。あくまで自然に!』
『7日目』
『自分の想いを伝えましょう』
『いよいよ最終日です。思い切り相手に告白しましょう。シンプルで構いません。大袈裟でも構いません。とにかく“好きだ”と相手に伝えましょう!』
執事「…これなら1日でいけそうだ…!」
執事「お嬢様に教えてあげなくては」
執事「…の前に、まず実践実践」
執事「お嬢様に教えてあげなくては」
執事「…の前に、まず実践実践」
【屋敷・お嬢様の部屋】
執事「お嬢様ー!」バァンッ
お嬢様「!?」
執事「お嬢様!聞いてください!」
お嬢様「か、勝手に入ってこないでよ…!」
執事「すみません!とにかく聞いてください!」
お嬢様「な、なにを?」
執事「僕は、カレーが好きです!あとJAZZ!テレビは見ません!」
お嬢様「…は?」
執事「えーと、あと…お嬢様!今度デートしましょう!」
お嬢様「えぇっ!?」
執事「デートですよ、デート!約束です!」
お嬢様「え、な、なんで…」
執事「お嬢様ー!」バァンッ
お嬢様「!?」
執事「お嬢様!聞いてください!」
お嬢様「か、勝手に入ってこないでよ…!」
執事「すみません!とにかく聞いてください!」
お嬢様「な、なにを?」
執事「僕は、カレーが好きです!あとJAZZ!テレビは見ません!」
お嬢様「…は?」
執事「えーと、あと…お嬢様!今度デートしましょう!」
お嬢様「えぇっ!?」
執事「デートですよ、デート!約束です!」
お嬢様「え、な、なんで…」
執事「次は…そっけなく、か…」
お嬢様「で、でででデートなんて…!」
執事「あ、そんな大袈裟なことじゃないんで」
お嬢様「え?」
執事「全然大したことじゃないんで、お気になさらず」
お嬢様「え?は?」
執事「あ、じゃ、そういうことで」
パタン
お嬢様「で、でででデートなんて…!」
執事「あ、そんな大袈裟なことじゃないんで」
お嬢様「え?」
執事「全然大したことじゃないんで、お気になさらず」
お嬢様「え?は?」
執事「あ、じゃ、そういうことで」
パタン
執事「次は相談か…」
バァン
執事「お嬢様…」
お嬢様「え、なんでまた…!」
執事「お嬢様、相談に乗ってもらえますか…」
お嬢様「は?相談?」
執事「実は僕、守りたい人がいるんです」
お嬢様「え…」
執事「けど、その人は僕から離れていこうとしていて…どうしたらいいんでしょうか?」
お嬢様「守りたい…人…」
バァン
執事「お嬢様…」
お嬢様「え、なんでまた…!」
執事「お嬢様、相談に乗ってもらえますか…」
お嬢様「は?相談?」
執事「実は僕、守りたい人がいるんです」
お嬢様「え…」
執事「けど、その人は僕から離れていこうとしていて…どうしたらいいんでしょうか?」
お嬢様「守りたい…人…」
執事「えーと、つぎつぎ…」
執事「お嬢様お嬢様」トントン
お嬢様「な、なによ…」
執事「あれ?なんかちょっと涙目じゃないですか」
お嬢様「そ、そんなわけ…」
執事「どうしたんですか?」ナデナデ
お嬢様「…っ!!」
執事「あ、今度は顔が真っ赤に…まさか熱でも」コツン
お嬢様「っ!!!!!」
執事「ふむ、熱いですね」
お嬢様「だ、大丈夫よ!いいから、離れて…っ」
執事「おっと、失礼しました」パッ
執事「お嬢様お嬢様」トントン
お嬢様「な、なによ…」
執事「あれ?なんかちょっと涙目じゃないですか」
お嬢様「そ、そんなわけ…」
執事「どうしたんですか?」ナデナデ
お嬢様「…っ!!」
執事「あ、今度は顔が真っ赤に…まさか熱でも」コツン
お嬢様「っ!!!!!」
執事「ふむ、熱いですね」
お嬢様「だ、大丈夫よ!いいから、離れて…っ」
執事「おっと、失礼しました」パッ
執事「よし、最後…」
執事「お嬢様!僕はあなたを守りたい!」
お嬢様「な…っ!」
執事「僕はお嬢様のことが好きです」
お嬢様「な、なななななな…」
執事「…というのが、あの本に書いてあったことです」
お嬢様「ななな」
お嬢様「なな……は?」
執事「だから、お嬢様が捨てろと言ったあの本ですよ」
お嬢様「は?!」
執事「お嬢様!僕はあなたを守りたい!」
お嬢様「な…っ!」
執事「僕はお嬢様のことが好きです」
お嬢様「な、なななななな…」
執事「…というのが、あの本に書いてあったことです」
お嬢様「ななな」
お嬢様「なな……は?」
執事「だから、お嬢様が捨てろと言ったあの本ですよ」
お嬢様「は?!」
お嬢様「あんた…私のこと馬鹿にしてるの…!?」
執事「いいえ、純粋に応援しているだけです」
お嬢様「だったら…!」
執事「とにかく、急いでくださいお嬢様」
執事「明後日には旦那様が帰ってこられます」
お嬢様「お父様が…?」
執事「きっと婚約者様が決まったのでしょう」
お嬢様「もう、決まったのね…」
執事「だから明日、私がしたことをお嬢様の好きな方にしてください」
お嬢様「…わかったわ」
執事「いいえ、純粋に応援しているだけです」
お嬢様「だったら…!」
執事「とにかく、急いでくださいお嬢様」
執事「明後日には旦那様が帰ってこられます」
お嬢様「お父様が…?」
執事「きっと婚約者様が決まったのでしょう」
お嬢様「もう、決まったのね…」
執事「だから明日、私がしたことをお嬢様の好きな方にしてください」
お嬢様「…わかったわ」
お嬢様「1から説明してちょうだい、執事」
執事「はい」
執事「まず、相手の好みを知る」
お嬢様「えぇ」
執事「次に、自分の好みを知ってもらう」
お嬢様「えぇ」
執事「次に、なにか約束をする」
お嬢様「えぇ」
執事「で、素っ気なくする」
お嬢様「で?」
執事「次に、なにか相談をする」
お嬢様「なるほどね」
執事「で、ボディタッチをする」
お嬢様「最後は?」
執事「告白です」
執事「はい」
執事「まず、相手の好みを知る」
お嬢様「えぇ」
執事「次に、自分の好みを知ってもらう」
お嬢様「えぇ」
執事「次に、なにか約束をする」
お嬢様「えぇ」
執事「で、素っ気なくする」
お嬢様「で?」
執事「次に、なにか相談をする」
お嬢様「なるほどね」
執事「で、ボディタッチをする」
お嬢様「最後は?」
執事「告白です」
お嬢様「わかったわ、ありがとう」
執事「いえ、頑張ってくださいお嬢様」
お嬢様「えぇ…早速だけど執事、好きなものは?」
執事「え?」
お嬢様「たしか…カレーとJAZZと言ったかしら」
執事「は、はい」
お嬢様「私の好きなものは…もう言ったからいいわね」
お嬢様「さっき言ってたデート、約束よ」
執事「え?はい…」
お嬢様「じゃ、出ていきなさい」
執事「は?」
お嬢様「出ていけって言ってるの」
執事「は、はい」
バタン
執事「いえ、頑張ってくださいお嬢様」
お嬢様「えぇ…早速だけど執事、好きなものは?」
執事「え?」
お嬢様「たしか…カレーとJAZZと言ったかしら」
執事「は、はい」
お嬢様「私の好きなものは…もう言ったからいいわね」
お嬢様「さっき言ってたデート、約束よ」
執事「え?はい…」
お嬢様「じゃ、出ていきなさい」
執事「は?」
お嬢様「出ていけって言ってるの」
執事「は、はい」
バタン
清々しいほどに鈍感だな、執事
むしろ執事の方が可愛らしいくらいに
むしろ執事の方が可愛らしいくらいに
執事「なんだったんだ…」
お嬢様「執事、入ってきて!」
執事「は、はい」ガチャ
お嬢様「相談…してもいいかしら?」
執事「どうぞ…」
お嬢様「私ね、好きな人がいるの」
執事「知ってますが」
お嬢様「すごく性格が悪くて、いつも喧嘩してしまうの」
執事「はぁ」
お嬢様「おまけに鈍感だしデリカシーないし」
執事「はぁ…」
お嬢様「けど…私のために必死になってくれる人なの」
お嬢様「執事、入ってきて!」
執事「は、はい」ガチャ
お嬢様「相談…してもいいかしら?」
執事「どうぞ…」
お嬢様「私ね、好きな人がいるの」
執事「知ってますが」
お嬢様「すごく性格が悪くて、いつも喧嘩してしまうの」
執事「はぁ」
お嬢様「おまけに鈍感だしデリカシーないし」
執事「はぁ…」
お嬢様「けど…私のために必死になってくれる人なの」
執事「…素敵な方ですね」
お嬢様「えぇ、とっても」スッ
執事「お嬢様…?」
お嬢様「執事…」ギュッ
執事「えっ、お、お嬢様!?」
お嬢様「あなたのことよ、執事」ボソッ
執事「え?な、なにが…」
お嬢様「今言ったこと、全部」
執事「は?…え?」
お嬢様「…」イラッ
お嬢様「えぇ、とっても」スッ
執事「お嬢様…?」
お嬢様「執事…」ギュッ
執事「えっ、お、お嬢様!?」
お嬢様「あなたのことよ、執事」ボソッ
執事「え?な、なにが…」
お嬢様「今言ったこと、全部」
執事「は?…え?」
お嬢様「…」イラッ
お嬢様「だから!私はあんたが好きだって言ってるのよ!」
執事「…え」
お嬢様「ほんっと鈍感ね!いつもは人の嫌なところばかり突いてくるくせに!」
執事「え、えーと…」
お嬢様「本の効果はあったのかしら?」
執事「…!」
お嬢様「私はあなたが好きよ、…あなたは?」
執事「は、はい…」
お嬢様「なに?」
執事「お嬢様のことが、好きです…」
執事「…え」
お嬢様「ほんっと鈍感ね!いつもは人の嫌なところばかり突いてくるくせに!」
執事「え、えーと…」
お嬢様「本の効果はあったのかしら?」
執事「…!」
お嬢様「私はあなたが好きよ、…あなたは?」
執事「は、はい…」
お嬢様「なに?」
執事「お嬢様のことが、好きです…」
えんだああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
異やああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
お嬢様「…ふふっ」
執事「…は、ははは」
お嬢様「素晴らしい本ね、感動したわ」
執事「まったく同感です、お嬢様」
お嬢様「そういえば、お父様が私の婚約者を見つけたみたいよ」
執事「おや…めでたいですね」
お嬢様「そうかしら?」
執事「…残念ですが、その婚約、なかったことにさせていただきます」
お嬢様「あなたにできるのかしら?」
執事「やってみせますよ、必ず」
お嬢様「…頼んだわよ、執事」
執事「かしこまりました」
執事「…は、ははは」
お嬢様「素晴らしい本ね、感動したわ」
執事「まったく同感です、お嬢様」
お嬢様「そういえば、お父様が私の婚約者を見つけたみたいよ」
執事「おや…めでたいですね」
お嬢様「そうかしら?」
執事「…残念ですが、その婚約、なかったことにさせていただきます」
お嬢様「あなたにできるのかしら?」
執事「やってみせますよ、必ず」
お嬢様「…頼んだわよ、執事」
執事「かしこまりました」
【明後日:屋敷・旦那様の部屋】
お嬢様「お帰りなさい、お父様」
執事「お帰りなさいませ、旦那様」
メイド「お帰りなさいませ」
旦那様「うむ」
お嬢様「お父様にお話しがありますの」
旦那様「なんだね」
執事「お嬢様の婚約の件ですが」
旦那様「婚約?」
執事「申し訳ございませんが、婚約は私が認めません」
旦那様「なにを…」
お嬢様「お帰りなさい、お父様」
執事「お帰りなさいませ、旦那様」
メイド「お帰りなさいませ」
旦那様「うむ」
お嬢様「お父様にお話しがありますの」
旦那様「なんだね」
執事「お嬢様の婚約の件ですが」
旦那様「婚約?」
執事「申し訳ございませんが、婚約は私が認めません」
旦那様「なにを…」
執事「お嬢様は、僕の恋人です」
お嬢様「そういうことなの、お父様」
旦那様「お前たち、なにを言っている」
執事「だから、婚約は…」
旦那様「婚約とは、なんのことだ」
お嬢様「え?」
執事「え?」
旦那様「え?」
お嬢様「そういうことなの、お父様」
旦那様「お前たち、なにを言っている」
執事「だから、婚約は…」
旦那様「婚約とは、なんのことだ」
お嬢様「え?」
執事「え?」
旦那様「え?」
お嬢様「だ、だって、今日は私の婚約者が決まったから帰ってきたんでしょう…?」
旦那様「いや、普通に仕事が一段落ついたから帰ってきただけだが…」
お嬢様「え?」
旦那様「え?」
執事「……メイドさん」
メイド「な、なんですか」プルプル
執事「肩が笑ってますよ」
メイド「うふふ、ごめんなさいお嬢様、執事くん」
旦那様「いや、普通に仕事が一段落ついたから帰ってきただけだが…」
お嬢様「え?」
旦那様「え?」
執事「……メイドさん」
メイド「な、なんですか」プルプル
執事「肩が笑ってますよ」
メイド「うふふ、ごめんなさいお嬢様、執事くん」
執事「あんたが黒幕かー!」
メイド「だってー、お嬢様があーんなに悩んでたのに、執事くんたら全然気が付かないんですものー」
お嬢様「なっ」
メイド「お嬢様が可哀想になってきたので、私が一肌脱いだんですよ☆」
メイド「…て、あれ?」
執事「…」
お嬢様「…」
旦那様「…」
メイド「だってー、お嬢様があーんなに悩んでたのに、執事くんたら全然気が付かないんですものー」
お嬢様「なっ」
メイド「お嬢様が可哀想になってきたので、私が一肌脱いだんですよ☆」
メイド「…て、あれ?」
執事「…」
お嬢様「…」
旦那様「…」
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