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元スレひな「ひなだお・・・なんで殴うの・・?おえぇ・・」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 :
タグ : - パパのいうことを聞きなさい! + - パパ聞き + - 気狂い + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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301 :

ちょっと面白そうだからアニメを見てみようかって気になった

302 :

もうこうなることを前提に作られたキャラとしか思えなくなってきた・・・

303 = 212 :

ひな「おいたんやめちくり~」

304 = 176 :

305 = 163 :

美羽「ひなは、本当に優しい子だから」

美羽「いつも自分を気遣って部屋の隅へ、隅の方へと行こうとするおじさんの姿を、ずっと、そんな風に思いながら見守ってたんです」

おいたん「そんな……」

美羽「おじさんが帰ってくる前とかにも、寝言で『おいたん、ごめんね』――って」

おいたん「俺は……ひなちゃんにまた辛い思いを……ひなちゃんは、これっぽっちも悪くないのに」

美羽「もう、おじさんっ?」

おいたん「は、はいっ」

美羽「せっかくひなが一生懸命笑ってくれてるのに、今度はおじさんが幽霊みたいな顔してどうするんですか! 本当に顔色まで青いですよ!?」

おいたん「いや、ははは」

美羽「……笑っていましょう」

おいたん「美羽ちゃん」

美羽「そうしたら、きっと、またいつも通りに戻れますよね」

おいたん「そうだね、そうなるといい……いや、絶対に、そうなるよ」

美羽「また、みんなでルナルナセブンごっこしましょう……したいです」ソッ

おいたん「……うん」ギュ

306 = 279 :

美羽たんマジ天使

307 :

おいたんだぉ!

308 :

喋り方がキモすぎる

309 = 163 :

――――
――
おいたん(そっと握った美羽ちゃんの手は、震えていた)

おいたん(どんなに強く願っても、本当にどうなるのかは分からない。それが分かっているからなんだと思う)

おいたん(俺がそうだったから、それがよく分かった)

おいたん(それでも、あんなに小さな身体で、一生懸命に願って、耐えてくれていたんだ)

おいたん(ひなちゃん自身も、懸命に元も関係に戻ってくれようと、努力してくれているのが痛いほどに分かった)

おいたん(少しずつでも、前進しているんだと。全員が信じていたし、そう思うより他はなかった)

おいたん(それでも……)

310 = 163 :

――――
――
またある日・アパート・食卓

仁村「おいおい瀬川クーンっ? アレがないよもうーっ? アレ取ってきてくれたまえー?」

おいたん「はいはい醤油ね……っと」

莱香「自分で取りにいけばいい」

「私もそう思いますっ……! その、そういうのって、ふっ、夫婦のやり取りって言うか――男の人同士はよくないと思いますがっ!」

おいたん「いいよもう……立っちゃったし――って、あいてー!!」

ガツン!
ガランガラン!

ひな「!」

おいたん「~~~~~~~~ッ」ゴロンゴロン

仁村「おお、小指直撃か!?」

美羽「うわぁ」

312 = 163 :

「お、お兄ちゃん」

ひな「……」ガタガタ

莱香「無理もない。こんな狭い部屋に6人でテーブル囲んでる。それは脚もぶつかる」

仁村「まあ、一人暮らしでも鉄板の鬼門だよな。テーブルの四つ足は」

ひな「いあぁ……」ガタガタ

「ひな?」

314 = 163 :

ひな「い、い、いぁああああああッッ!!」

おいたん「あ……」

美羽「ひな!」ガバ!

「ほら、大丈夫……大丈夫だから、ね?」ギュウ

ひな「ぱ、パパァ……ママァ!」ガタガタ

「!!」

美羽「!」

ひな「ママァ……!」

「……」ギュゥ!

美羽「……っ」プルプル

おいたん「あ……あ」

仁村「……」

莱香「……」

315 = 176 :

316 :

SSスレがVIPを駄目にしている一番の原因
SSスレにいる奴のほとんどがニコ厨、新参

317 = 163 :

――――
――

おいたん(そのひなちゃんの、胸が張り裂けそうになる叫び声を聞いて、初めて分かった)

おいたん(ひなちゃんは、ただ怖いから泣いているんじゃなかった)

おいたん(空ちゃんたちや、俺や……本当は一緒にいたい人たちと自然に接することができなくなってしまったこと)

おいたん(そのことを必死にどうにかしようとしているのに、どうしようもないこと)

おいたん(そのことが悔しくて、悲しくて、でもまだ小さいからそれがどういう気持ちなのかも分からなくて、パニックになってしまっている……)

おいたん(きっと、そんな泣き声だった)

318 = 163 :

――――
――
「ねぇ……なんでだろう」

美羽「うん」

「お兄ちゃんはただ、私たちを一緒にいさせてくれるために、一生懸命になってくれてただけなのに」

美羽「うん」

「ひなは、ちゃんと分かってる。ちゃんとお兄ちゃんとも自分は一緒にいたいんだって。そのために一生懸命がんばってる」

ひな「すぅ……すぅ……」

美羽「うん」

319 = 163 :

「ひなは、ちゃんと分かってた。事故のことは知らなくても、3人で協力しあっていかなくちゃいけないって。ひなはちゃんとがんばってた」

美羽「うん」

「私たち、だって」

美羽「う、ん」

「誰も、悪くないのに……」

「どうして、悪いことばっかり起こるんだろう」

美羽「うん……」

「どうすればいいんだろう……」

美羽「……」

320 :

おいたん、しぇんだぉ

321 = 32 :

なんで伸びてんだよ

322 = 163 :

「誰か、教えてよ……誰も何も悪くないなら、どうすればいいのよ……!」

美羽「……」ポロポロ

――――
――

仁村「俺たちも、甘かったっすかねぇ……」

莱香「そうかも」

佐古「だから言っただろう。エンジェルの扱いはこの俺に任せておけとあれほど」

仁村「つーか、無責任だった!」

莱香「そうかも。心は難しい」

仁村「やっぱこういうのって、よくある、時間が解決してくれるってやつに頼らないと……ダメ、なんスかね?」

佐古「だから言っただろう。エンジェルの扱いはこの俺に任せておけとあれほど」

莱香「それはダメ」

佐古「ワッツ!?」

323 = 163 :

莱香「ダメ……そう長い時間を置いたら、後悔することになる。いろいろな意味で」

仁村「それって、どういう」

佐古「その通り。私ではダメな理由を3行で述べよ。ワッツ、イズ、ディス?」

莱香「……3万回で答える」スッ

佐古「アオゥッ! ワウッ! woo!!」バッシーンバシーンバー

仁村「……!」ゴクリ

324 :

まだ残ってたのかwww

325 :

いいからとっととボコれよ

326 = 163 :

――――
――
おいたん(時間が)

おいたん(時間が必要なのかもしれない)

おいたん(今のままでは、本当に生活も成り立たなくなりそうだ)

おいたん(ひなちゃんの一番最初の救急車の料金。その後のカウンセリングの通院代や、薬の料金)

おいたん(初期で使ってしまった大きな生活費)

おいたん(いや、もう、今月は公共料金の支払いのどれかを抜かさないと……それでようやくギリギリ赤字だということが、分かってしまっている)

おいたん(だから、日雇いのバイトはさらに増やす必要がある)

おいたん(でもその生活も、どれだけ持つだろうか。一ヶ月先、二ヶ月先……空ちゃんたちの学校が始まってから、その先も、ずっと――)

327 = 163 :

おいたん(そう、学校)

おいたん(ひなちゃんの保育園も始まれば、ひなちゃんのことは否が応にも話さなくちゃならない。それは、あっという間に親戚中に知れ渡る)

おいたん(そうなれば、もう、彼女たちは俺の部屋にはいられない)

おいたん(ひなちゃんは、きっと地方の静かな地域で、大きな病院がある傍に引き取られる。入院もするかもしれない)

おいたん(そしたら、空ちゃんたちとは一緒にはいられない。空ちゃんたちも、負担は、ふたり分よりはひとりずつ……そんな風に、どこかの家に別々に引き取られていく。今なら分かる。それが当たり前なんだ)

おいたん(だから、学校が始まった先も――なんて時間は、存在しないんだ)

おいたん(……『それ』でも)

おいたん(時間が必要なのかもしれない)

おいたん(『それ』も含めた――1月や2月なんてもんじゃない、もっともっと大きな時間が)

おいたん(空ちゃんたちの、ために)

329 :

続き過ぎだろwwwwww

330 = 5 :

これでおいたんストレスマックスでひなに当たりだしたら作者マジで尊敬する

331 = 297 :

そういうのはけっこうです

332 = 163 :

――――
――
pirr! pirr! pirr!

おいたん「……」ピッ、ポチポチポチ

よし子『件名:あれから
    本文:どうしていますか? 大丈夫ですか? 電話にも出てください。
       今度、様子を見にそちらに行こうと思っています。お返事待ってます。』

おいたん「……」

おいたん「……」

おいたん「……」

333 :

何でまだ残ってんだよwwwwwwwwwww

334 = 287 :

おいたん!おいたん!

336 = 163 :

――――
――
莱香「ハァハァ……」

佐古「ドュフフドュフフwww」ビクンビクン

仁村(さすがの先輩も息が切れた……)ダラダラ

佐古「小学生より上には興味ないはずなのにぃ……こんなのおかしいよ絶対おかしいよぉ……ドュフフwww」ピラリ

莱香「……?」

仁村「ああ……それ。なんか、知り合いの知り合いの知り合いからもらったって言ってましたよ。急に予定が入っちゃって無駄になったとかなんとかで」

佐古「ウェヒヒwww」アヘアヘ

莱香「……これ、私にくれなさい」ピラ

佐古「おかしいよぉwww……」ダブルピース

337 = 163 :

――――
――

(あれから)

(結局、特別何かが変わることもなかった)

仁村「今日も」

莱香「来た」

ひな「りぃかー、こんばんゅ!」

(相変わらず莱香さんと仁村さんも毎日来てくれるし、ひなもよくなついてる)

ひな「おいたんおひょうゆとってくゆ……?」ンションショ

おいたん「……ありがとう」ニコ

338 = 5 :

339 = 163 :

(ひな自身も、変わらずお兄ちゃんとの距離を埋めようとがんばってる)

美羽「私さー。お刺身についてくるこの、ペンペン草みたいな薬味好きだなぁー!」

仁村「ペンペン草て」

「もう、恥ずかしいからそういうのやめてよっ」

(私たちも、明るく振舞っている……)

莱香「じゃぁ、今日は私が食器を片付けるから。いくよ」

仁村「わん」

おいたん「あ! お、俺も……」

キッチン<カチャカチャ

美羽「ねえ……おじさん、なんだか元気なくない?」

「うん……」

美羽「……なにかあったのかな?」

「たぶん時間がないからだと、思う」

美羽「え」

342 = 163 :

「この前ね、聞いちゃったんだ……お兄ちゃんが、ベランダで電話してるの」

「おばさんがね、今度、こっちに様子を見に来るんだって」

美羽「え……」

「それと、今の私たちの現状がどうなのか、すごくしつこく聞かれてたみたい」

美羽「ど、どどどどどどど」

「……ど?」

美羽「それで、なんて!?」

「どはどこ行ったのよ……」

美羽「そんなことより、はよぅ!」

「ううん。その場ではなんとかごまかせてたみたい……っていうか、はっきりした返事をまったくしなかっただけみたいだったけど」

美羽「そ、それならひなのことはまだ分からないよね!?」

343 = 163 :

「うん……」

美羽「ほっ」

「同じことでしょ……おばさんが来たら、隠せっこないんだから」

美羽「そ、そそそそそそそ、どうしよう!?」

「だからそのそは」

美羽「そんな、どうしよう!? って言おうと思ったんだもん! どうしよう!?」

「どうしようも……ないよ」

美羽「……」

「美羽だって分かるでしょ……」

美羽「……」クスン

344 :

全く見てないけどまだ続いてんだ

345 = 163 :

――――
――

おいたん「ひ、ひなちゃん、その……あ、アイスだけど……食べる?」

ひな「ぅ、ぅぅ……うん!」

おいたん「!」パァァ

TV「サテンサン!」

「」ボー

美羽「」ホケー

仁村「……ねえ、空ちゃん、美羽ちゃん」

TV「ウイハルー!」

仁村「なんか祐太のやつ、最近妙に、こう……やわらかいと思わない?」

「そーですかー?」

美羽「ねー……」

346 = 182 :

よかった残ってた

347 = 5 :

348 = 163 :

莱香「私にもそう見える」

「そうですよねー」

美羽「ねー……」

莱香「……」

仁村「……」

仁村「なんていうのかさ、こう……達観してるっていうのか」

莱香「怖いものがなくなっちゃったような」

美羽「ねー……」

「きっと……」

「きっと、最後の団欒になるから」

ガタ

349 = 163 :

仁村「あ……」

莱香「祐太」

おいたん「空ちゃん……知って」

「……ごめんなさいっ。電話で話してるの、勝手に聞いちゃったのっ」

おいたん「そっか……こちらこそごめん。切り出そうと思っても、切り出せなくて」

莱香「それは本当?」

おいたん「はい……」

莱香「親戚の人には、このことはもう?」

おいたん「それは、まだ」

「だから、その時が来ちゃったら、ばれちゃいます」

美羽「そしたら私たち、もう……」シュン

仁村「そんな」

ひな「?……?」キョロキョロ


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