私的良スレ書庫
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元スレ友「お姉さん美人だよね。いいなぁ~」妹「!?」
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友「終わりました~」
妹「できるんだから最初からやってください」
友「善処します」
妹「……まったく」
先生「妹さん、少し良いですか?」
妹「あ、はい」
先生「放課後、明日配るプリントを……」
妹「はい、わかりました」
友「放課後居残り?」
妹「友みたいに罰を受ける訳じゃないよ」
友「失礼な。手伝おっか?」
妹「ううん大丈夫。たぶんすぐ終わる」
友「そか。じゃあ待ってる」
妹「……ん、ありがと」
妹(友、普段と変わりないや。……よかった)
放課後
妹「ん、これでよし……っと」
妹「先生ー、終わりましたよー」
先生「お疲れ様。申し訳ありませんが、もうひとつ仕事を……」
妹「あー」
友「妹おわったー?」ヒョコ
妹「もうひと仕事」
友「働き者ですなー。しょうがない、手伝おうか?」
妹「ん……いいよ、大丈夫」
友「そう?」
妹「うん、ほら、弟たちにご飯作ってあげるんでしょ」
友「そうだった」
妹「ばか。遅くなっちゃうといけないし、私は大丈夫だから」
友「……大丈夫?」
妹「ん」
友「……うん、じゃあお先に帰らせてもらいます」
>>72
諦めたら?
諦めたら?
妹「ん」
友「ありがと」
妹「いいよいいよ、じゃあね」
友「お仕事がんばってね~」ノシ
妹「……」
先生「……すみませんね、妹さん」
妹「いえいえ、委員長ですし」
先生「ありがとう。じゃあ、この資料を――……」
妹「ふぅ」
妹「先生人使い荒らすぎ……」
妹「ま、ジュースおごってもらえたし良しとしよう」
妹「にしても……つかれた」
妹(早くお風呂入りたいー。またお姉ちゃんと……)
妹「…………あ」
妹(お姉ちゃんに、遅くなるって連絡するの忘れてた)
妹(心配……してるかな……)
ラウル曹長、このスレを支援するでござるwwwww
激しく承知wwwwwデュフフwwwwwww
激しく承知wwwwwデュフフwwwwwww
妹(……電話しとこ)
妹「お姉ちゃんはーっと……あったあった」ピッ
妹「……」prrrr
妹「…………」rrr
妹「………………」
妹「あれ?」
妹「……出ない」
妹「また何処かに置きっぱなしにしてるのかなぁ」
これまで、予兆は何度もあったのかもしれない。
だけど、私はそれに気づけなかった。
お姉ちゃんのことを考えて、少しの痛みを覚えながら歩く帰路は、いつもと何も変わらなくて。
友のことも、お姉ちゃんのことも、その好きなひとのこともあったけど。
私の周りは何も変わっていないんだと。
そう、思っていた。安心していた。
水面下で渦巻いていた様々な感情が、溢れ始めていることも知らずに。
ガチャ
妹「ただいまー」
シーン
妹「……?」
妹「お姉ちゃん? いないの?」
妹「…………」パタン
妹「お姉ちゃーん」
姉「……妹」
妹「あ、いた」
姉「おかえり」ギュ
妹「……」
姉「遅かったね、どしたの?」
妹「……連絡するの忘れた。先生の仕事手伝ってて」
姉「そっか、お疲れ様。お腹空いたでしょ?」ナデ
妹「……一応、電話したんだけど」
姉「あ、携帯見てなかった」
妹「……家にもかけたよ」
姉「あぁ、あれ……取れなくてごめんね?」
妹「……かけ直してくれたっていいじゃん」
姉「ん……ごめん」
妹「……」
姉「妹……?」
妹「何かあった?」
姉「何か? 特に何もなかったけど」
妹「…………」
妹「お姉ちゃんてさ、香水つけてたっけ?」
姉「ぇ……」
妹「……」
姉「一昨日買ったの、香水。それつけてみて……」
妹「……」
妹(何か……変だよ……)
妹(同じシャンプーの匂いがしない……)
妹(お姉ちゃんの甘い匂いがしない……)
妹「……そんなの……つけなくていい」
姉「そっか……ごめんね……」
妹「……ゃ」
姉「妹……?」
妹「やだよ、そんなのつけないで、お姉ちゃん」
姉「ん、わかったから」ギュ
妹(また……胸がざわざわする……)
妹「お姉ちゃん…………っ」ギュッ
妹(ギュッてすればするほど……)
妹(お姉ちゃんに触れるほど、お姉ちゃんじゃない匂いがする)
妹「私、の……お姉ちゃん…………」
姉「…………」ギュ
姉(妹だ……)
姉(妹の匂いがする……)クン
姉「……」ギュウ
妹「……」
妹「……お姉ちゃん、もうお風呂入った?」
姉「ん……うん」
妹「今から私と一緒にもう1回入ってくれる?」
姉「え……また?」
妹「うん、その香水の匂い、落としてあげる」
姉「だ……大丈夫だよ」
妹「……なにが?」
姉「なにがって……」
妹「私、その匂いが嫌
妹「それとも、私とは入りたくないだけ?」
姉「そういうわけじゃないけど……」
妹「……いいから入ろうよ、ね?」グイ
姉「まっ……待って……!」
妹「……なんで?」
姉「……っ」
妹「ねぇ、なんで?」
姉「……できないよ」
妹「ねぇどうして私のこと嫌いなの?」
姉「違っ……」フルフル
妹「……違わないんじゃないの?」
妹「早くしてよ、それともココで脱ぐの?」
姉「妹……ごめん……」
妹「……今日のお姉ちゃん、謝ってばっかりだね」
妹「何でさっきからそれしか言わないの?」
姉「…………」
妹「何かあったんでしょ?」
姉「……」フルフル
妹「……誰かと会ったの?」
姉「……っ」フル
妹「…………誰」
姉「い、妹……?」
妹「お姉ちゃん…………」ズイ
姉「妹……怖いよ……」
妹「お姉ちゃん……誰と会ったの?」
姉「…………」
妹「……だんまり?」
妹「まぁいいや。まずはお風呂に入る方が先だよね」グッ
姉「ゃ……!」
妹「動く気がないの? いいよ、ここで脱がしてあげる」
姉「待って……妹っ、……やめっ……」
>>246
一回落ち着いて病む過程をねっとり書いてくれてもええんやで…?
一回落ち着いて病む過程をねっとり書いてくれてもええんやで…?
妹「……」
お姉ちゃんの上着を力ずくで下からめくり上げた。
姉「……ッ」
腹から胸にかけてを一息に暴いた。
そして私は後悔する。
妹「……」
見なければよかった?
いや、知らなかったならば、私はそれを後悔する。
素直に姉の言うことを聞いておくべきだった?
いや、それで姉の痛みに気付けなかったならば、私はそれを後悔する。
妹「……なにこれ」
お姉ちゃんの、雪のように綺麗な白い肌。
その上に、点々と。
朱い花が咲き乱れていていた。
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