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元スレ妹「お兄ちゃんに彼女……」
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妹「でも……でも……だったらどうすれば良いの……!? 私がお兄ちゃんが大好きで諦められないほど大好きでも……。
諦めないと辛いよ……。お兄ちゃんの家族じゃ、なくなるかも知れないんだからっ……」
妹友「……ごめん。私には、失敗のリスクも諦める怖さも、わからないから……。
無責任なことしか言えなくてごめんね……」
妹「うぅ……」
妹友「……妹。私は親友にはなれないかもしれないけど、友達だからね。例え妹に嫌われても私は友達だと思ってる。
いつでも、話ぐらい聞くから。自分の気持ちに気付かせてあげるぐらいしかできないみたいだけど……。それでもお節介でも私はいるから……」
妹「…………」
妹友「居たらだめかな……」
妹「ううん……ありがとう……」
諦めないと辛いよ……。お兄ちゃんの家族じゃ、なくなるかも知れないんだからっ……」
妹友「……ごめん。私には、失敗のリスクも諦める怖さも、わからないから……。
無責任なことしか言えなくてごめんね……」
妹「うぅ……」
妹友「……妹。私は親友にはなれないかもしれないけど、友達だからね。例え妹に嫌われても私は友達だと思ってる。
いつでも、話ぐらい聞くから。自分の気持ちに気付かせてあげるぐらいしかできないみたいだけど……。それでもお節介でも私はいるから……」
妹「…………」
妹友「居たらだめかな……」
妹「ううん……ありがとう……」
兄「…………」
兄「俺、最低だ……盗み聞きなんてするつもりはなかった……」
兄「妹…………」
祭の日。
兄「…………」
兄「ふぅーよっし……」
兄「…………」
兄「大丈夫だ。大丈夫……」
兄「…………」
兄「もう覚悟は出来てる……うん」
「はぁはぁはぁ……あの……ごめんなさい遅れて……」
兄「いいけど。大丈夫か?」
「うん……大丈、夫。えへへ……いこっか!」
兄「ああ」
幼なじみ「ねっ!」
兄「…………」
兄「ふぅーよっし……」
兄「…………」
兄「大丈夫だ。大丈夫……」
兄「…………」
兄「もう覚悟は出来てる……うん」
「はぁはぁはぁ……あの……ごめんなさい遅れて……」
兄「いいけど。大丈夫か?」
「うん……大丈、夫。えへへ……いこっか!」
兄「ああ」
幼なじみ「ねっ!」
なんか空想の上でしか人と会話したことのない人間が書く文章みたいだな
幼なじみ「でも良かった……」
兄「ん? 何がだ?」
幼なじみ「正直、わたしここにくるのが怖かったの。兄がきてもいないんじゃないかって思って……。
小学生のあの日みたいに約束を忘れちゃうんじゃないかって……」
兄「もう忘れたりしないよ」
幼なじみ「だよね。今日はちゃんと居てくれたもの……。本当に嬉しいわ! えへへ! 今日は離さないからね!
ずっと手を繋いでいましょ! あの頃みたいにねっ!」
兄「おう」
手をしっかりと握りあい歩いていく。俺はあの日。妹の話のおかげで全てを思いだした。
幼なじみとの約束も。淡い初恋の思い出も。全て……。
兄「ん? 何がだ?」
幼なじみ「正直、わたしここにくるのが怖かったの。兄がきてもいないんじゃないかって思って……。
小学生のあの日みたいに約束を忘れちゃうんじゃないかって……」
兄「もう忘れたりしないよ」
幼なじみ「だよね。今日はちゃんと居てくれたもの……。本当に嬉しいわ! えへへ! 今日は離さないからね!
ずっと手を繋いでいましょ! あの頃みたいにねっ!」
兄「おう」
手をしっかりと握りあい歩いていく。俺はあの日。妹の話のおかげで全てを思いだした。
幼なじみとの約束も。淡い初恋の思い出も。全て……。
当たり前のように隣り合う我が家と幼なじみの家に偶然同い年の子供が生まれた。その偶然は自然と俺と幼なじみを引き合わせた。そして必然的に惹かれあう運命にあったのかもしれない。
俺の初恋の相手はもちろん幼なじみだった。
小学生の頃。俺は妹に告白されるより少し前に幼なじみに告白されていた。元々一緒に過ごす内に惹かれていたせいか。幼いながらその告白は嬉しかったらしい。
『大きくなったら結婚しましょう。』
『それまでは結婚を前提にお付き合いしましょう。』
とまで、二人は誓いあった。
それが俺達をピクニックに駆り立てた。二人で住む家を探しましょう。秘密基地探しの始まりだった。
俺の初恋の相手はもちろん幼なじみだった。
小学生の頃。俺は妹に告白されるより少し前に幼なじみに告白されていた。元々一緒に過ごす内に惹かれていたせいか。幼いながらその告白は嬉しかったらしい。
『大きくなったら結婚しましょう。』
『それまでは結婚を前提にお付き合いしましょう。』
とまで、二人は誓いあった。
それが俺達をピクニックに駆り立てた。二人で住む家を探しましょう。秘密基地探しの始まりだった。
兄「でも秘密基地は見つからなかったんだよな」
幼なじみ「そうだったね。でも楽しかったなぁあの頃は……。
お弁当や水筒やビニールシートを入れた小さなリュックを背負って、いろんな所を探検した」
兄「秘密基地を見つけるのが目標だったけど探検しながら一緒にいるだけで楽しかったからな……」
幼なじみ「本当、楽しかったよ……」
兄「…………」
幼なじみ「そうだったね。でも楽しかったなぁあの頃は……。
お弁当や水筒やビニールシートを入れた小さなリュックを背負って、いろんな所を探検した」
兄「秘密基地を見つけるのが目標だったけど探検しながら一緒にいるだけで楽しかったからな……」
幼なじみ「本当、楽しかったよ……」
兄「…………」
幼なじみ「兄……今日という日の約束。ちゃんと思いだしたんだよね……?」
兄「ああ、大丈夫。ずっと待たせちまったんだよな。俺は幼なじみを……」
幼なじみ「うん。ずっと……待ってたから……ずっと……」
兄「でも……教えてくれればよかったのに。どうして何年も黙ってたんだ?」
幼なじみ「だって……自分から思い出してくれないと。私が一方的に要求しているみたいだもん……」
兄「アハハそうか。確かにな。……待たせてごめんな幼なじみ」
幼なじみ「はい……」
兄「ああ、大丈夫。ずっと待たせちまったんだよな。俺は幼なじみを……」
幼なじみ「うん。ずっと……待ってたから……ずっと……」
兄「でも……教えてくれればよかったのに。どうして何年も黙ってたんだ?」
幼なじみ「だって……自分から思い出してくれないと。私が一方的に要求しているみたいだもん……」
兄「アハハそうか。確かにな。……待たせてごめんな幼なじみ」
幼なじみ「はい……」
『ねぇ兄。お父さんが言ってたの! プロポーズは男がするもんなんだって!』
『じゃあ僕するよ! 幼なじみのこと大好きだから! でもプロポーズってどんなことを言えば良いんだろう?』
『パパがね。好きな人に思っていることをそのまま言えば良いんだって言ってたわ! そんなことより大事なのは場所とタイミングなんだって!』
『場所とタイミングかーうーん……』
『私、お祭りが好きなの! だからお祭りの日が良いなぁ!』
『でもお祭りは一年に一回しかないんだよ? 失敗したら大変だよ?』
『なんだ~兄自信ないの?』
『違うよ! ただやったことないからチャンスは多い方が良いと思って……』
『そうねぇ……』
『じゃあ僕するよ! 幼なじみのこと大好きだから! でもプロポーズってどんなことを言えば良いんだろう?』
『パパがね。好きな人に思っていることをそのまま言えば良いんだって言ってたわ! そんなことより大事なのは場所とタイミングなんだって!』
『場所とタイミングかーうーん……』
『私、お祭りが好きなの! だからお祭りの日が良いなぁ!』
『でもお祭りは一年に一回しかないんだよ? 失敗したら大変だよ?』
『なんだ~兄自信ないの?』
『違うよ! ただやったことないからチャンスは多い方が良いと思って……』
『そうねぇ……』
『男なら一回でビシッと決めるべきよ! って思ったけど。それならチャンスは10回! ぐらいで良いんじゃないの?』
『10回かー……でもそれぐらいなら何とかなるかも!』
『10回目がね。ちょうど大人になれる歳なんだ。本当は一回が良いんだけど悪くないでしょ?』
『へええ。それじゃあ場所はどこが良い?』
『ここが良い!』
『わかった! 明日からここでプロポーズをするから楽しみに待っててね! 初めてだから緊張するけど頑張るよ!』
『約束よ!』
『うん約束!』
『10回かー……でもそれぐらいなら何とかなるかも!』
『10回目がね。ちょうど大人になれる歳なんだ。本当は一回が良いんだけど悪くないでしょ?』
『へええ。それじゃあ場所はどこが良い?』
『ここが良い!』
『わかった! 明日からここでプロポーズをするから楽しみに待っててね! 初めてだから緊張するけど頑張るよ!』
『約束よ!』
『うん約束!』
妹友「ごめん……。今更こんなこと聞くの間違ってるだろうけど本当に良いのね? 後悔しないのね?」
妹「うん……大丈夫……もう決めたから……。後悔しないなんてことはないだろうけど、私にはこれが一番だから……」
妹友「そっか。 そうだよね……」
妹「前に、お兄ちゃんに彼女が出来たらどうするのってわたしに聞いたよね……?
あの時は戸惑うしかなかったけど、今ならはっきりと答えられるよ……」
妹友「なんて答えるの?」
妹「どうもしない……。それでもお兄ちゃんを好きで居続けるから。
彼女さんが出来ても……お兄ちゃんを好きな気持ちに変わりはないから……」
妹友「本当……あんたはどこまで健気で良い妹なのよ……」
妹「妹だからしかたない……」
妹「うん……大丈夫……もう決めたから……。後悔しないなんてことはないだろうけど、私にはこれが一番だから……」
妹友「そっか。 そうだよね……」
妹「前に、お兄ちゃんに彼女が出来たらどうするのってわたしに聞いたよね……?
あの時は戸惑うしかなかったけど、今ならはっきりと答えられるよ……」
妹友「なんて答えるの?」
妹「どうもしない……。それでもお兄ちゃんを好きで居続けるから。
彼女さんが出来ても……お兄ちゃんを好きな気持ちに変わりはないから……」
妹友「本当……あんたはどこまで健気で良い妹なのよ……」
妹「妹だからしかたない……」
兄「幼なじみ……忘れていた俺を許してくれるか?」
幼なじみ「許すよ……」
兄「これからは子供の時のように俺達仲良くやっていけるよな?」
幼なじみ「うん……」
兄「本当……待たせてごめんな」
幼なじみ「いいよ……」
兄「そっか……じゃあ最後に一つ確認」
幼なじみ「なあに?」
兄「どうして嘘をつくんだ……?」
幼なじみ「え? な、何の事?」
兄「記憶が全て戻ったんだ。もちろんどうして記憶をなくしたのかも思い出した……。
おまえ……あの時、俺に……俺を殺そうとしたよな……?」
幼なじみ「……そっか。思い出したんだ。余計なことまで思い出したんだ……最悪……」
幼なじみ「許すよ……」
兄「これからは子供の時のように俺達仲良くやっていけるよな?」
幼なじみ「うん……」
兄「本当……待たせてごめんな」
幼なじみ「いいよ……」
兄「そっか……じゃあ最後に一つ確認」
幼なじみ「なあに?」
兄「どうして嘘をつくんだ……?」
幼なじみ「え? な、何の事?」
兄「記憶が全て戻ったんだ。もちろんどうして記憶をなくしたのかも思い出した……。
おまえ……あの時、俺に……俺を殺そうとしたよな……?」
幼なじみ「……そっか。思い出したんだ。余計なことまで思い出したんだ……最悪……」
幼なじみ「だから今日は楽しそうじゃなかったんだね……せっかくのお祭りが暗いわけか……」
兄「教えてくれ。おまえはどうして嘘をついたんだ?
記憶に関わる話を俺に教えなかった理由を、おまえは一方的に要求しているみたいだから教えなかったと言ったが、俺の記憶が戻らないように注意しただけだろ。
それに屋上でご飯を一緒に食べた時もそうだ。探検には妹は一度も来てないと言ったが、妹に確認したら何回か一緒に行っている。
俺は、こんなに時が経つ前に正直に話して欲しかった……」
幼なじみ「正直に話したら許してくれた? 私にプロポーズしてくれた? してないでしょっ……!!」
俺「したさ……俺はおまえの事が好きだった。嘘も偽りもない。初恋だったから。おまえだってそうだから俺を待ってたんだろっ!」
兄「教えてくれ。おまえはどうして嘘をついたんだ?
記憶に関わる話を俺に教えなかった理由を、おまえは一方的に要求しているみたいだから教えなかったと言ったが、俺の記憶が戻らないように注意しただけだろ。
それに屋上でご飯を一緒に食べた時もそうだ。探検には妹は一度も来てないと言ったが、妹に確認したら何回か一緒に行っている。
俺は、こんなに時が経つ前に正直に話して欲しかった……」
幼なじみ「正直に話したら許してくれた? 私にプロポーズしてくれた? してないでしょっ……!!」
俺「したさ……俺はおまえの事が好きだった。嘘も偽りもない。初恋だったから。おまえだってそうだから俺を待ってたんだろっ!」
幼なじみ「そうよ……初恋だったの……ずっと今でもあなたのことが好き……大好きだから……! 嫌われたくなかったもの……だから嘘をつくしかなかった……」
兄「…………」
幼なじみ「でも……あなたは! 私じゃなく妹を選んだじゃない! あの日! 祭の日! どうして約束を破ったの……!」
兄「……あの日。俺は妹に告白された。いや祝福されたってのが正しいんだが……。
妹は俺とおまえの仲を幼いながら感じとってか、俺をあの手この手でいかせまいとしていた。
でも俺が行きたいそぶりを見せている内に、妹は諦めてこう言ったんだ。
『私は妹だからしかたないよね。今日ぐらいお姉ちゃんにお兄ちゃんを貸してあげる。祭なんて一人で行っても楽しくないから良い。待ってる』って」
兄「…………」
幼なじみ「でも……あなたは! 私じゃなく妹を選んだじゃない! あの日! 祭の日! どうして約束を破ったの……!」
兄「……あの日。俺は妹に告白された。いや祝福されたってのが正しいんだが……。
妹は俺とおまえの仲を幼いながら感じとってか、俺をあの手この手でいかせまいとしていた。
でも俺が行きたいそぶりを見せている内に、妹は諦めてこう言ったんだ。
『私は妹だからしかたないよね。今日ぐらいお姉ちゃんにお兄ちゃんを貸してあげる。祭なんて一人で行っても楽しくないから良い。待ってる』って」
兄「俺。その言葉を聞いた時。なんて自分は馬鹿何だって思ったんだ。
妹に妹だからしかたないなんて言葉を言わせる兄って何なんだろうって。一年に一度の祭なんだ。行かせてあげたいと強く思った。
だから妹を連れて、祭に行った。おまえを探したけど、遅くなったからもういなくなってて……。
本当は三人で一緒に周りたかったんだ……」
幼なじみ「私……その時にまだいたよ……二人を陰からみてたの……。
許せなかった。
そんなこと知らなかったから……私を棄てて違う女の子を選んだんだって。そう考えた。
そしたらいてもたってもいられなくなって。もう何もかもがおしまいだって思った。
だからあなた殺そうとしたの……」
妹に妹だからしかたないなんて言葉を言わせる兄って何なんだろうって。一年に一度の祭なんだ。行かせてあげたいと強く思った。
だから妹を連れて、祭に行った。おまえを探したけど、遅くなったからもういなくなってて……。
本当は三人で一緒に周りたかったんだ……」
幼なじみ「私……その時にまだいたよ……二人を陰からみてたの……。
許せなかった。
そんなこと知らなかったから……私を棄てて違う女の子を選んだんだって。そう考えた。
そしたらいてもたってもいられなくなって。もう何もかもがおしまいだって思った。
だからあなた殺そうとしたの……」
幼なじみ「翌日、あなたが私に謝りにきたところをこっそり背後に回り込んで、近くにあった手頃な石で後頭部を殴打したの。
あの時の私はただただあなたが許せなかったから……。でも、頭から血を流して倒れ込んだあなたを見て私は我に帰った。
好きな人に向かって何をしたのかとね。
そしたら搬送されたあなたは記憶に異常をきたしていた。後は偶然にも滑りやすい場所だったから事故をも装い、そして今の今まで嘘をついてきたの。話した通り。私はあなたが好きだから……」
兄「…………」
あの時の私はただただあなたが許せなかったから……。でも、頭から血を流して倒れ込んだあなたを見て私は我に帰った。
好きな人に向かって何をしたのかとね。
そしたら搬送されたあなたは記憶に異常をきたしていた。後は偶然にも滑りやすい場所だったから事故をも装い、そして今の今まで嘘をついてきたの。話した通り。私はあなたが好きだから……」
兄「…………」
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