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元スレまどか「フードファイター?」
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幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
まどか「ん……甘い匂い」
さやか「うわ、何ここ? この壁クッキーでできてるよ」コンコン
マミ「ここのフードファイターの得意分野はお菓子ってことかしらね」
QB「マミの得意分野でもあるね」
マミ「そういうこと。ささっと片付けてあげるわ……あの子がそうかしら?」
シャルロッテ「……」
さやか「うわ、何ここ? この壁クッキーでできてるよ」コンコン
マミ「ここのフードファイターの得意分野はお菓子ってことかしらね」
QB「マミの得意分野でもあるね」
マミ「そういうこと。ささっと片付けてあげるわ……あの子がそうかしら?」
シャルロッテ「……」
まどか「なんだか小さい子ですね……大人しそうで」
さやか「あんまり食べなさそうだし、楽勝ですね!」
マミ「油断は禁物よ、二人とも」
シャルロッテ「……」トテトテ サッ
まどか「え、私が読むの? えっと、『ショートケーキ1ホール早食い勝負』ですって」
マミ「そう……受けて立つわ」
さやか「あんまり食べなさそうだし、楽勝ですね!」
マミ「油断は禁物よ、二人とも」
シャルロッテ「……」トテトテ サッ
まどか「え、私が読むの? えっと、『ショートケーキ1ホール早食い勝負』ですって」
マミ「そう……受けて立つわ」
「ヴォーノ!」「ヴォーノ!」「ヴォーノ!」
さやか「運ばれてきたね……それにしても1ホールって多いけど、それでも今までのフードファイトの中だと少ないような」
QB「いい疑問だね、さやか。フードファイトには大食いと早食いの二種類があるんだ」
さやか「ん……どういうこと?」
QB「極端に制限時間が長かったり、量が多かったりするものが大食い。これはどれだけの量を食べられるか、どれだけ食べ続けていられるかが重要だ」
QB「今回みたいに規定の量を食べる早さを競ったり、短時間での勝負の場合は早食い。食べるスピードがものをいうね」
まどか「ってことは、今回は早食いの勝負なんだね」
QB「そう……そして大口径を持つマミは本来早食いの選手なのさ!」
さやか「運ばれてきたね……それにしても1ホールって多いけど、それでも今までのフードファイトの中だと少ないような」
QB「いい疑問だね、さやか。フードファイトには大食いと早食いの二種類があるんだ」
さやか「ん……どういうこと?」
QB「極端に制限時間が長かったり、量が多かったりするものが大食い。これはどれだけの量を食べられるか、どれだけ食べ続けていられるかが重要だ」
QB「今回みたいに規定の量を食べる早さを競ったり、短時間での勝負の場合は早食い。食べるスピードがものをいうね」
まどか「ってことは、今回は早食いの勝負なんだね」
QB「そう……そして大口径を持つマミは本来早食いの選手なのさ!」
「ヴォーノ!」スタート!
マミ「いただきます」カチャ
マミ「ん……生地もクリームも甘すぎず、ふんわりしてる。いいケーキだわ」
シャルロッテ「……」モグモグ…
マミ(相手のスピードもたいしたことない……それに、この量なら十分最後までもつわね)
カノン
マミ「悪いけど、一気に決めさせてもらうわ! 大口径……!」ガパア
マミ「ティロ・フィナーレ!」バクッ バクッ
マミ「いただきます」カチャ
マミ「ん……生地もクリームも甘すぎず、ふんわりしてる。いいケーキだわ」
シャルロッテ「……」モグモグ…
マミ(相手のスピードもたいしたことない……それに、この量なら十分最後までもつわね)
カノン
マミ「悪いけど、一気に決めさせてもらうわ! 大口径……!」ガパア
マミ「ティロ・フィナーレ!」バクッ バクッ
まどか「わ! マミさんがもうティロ・フィナーレを!」
QB「先行逃げ切りだね。最後まで突き放してしまった方が早いと考えたんだろう」
さやか「早い! もう半分も残ってないよ!」
マミ(ふふ、二人ともはしゃいじゃって……)
マミ(胃袋が軽い……こんな気持ちで戦うの初めて)
マミ(もう何も恐くない! 一人ぼっちじゃないもの!)
シャルロッテ「……」
QB「先行逃げ切りだね。最後まで突き放してしまった方が早いと考えたんだろう」
さやか「早い! もう半分も残ってないよ!」
マミ(ふふ、二人ともはしゃいじゃって……)
マミ(胃袋が軽い……こんな気持ちで戦うの初めて)
マミ(もう何も恐くない! 一人ぼっちじゃないもの!)
シャルロッテ「……」
まどか「あれ? 相手の子、イチゴだけ集めて……コップに?」
ギュイイイイ!! ゴクン
さやか「え!? ジュースにして飲んじゃった……!?」
まどか「あんなハンドミキサーみたいなの、どこから出したんだろ……」
マミ(箸休めに最適なイチゴを真っ先に……?)
マミ(何を考えてるか知らないけど、もう勝負はつくわ……!)バクッ バクッ
シャルロッテ「……」スゥ…
ギュイイイイ!! ゴクン
さやか「え!? ジュースにして飲んじゃった……!?」
まどか「あんなハンドミキサーみたいなの、どこから出したんだろ……」
マミ(箸休めに最適なイチゴを真っ先に……?)
マミ(何を考えてるか知らないけど、もう勝負はつくわ……!)バクッ バクッ
シャルロッテ「……」スゥ…
シャルロッテ「いつから、ウチのこと雑魚や思うとった?」
マミ「え……?」
メキメキメキメキ ゴパア…!
まどか「な、何あれ……あの子、いきなり大きく……!?」
さやか「それにあの口……ほとんど耳まで裂けてる! 大きすぎるよ!?」
マミ「え……?」
メキメキメキメキ ゴパア…!
まどか「な、何あれ……あの子、いきなり大きく……!?」
さやか「それにあの口……ほとんど耳まで裂けてる! 大きすぎるよ!?」
マミ「……!」
マミ(差はまだある! もう三分の一も残ってないんだから、すぐに……!)
シャルロッテ「……」ムンズ
グシャグシャグシャ…!!
まどか「うわ、ケーキが……!」
さやか「ひどい……あんなクシャクシャに丸められて……あれじゃただの小麦ダンゴじゃない!」
マミ(差はまだある! もう三分の一も残ってないんだから、すぐに……!)
シャルロッテ「……」ムンズ
グシャグシャグシャ…!!
まどか「うわ、ケーキが……!」
さやか「ひどい……あんなクシャクシャに丸められて……あれじゃただの小麦ダンゴじゃない!」
マミ「う、あ……」
マミ「~~~~ッ!」バクッ モググッ
シャルロッテ「あー……」アーン…
パクン ムシャムシャ ゴクン
マミ「あ……」
決 着
●マミ(残り四分の一) シャルロッテ(完食)○
マミ「そんな、私……負け……」
パキイイイインッ…
マミ「~~~~ッ!」バクッ モググッ
シャルロッテ「あー……」アーン…
パクン ムシャムシャ ゴクン
マミ「あ……」
決 着
●マミ(残り四分の一) シャルロッテ(完食)○
マミ「そんな、私……負け……」
パキイイイインッ…
まどか「そんな……マミさんのソウルジェムが……」
さやか「え、何これ……マミさん、どうなっちゃったの?」
QB「まどか! さやか! 僕と契約してフードファイターになるんだ! 生身じゃあいつには太刀打ちできない!」
マミ「……」
シャルロッテ「あらら、これくらいで壊れてしもて……情けない子ォやな」
シャルロッテ「ちょうど口直しが欲しかったトコや。肉ってのもええな……」ガパア
まどか「マミさん!? やめてえーーーーッ!!!」
QB「契約するんだ! 早く!」
???「それには及ばないわ!」
さやか「え、何これ……マミさん、どうなっちゃったの?」
QB「まどか! さやか! 僕と契約してフードファイターになるんだ! 生身じゃあいつには太刀打ちできない!」
マミ「……」
シャルロッテ「あらら、これくらいで壊れてしもて……情けない子ォやな」
シャルロッテ「ちょうど口直しが欲しかったトコや。肉ってのもええな……」ガパア
まどか「マミさん!? やめてえーーーーッ!!!」
QB「契約するんだ! 早く!」
???「それには及ばないわ!」
ガチンッ
シャルロッテ「……」ムグムグ
シャルロッテ「ん? 消え……?」
ほむら「間一髪……だけど」
まどか「ほむらちゃん! マミさん助けてくれたの!?」
さやか「よかった、食べられちゃったかと思った……!」
ほむら「いえ……間に合わなかったわ。巴マミは負けてしまった……」
マミ「……」
シャルロッテ「人のご馳走横取りしよってからに……マナー教えたらなアカンな」
???「席につけよ。あんたの相手はあたしだ」
シャルロッテ「うん……?」
シャルロッテ「……」ムグムグ
シャルロッテ「ん? 消え……?」
ほむら「間一髪……だけど」
まどか「ほむらちゃん! マミさん助けてくれたの!?」
さやか「よかった、食べられちゃったかと思った……!」
ほむら「いえ……間に合わなかったわ。巴マミは負けてしまった……」
マミ「……」
シャルロッテ「人のご馳走横取りしよってからに……マナー教えたらなアカンな」
???「席につけよ。あんたの相手はあたしだ」
シャルロッテ「うん……?」
まどか「あの子は……?」
ほむら「佐倉杏子……巴マミと面識のあるフードファイターよ」
ほむら「本当は、巴マミがファイトを始める前に到着するはずだったのに……!」
まどか「ほむらちゃん……?」
シャルロッテ「ふーん……同じルールでええんやろな?」
杏子「構わねーよ。さっさと始めな」
シャルロッテ「ま、ええわ。さっきの子はデザートにしたるさかい」
ほむら「佐倉杏子……巴マミと面識のあるフードファイターよ」
ほむら「本当は、巴マミがファイトを始める前に到着するはずだったのに……!」
まどか「ほむらちゃん……?」
シャルロッテ「ふーん……同じルールでええんやろな?」
杏子「構わねーよ。さっさと始めな」
シャルロッテ「ま、ええわ。さっきの子はデザートにしたるさかい」
「ヴォーノ!」スタート!
ギュイイイイ!! ゴクゴクン…!
さやか「うわっ、今度は開始と同時に……!」
まどか「無理だよ! あんな早さで食べるのなんてできっこないよ!」
ほむら「いえ、佐倉杏子……彼女なら」
杏子「……」スッ… トントントン…
まどか「え? 何してるの、あれ……?」
ほむら「ケーキをナイフで切っている……それも、一口サイズに切り揃えているようね」
さやか「そんなことしてる場合じゃないでしょ!? だって相手は!」
ムンズ グシャグシャグシャ…!!
さやか「あああっ、もう小麦ダンゴができちゃった……!」
まどか「杏子ちゃんは……?」
ほむら「……丁寧にクリームを伸ばして、ケーキの断面に塗ってるわね」
ほむら「ケーキをナイフで切っている……それも、一口サイズに切り揃えているようね」
さやか「そんなことしてる場合じゃないでしょ!? だって相手は!」
ムンズ グシャグシャグシャ…!!
さやか「あああっ、もう小麦ダンゴができちゃった……!」
まどか「杏子ちゃんは……?」
ほむら「……丁寧にクリームを伸ばして、ケーキの断面に塗ってるわね」
シャルロッテ「ちまちま御苦労さんやなあ……さっきの子ォの方が歯応えあったで」
杏子「……」ニヤ
シャルロッテ「うん?」
杏子「あんたこそ、モタモタしててくれてありがとよ。おかげで準備完了だ」チャッ
さやか「両手にフォーク……!?」
杏子「……」ニヤ
シャルロッテ「うん?」
杏子「あんたこそ、モタモタしててくれてありがとよ。おかげで準備完了だ」チャッ
さやか「両手にフォーク……!?」
杏子「うおおおっ!!!」ガガガガガガガッ!!!
まどか「早っ……! 全然止まらないよ!?」
QB「そうか……! 一口サイズにカットして周りをクリームでコーディングすれば喉の通りはよくなる!」
QB「パサつくスポンジのために水分を補給する必要がなくなるんだ!」
シャルロッテ「な、何をいまさら……」
シャルロッテ「このダンゴさえ食うてまえば、ウチの勝ちや!」ガポッ
まどか「早っ……! 全然止まらないよ!?」
QB「そうか……! 一口サイズにカットして周りをクリームでコーディングすれば喉の通りはよくなる!」
QB「パサつくスポンジのために水分を補給する必要がなくなるんだ!」
シャルロッテ「な、何をいまさら……」
シャルロッテ「このダンゴさえ食うてまえば、ウチの勝ちや!」ガポッ
まどか「早っ……! 全然止まらないよ!?」
QB「そうか……! 一口サイズにカットして周りをクリームでコーディングすれば喉の通りはよくなる!」
QB「パサつくスポンジのために水分を補給する必要がなくなるんだ!」
シャルロッテ「な、何をいまさら……」
シャルロッテ「このダンゴさえ食うてまえば、ウチの勝ちや!」ガポッ
シャルロッテ「……」ムグムグ
シャルロッテ「……! ……!」ムグッ ムグッ
QB「そうか……! 一口サイズにカットして周りをクリームでコーディングすれば喉の通りはよくなる!」
QB「パサつくスポンジのために水分を補給する必要がなくなるんだ!」
シャルロッテ「な、何をいまさら……」
シャルロッテ「このダンゴさえ食うてまえば、ウチの勝ちや!」ガポッ
シャルロッテ「……」ムグムグ
シャルロッテ「……! ……!」ムグッ ムグッ
QB「対してあのダンゴはいくら圧縮したとはいえ、イチゴすら入ってないスポンジ生地の固まり」
QB「あの量を一気に口に入れて飲み込むにはかなり時間がかかる……!」
シャルロッテ(くっ……水、水を……!)
杏子「へへ、ごちそうさん」カチャ
シャルロッテ「……ッ!!!」
決 着
○杏子(完食) シャルロッテ(飲み込めず)●
QB「あの量を一気に口に入れて飲み込むにはかなり時間がかかる……!」
シャルロッテ(くっ……水、水を……!)
杏子「へへ、ごちそうさん」カチャ
シャルロッテ「……ッ!!!」
決 着
○杏子(完食) シャルロッテ(飲み込めず)●
数日後・病院
まどか「マミさん、入りますね」
マミ「……」ボー…
まどか「マミさん、今日はほら! さやかちゃんのおすすめの和菓子を買ってきたんですよ!」
まどか「マミさんは洋菓子のほうが好きみたいでしたけど、たまには和菓子で緑茶かほうじ茶なんてのもいいかなって!」
まどか「ほら! パパに緑茶淹れてもらって、水筒に入れてきたんです! 熱々ですよ!」
まどか「あむ……」パク ズズ…
まどか「ふああ……日本人でよかったぁ」
マミ「……」
まどか「……ね、マミさんも一緒に……」
マミ「……」
まどか「マミさぁん……っ!」
まどか「マミさん、入りますね」
マミ「……」ボー…
まどか「マミさん、今日はほら! さやかちゃんのおすすめの和菓子を買ってきたんですよ!」
まどか「マミさんは洋菓子のほうが好きみたいでしたけど、たまには和菓子で緑茶かほうじ茶なんてのもいいかなって!」
まどか「ほら! パパに緑茶淹れてもらって、水筒に入れてきたんです! 熱々ですよ!」
まどか「あむ……」パク ズズ…
まどか「ふああ……日本人でよかったぁ」
マミ「……」
まどか「……ね、マミさんも一緒に……」
マミ「……」
まどか「マミさぁん……っ!」
ほむら「もうやめなさい、まどか」
まどか「ほむらちゃ……っ」
ほむら「巴マミはWFFとのフードファイトに負け、ソウルジェムを砕かれた」
ほむら「巴マミはもう、物を食べることができない……」
ほむら「それどころか、心ももう……」
まどか「こんなのってないよ! あんまりだよ……!」
ほむら「……悲しいかもしれないけれど、これがフードファイター。負けるということは、こういうことなの」
ほむら「まどか、わかったでしょう? あなたはまだ引き返せる」
ほむら「フードファイターのことは忘れて、普通の生活に戻りなさい……」
まどか「……っ」
まどか「ほむらちゃ……っ」
ほむら「巴マミはWFFとのフードファイトに負け、ソウルジェムを砕かれた」
ほむら「巴マミはもう、物を食べることができない……」
ほむら「それどころか、心ももう……」
まどか「こんなのってないよ! あんまりだよ……!」
ほむら「……悲しいかもしれないけれど、これがフードファイター。負けるということは、こういうことなの」
ほむら「まどか、わかったでしょう? あなたはまだ引き返せる」
ほむら「フードファイターのことは忘れて、普通の生活に戻りなさい……」
まどか「……っ」
同刻・別の病室
さやか「恭介、入るよ?」
恭介「……さやかか」
さやか「うん、元気にしてた? あ……駄目じゃない、またこんなに残しちゃって」
恭介「……」
さやか「ほら、今日もお土産持ってきたよ! 恭介が好きだった和菓子屋さんの!」
さやか「まどかのお父さんにお茶も分けてもらったからさ、これでおやつに」
恭介「……っ」バシッ
さやか「あっ……!」
恭介「さやかは僕を苛めてるのかい?」
さやか「恭介、入るよ?」
恭介「……さやかか」
さやか「うん、元気にしてた? あ……駄目じゃない、またこんなに残しちゃって」
恭介「……」
さやか「ほら、今日もお土産持ってきたよ! 恭介が好きだった和菓子屋さんの!」
さやか「まどかのお父さんにお茶も分けてもらったからさ、これでおやつに」
恭介「……っ」バシッ
さやか「あっ……!」
恭介「さやかは僕を苛めてるのかい?」
さやか「そんな……あたし、そんなつもりじゃ」
恭介「じゃあどういうつもりなんだよ!?」
恭介「いつもいつも食べ物ばかり持ってきて……! 僕はもう、味もわからないのに!」
恭介「もう食べ物なんて見たくもないんだ! やめてくれよ!」
さやか「恭介、ごめ……」
恭介「こんな、こんな舌なんか……!」
さやか「恭介……駄目ぇ!」
ガチッ!!
恭介「じゃあどういうつもりなんだよ!?」
恭介「いつもいつも食べ物ばかり持ってきて……! 僕はもう、味もわからないのに!」
恭介「もう食べ物なんて見たくもないんだ! やめてくれよ!」
さやか「恭介、ごめ……」
恭介「こんな、こんな舌なんか……!」
さやか「恭介……駄目ぇ!」
ガチッ!!
さやか「痛つ……っ」
恭介「む……ぷはっ」
恭介「あ……さやか、血が……」
さやか「平気、このくらい……駄目だよ、舌噛み切ろうなんてさ……死んじゃうよ?」
恭介「……ごめん」
恭介「でも……僕はもう死んでしまいたいんだ……」
恭介「む……ぷはっ」
恭介「あ……さやか、血が……」
さやか「平気、このくらい……駄目だよ、舌噛み切ろうなんてさ……死んじゃうよ?」
恭介「……ごめん」
恭介「でも……僕はもう死んでしまいたいんだ……」
さやか「恭介、そんな……もう怪我は治りそうなんでしょ? また厨房に立てるって」
恭介「駄目なんだよッ!」ガンッ!!
さやか「ひっ……」ビクッ
恭介「先生に言われたんだ……僕の舌はもう治らないって。もう味覚が戻ることはないって……!」
恭介「こんなんじゃ、もう料理なんて作れない……!」
恭介「こんな僕は! もう!」
さやか「やめてよ恭介! 落ち着いて!」ガバッ
恭介「駄目なんだよッ!」ガンッ!!
さやか「ひっ……」ビクッ
恭介「先生に言われたんだ……僕の舌はもう治らないって。もう味覚が戻ることはないって……!」
恭介「こんなんじゃ、もう料理なんて作れない……!」
恭介「こんな僕は! もう!」
さやか「やめてよ恭介! 落ち着いて!」ガバッ
恭介「うう……っ」
恭介「ごめん、ごめんよ……さやか……」
恭介「もう……さやかが美味しいって言ってくれた料理も、何も作れない」
恭介「奇跡か、魔法でもない限り……もう……」
さやか「……あるよ」
恭介「……え?」
さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ」
恭介「ごめん、ごめんよ……さやか……」
恭介「もう……さやかが美味しいって言ってくれた料理も、何も作れない」
恭介「奇跡か、魔法でもない限り……もう……」
さやか「……あるよ」
恭介「……え?」
さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ」
まどか「あ……さやかちゃん」
さやか「まどか……マミさん、どうだった?」
まどか「……」フルフル
さやか「そっか」
まどか「どうして、こんなことになっちゃったのかな……?」
まどか「私はただ……綺麗に、一生懸命ご飯食べてるマミさんがかっこよくて」
まどか「いつか、私もマミさんの横で食べれたら嬉しいなって……それだけだったのに……」グスッ
さやか「うん……わかる、わかるよ」ギュッ
さやか「まどか……マミさん、どうだった?」
まどか「……」フルフル
さやか「そっか」
まどか「どうして、こんなことになっちゃったのかな……?」
まどか「私はただ……綺麗に、一生懸命ご飯食べてるマミさんがかっこよくて」
まどか「いつか、私もマミさんの横で食べれたら嬉しいなって……それだけだったのに……」グスッ
さやか「うん……わかる、わかるよ」ギュッ
まどか「ほむらちゃんは、もうフードファイターに関っちゃ駄目って。あんなふうになっちゃ駄目って」
まどか「私……私、そう言われた時、凄く悲しかったけど……でもほっとしたの」
まどか「マミさんみたいにならなくていい……そう思っちゃった……!」
まどか「私……わたしっ……!」
さやか「いいんだよ、まどか。それで……」
さやか「マミさんは、まどかがフードファイターにならなくても怒らないから……大丈夫だから……」
まどか「……」グスッ ヒック…
さやか「いいんだよ、まどか。戻ろう。普通の生活に」
まどか「さやかちゃん……」
まどか「私……私、そう言われた時、凄く悲しかったけど……でもほっとしたの」
まどか「マミさんみたいにならなくていい……そう思っちゃった……!」
まどか「私……わたしっ……!」
さやか「いいんだよ、まどか。それで……」
さやか「マミさんは、まどかがフードファイターにならなくても怒らないから……大丈夫だから……」
まどか「……」グスッ ヒック…
さやか「いいんだよ、まどか。戻ろう。普通の生活に」
まどか「さやかちゃん……」
まどか「……」
まどか(あれからもう一週間か……)
まどか(本当に元に戻っちゃったな。マミさんにも、恐くて会いにいってないし)
まどか(私、ひどい子だな……)
まどか「……ん? あそこにいるのって」
仁美「……」フラフラ
まどか(あれからもう一週間か……)
まどか(本当に元に戻っちゃったな。マミさんにも、恐くて会いにいってないし)
まどか(私、ひどい子だな……)
まどか「……ん? あそこにいるのって」
仁美「……」フラフラ
まどか「仁美ちゃん? どうしたの、こんな時間に……いつもだったら習い事のはずじゃ」
仁美「カネシ……カネシが欲しいんですの……」フラフラ
まどか「え、ちょっ……仁美ちゃ……!?」
まどか(仁美ちゃんの首筋の模様……あれって確か、マミさんが教えてくれたWFFの口付け……!)
まどか「ひ、仁美ちゃん駄目だよ! おうちに帰ろう!」ギュッ
仁美「あら……まどかさん、ご一緒しましょう……この世の楽園にお連れしますわぁ」グイグイ
まどか「あう、う……凄い力……!」ズルズル…
仁美「カネシ……カネシが欲しいんですの……」フラフラ
まどか「え、ちょっ……仁美ちゃ……!?」
まどか(仁美ちゃんの首筋の模様……あれって確か、マミさんが教えてくれたWFFの口付け……!)
まどか「ひ、仁美ちゃん駄目だよ! おうちに帰ろう!」ギュッ
仁美「あら……まどかさん、ご一緒しましょう……この世の楽園にお連れしますわぁ」グイグイ
まどか「あう、う……凄い力……!」ズルズル…
仁美「さ、着きましたわよぉ」
まどか「う……ここ、結界……?」
まどか(何ここ……すっごい獣臭いし、暑い……!)
「マシマシ!」「マシマシ!」「マシマシ!」
エリー「引きこもって二郎が楽しめる幸せ……あれ、ご新規様?」ゴロゴロ…
まどか「……!?」
まどか(何あれ、ラーメン……?)
まどか「う……ここ、結界……?」
まどか(何ここ……すっごい獣臭いし、暑い……!)
「マシマシ!」「マシマシ!」「マシマシ!」
エリー「引きこもって二郎が楽しめる幸せ……あれ、ご新規様?」ゴロゴロ…
まどか「……!?」
まどか(何あれ、ラーメン……?)
エリー「あっちゃー、口付けもついてないの運んできちゃったんだ……めんどくさいなあ」
エリー「そこの子、挑戦したいなら受けるけどどーする?」
エリー「無理そうならスープのダシになってもらうけどね」
まどか「やっ、やります! やります!」
エリー「ふーん……そう。やめといた方がいいと思うけどね」ムクッ
エリー「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ、先に完食した方が勝ちね」
エリー「そこの子、挑戦したいなら受けるけどどーする?」
エリー「無理そうならスープのダシになってもらうけどね」
まどか「やっ、やります! やります!」
エリー「ふーん……そう。やめといた方がいいと思うけどね」ムクッ
エリー「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ、先に完食した方が勝ちね」
「マシマシ!」「マシマシ!」「マシマシ!」
まどか「何……これ……」
まどか(脂と醤油の匂いが凄い……ドンブリの上に脂まみれの野菜が山になってる……麺が見えない)
仁美「はあぁ……カネシのかぐわしい香り、たまりませんわぁ……!」
エリー「準備いい? じゃあよーい、スタート」ズズーズルズル モグモグ
まどか「む……」
まどか「無理! 無理だよこんなの! 食べられっこないよ! こんなの絶対おかしいよ!」
エリー「無理……?」ピクッ
まどか「何……これ……」
まどか(脂と醤油の匂いが凄い……ドンブリの上に脂まみれの野菜が山になってる……麺が見えない)
仁美「はあぁ……カネシのかぐわしい香り、たまりませんわぁ……!」
エリー「準備いい? じゃあよーい、スタート」ズズーズルズル モグモグ
まどか「む……」
まどか「無理! 無理だよこんなの! 食べられっこないよ! こんなの絶対おかしいよ!」
エリー「無理……?」ピクッ
エリー「それっておかしいよね? 私、やめた方がいいって忠告したし」
エリー「自分で挑戦するって言っておいて、せっかく出てきた二郎に箸もつけないなんて……」
エリー「そ れ っ て ど う な の ?」
まどか「え……?」
仁美「……ギルティですわ」
「ギルティ!」「ギルティ!」「ギルティ!」
まどか「う、あ……」
まどか(ああ、私……ばちが当たったんだ。マミさんがあんなふうになったのに、見て見ぬふりして自分だけ普通の生活に戻ろうなんてするから……)
???「ノットギルティー!!!」
エリー「自分で挑戦するって言っておいて、せっかく出てきた二郎に箸もつけないなんて……」
エリー「そ れ っ て ど う な の ?」
まどか「え……?」
仁美「……ギルティですわ」
「ギルティ!」「ギルティ!」「ギルティ!」
まどか「う、あ……」
まどか(ああ、私……ばちが当たったんだ。マミさんがあんなふうになったのに、見て見ぬふりして自分だけ普通の生活に戻ろうなんてするから……)
???「ノットギルティー!!!」
エリー「……今度は何?」
さやか「その二郎はあたしが食べる! 挑戦を引き継ぐよ!」
まどか「さやかちゃん……?」
さやか「まどか、間に合ってよかった……本当に」
エリー「へー、少しはわかってる子なのかな? 熱いロットバトルにしてよね」
エリー「じゃないと……ブタにしちゃうから」
さやか「望むところ……フードファイターさやかちゃんが受けて立つ!」
まどか「さやかちゃん!? それ、ソウルジェム……!」
さやか「その二郎はあたしが食べる! 挑戦を引き継ぐよ!」
まどか「さやかちゃん……?」
さやか「まどか、間に合ってよかった……本当に」
エリー「へー、少しはわかってる子なのかな? 熱いロットバトルにしてよね」
エリー「じゃないと……ブタにしちゃうから」
さやか「望むところ……フードファイターさやかちゃんが受けて立つ!」
まどか「さやかちゃん!? それ、ソウルジェム……!」
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