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元スレ男「う、浮気してやる!!」
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男「結婚して半年なのにHは2週間に1度ってどういうことさ!」
嫁「どうもなにも、それくらいが妥当と思ったからよ」
男「妥当なもんか!せめて3日に1度!」
嫁「多いわよ。そんなにしたら疲れるわよ」
男「大丈夫だよ!僕をなめないでくれ!」
嫁「別になめてるわけじゃ……そもそも、そんなに重要なことかしら」
男「僕にとっては死活問題だよ!」
嫁「大丈夫。本当に死ぬわけではないわ」
嫁「どうもなにも、それくらいが妥当と思ったからよ」
男「妥当なもんか!せめて3日に1度!」
嫁「多いわよ。そんなにしたら疲れるわよ」
男「大丈夫だよ!僕をなめないでくれ!」
嫁「別になめてるわけじゃ……そもそも、そんなに重要なことかしら」
男「僕にとっては死活問題だよ!」
嫁「大丈夫。本当に死ぬわけではないわ」
男「た、確かに死にはしないけど……」
嫁「でしょ?さぁご飯にしましょう」
男「うん。今日の献立はな……」
男「じゃないよ!何うやむやにしようとしてるんだ!」
嫁「っち」
男「舌打ち!?くそぅ、もうやだ!!」
男「う、浮気してやるーーー!!」ダダダダ
嫁「でしょ?さぁご飯にしましょう」
男「うん。今日の献立はな……」
男「じゃないよ!何うやむやにしようとしてるんだ!」
嫁「っち」
男「舌打ち!?くそぅ、もうやだ!!」
男「う、浮気してやるーーー!!」ダダダダ
嫁「あ……」
嫁「本当に行っちゃった……」
嫁「……」
男「くそぅ!くそぅ!」
男「ついカッとなって飛び出してきたはいいけど、どうしよう…」
男「浮気のアテなんてないし……」
男「でもしっぽ巻いて帰るにしても早すぎる…」
男「あぁ、もう。馬鹿か僕は…」
嫁「本当に行っちゃった……」
嫁「……」
男「くそぅ!くそぅ!」
男「ついカッとなって飛び出してきたはいいけど、どうしよう…」
男「浮気のアテなんてないし……」
男「でもしっぽ巻いて帰るにしても早すぎる…」
男「あぁ、もう。馬鹿か僕は…」
男「ん?」
男「屋台…おでんねぇ」
男「お金もあまりないし、あそこで時間をつぶしていこうかな……」
男「初めてだけど…」
ペラリ
おっちゃん「へいらっしゃい~」
男「!!こ、こんちわっ!」
おっちゃん「ん?なんだ、あんちゃん屋台初めてかい?」
男「うぐ……は、はい…」
男「屋台…おでんねぇ」
男「お金もあまりないし、あそこで時間をつぶしていこうかな……」
男「初めてだけど…」
ペラリ
おっちゃん「へいらっしゃい~」
男「!!こ、こんちわっ!」
おっちゃん「ん?なんだ、あんちゃん屋台初めてかい?」
男「うぐ……は、はい…」
男「え、えーと……ど、どれにしようか」
おっちゃん「とりあえず大根からいってみるかい?」
男「は、はい…じゃあそれで…」
おっちゃん「ほいよ」
男「おほぉ…美味い…」
おっちゃん「そりゃあ長い時間かけてじっくり煮込んでるからな。美味くないわけないだろ?」
男「そうですね…」
おっちゃん「とりあえず大根からいってみるかい?」
男「は、はい…じゃあそれで…」
おっちゃん「ほいよ」
男「おほぉ…美味い…」
おっちゃん「そりゃあ長い時間かけてじっくり煮込んでるからな。美味くないわけないだろ?」
男「そうですね…」
男「……」ハァ
おっちゃん「……」
男「……あちっ…」
おっちゃん「なぁ、あんちゃんよぉ」
男「……はい?」
おっちゃん「おめぇさん、何か悩んでないか?」
男「べ、別にそんなことは…」
おっちゃん「バレバレだい。嘘つけない性格だな?」
男「うぐ…確かに隠し事はすぐにバレますけど…」
おっちゃん「……」
男「……あちっ…」
おっちゃん「なぁ、あんちゃんよぉ」
男「……はい?」
おっちゃん「おめぇさん、何か悩んでないか?」
男「べ、別にそんなことは…」
おっちゃん「バレバレだい。嘘つけない性格だな?」
男「うぐ…確かに隠し事はすぐにバレますけど…」
おっちゃん「相談ならのってやるぜ?面白そうだし」
男「本音漏れてますよ」
カクシカジカ
男「……と、いうわけで僕は一人寂しく屋台にいるわけです」
おっちゃん「ふむ…おめぇさん、まるで猿だな」
男「さ、猿!?確かに性にかんしてやたらうるさかったかもしれませんけど、ハッキリ言いすぎですよ!」
おっちゃん「獣」
男「襲ってません!」
おっちゃん「男なんてみんなそうだろ。女の身体の前だと息荒げて無我夢中でヤっちまいやがる獣だぜ」
男「なにか嫌な思い出でもあるんですか」
男「本音漏れてますよ」
カクシカジカ
男「……と、いうわけで僕は一人寂しく屋台にいるわけです」
おっちゃん「ふむ…おめぇさん、まるで猿だな」
男「さ、猿!?確かに性にかんしてやたらうるさかったかもしれませんけど、ハッキリ言いすぎですよ!」
おっちゃん「獣」
男「襲ってません!」
おっちゃん「男なんてみんなそうだろ。女の身体の前だと息荒げて無我夢中でヤっちまいやがる獣だぜ」
男「なにか嫌な思い出でもあるんですか」
おっちゃん「ちょっと女性視点になって考えてみただけだ。俺自身は女大好きだし。若い頃はそりゃあもう…」
男「1週間毎日別の女性と夜を共にしていた、とか?」
おっちゃん「………」
男「……」
おっちゃん「嫁さんのことだったな」
男「はい」
男「1週間毎日別の女性と夜を共にしていた、とか?」
おっちゃん「………」
男「……」
おっちゃん「嫁さんのことだったな」
男「はい」
おっちゃん「そりゃ多分アレだ。嫌けがさしたんだろう」
男「……マジですか?」
おっちゃん「他の男の味を知ってしまい、もうおめぇさんなんかじゃ満足できねぇとか」
男「…やめてくださいよ」
おっちゃん「隠れてあれやこれや…おめぇさんの知らない男を昼間家に連れ込んで……」
おっちゃん「…あ、ちょっと、あつっ、や、ほめ、悪かった。謝るから熱々の大根投げつけないで」
男「……マジですか?」
おっちゃん「他の男の味を知ってしまい、もうおめぇさんなんかじゃ満足できねぇとか」
男「…やめてくださいよ」
おっちゃん「隠れてあれやこれや…おめぇさんの知らない男を昼間家に連れ込んで……」
おっちゃん「…あ、ちょっと、あつっ、や、ほめ、悪かった。謝るから熱々の大根投げつけないで」
おっちゃん「ごほん、そうだな。原因はおめぇさんにあるんじゃねぇか?」
男「僕に、ですか?」
おっちゃん「嫁さんにいつも言ってねぇか?しようって」
男「……」
おっちゃん「おめぇさんがただ単に身体目当てだと思われちまったんじゃないか?」
男「…仮にそうだとして、どうすればいいんですか」
おっちゃん「一言。たった一言言ってやればいい」
男「僕に、ですか?」
おっちゃん「嫁さんにいつも言ってねぇか?しようって」
男「……」
おっちゃん「おめぇさんがただ単に身体目当てだと思われちまったんじゃないか?」
男「…仮にそうだとして、どうすればいいんですか」
おっちゃん「一言。たった一言言ってやればいい」
男「なんて言えばいいんですか」
おっちゃん「好きだ、とか愛してる、とか。おめぇさんが嫁さんのことを愛しているとわかる言葉を言えばいい」
男「……」
おっちゃん「それだけで、きっと嫁さんは濡れるぜ?」
男「台無しです」
おっちゃん「あらまっ」
おっちゃん「好きだ、とか愛してる、とか。おめぇさんが嫁さんのことを愛しているとわかる言葉を言えばいい」
男「……」
おっちゃん「それだけで、きっと嫁さんは濡れるぜ?」
男「台無しです」
おっちゃん「あらまっ」
男「でもまぁ、参考になりました。帰ったらそれとなく実践してみます」
おっちゃん「おう、頑張れよ」
男「はい」
おっちゃん「ところでよぅ」
男「はい?」
おっちゃん「これから注文するもん、全部タダにしてやるから聞かせてくれねぇか?」
男「なにをです?」
おっちゃん「おめぇさんと嫁さんの馴れ初め」
おっちゃん「おう、頑張れよ」
男「はい」
おっちゃん「ところでよぅ」
男「はい?」
おっちゃん「これから注文するもん、全部タダにしてやるから聞かせてくれねぇか?」
男「なにをです?」
おっちゃん「おめぇさんと嫁さんの馴れ初め」
男「……」
おっちゃん「やっぱりダメか?」
男「……いいですよ」
おっちゃん「おぉ?」
男「でもあまり面白味はないと思いますが」
おっちゃん「それでも別にいいやい。はよはよ!」
男「……」
おっちゃん「やっぱりダメか?」
男「……いいですよ」
おっちゃん「おぉ?」
男「でもあまり面白味はないと思いますが」
おっちゃん「それでも別にいいやい。はよはよ!」
男「……」
男「僕と嫁は、幼馴染なんです」
おっちゃん「甲子園に連れてって」
男「残念ながら僕は双子でもなかったし、野球をやっていたわけでもありません」
おっちゃん「ですよね」
男「でも家が近いっていうのは当てはまりますかね。2件先でしたが」
おっちゃん「充分」
男「物心ついたころから一緒でした」
おっちゃん「うんうん」
おっちゃん「甲子園に連れてって」
男「残念ながら僕は双子でもなかったし、野球をやっていたわけでもありません」
おっちゃん「ですよね」
男「でも家が近いっていうのは当てはまりますかね。2件先でしたが」
おっちゃん「充分」
男「物心ついたころから一緒でした」
おっちゃん「うんうん」
男「ですので、小学生の頃からいつも朝は一緒に登校。帰りは一緒に下校でした」
おっちゃん「ほぅ。でもアレがあったろ。小学生っていったら、女子との関係をからかわれて…」
男「あぁ、ありましたよ。でも、嫁は全く意に介さず僕にくっついていました」
おっちゃん「その頃は男子より女子のが強いからなぁ」
男「本当ですよね。やけに大人びているっていうか…」
おっちゃん「わかるわかる」
おっちゃん「ほぅ。でもアレがあったろ。小学生っていったら、女子との関係をからかわれて…」
男「あぁ、ありましたよ。でも、嫁は全く意に介さず僕にくっついていました」
おっちゃん「その頃は男子より女子のが強いからなぁ」
男「本当ですよね。やけに大人びているっていうか…」
おっちゃん「わかるわかる」
男「それでですね、その状態は中学まで続きました」
おっちゃん「中学まで?ということは、そこから急展開ってわけかい」
男「言うほど急な展開ではないと思いますけど、そうですね。ちょっと変わってきます」
おっちゃん「わくわく」
男「中学3年になるころ、急に嫁がそっけなくなったんです」
おっちゃん「……そっけなく?どういうこった」
男「後ほどわかりますよ。今だから笑って話せますけど、当時の僕は本気で困惑していました」
おっちゃん「中学まで?ということは、そこから急展開ってわけかい」
男「言うほど急な展開ではないと思いますけど、そうですね。ちょっと変わってきます」
おっちゃん「わくわく」
男「中学3年になるころ、急に嫁がそっけなくなったんです」
おっちゃん「……そっけなく?どういうこった」
男「後ほどわかりますよ。今だから笑って話せますけど、当時の僕は本気で困惑していました」
おっちゃん「そりゃぁな…どんな風にそっけなくなったんだ?」
男「僕が話しかけてもどこかへ行っちゃったり、僕から目を背けたり…」
おっちゃん「ふむふむ」
男「でも、不思議なことに登下校はいつも通り、毎日一緒でした」
おっちゃん「……んん?」
男「ですので、さらにわからなくなるわけですよ。一体何を考えてるんだ?って」
男「僕が話しかけてもどこかへ行っちゃったり、僕から目を背けたり…」
おっちゃん「ふむふむ」
男「でも、不思議なことに登下校はいつも通り、毎日一緒でした」
おっちゃん「……んん?」
男「ですので、さらにわからなくなるわけですよ。一体何を考えてるんだ?って」
おっちゃん「……」
男「そして、答えは出ないまま、高校へ進学です」
おっちゃん「高校生になっても相変わらず冷たかったのか?」
男「……ええ、そのままでした。ですが変わったこともあります」
おっちゃん「ほうほう」
男「毎日、僕にお弁当を作ってきてくれました」
おっちゃん「……ほぅ」
おっちゃん(大体わかってきたわ)
男「嬉しい反面、当時の僕はさらに困惑するわけです。一時期、毒でも入ってるんじゃないかとも思いました」
おっちゃん「さすがにそれはないだろ…」
男「そして、答えは出ないまま、高校へ進学です」
おっちゃん「高校生になっても相変わらず冷たかったのか?」
男「……ええ、そのままでした。ですが変わったこともあります」
おっちゃん「ほうほう」
男「毎日、僕にお弁当を作ってきてくれました」
おっちゃん「……ほぅ」
おっちゃん(大体わかってきたわ)
男「嬉しい反面、当時の僕はさらに困惑するわけです。一時期、毒でも入ってるんじゃないかとも思いました」
おっちゃん「さすがにそれはないだろ…」
男「確か、その頃でしたかね。ここで僕にあることがおこりました」
おっちゃん「あることねぇ……」
男「あなたはもうわかっていそうですね」
おっちゃん「まぁな…でもなんだ、おめぇさんよぉ、よく鈍感って言われねぇか?」
男「……言われますね」
おっちゃん「だろうな」
男「僕はどうも、女の人の気持ちがよくわからないそうです」
おっちゃん「嫁さんも苦労してんだな……」
おっちゃん「あることねぇ……」
男「あなたはもうわかっていそうですね」
おっちゃん「まぁな…でもなんだ、おめぇさんよぉ、よく鈍感って言われねぇか?」
男「……言われますね」
おっちゃん「だろうな」
男「僕はどうも、女の人の気持ちがよくわからないそうです」
おっちゃん「嫁さんも苦労してんだな……」
男「そうですね…話を戻しましょうか。僕は同級生に告白されました」
おっちゃん「おうおう青春だねぇ」
男「茶々の入れ方がおっさん臭いですよ」
おっちゃん「おっさんだし」
男「でしたね」
おっちゃん「それで、その告白の返事はどうしたんだ?」
男「……保留、です」
おっちゃん「おうおう青春だねぇ」
男「茶々の入れ方がおっさん臭いですよ」
おっちゃん「おっさんだし」
男「でしたね」
おっちゃん「それで、その告白の返事はどうしたんだ?」
男「……保留、です」
>>1の行動範囲狭すぎwww
おっちゃん「保留だぁ?てっきり断ったものだと」
男「そりゃ普通の状態ならズバッと断ったでしょうけど、でも、あの頃は嫁の不可解な行動のせいでかなりまいっていましたから」
おっちゃん「まともな判断ができなかった、と」
男「そうですね。今思うと、彼女には酷いことをしてしまいました」
おっちゃん「まぁ、必要な犠牲だったと思うことだ」
男「本当、今更ですけどね」
男「そりゃ普通の状態ならズバッと断ったでしょうけど、でも、あの頃は嫁の不可解な行動のせいでかなりまいっていましたから」
おっちゃん「まともな判断ができなかった、と」
男「そうですね。今思うと、彼女には酷いことをしてしまいました」
おっちゃん「まぁ、必要な犠牲だったと思うことだ」
男「本当、今更ですけどね」
おっちゃん「それで、その日の下校中に嫁さんに告白されたことを告白したと」
男「その通りです」
おっちゃん「嫁さんの反応は?」
男「……泣いていました」
おっちゃん「泣いた?」
男「泣いた、というよりは涙目だった、でしょうかね。涙目で僕に言ってきました」
男「ダメ、ダメ、あなたは私のものなんだから、って」
おっちゃん「……ほぅ」
男「その通りです」
おっちゃん「嫁さんの反応は?」
男「……泣いていました」
おっちゃん「泣いた?」
男「泣いた、というよりは涙目だった、でしょうかね。涙目で僕に言ってきました」
男「ダメ、ダメ、あなたは私のものなんだから、って」
おっちゃん「……ほぅ」
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