私的良スレ書庫
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元スレ橘純一「決めた!僕は紳士になる!」
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梨穂子なら「最近の純一は頼もしぃなぁ」くらいに思って普通に好感度上がってる
橘(……試着室の前で待機ね、そりゃそうだよ)
橘(そんな『森島はるかプレゼンツ!わぉ!ドキドキ生着替え!でもここから先は通行止めなの!このっ!このっ!』なんてあるわけないじゃないか……)
橘(……うん?何で僕は残念がってるんだ?)
橘(イカン、イカン!気を引き締めなくては!)
森島「橘くーん?ちゃんとそこにいる?」
橘「は、はい!ここにいますよ!」
森島「あのさ?ちょっと見て貰えるかな?」
橘「み、見るって……」
森島「うん?実際に身につけたところを見て欲しいんだけど?」
橘「……えぇ!?」
橘(そんな『森島はるかプレゼンツ!わぉ!ドキドキ生着替え!でもここから先は通行止めなの!このっ!このっ!』なんてあるわけないじゃないか……)
橘(……うん?何で僕は残念がってるんだ?)
橘(イカン、イカン!気を引き締めなくては!)
森島「橘くーん?ちゃんとそこにいる?」
橘「は、はい!ここにいますよ!」
森島「あのさ?ちょっと見て貰えるかな?」
橘「み、見るって……」
森島「うん?実際に身につけたところを見て欲しいんだけど?」
橘「……えぇ!?」
>>46
今から買いに行け、人生損してる
今から買いに行け、人生損してる
橘「は、恥ずかしくないんですか!?」
森島「え?それは恥ずかしいけど……」
森島「橘くんさ?紳士なんでしょ?下心満載のいやらしい目で見たりしないんでしょ?」
森島「……だったら、別にいいかなって」
橘「で、でも!さすがに……」
森島「もう!紳士を目指すなら女の子に恥をかかせないの!」
橘(た、確かに!一理ある!)
橘(そ、そうだよ!別に僕はいやらしい気持ちで先輩の下着姿を見るわけじゃない!)
橘(ただ紳士的に似合ってるかどうか教えてあげるだけだ!)
橘(そこには何の問題ないよ!むしろ問題があると思う方が汚れた考えなんだ!)
橘(……なら、迷うことなんてない!)
橘「せ、先輩……見せていただけますか?」
森島「……うん。私を見て?」
橘「で、ではカーテンの隙間から……」
森島「え?それは恥ずかしいけど……」
森島「橘くんさ?紳士なんでしょ?下心満載のいやらしい目で見たりしないんでしょ?」
森島「……だったら、別にいいかなって」
橘「で、でも!さすがに……」
森島「もう!紳士を目指すなら女の子に恥をかかせないの!」
橘(た、確かに!一理ある!)
橘(そ、そうだよ!別に僕はいやらしい気持ちで先輩の下着姿を見るわけじゃない!)
橘(ただ紳士的に似合ってるかどうか教えてあげるだけだ!)
橘(そこには何の問題ないよ!むしろ問題があると思う方が汚れた考えなんだ!)
橘(……なら、迷うことなんてない!)
橘「せ、先輩……見せていただけますか?」
森島「……うん。私を見て?」
橘「で、ではカーテンの隙間から……」
森島「……どうかな?」
橘(こ、これは!)
橘(やっぱり森島先輩はスタイルが……違う!そこじゃなくて!)
橘(紳士的に!あくまで紳士的に見ろ!橘純一!)
森島「ねぇ?黙ってないでさ……何か言ってよ?」
橘「……いいと思います。先輩の魅力をよく引き立てているというか」
橘「すごく……綺麗です」
森島「……うん、そう言って貰えると嬉しいな」
森島「じゃあ……これ脱いで制服着るから」ゴソゴソ
橘「は、はい!失礼しました!」
橘(し、紳士的に振る舞えたよな!?大丈夫だよな!?)
橘(こ、これは!)
橘(やっぱり森島先輩はスタイルが……違う!そこじゃなくて!)
橘(紳士的に!あくまで紳士的に見ろ!橘純一!)
森島「ねぇ?黙ってないでさ……何か言ってよ?」
橘「……いいと思います。先輩の魅力をよく引き立てているというか」
橘「すごく……綺麗です」
森島「……うん、そう言って貰えると嬉しいな」
森島「じゃあ……これ脱いで制服着るから」ゴソゴソ
橘「は、はい!失礼しました!」
橘(し、紳士的に振る舞えたよな!?大丈夫だよな!?)
・
・
・
森島「んー!橘くんのお陰でいい買い物ができたわ!」
森島「早速明日つけて学校に行かなくちゃ!」
橘「はははっ、お役に立てたようでよかったです」
森島「……でも、橘くんの心にはズッガーンとこなかったかな?」
橘「ズッガーン、ですか?」
森島「うん。ショック療法で戻そうと思ってたんだけど」
森島「もうちょっと別の方法を考えなきゃいけないみたいね」
森島「よーっし!お姉さん頑張っちゃうぞ!」
橘(えっ?絢辻さんといい、薫といい……)
橘(まだ続くの?こんなことが?)
橘(……いや、これは紳士になる為の試練に違いない!)
橘(この際だ!僕の中の悪いものを出し切ってしまおう!)
・
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森島「んー!橘くんのお陰でいい買い物ができたわ!」
森島「早速明日つけて学校に行かなくちゃ!」
橘「はははっ、お役に立てたようでよかったです」
森島「……でも、橘くんの心にはズッガーンとこなかったかな?」
橘「ズッガーン、ですか?」
森島「うん。ショック療法で戻そうと思ってたんだけど」
森島「もうちょっと別の方法を考えなきゃいけないみたいね」
森島「よーっし!お姉さん頑張っちゃうぞ!」
橘(えっ?絢辻さんといい、薫といい……)
橘(まだ続くの?こんなことが?)
橘(……いや、これは紳士になる為の試練に違いない!)
橘(この際だ!僕の中の悪いものを出し切ってしまおう!)
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~数日後~
橘「………おはよう、梅原」
梅原「おう、今日も朝からお勉強とは学生の鑑だねぇ!」
梅原「……って、おい。何か日に日にやつれ過ぎじゃないか?」
橘「ふふふっ……朝は絢辻さんが、昼は薫が、放課後は森島先輩が、毎日毎日僕の中のよくないものを刺激してくるんだよね……」
梅原「う、噂には聞いてたけどよ?相当過酷みたいだな?」
橘「う、うん……」
梅原「……なぁ?無理すんなって」
橘「む、無理なんかしてない……よ?」
梅原「いやいや、そんなにやつれた顔で言われても説得力ないぜ?」
橘「梅原……」
梅原「『紳士たるもの模範的であれ!』とはいうけどよ、少しは休むことも大事だぜ?」
橘「で、でも……僕は……」
田中「そうだよ!橘君は少し休んだ方がいいよ!」
橘「田中さん……いたの?」
橘「………おはよう、梅原」
梅原「おう、今日も朝からお勉強とは学生の鑑だねぇ!」
梅原「……って、おい。何か日に日にやつれ過ぎじゃないか?」
橘「ふふふっ……朝は絢辻さんが、昼は薫が、放課後は森島先輩が、毎日毎日僕の中のよくないものを刺激してくるんだよね……」
梅原「う、噂には聞いてたけどよ?相当過酷みたいだな?」
橘「う、うん……」
梅原「……なぁ?無理すんなって」
橘「む、無理なんかしてない……よ?」
梅原「いやいや、そんなにやつれた顔で言われても説得力ないぜ?」
橘「梅原……」
梅原「『紳士たるもの模範的であれ!』とはいうけどよ、少しは休むことも大事だぜ?」
橘「で、でも……僕は……」
田中「そうだよ!橘君は少し休んだ方がいいよ!」
橘「田中さん……いたの?」
田中「最近の橘君は見てられないよ」
田中「そんな頑張り方してたら、紳士になる前に死んじゃうよ?」
橘(べ、別にみんなが僕に変なちょっかいを出さなければいいだけなんじゃ?)
梅原「というかな、大将?こんな考え方もあるぜ?」
梅原「煩悩を捨て去るってのは、ストイックで格好いいんだけどよ?」
梅原「橘の周りにいる女の子にしてみれば、『お前に魅力などない!』って言われてるのと同じなんじゃないか?」
橘「そ、それは……」
梅原「……紳士ってのはよ、自己満足の為に女の子に失礼なことをするのか?」
橘「!?」
田中「そんな頑張り方してたら、紳士になる前に死んじゃうよ?」
橘(べ、別にみんなが僕に変なちょっかいを出さなければいいだけなんじゃ?)
梅原「というかな、大将?こんな考え方もあるぜ?」
梅原「煩悩を捨て去るってのは、ストイックで格好いいんだけどよ?」
梅原「橘の周りにいる女の子にしてみれば、『お前に魅力などない!』って言われてるのと同じなんじゃないか?」
橘「そ、それは……」
梅原「……紳士ってのはよ、自己満足の為に女の子に失礼なことをするのか?」
橘「!?」
??「しぇんぱい、かっこいい……」
よし!紳士化しても問題ないな!
よし!紳士化しても問題ないな!
梅原「……とかなんとか偉そうなこといっちまったけど」
梅原「いつも斜め上だったお前ともう一度遊びてぇなって、我儘を言ってるだけなんだけどな、俺は」
橘「梅原っ……僕っ、僕!」
梅原「どうした?」
橘「自分の中の出来すぎた紳士像に囚われて、大事なことを忘れてた気がするよ……」
橘「そうだよ!僕はみんなともっと仲良くなる為に『ちゃんとしなきゃ』と思ったわけで……」
橘「みんなと距離を作る為に紳士を志したんじゃない!」
橘「……というわけで、梅原?」
橘「今日は休む!紳士休業だ!」
梅原「おう!……と、くれば?」
橘・梅原「お宝本しかないだろ!」
田中「えぇぇぇ!?き、切り替え早過ぎるよ!?」
梅原「いつも斜め上だったお前ともう一度遊びてぇなって、我儘を言ってるだけなんだけどな、俺は」
橘「梅原っ……僕っ、僕!」
梅原「どうした?」
橘「自分の中の出来すぎた紳士像に囚われて、大事なことを忘れてた気がするよ……」
橘「そうだよ!僕はみんなともっと仲良くなる為に『ちゃんとしなきゃ』と思ったわけで……」
橘「みんなと距離を作る為に紳士を志したんじゃない!」
橘「……というわけで、梅原?」
橘「今日は休む!紳士休業だ!」
梅原「おう!……と、くれば?」
橘・梅原「お宝本しかないだろ!」
田中「えぇぇぇ!?き、切り替え早過ぎるよ!?」
橘「いやー!絢辻さんが毎朝毎朝僕の下駄箱にお宝本を放り込んでいくせいで、気付いたらこんなに貯まってたんだよね!」ドサッ
梅原「おいおい!全部大将の好みど真ん中じゃねぇか!」
梅原「絢辻さん……さすがだぜ!」
橘「よし!このお宝本達で新しいランキングをだな……」
梅原「早速かよ!?どれだけ溜まってたんだ!?」
橘「ふふっふー、慣れないことはするもんじゃないよね!」
梅原「まったく調子がいいヤツだな!」
橘・梅原「ハーッハッハッハー!」
田中「うわぁ……極端すぎるてびっくり」
田中「でも、橘君の目が久しぶりに生き生きとしてる気がするよ」
田中「うん!よかった、よかった!」
梅原「おいおい!全部大将の好みど真ん中じゃねぇか!」
梅原「絢辻さん……さすがだぜ!」
橘「よし!このお宝本達で新しいランキングをだな……」
梅原「早速かよ!?どれだけ溜まってたんだ!?」
橘「ふふっふー、慣れないことはするもんじゃないよね!」
梅原「まったく調子がいいヤツだな!」
橘・梅原「ハーッハッハッハー!」
田中「うわぁ……極端すぎるてびっくり」
田中「でも、橘君の目が久しぶりに生き生きとしてる気がするよ」
田中「うん!よかった、よかった!」
絢辻「ちょ、ちょっと!?橘君!?教室でそんな本を開いて何のつもり!?」
橘「こ、これはね?絢辻さんが僕にくれたお宝本達が魅力的過ぎて我慢できなくてさ!」
絢辻「や、やめて!声が大きいって!」
ザワザワ……
絢辻「ちょ、ちょっと来なさい!話があるわ!」ガシッ
橘「ちょ、絢辻さん!?」
絢辻「行くわよ!?」ズルズル
橘「ひ、引っ張らないで!?」
橘「梅原!?黙って見てないで助け……うわぁぁぁぁぁ!!」
梅原「……絢辻さん、生き生きとしてんな」
田中「あははー、丸く収まった感じだね!」
橘「こ、これはね?絢辻さんが僕にくれたお宝本達が魅力的過ぎて我慢できなくてさ!」
絢辻「や、やめて!声が大きいって!」
ザワザワ……
絢辻「ちょ、ちょっと来なさい!話があるわ!」ガシッ
橘「ちょ、絢辻さん!?」
絢辻「行くわよ!?」ズルズル
橘「ひ、引っ張らないで!?」
橘「梅原!?黙って見てないで助け……うわぁぁぁぁぁ!!」
梅原「……絢辻さん、生き生きとしてんな」
田中「あははー、丸く収まった感じだね!」
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橘「……というわけで、私橘純一はオンとオフを使い分けられる大人の紳士を目指そうかと思いまして」
絢辻「……どうせオフの時の方が多いんでしょ?」
棚町「えぇ、間違いないわね」
森島「わぉ!あの橘くんが帰ってきたのね!?」
橘「それでね、みんなには迷惑をかけちゃったからね。紳士として、何か埋め合わせをしたいんだけど……」
絢辻「ふふふっ、あたしなんてお宝ハンターの二つ名を得てしまったんだから……覚悟しなさいよね?」
棚町「そ、そんな!うちのファミレスに一ヶ月通うなんてしなくていいのに!純一ったら!」
森島「えー?じゃあ、私はね!」
橘「……紳士ってやっぱり大変なんだな」
完
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橘「……というわけで、私橘純一はオンとオフを使い分けられる大人の紳士を目指そうかと思いまして」
絢辻「……どうせオフの時の方が多いんでしょ?」
棚町「えぇ、間違いないわね」
森島「わぉ!あの橘くんが帰ってきたのね!?」
橘「それでね、みんなには迷惑をかけちゃったからね。紳士として、何か埋め合わせをしたいんだけど……」
絢辻「ふふふっ、あたしなんてお宝ハンターの二つ名を得てしまったんだから……覚悟しなさいよね?」
棚町「そ、そんな!うちのファミレスに一ヶ月通うなんてしなくていいのに!純一ったら!」
森島「えー?じゃあ、私はね!」
橘「……紳士ってやっぱり大変なんだな」
完
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