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元スレ夜神月「囲碁界の神に僕はなる!」

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佐為「しかしライト。一つ問題が」
月(なんだ)
佐為「私はこの棋譜を読むことができません。記録に使われた文字が違うからです」
月(お前が憑いた秀作は江戸時代の人間だったな……)
月(アラビア数字が入ってきたのは明治初期……くそっ)
竜崎「どうしました難しい顔して」
月「あ、いやっ、すごい棋譜だなって思って」
竜崎「当たり前です。とある日本の元トッププロと、それに拮抗する実力を持つ者の対局ですから」
月「なるほど……悪いけどそこまでのレベルになるとどう意見していいか」
竜崎「……」
月「? どうした?」
竜崎「実はこれ、三年前のsaiと塔矢行洋のネット対局の棋譜なのですが」
月(何ッ!!!!!)
>>98
ネットにさらされんじゃね?
ネットにさらされんじゃね?
佐為「私の棋譜……?」
月(佐為! お前!! 僕に何かかくしているな! 三年前だって!?)
佐為「いえ、そんなことは一切っ!」
月「……」
竜崎「知らないのですか?」
竜崎「ネット碁ユーザーなら誰でもしってる、現代で最も有名な棋譜なのですが?」
月「……あ、あぁそうだったね。最近みてなかったからすっかり忘れてたよ。たしかにすごい一局だった」
月(こいつ……わかってるんだ! 僕を完全にハメようとしている!!)
竜崎「……」ニヤッ
月「やはりsaiはすごいな。半目差とは言え、あの塔矢行洋に勝ってる」
月(塔矢行洋といえば……引退記者会見もやっていた五冠の王……)
月(囲碁界のことをまるでしらない僕でも名前くらいは知ってる)
竜崎「ええ碁をはじめて間もない私が見てもすごい一局です」
竜崎「が!」ゴソゴソ
月「?」
竜崎「実はもう一枚あるんです」 パサッ
月「!!!」
竜崎「これは日本のとある若手プロの発見をもとに、途中から手順を書き換えた架空の棋譜です」
竜崎「彼の指摘の通りに打つと、なんと、反目逆転しているのです!」
竜崎「そう、saiの半目負けです」
佐為「!! 確かに! ここの一手、黒は切断に備えずに隅に置いていれば、白は抑えるしかなく、逆転しています!」
月「……」
竜崎「この二枚目こそ。実は真に有名な棋譜なのです」
竜崎「ライト君。ネットでしかあまり碁をしないあなたが何故しらなかったのですか?」
竜崎「これほどの棋力をもってして、何故ですか」
月「……」
月(まずい。完全にボロがでた)
佐為「もう打ち明ければいいんじゃないですか?」
月(だめだ。ここで僕がsaiだと認めれば、もしかしたらなんらかの罪でしょっぴかれる可能性がある)
月(わずかな可能性として、僕の知らないところでこのsaiがなんらかのネット犯罪に手を染めてるかもしれないだろ)
月「……竜崎」
竜崎「はいなんでしょう」
月「僕はこれでも受験生でね。もうここ数年ずっとパソコンにはログインしていない」
月「最後に碁をうったのもずっと前のことだ」
佐為「ライトまでそんなに嘘をつくなんて!」
竜崎「ライト君……その割にはずいぶん強いですね」
月「あぁ、僕は碁が強い。だけどsaiほどではない」
竜崎「はい」
月「竜崎。君と打ち、君にsaiだと疑われたことで火がついたよ」
竜崎「そうですか」
月「君より先に、saiは必ず僕がみつけだして……」
月「処刑台に送る」
佐為「もう死んでます」
竜崎「saiは犯罪者ではありませんよw」
【月の部屋】
カタカタカタカタ
月「……竜崎め、やってくれる」
月「あいつはたったあれだけのことで、間違いなく僕を疑っている」
月「僕はsaiであってsaiでないのに、いい迷惑だ」カタカタ カチッカチッ
月「sai……か……。ちょっと調べただけで真偽不明の噂話がたくさんでてくるな」
月「ネットでの100連勝。多数のプロ撃破。そして最後のあの一局か……」
月(この謎のネット棋士saiってやつと同一だと僕は疑われてしまった)
月(偶然にも僕に取り憑いた佐為の名前を使ってしまったから……)
月(偶然……? ふふ、馬鹿なことを)
月「佐為、お前がこのsaiだよ」
佐為「ええと……私は藤原佐為ですが」
月「違う。三年前のコイツ。間違いない」
カタカタカタカタ
月「……竜崎め、やってくれる」
月「あいつはたったあれだけのことで、間違いなく僕を疑っている」
月「僕はsaiであってsaiでないのに、いい迷惑だ」カタカタ カチッカチッ
月「sai……か……。ちょっと調べただけで真偽不明の噂話がたくさんでてくるな」
月「ネットでの100連勝。多数のプロ撃破。そして最後のあの一局か……」
月(この謎のネット棋士saiってやつと同一だと僕は疑われてしまった)
月(偶然にも僕に取り憑いた佐為の名前を使ってしまったから……)
月(偶然……? ふふ、馬鹿なことを)
月「佐為、お前がこのsaiだよ」
佐為「ええと……私は藤原佐為ですが」
月「違う。三年前のコイツ。間違いない」
月「僕は頭の回転が早いからすぐわかった。お前は三年前にも一度この世に現れている」
佐為「いえ、そんなことは」
月「そしてその時のことが記憶から消えている。それだと全て辻褄があう」
月「棋譜をみたらわかるだろ? お前だよ」
佐為「確かに、私と打ち筋はよくにています」
月「幽霊がどうやって記憶を保つのか、なぜ存在しているのかさっぱり理屈はわからないがそれ以外考えられない」
佐為「私は神によってこの世に再臨することができました。それも二度も」
月「二度……秀作と僕か……だとすると僕が三回目だよ」
月「僕と秀作の間に誰かいたはずだ。確実に! さぁ思いだせ!」
佐為「……と言われましても」
月「……無いものは仕方ないか。なら僕が探しだして証拠をつきつける」
佐為「……ライト」
なるほど
これなら月も活躍出来る
上手いな
月「もしかしたらお前の失われた記憶がもどるかもしれないし、本物のsaiを見つけることで僕の疑いも晴れる」
月「saiは普通に考えたら一人しか存在しえないからね」
月「saiであるがゆえに僕はわかる! 僕以外のsaiがいることを!!!」
月「saiめ! Lめ!!」
月「ふふ、ふははははは! 碁以上にいい退屈しのぎになりそうだよ!!」
佐為「ライト、打ちましょうよ」
月「あぁそうだな。僕も囲碁界を調査する以上ある程度棋力があったほうが便利だ」
月「碁打ちはどうやら棋譜をみるだけで個人を特定できるようだ」
月「うかつだったよ。あやうく言い逃れできない失態をおかすところだった」
月「この先むやみにsaiのちからを使うのは危険かもしれないな」
佐為「はぁ……」
月「なんだノリ気じゃないな」
佐為「いえ、別にそういうわけでは」
月「それに調査といってももう実は目星が付いているんだよ」
佐為「え……」
月「インターネットは便利だね。プロ棋士の過去の成績を見れるなんて」
佐為「……プロ棋士?」
月「先代のsaiは間違いなくプロの棋士だ。それも日本の」
佐為「なぜ断定できるのですか?」
月「佐為、所詮この世は金なんだよ」
佐為「お金?」
月「どんな人間であれ、お前ほどの力を手に入れればそれを利用する」
月「プロに対局で勝てるんだ。つまりプロになることなんて容易いってわけ」
月「知ってるかい? 棋戦の賞金は数千万単位なんだ。塔矢行洋なんて億単位の収入があったらしい」
佐為「それはすごいですね」
月「そいつは佐為に取り憑かれた後、まずは佐為の実力をネットでテストしていたんだ」
月「実際に使い物になるかどうかね」
月「おそらくそれネットでの100連勝とプロつぶし。ふふふ僕は冴えてるな」
初期ヒカルは実際その思考だったな
つまりこの月の思考レベルは小学生レベル
つまりこの月の思考レベルは小学生レベル
月「そしてテストの結果、使い物になると判断した彼はその力を巧妙に利用して一気に囲碁界を駆け上がった」
月「しかし障壁はあったみたいだ。それが塔矢行洋。タイトル獲得を目指す以上必ず壁になる実力者だ」
月「塔矢行洋のタイトルを奪わないと多大な賞金は得られない」
月「考え悩んだそいつは佐為ではなく、saiを利用した」
佐為「さっぱりわからないのですが……それにライトすこし妄想が過ぎますよ……」
月「saiの力を利用し、公式手合いとは別の舞台を用意し、塔矢行洋を叩き潰し引退においこみ……」
月「冠位を奪い取った!!」ガタッ
佐為「!」ビクッ
月「僕の思考のレベルだと、もはや簡単なプロファイングで答えはでる」
月「L、格の違いをみせてやるよ」
佐為「それで、誰なのですか?」
月「犯人は現在のタイトルホルダーで、三年前に一気に囲碁界を駆け上がり」
月「ネットの利用に長け、頭脳明晰、塔矢行洋と個人的に対局の約束ができる関係性にある人物……」
月「緒方精次・十段碁聖!!!」ビシッ
IQ低そうな月だなwww
佐為「この眼光の鋭い者ですか?」
月「決まりだよ佐為」
月「お前は以前、この写真の眼鏡男に憑いていた」
佐為「そんな記憶ありませんが」
月「さらに言うと、この緒方という人物、過去にsaiに対して異常に執着する怪しい素振りをみせていたと噂されている」
月「決定的だよ。自分はsaiでなく、saiを追う者であるとアピールをしつつ、裏ではsaiの力を利用してのし上がった」
佐為「果たしてそうなのでしょうか……」
月「いまや彼が一番数多くのタイトルを取得しているからね」
月「きっといまごろ佐為を失って焦っているだろうな。実力の伴わない偽りのタイトルホルダーめ」
月「ふふふ、緒方十段……お前の失墜はもうすぐだ」
月「お前の力はいまや僕が手に入れた! もう時代は終わったんだよ」バンバンバン
月「こいつに接触し口止めさえすれば、次は僕が大手を振るうことができる」
佐為「え……」
月「わからないのか? 佐為の力を存分に使い」ククク
月「囲碁界の神に僕はなる!」
月「決まりだよ佐為」
月「お前は以前、この写真の眼鏡男に憑いていた」
佐為「そんな記憶ありませんが」
月「さらに言うと、この緒方という人物、過去にsaiに対して異常に執着する怪しい素振りをみせていたと噂されている」
月「決定的だよ。自分はsaiでなく、saiを追う者であるとアピールをしつつ、裏ではsaiの力を利用してのし上がった」
佐為「果たしてそうなのでしょうか……」
月「いまや彼が一番数多くのタイトルを取得しているからね」
月「きっといまごろ佐為を失って焦っているだろうな。実力の伴わない偽りのタイトルホルダーめ」
月「ふふふ、緒方十段……お前の失墜はもうすぐだ」
月「お前の力はいまや僕が手に入れた! もう時代は終わったんだよ」バンバンバン
月「こいつに接触し口止めさえすれば、次は僕が大手を振るうことができる」
佐為「え……」
月「わからないのか? 佐為の力を存分に使い」ククク
月「囲碁界の神に僕はなる!」
佐為「神……!?」
月「プロになり、頂天までのぼりつめ、それと同時に自分が真のsaiであったと公言する」
月「哀れな敗北者たちは誰しもが僕を崇め、僕にすりより、僕の言うことをきく」
月「富も名声も手に入れれば! Lがいまさらどう動こうが住所を晒されようがなにも関係がない!」
月「なぜなら僕の力は! 『真』であるからだ! そして誰も疑うことすらできない!」
月「僕は囲碁界で絶対の権力者になる未来を手に入れたんだ!」
月「はははははは!」
佐為「私は……こんなことのために……」
月「こんなことのため? 違うよ佐為。これはそう、運命だ!」
佐為「運命……?」
月「僕を囲碁界の神の座にひきあげるために、神は君を僕の元へ送りこんだ。そう考えるのが普通じゃないか?」
佐為「違います。私は神の一手を……追求するために……」
月「……佐為、間違っているよ」
月「僕の一手一手が……神の一手になるんだッ!!」
月「プロになり、頂天までのぼりつめ、それと同時に自分が真のsaiであったと公言する」
月「哀れな敗北者たちは誰しもが僕を崇め、僕にすりより、僕の言うことをきく」
月「富も名声も手に入れれば! Lがいまさらどう動こうが住所を晒されようがなにも関係がない!」
月「なぜなら僕の力は! 『真』であるからだ! そして誰も疑うことすらできない!」
月「僕は囲碁界で絶対の権力者になる未来を手に入れたんだ!」
月「はははははは!」
佐為「私は……こんなことのために……」
月「こんなことのため? 違うよ佐為。これはそう、運命だ!」
佐為「運命……?」
月「僕を囲碁界の神の座にひきあげるために、神は君を僕の元へ送りこんだ。そう考えるのが普通じゃないか?」
佐為「違います。私は神の一手を……追求するために……」
月「……佐為、間違っているよ」
月「僕の一手一手が……神の一手になるんだッ!!」
-翌日-
カランコロン
佐為「またここへ来たのですか!」ワクワク
月「あぁ、多くの情報をあつめるなら一人より二人だよ」
月「どっちみち証拠探しという当面の目的は同じだしね」
月「ま、少しのリスクはあるけど僕なら大丈夫だ」
竜崎「どうもライト君昨日ぶりですね」
月「やぁ竜崎。実は僕、昨晩一人でsaiについて考えてみたんだけど」
竜崎「はい」
月「おおざっぱなプロファイリングで目星はついた。これが資料だ」
竜崎「そうですか」
月「saiは緒方十段。どうだろう?」
竜崎「ライト君すごいですねたった一日でこれほど調べあげるとは」
月「……ふふ」
月(無論、僕しか知りえない決定的事実はお前には教えないがな……!)
カランコロン
佐為「またここへ来たのですか!」ワクワク
月「あぁ、多くの情報をあつめるなら一人より二人だよ」
月「どっちみち証拠探しという当面の目的は同じだしね」
月「ま、少しのリスクはあるけど僕なら大丈夫だ」
竜崎「どうもライト君昨日ぶりですね」
月「やぁ竜崎。実は僕、昨晩一人でsaiについて考えてみたんだけど」
竜崎「はい」
月「おおざっぱなプロファイリングで目星はついた。これが資料だ」
竜崎「そうですか」
月「saiは緒方十段。どうだろう?」
竜崎「ライト君すごいですねたった一日でこれほど調べあげるとは」
月「……ふふ」
月(無論、僕しか知りえない決定的事実はお前には教えないがな……!)
竜崎「……ですが残念はずれです」
月「何!」
竜崎「緒方さんはsaiではありません」
月「……な、何を根拠に」
竜崎「なぜなら……あ、来たようです」
緒方「よぉ竜崎。まさかここに来ていたとはな」
竜崎「どうも緒方さん」ペコリ
月「なっ!」
月(お、緒方精次!!)
佐為「これがライトの言っていた私の元宿主ですか?」
月(バカな……何故ここに!)
緒方「こっちの少年は?」
竜崎「私に捜査協力してくれてる夜神君です碁も打てます」
月「お、おい竜崎!?」
月(な、ななな、ぼぼぼ僕の推理が!? 外れれ!?)
緒方「君もsaiを追っているのか」
月「あの、僕は……」
竜崎「彼が私の依頼人です」
月「!!!」
緒方「なんだその資料は? まさか君、竜崎と同じように俺を疑うのか?」
月「えっ」
竜崎「私も依頼当初、夜神君と同じ結論に行き着きました」
緒方「失礼な奴だったよ。依頼主をまっさきに疑うなんて」
竜崎「しかし実際に囲碁をおぼえてみて」
竜崎「彼ではないと確信しました」
月「そ、それはなぜ」
緒方「優れた碁打ちなら、打てばわかる」
佐為「そのとおりですね!」
月「!!!」
月(打てばわかるだと……!? そんなことが!?)
竜崎「はい。棋士にはそれぞれ一定のリズムがあります」
竜崎「意識してもなかなか拭い取れない癖のようなものです。少なくとも緒方さんはsaiとは打ち筋が異なります」
緒方「そういうことだ。残念だったな」
月「……すいません」
竜崎「また、仮に緒方さんがsaiだとしたら不自然です」
月「それはなぜ……」
竜崎「名実ともに備わっている緒方さんがわざわざ謎の打ち手saiを名乗る意味がないからです」
月「!」
竜崎「夜神君。あなたの推測をきかせてください」
竜崎「仮に緒方さんがsaiであったとして、saiであることを公にしない理由付けを」
月「そ、それは……」
竜崎「ないんですね? それとも何かしっているのですか? わたしの知らないことを」
月「い、いや……」
緒方「おいおい困ってるじゃないか。お前の誘導尋問のようなやりかたはあまり好きじゃないな」
竜崎「すいません」
竜崎「意識してもなかなか拭い取れない癖のようなものです。少なくとも緒方さんはsaiとは打ち筋が異なります」
緒方「そういうことだ。残念だったな」
月「……すいません」
竜崎「また、仮に緒方さんがsaiだとしたら不自然です」
月「それはなぜ……」
竜崎「名実ともに備わっている緒方さんがわざわざ謎の打ち手saiを名乗る意味がないからです」
月「!」
竜崎「夜神君。あなたの推測をきかせてください」
竜崎「仮に緒方さんがsaiであったとして、saiであることを公にしない理由付けを」
月「そ、それは……」
竜崎「ないんですね? それとも何かしっているのですか? わたしの知らないことを」
月「い、いや……」
緒方「おいおい困ってるじゃないか。お前の誘導尋問のようなやりかたはあまり好きじゃないな」
竜崎「すいません」
囲碁とか現実の競技と絡めるのって難しいしからすごいと思う
月のキャラが少しあれだけど
月のキャラが少しあれだけど
月「あの、どうして彼に依頼を?」
緒方「俺はただsaiと打ちたいがために、ネットの闇に消えたsaiを探している。それだけだ」
緒方「俺は忙しい身、以前は自分で足をつかってあちこち調べていたがいまはなかなか時間がなくてな」
竜崎「そんな緒方さんに今日はプレゼントがあります」
緒方「!」
月「プレゼント?」
竜崎「夜神君にもあとで見せてあげます」
緒方「はやく渡せ。そのために検討もすっぽかしてここへ飛ばしてきたんだ」
竜崎「どうぞ」ペラリ
月「その紙は?」
竜崎「先日の私とsaiのネット対局の棋譜です。印刷してきました」
竜崎「電話で伝えても信じてもらえなかったので直接棋譜をみたいと」
月(……佐為、どうだ?)
佐為「はい、確かに先日の対局の棋譜ですね」
囲碁打とうぜ!
http://www.gokgs.com/
「さあ、対局しよう!」はバグりやすいからクライアント落として
部屋のリスト→クラブ→VIP囲碁部に行って教えろ言え
でもルールぐらいはググっておくと捗る
http://www.gokgs.com/
「さあ、対局しよう!」はバグりやすいからクライアント落として
部屋のリスト→クラブ→VIP囲碁部に行って教えろ言え
でもルールぐらいはググっておくと捗る
緒方「……」
竜崎「どうですか?」
緒方「……ッ」
緒方「竜崎。残念だがこいつはsaiではない」
佐為「えっ」
月(……!)
緒方「saiは……saiはもっと優美で華麗なウチ回しをする」
緒方「俺の知ってるsaiは、こんな他人を一方的に痛めつけるような碁は打たない!」
緒方「だれが相手であろうと紳士的な態度は崩さなかった! 匿名のアマチュア相手でもだ!」
佐為(……この者……一体)
月(……運がまわってきたな。これでLの捜査はほぼ白紙……)
竜崎「そうですか。では捜査をやりなおします。引き続きネットでsaiを名乗る打ち手に探りをいれます」
竜崎「同時に私は、プロ棋士になります」
月「!」
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