元スレまどか「ほむらちゃんのおバカ!だいっ嫌い!」
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151 = 115 :
さやか「……でも、マミさんは…」
マミ「ふふっ…私、先輩失格ね」
マミ「ううん、お友だち失格よ…」
さやか「マミさん…」
杏子「そんなことねーと思うけどなぁ」
マミ「…佐倉さん、私は鹿目さんと暁美さんに酷いことをしたのよ?」
杏子「まどかに好きって言ったんだっけ?」
マミ「…ええ…ただ、鹿目さんは演技だと思っているみたいだけど…」
杏子「でもマミはまどかに好きって言えたんだろ?」
マミ「それは…一応そうだけど…」
杏子「まぁ、やり方はよくなかったかもねぇ」
マミ「…うん」
152 = 115 :
杏子「でもさ、好きってちゃんと言えなかったのは、まどかとほむらの事を考えてでしょ?」
マミ「えっ?」
杏子「たしかに卑怯だったかも知れないけどさ、別にいいじゃん」
さやか「…」
マミ「よくないわ!だって私は…」
杏子「ほんとに卑怯な奴なら、もっと別のことしてまどかを手に入れるぜ?」
マミ「…?」
杏子「まどかの手足を使えなくしてさ、マミがいなきゃ生きられないようにするとか」
マミ「なっ…!そんなことできるわけないじゃない!」
153 = 115 :
杏子「だろ?だからマミはそこまで卑怯じゃないってことさ」
マミ「で、でもっ…」
杏子「それにマミはさ、2人の為に身を引いたんじゃないの?」
マミ「えっ?でも…私は結局…鹿目さんに告白…」
杏子「あんなの告白になんないっつーの」
マミ「なんで…?」
杏子「だって、まどかに伝わってないじゃん」
マミ「……それは、私が演技だったって逃げ道を作ったからよ」
杏子「ふーん?逃げ道を…ねぇ」
154 :
んな無茶な
155 = 125 :
あんあん
157 = 115 :
マミ「暁美さんに敵うわけないって解ってたから…でも、少しはチャンスが欲しかったから…」
マミ「だから私は…」
さやか「…」
杏子「…ほんとにそう?」
マミ「…そうよ、ただ諦めきれなかっただけ」
マミ「私が最低だっただけよ…」
さやか「マミさん…」
杏子「じゃあもし、まどかがマミの告白にオッケーしたらどうするつもりだったのさ?」
マミ「えっ?」
杏子「ほむらを差し置いて、まどかを手に入れるのか?」
マミ「そんな…そんなことできるわけないじゃない!」
158 = 115 :
マミ「鹿目さんと暁美さんは相思相愛よ…?」
マミ「暁美さんから鹿目さんを奪うなんて…もし出来たとしても、出来ないわ!」
杏子「だよねぇ?んじゃ結局身を引いてるじゃん」
マミ「えっ?」
杏子「マミはまどかが好きだけど、素直に告白できなかった」
杏子「それは2人の為に身を引いたから、これでいいじゃん」
さやか「うーん……」
マミ「…それは、私に都合よく考えすぎたわ」
マミ「私が最低なのは何も変わらないわよ」
杏子「…はぁ、難しく考えすぎだっての」
杏子「じゃあさ、マミが最低ならそれで終わり?」
マミ「えっ?」
杏子「マミは今何がしたいんだよ?自分を最低にして終わりとか言わないよねぇ?」
マミ「それは…」
159 = 115 :
杏子「まどかとほむらは結果的に上手く言ったんだろ?」
さやか「うん…」
杏子「それは、マミが頑張ったからじゃないの?」
マミ「え?」
杏子「だってさ、マミが2人をくっつけたんじゃん」
マミ「いや…」
杏子「マミが今日の作戦しなかったらさ、もしかしたら上手く行かなかったかもしれないんだ」
さやか「…たしかに、ほむらの思い通りに行くとは思えなかったけど……」
杏子「ああ、もしかしたら上手く行かなかったかもしれないけどさ」
杏子「そうならなかったかも知れないわけじゃん」
杏子「でも、マミの作戦で2人は上手くいったんだ…これは嘘じゃないだろ?」
マミ「でも…やっぱり、私は…」
杏子「マミが2人をくっつけたんだ、それでいいじゃんか」
杏子「そりゃ、余計なことしたかもしんねーけど」
杏子「結果オーライってやつ?それで良いんだって」
160 = 115 :
マミ「……よくないわよ」
杏子「じゃあどうしたいのさ?」
マミ「………」
杏子「過ぎたことイチイチ気にしてんじゃねーよ」
杏子「次のこと考えるべきじゃん」
マミ「次のことを…?」
杏子「マミは2人に謝りたいんだろ?で、謝った後どうすんのさ?」
マミ「えっと…応援…はできないわね」
マミ「だって私にそんな資格ないもの…」
杏子「…やっぱりねぇ、それがダメなんだって」
さやか「…杏子はどう思うの?」
杏子「え?あたしなら応援するに決まってんじゃん」
さやか「いや、杏子の立場とマミさんの立場とじゃ話が違ってくるし…」
杏子「何で?マミが2人をくっつけたんだろ、応援できないわけないじゃん」
161 = 115 :
マミ「…でも」
杏子「でもじゃねーってば!実際そうなってんだし、2人はマミに感謝してたんだろ?」
マミ「それは私の本心を知らなかったから…」
杏子「知られてないから大丈夫じゃん」
マミ「そう言う問題じゃないわ…!」
杏子「うーん…話が進まないじゃんかよ…」
さやか「………」
杏子「さやかはどう思う?これじゃきりがないぜ」
さやか「…2人の言い分はわかるよ」
さやか「でも……杏子は何がしたいの?よくわかんないよ」
杏子「えっ?あたしは最初からマミを慰めたいだけだけど…」
杏子「うーん…やっぱあたし、そう言うの苦手なのか…」
杏子「……あたしはさ、何て言うか…マミが可哀想なんだよ」
マミ「えっ?」
162 = 115 :
杏子「だってさ、ほむらもマミも、まどかを好きになったんだろ?」
さやか「うん…」
杏子「ほむらはさやかやマミが応援したし、まどかもほむらが好きだった」
杏子「…でも、マミは誰も応援してくれないし、ほむらを応援しなきゃいけなかったんだ」
杏子「これじゃあマミが可哀想じゃんか…」
マミ「…私……」
杏子「最後に我慢できないで、本音を出しちまったかもしんねーけど…仕方ないじゃん」
杏子「マミだって、ほむらと同じようにまどかに告白しても良かったんだ」
杏子「なのに、まどかとほむらは幸せで…マミだけ辛い思いしてんのがさ…」
マミ「…っ……」
杏子「…今だって、泣き出しそうじゃん」
さやか「マミさん…」
杏子「…マミ、泣くのはカッコ悪いことじゃないぜ?」
杏子「泣きたいときには思いっきり泣きなよ…マミは我慢しすぎなんだ」
マミ「佐倉…さん…」
163 = 115 :
マミ「佐倉さん…佐倉さぁんっ…!」
杏子「マミ…」
マミ「私…ずっと辛かった…私だって誰かに相談したかった…!」
マミ「でも…誰にも言えなかったのよ…みんな鹿目さんと暁美さんを応援するに決まってたから…」
さやか「………」
マミ「誰にも言えなかったのに…なのに、だから…!私は2人を応援するしかなかったの…」
マミ「どうすればよかったのよ?わかんないよ…」
杏子「マミ…辛かったよな…」
杏子「だからさ、今は思いっきり泣いてもいいんだぜ?」
杏子「後のことはそれから考えればいいんだよ」
杏子「マミ、自分を攻めるのは止めよう…なっ?」
マミ「佐倉さん…うぅぅっ…」
マミ「うわぁぁぁぁっ…」
164 :
聖母あんあん
165 :
あんこちゃんがイケメンすぎる
166 = 125 :
聖母すぎるぜ…!
167 = 114 :
イケメンあんあん
168 = 115 :
マミ「すぅ…すぅ…」
さやか「マミさん、眠っちゃったね…」
杏子「ああ…仕方ないよ」
さやか「うん…」
杏子「あたしさ、マミはがんばったと思うよ、ほんとに…」
杏子「誰にも言えないよな…だって相手はまどかとほむらなんだもんな」
さやか「……うん、あたしも完全に2人のことしか考えてなかったから…」
杏子「…さやか、このこと2人に話すか?」
さやか「…たぶん、まどかとほむらの事だから気まずくなって……」
杏子「…ああ、あたしもそう思う」
さやか「……内緒にする?」
杏子「…うん、今すぐ言うべきじゃないよ」
杏子「これはあたし達3人の内緒だな」
さやか「…そうだね」
169 = 115 :
杏子「もちろん、ずっと内緒にはできないよ…」
杏子「…でも、いつ話すかは…マミ自身が決めることだな」
さやか「うん…そうよね」
マミ「すぅ…すぅ…」
さやか「マミさんの寝顔見てると…やっぱまだ中学生なんだなってわかるよね」
杏子「…マミだってまだ15歳だもんな、なのに1人でさ…」
マミ「思いでの1つや2つ欲しいよな…」
さやか「…マミさんが起きたらさ、3人でパーッと遊ぼうよ!」
さやか「あたし達でマミさんの思いで作ろう!」
杏子「…ああ!」
170 = 164 :
思いでの1つや2つ俺が体を張って無理やりつくってやるぜグヘヘ
171 = 115 :
マミ「ん…」
さやか「あっ、おはよーございますっ!」
杏子「おはよ」
マミ「んっ…?あっ、ご、ごめんなさい!」
マミ「2人がいるのに眠っちゃって…それに」
マミ「ひ、膝枕なんてさせちゃって…!」
杏子「あはは、いいよ。あたしの膝くらい何時でも貸すぜ?」
マミ「…ありがとう、佐倉さん」
杏子「ふふっ、で?少しは楽になれた?」
マミ「…うん、本音を話せて良かったわ」
杏子「そっか、良かった」
さやか「マミさん、これから3人で遊ぼうよ!」
さやか「時間はまだいっぱいあるし!」
172 = 115 :
マミ「……でも、いいのかしら?」
マミ「鹿目さんと暁美さんに謝らなきゃ…」
杏子「その事だけどさ、今は忘れようぜ?」
マミ「な…?できないわ!」
さやか「マミさんの気持ちはわかるけど…でも、今は忘れて楽しもうよ」
さやか「マミさんにだって、今を楽しむ権利はあるんだからさ!」
マミ「でも…」
杏子「今はこれでいいんだよ」
マミ「本当に…?」
杏子「ああ、嘘じゃないよ」
杏子「それに、あたしは嘘が嫌いだからな!」
杏子「だから、自分の気持ちに嘘つかないで正直に話したマミは好きだぜ」
マミ「佐倉さん…」
173 :
まどほむとみせかけてマミさんメインだったのか
174 = 115 :
さやか「2人に謝るのはまた今度にで大丈夫だよ」
さやか「マミさん…あたしもマミさんが好きだな!」
マミ「美樹さん…」
さやか「マミさんは最低なんかじゃないよ、ただ少し…ちょっとだけ良くなかったかもしれないだけ」
さやか「でも、やっぱりマミさんは大好きな先輩、友だちだよ!」
マミ「美樹さんっ…」
杏子「マミ、辛いことがあったら何時でもあたしに話してよ」
杏子「マミはひとりぼっちじゃないんだぜ」
175 = 115 :
マミ「佐倉さん…ありがとうっ…!」
さやか「あたしもいるよっ!」
マミ「美樹さんも…本当にありがとう…!」
マミ「ぐすっ…えへへ、やっぱり私ダメな子だ」
マミ「こんなにも近くに大切なお友だちがいるのに、1人だって思っちゃったなんてね…」
マミ「……ねえ、私のわがまま…聞いてくれる」
杏子「ああ、何でもいいなよ」
さやか「さやかちゃん、張り切っちゃいますからねー!」
マミ「ふふっ、ありがとう…」
マミ「あのね?永遠じゃなくてもいい…一瞬でいいから」
マミ「今はそばにいてほしいの…!」
176 = 115 :
杏子「いいよ、一緒にいてやるよ」
マミ「佐倉さん…!」
さやか「一瞬でいいから?けしからぁん!」
さやか「あたしなんかで良ければ、ずっと一緒にいますよ!」
マミ「美樹さん…!」
杏子「あたしもだ、だってあたしはマミが好きだからね」
マミ「えっ?」
杏子「好きに違いなんてないよ、好きなもんは好きだもんな」
杏子「あたしはたい焼きも団子もポッキーも好きだ」
杏子「そして、マミもさやかも大好きなんだぜ!」
マミ「佐倉さんっ…!」
杏子「えへへっ!」
177 = 115 :
さやか「あたしも、マミさんと杏子が大好きだよ!」
さやか「2人とも最高の友だちだからね!」
マミ「美樹さんっ…!」
さやか「あ、もちろん。まどかとほむらも大好きだよ!」
さやか「みんな大切な友だちだからね…!」
杏子「ああ、あたしもだよ」
マミ「……私も、暁美さんも鹿目さんも好きよ」
マミ「これは今でも変わらないわ」
さやか「マミさん…!」
マミ「……決めたわ、私は最後まで2人を応援する」
マミ「2人が幸せになるのなら、私はなんだってするわ…!」
178 = 115 :
杏子「…そっか、それがマミの答えなんだな」
マミ「ええ…!」
杏子「うん、ならそれが正解さ」
杏子「自分に嘘をつくのは間違いかもしれねぇ…でも、それが本心ならそれが正解だよ」
杏子「嘘なんてつくもんじゃないぜ、何時だって自分に正直にいればいいんだ」
マミ「…うん」
杏子「へへっ!それじゃ、今から3人で遊ぶとするかー!」
さやか「うん!あたし達だって、まどかとほむらに負けてらんないんだから!」
杏子「ほらっ、行こうぜ」タタッ
さやか「あっ、まってよー!」タタッ
179 = 116 :
しえん
180 = 115 :
マミ「佐倉さん、美樹さん…本当にありがとう」
マミ「私は…もう大丈夫よ」
杏子「マミー!」
さやか「早く行こー!」
マミ「だって、私の好きなお友だちが…私を待っていてくれるから」
マミ「私はひとりぼっちじゃないから…!」
マミ「……暁美さん、私…負けないわ」
マミ「あなたに負けないくらい幸せになってみせる」
マミ「そして鹿目さんを大切にしてね…」
マミ「…いつか謝らなきゃいけないけど…今はまだ…」
マミ「でも、本当に応援しているから…」
マミ「2人とも、幸せにね…!」
杏子「マミー!」
さやか「はーやーくー!」
マミ「うふふっ、今行くわ!」
181 = 115 :
まどか「えへへ、面白い映画だったね」
ほむら「うん」
まどか「…わたし、ほむらちゃんに告白できて本当に良かったって思ってるんだ」
ほむら「まどか…」
まどか「だってね?本当にほむらちゃんが大好きなんだもん!」
ほむら「ふふっ。私もよ、まどか」
まどか「てぃひひ!」
ほむら「さやかやマミに感謝しなきゃね」
ほむら「…彼女達がいなければ、きっと…」
まどか「…うん、そうだね」
182 = 115 :
まどか「みんなに応援してもらえるなんて…わたし達は本当に幸せだよ」
ほむら「ええ、だから…もっと幸せになりましょう!」
まどか「うんっ!」
ほむら「まどか、目を瞑ってくれる?」
まどか「…!」
まどか「うん、ほっぺに…かな?」
ほむら「…ええ」
まどか「…うん、わかったよ。閉じるね」トジッ
183 = 115 :
ほむら「……嘘よ」
まどか「えっ?」
チュッ
まどか「あっ///」
ほむら「…えへへ、唇にしちゃった///」
まどか「も、もぉ///」
ほむら「ふふっ、今日はエイプリルフールだから///」
まどか「ほむらちゃんのおバカ///だーい好きっ///」
チュッ
おわり
184 = 125 :
乙乙!!
185 :
まだ全部読んでないけど乙
186 :
おつん
187 :
まどか「ほむらちゃんはもう見滝原に帰ってこないんだ・・・」
ほむら「ただいま、まどか!」
まどか「!! ほむらちゃんなんて嫌い!二度会いたくない!」ウワァーン
ほむら「よしよし」ポンポン
こんなの期待してた
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