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元スレ男「エルフを買っｔ　エルフ「新しい家ー！」

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みんなの評価 : ★★

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101 = 1 :

エルフ「星！　一番星！」

男「でてるな」

エルフ「きれーい！」

男「そういえば」

エルフ「なに？」

男「家の屋根ならよく見えるんじゃないか」

エルフ「！　帰ろ！　早く早く！」

男「引っ張るなって言ってるだろ！」

102 :

>>100
御曹司なにしてはるんですか

103 = 1 :

家の屋根

エルフ「すごいね！　一面の星空！」

男「……」

エルフ「わー！」

男「星空くらいで……」

エルフ「だってきれいじゃん」

男「夜ごと見られるだろ」

エルフ「え、知らないの？」

男「ん？」

エルフ「牢屋の天井には星はないんだよ？　当たり前」

男「……」

エルフ「でしょ？」

男「まあ……そうか」

104 = 1 :

エルフ「うーん……」ﾉﾋﾞ

男「……」

――確かに星の綺麗な夜だった

105 :

かわいいじゃねえか・・・
絶対に落とすな

106 = 35 :

よっしゃ

107 :

お前はもうレスすんな

108 = 1 :

二十日ほど後　街中で

男（買い物も終わったし、帰るか）

「聞いたか？」「何が」

男「……？」

「何やらきな臭いことになりそうなんだと」「どういうことだ？」

男「……」

「エルフ族だよ」「は？」

109 :

はいはい、シリアスシリアス

110 :

シリアルはもう食べたくない

111 = 1 :

「だから、エルフたちが反乱を企ててるんだと！」「……」

男「……」

「お前も用心しといたほうがいいぞ」「ﾌﾟ……ひひっ！」

「な、なんだよ！」「お前、奴隷ごときが本当にぶち切れると思ってんのか？」

「……」「今更？　エルフらが人間に屈服してもう数十年だぞ？」

「だって、噂では！」「噂は噂。大概にしときな」

男「……」

112 = 35 :

うむ

113 = 1 :

男の家　の前

男「……」

青年「やあ」

男「どなたですか」

青年「君……というか君の奴隷に用のある者だよ」

男「……あいつに？」

青年「侯爵家の、と言えば分かるかな？」

男「！」

114 = 1 :

男「そんな奴が……お方がなぜこんなところに？」

青年「一応君の家も爵位を持ってるじゃないか。貴族同士の親交を深めに来ちゃいけないかな？」

男「……護衛を連れて？」

護衛「……」

青年「一応身分が身分だしね。体面もある」

男「あいつに用ってなんだ……なんですか？」

青年「まずは家にあげてもらえるかな」

男「……」

115 = 1 :

エルフ「誰？」

青年「こんにちは」

エルフ「ねえ、この人誰？」

男「俺より偉い人」

エルフ「ってことは当然あたしより偉いわけだね。分かった。お茶いりますか？」

青年「いや、いいよ。すぐ終わるからね」

116 = 1 :

青年「では手短にいこう。そのエルフを僕に貸してほしい」

男「は？」

エルフ「んー？」

青年「実は以前、一緒に買い物をしている君たちを見かけたんだ」

男「……それで？」

青年「僕は人を見る目には自信があるんだよ」

男「？」

青年「その目が言うんだ。あのエルフは『すごくいい』って」

エルフ「ふーん」

117 = 1 :

男「……これは不良品です」

青年「じゃあ貸すのに抵抗はないね？」

男「こんなののどこがいいっていうんですか。ただの売女ですよ」

青年「さあ？　でも僕は自分の目を信じるよ」

119 = 1 :

男「お引き取りください」

青年「金なら出すよ」

男「いいから出ていってください」

青年「……」

男「さあ早く」

120 :

リュミオーネ金貨60枚で買い取ろう

121 = 1 :

青年「いいのかな？」

男「？」

青年「僕の機嫌を損ねるのは良くないよ」

男「……」

青年「君のお父さんも悲しむと思うな」

男（……こいつっ）

122 = 1 :

エルフ「脅し？」

青年「どうかな？」

男「なんでこんな奴にそこまで」

青年「僕は自分の目を信じてるからね」

男「そんなの！」

青年「言葉を返すよ。こんな奴、なら君も意固地にならないだろう？」

男「そう、だけど！」

123 :

腐れ青年死ねこのクソ野郎

124 :

男がんばれ

125 = 1 :

青年「じゃあ、条件をつけよう。多分君が心配してるのは僕が彼女に変なことをしないかどうかだよね？」

男「……」

青年「約束しよう。彼女を借りてる間、僕は彼女にみだらなことはしない」

男「……」

青年「そして、夕方には帰す。これでどう？」

男「……」

126 = 110 :

ちゃんと金出そうな

127 = 1 :

エルフ「いいんじゃない？」

男「お前！」

エルフ「だって選択肢ないじゃん」

男「けど……！」

青年「決まりだね」

男「待てよ！」

青年「僕を怒らせない方がいい」

男「っ……」

青年「これでもかなり我慢してるんだ。分かってほしいな」

男（くそっ）

128 :

岡本倫が書きそうな話だな

129 = 1 :

エルフ「行ってくるねー」

青年「それでは」

男「……」

男「ﾁｯ！」ｶﾞﾝ！

131 = 124 :

現在の日本円で１日いくらくらいのレンタル料なの？
３５００円くらい？

132 = 1 :

エルフ「どこ行くの？」

青年「僕の屋敷さ」

エルフ「広い？」

青年「あんな家よりずっとね」

エルフ「へー楽しみ」

青年「……」

133 = 1 :

　　　　　・
　　　　　・
　　　　　・

エルフ「ただいまー」

男「！」

エルフ「満腹満腹」

男「へ、変なことされなかったか？」

エルフ「全然。たくさんご馳走してもらった。あんなの初めて食べたよ」

男「そうか……」

134 = 1 :

エルフ「心配した？」

男「……別に」

エルフ「そんなに心配なら命令すればいいのに」

男「え？」

エルフ「行くな、とか。あとは身体を許すなとか」

男「……」

エルフ「まだあなたがご主人様だし」

男「……」

男（『まだ』……）

135 = 1 :

　　　　　・
　　　　　・
　　　　　・

男（あれから七日……）

男（あいつは、毎日あの野郎のとこに行ってる）

男「……」

男（あの野郎はちゃんと金を置いてくし、約束は守ってるみたいだが……）

男（……良く分からないのに、気に入らない）

136 = 67 :

きたか

137 :

もうちょい早く投下しても大丈夫じゃね

138 :

ここまできてNTR・BAD ENDだけは勘弁

139 = 1 :

エルフ「ただいまー」

男「……」

エルフ「ただいまってば」

男「……ああ」

エルフ「ふー」

男「飯、いるか？」

エルフ「食べてきたよ」

男「そうか……」

141 = 124 :

>>1がんばれ

142 = 1 :

男「今日は、何してきたんだ？」

エルフ「なんか数字の勉強教えてもらった」

男「……」

エルフ「難しかったけど楽しかったかな」

男「そうか」

エルフ「明日は何かなー」

男「……」

143 = 107 :

自演なんて寒い事よくやるね

144 :

これはあれだな
青年の家の方が居心地よくなっちゃうパターンだな

145 = 1 :

男「命令だ。こっちこい」

エルフ「うん」

男「……」

エルフ「なに？」

男「これは、だな。別に変な意味があって言うんじゃないんだが」

エルフ「うん」

男「明日は、その。行かないでくれないか」

エルフ「いいよ」

男「……え？」

146 :

俺「……」

147 :

むしろ青年が俺んちの方がいいだろアピールしまくるのに
エルフは男を選ぶって方向だと俺得

148 = 1 :

エルフ「ん、なに？」

男「だって……お前行くのが楽しみなんじゃなかったのか？」

エルフ「楽しみ？　そう見えた？」

男「だってよ……」

エルフ「ご主人様の命令には逆らえないよ」

男「……」

149 :

エルフ「エルフだお！」

150 = 1 :

男「抱いていいか？」

エルフ「急だね。でもいいよ」

男「すまん」

エルフ「え、なに？」

男「すまん……」

エルフ「良く分からないよ。泣いてるの？」

男「泣いてない」

エルフ「そっか」

男「泣いてない……」

エルフ「うん」