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    元スレ赤沢「やっぱりメインヒロインの攻略は最後よね?」

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    101 = 1 :


    赤沢「返事はまだいい。まだダメなのは、なんとなくわかってるから」

    赤沢「でも、知っておいて? 私はあなたが好きなの。あなたと一緒にいるためなら何でもする」

    恒一「何でも?」

    赤沢「うん。――なんでも」

    恒一「なんでも……」

    赤沢「まっ、そういうことわけで、これからゆっくり堕としてあげから――」

    赤沢「覚悟しときなさい♪」

    恒一「……」

    恒一(すでにちょっと、マズイかも…)ドキドキ

    102 = 59 :

    原作がこういう要素皆無だからみんな思い思いに書いてるね
    実に素晴らしいことだ

    103 = 1 :


    ―数日後―


    ~第二図書室~


    恒一「千曳さん!」ガラッ

    千曳「ん、榊原くんか…。ゲームの感想かな?」

    恒一「え? ああ、いえ、感想はあとで云います。先に聞いてもらいたいことが…」

    千曳「何かあったのかい?」

    恒一「はい。その、千曳さんからもらったゲームをやってみたんですけど、どうも変なんです」

    千曳「プレイしたのかい?」

    恒一「見崎と赤沢さんに見られながら、ですけど…」

    千曳「それは……大変だっただろう」

    恒一「大変でした…」

    104 = 93 :

    マジでこのゲーム公式で発売して欲しい

    105 = 3 :

    千曳先生が最強ということだな

    106 = 1 :


    千曳「無事で何よりだ」

    恒一「ありがとうございます…」

    千曳「それで、変――とは?」

    恒一「ああ、はい。あのゲームに出てきたみんなが変なんです」

    千曳「みんなが……。具体的には?」

    恒一「まず、多々良さんに監禁されかけました」

    千曳「……」

    107 :

    いつもの多々良さんじゃないか

    108 :

    !?

    109 = 3 :

    110 = 1 :


    恒一「小椋さんは会う度に手を握ってきたり、とにかく密着してきます」

    千曳「ほう…」

    恒一「赤沢さんなんて、ぼくと一緒にいるために同じ高校へいくって言って、
       毎日勉強を教わりに家まで来るんです」

    千曳「ふむ。――しかし、理由はどうあれ、学生が勉学に励むのは良いことだと思うのだが」

    恒一「男子高なんですよ…」

    千曳「……彼女はどうすると?」

    恒一「男装して入るんだ――と(確かになんでもするって言ってたけど…)」

    千曳「なるほど。……そういうのもあるのか」

    恒一「はい?」

    千曳「いや、こちらの話だ。――それで、まだあるのかい?」

    111 = 3 :

    千曳さんまさかこれデバッグのつもりで…?

    112 = 1 :


    恒一「ああ…いえ。とにかく、そんな感じなんです」

    千曳「そうか。……たしかに、変だね」

    恒一「はい。それで、我ながら馬鹿げた考えだとは思うんですけど――」

    恒一「ぼくがあのゲームをやったのが原因で、こんなことになっているんじゃないかなっ、て……」

    千曳「と、いうと?」

    恒一「ゲームの中の出来事が、現実のみんなに影響を与えたのかも――と」

    113 :

    ぬ~べ~に近いものがあったな

    114 = 5 :

    なんという現象

    115 = 1 :


    千曳「……おそらくそうだろう」

    恒一「はい……って、ええぇ!?」

    千曳「実在するクラス――実在する人物を使ってしまったことで、
       三年三組という枠組みにおいて、ゲームと現実の世界が曖昧になってしまったのだろう」

    恒一「そ、そんな無茶苦茶なことって…」

    千曳「しかたないさ、これはそういう<現象>なんだよ。――すまない。私のせいだ」

    恒一「何回やらかせば気が済むんですか!」

    116 = 3 :

    千曳先生www

    117 :

    鳴ちゃんはどうした?

    118 = 1 :


    千曳「――というのは冗談だ」

    恒一「え?」

    千曳「実は、あのゲームのヒロインの子達にも、きみと同じものを配った」

    恒一「ゲームをですか?」

    千曳「そうだ。無断で出演してもらうのは少し心苦しかったからね。
       見崎くんと赤沢くんにも渡そうと思っていたのだが、つかまらなかった。
       結局、あの二人には渡せずにいたんだが――」

    恒一「そ、それで…」

    千曳「おそらく、彼女たちもプレイしたのだろう。自分たちのルートを」

    恒一「……まさか」

    119 = 3 :

    千曳先生クラス掻き乱し過ぎだろwww

    120 :

    最高じゃないですか

    121 :

    現実でリメイクが味わえるとか凄い特典ですね

    122 :


    千曳「少しゲームに影響されてしまったのかもしれない。
        赤沢くんは、きみがゲームをプレイしているのを見ていたんだね?」

    恒一「はい…」

    千曳「となると、やはりそういうことだろう。じつはきみの考えも、あながち間違いではなかったんだ」

    恒一(少しってレベルじゃないような…)

    千曳「しかし実際には、きみの考えるような不思議な現象は起こっていないだろう。
        といっても、この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」

    恒一「榊原です」

    123 :

    わろた

    124 :

    関口でさえ結婚できてるというのにお前らと来たら…

    125 :

    いいぞ

    126 :

    >>110
    頑張れ
    学生は大学生を指す
    中学生は生徒だよ

    127 :

    関口は京極堂や榎木津と同じ大学にいけるようなやつだしなあ

    128 = 122 :


    千曳「とにかく、そっちの問題は榊原くんの方で頑張ってくれ」

    恒一「そ、そんな――」

    恒一(……ん? でもこれって、やっぱり千曳さんのせいなんじゃ)

    千曳「ところで――現在、あれの続編を作成中なのだが」

    恒一「なに嵌ってるんですか!」

    千曳「続編では桜木くんや水野くんのお姉さんも攻略対称に追加する予定だ」

    恒一「ちょっと切ないですね!」

    千曳「さらに隠しキャラとして禁断の三神先生を予定している」

    恒一「隠しキャラ言っちゃうんですか…」

    129 = 124 :

    千曳先生ェ…

    132 :

    続編フラグktkr

    133 :

    千曳さん暇なのね……

    134 :

    もうゲーム会社就職しちゃえよ

    135 = 122 :


    千曳「そして、舞台は夏休みだ。海や合宿や夏祭りなど、イベントを大量に投入する」

    恒一「――そうですか」

    千曳「期待していてくれ」

    恒一「はい…」

    千曳「フッ。――と、まあ、そいういうわけだから……」ゴソゴソ

    千曳「遅くなったが、見崎くんも受け取ってくれ」スッ

    「ありがとうございます」

    恒一「……」

    恒一「え!?」

    138 :

    そういや望月が攻略されてなかったと思うんだが

    139 = 122 :


    「?」

    恒一「い……いつからいたの?」

    「今朝から」

    恒一「……ここに?」

    「ううん。榊原くんの後ろに」

    恒一「……」

    ガシィ!

    恒一「!!」

    「浮気……してるよね?」

    恒一「……」ダラダラ

    141 = 125 :

    ぜひ杉浦さんも追加で

    143 = 122 :


    「私の家、いこ?」

    恒一(見崎、きみもなのか?)

    パシッ

    恒一「?」

    「?」

    赤沢「させると思う?」

    恒一「あ、赤沢さん(もいつの間に…)」

    「ムッ…」

    赤沢「フフンッ」

    千曳「なるほど、こういう修羅場もあったか……。いそがしくなるな」

    恒一「張り切らないでください…」

    144 = 122 :


    千曳「ところで…」

    千曳「こっちの――現実の榊原くんは、誰ENDを目指すのかな?」

    恒一「……」チラッ

    「!」

    赤沢「!」

    恒一「……おしえません」



    ―Another END―

    146 :


    望月……

    147 = 41 :

    女に絶望して望月エンドですねわかります

    148 = 124 :


    おっさん自重しろ


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