元スレさやか「あっ、転校生起きた?朝ご飯できてるよー」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
251 = 146 :
ほむらの家―――
さやか「元気出しなよ、ほむら」
ほむら「わたしはいつも通りなつもりよ?」
さやか「そんなこと言って、空元気なの目に見えてわかるよ」
ほむら「………」
さやか「ほら、お風呂湧いてるから。体、温めてきなよ」
ほむら「あら、一緒には入らないの?」
さやか「ぅえ!?あ、いや……ほむらがいいんなら……」
ほむら「今更、遠慮することなんて何もないわ。ほら、一緒に入りましょ?」
さやか「……うん」
252 = 146 :
さやか「……んっ」ピクッ
ほむら「ふふ、敏感ねさやか……アムッ」
さやか「ひぅっ……ほ、ほむら……んぅっ!」
ほむら「こうして、体を温めるのもアリよね?」クチュッ
さやか「んあっ!そ、そこ、はっ……」ビクビク
ほむら「どうかした、さやか?……ふふ」クチュクチュ
さやか「~……っ、もっと激しくっても、いいんだよ…?」ビクビク
ほむら「このままで十分よ。必死に堪えてるさやかの顔、とっても可愛いもの」クチュクチュ
さやか「い、イジワルだなぁっ、ほむらはっ……ん!」ピクンッ
253 = 146 :
チャプ…
さやか「はぁ、いい湯だねぇ……」
ほむら「わたしは、あなたの体のほうがよかったけれどね?」クスクス
さやか「っ、もう、そういうことは言わないのっ!」ザバァ
ほむら「あら、もう上がるの?」
さやか「あたしはほむらが出掛けてる時に既に入ってるからね」
さやか「ご飯の支度、して待ってるからね!」ガララ ピシャッ
ほむら「………」
ほむら「最低ね、わたし……」
254 = 146 :
さやか「あ、上がったねほむら!」
ほむら「ええ」
さやか「はい、ご飯」コト
ほむら「ありがとう」
さやか「さて、それじゃ食べよっか!」
ほむら「いただきます」
さやか「いただきます!」
ほむら「……………」
さやか「? どうかした、ほむら?」モグモグ
ほむら「……いえ、なんでもないわ」
ほむら「……やっぱり、ご飯はいいわ。喉を通りそうにない」コト
さやか「ほむら……」
ほむら「…ごめんなさい」
255 = 134 :
さるよけ支援
256 :
さるさんは昨年もうお亡くなりになりましたよ
257 = 146 :
ほむら(わたしは一体、何をしているの?)
ほむら(まどかとの約束も果たせず)
ほむら(本来の目的から横道に逸れて)
ほむら(そして、その逸れた横道が今はとても居心地がよくなって)
ほむら(………さやかは、まだ魔法少女の契約はしていない)
ほむら(いっそ、さやかさえ無事なら、それで……っ)ブンブン
ほむら(ダメ、それはいくらなんでもダメだわ)
ほむら(そうか……強くなったつもりでも、わたしは弱いままだったのね)
ほむら(あの頃と、何も変わっていない……)
ほむら(ちっぽけで、一人じゃ何も出来ない、誰かに守ってもらうしか脳のない……)
ほむら(無力な人間……)
ほむら「………っ」ポロポロ
さやか「ほ、ほむらっ!?」
258 :
ほむらはパイパン
異論は認める
259 :
異議なし
260 = 134 :
>>256
なん…だと…
知らなかった
261 = 146 :
ほむら「っ……さや、か……っ」ポロポロ
さやか「どうしたの!?いきなり泣いて!?」
ほむら「もう、ダメなのよ、わたしはっ……」ガシッ
さやか「……一人で、思い詰めちゃったの?」
ほむら「何、もっ……守れないのよ、わたしはっ……」ポロポロ
さやか「………」
ほむら「どうすれば、いいのよぉっ……」ポロポロ
さやか「何も守れないなんてこと、ないよ」
さやか「現にほむらは、あたしのこと守ってくれてるじゃん?」ギュッ
ほむら「……さやかぁっ……」
262 = 146 :
さやか「………戦いでは、ほむらはあたしのこと、守ってくれてるよ」
さやか「あたし、ほむらの味方でよかったって思ってるよ?」
さやか「何があったって、あたしはほむらを裏切らない」
ほむら「………」
さやか「たとえ、ほむらの守る対象があたしじゃなかったとしても、あたしはほむらの味方で居続ける」
さやか「だから、何も守れないなんて、そんな寂しいこと言わないで?ね?」
ほむら「………っ」ギュッ
ほむら「……気付いてる、のね?わたしの、本当の目的」
さやか「ん、まぁ……薄々と、だけどね。上辺ではほむらの瞳はあたしを映してるけど」
さやか「その奥底では、他の人が常に映ってる」
さやか「でも、それでもいいんだよ」
さやか「上辺だけでも、あたしを見てくれてるんなら、ね……」
263 = 83 :
俺もさやかを裏切らない
264 :
さやかを嫁に迎えても突っぱねても数されるって…
ほむら詰んでるやん
265 = 146 :
ほむら「なんで、あなたはそんなにわたしに優しいのっ……?」ポロポロ
さやか「忠告、してくれたじゃんほむらは」
さやか「きっとほむらがあたしに忠告してなければ、あたしはキュゥべえと契約してたよ」
さやか「それを、止めてくれたのはほむらだよ」
さやか「バカなあたしを……気に掛けてくれた」
さやか「あたしには、それで十二分に理由になるよ」
さやか「あたしがほむらに優しい理由に、ね」
ほむら「っ……」
さやか「ね、ほむら」
ほむら「……何?」
さやか「やっぱりさ、あの二人と和解すべきだと思うんだよね、あたしは」
さやか「ほむらはもう手遅れって言ってたけど、あたしはまどかの親友だから」
さやか「ちゃんと話せば、きっとわかってくれるって!」
266 = 173 :
種死のアスランに聞かせたいな
裏切らない
267 = 146 :
ほむら「……それ、は…」
さやか「無理?」
ほむら「今のわたしに、あの二人は……」
さやか「受け入れられない?」
ほむら「っ……」コクン
さやか「だったらさ、受け入れられる強さを身につければいいんだよ」
ほむら「……え?」
さやか「それだけの強さを身につけられればさ、もう怖いものなんてないよね?」ニコッ
ほむら「さやか……」
さやか「まだ、手遅れなんかじゃないよ。あたしは、そう信じてる」
さやか「何て言っても、あたしの親友に、その親友が信じる先輩だもん!」
268 = 146 :
ほむら「………」
さやか「どう?あたしの言葉、信じるに足らないかな?」
ほむら「あなたのことは、いつでも信じてる……」
さやか「なら、さ。やってみる価値は、あるんじゃないのかな?」
ほむら「………」
さやか「ね?」
ほむら「………………とう」ボソッ
さやか「ん、なんか言った?」
ほむら「ありが、とうっ……さやかっ……」ポロポロ
さやか「あーあー、また泣いて……綺麗な整った顔が、ぐしゃぐしゃだよ?」
ほむら「っ、うるさいわね!誰が、わたしにこんな顔をさせてるのよっ!」ゴシゴシ
269 = 146 :
さやか「うん、その調子その調子!元気、出た?」
ほむら「…ええ、もう大丈夫よ」
さやか「そっか、よかった!」
ほむら「元気が出たら、お腹が空いたわ」
さやか「ご飯、用意する?」
ほむら「お願いしていいかしら?」
さやか「了解!何をするにしても、まずはお腹を満たさなきゃね!」
ほむら(……まどかが契約してしまったこの世界に、居座り続けるつもりはない)
ほむら(けれど……さやかが笑って暮らせる世界になるならば、それを見届けるのも悪くはない…わね)
270 = 146 :
すまん飯食って来る
271 = 134 :
さやさや
272 = 93 :
ほむほむ
273 = 10 :
ほ
275 :
>>270
安心しろ
俺が食っておいてやったぞ
276 = 146 :
マミの家―――
ピンポーン ガチャ
マミ「はい……あら」
さやか「こ、こんにちはマミさん!」
ほむら「………」
マミ「……何の用、かしら?」
さやか「ほら、ほむら」
ほむら「話が……したいの。あなたとまどか、二人と………」
マミ「……………。わざわざウチまで来てくれたのに、突っ返すわけにはいかないわ」
マミ「気は進まないけれど、あがって。ここで立ち話もなんでしょう?」
277 = 146 :
まどか「あっ……」
さやか「やっほ、まどか」
まどか「さやかちゃん……それに……」チラッ
ほむら「……」
まどか「…っ」サッ
ほむら「………」
マミ「何も出せないけれど、座って。話くらいは、聞いてあげるわ」
ほむら「ええ……」
さやか(ほら、とりあえず第一関門クリアだよ、ほむら)ヒソヒソ
ほむら(……問題は、ここからだけれどね)
278 = 93 :
いまさらだけどIDすごいな
279 = 146 :
―――――
―――
―
マミ「……つまり、こういうこと?」
マミ「『わたしたちが邪魔だから、ワルプルギスの夜の戦いで死んでほしい』」
ほむら「………」
さやか「ちょっ、いくらなんでもそれはっ……」
マミ「美樹さん。わたしはね、もう暁美さんの言葉を全て信じる気になれないの」
マミ「問答無用で無抵抗の相手を殺めるような人の言葉は、ね」
マミ「実際、今の話だって信憑性も何もない」
マミ「魔法少女が絶望したら魔女になる、だったかしら?」
マミ「よくもまぁそんな狂言を思いついたものね」
280 = 219 :
ほむほむマミマミ
281 = 146 :
マミ「鹿目さんは今の話、どう思う?」
まどか「えと……わたしも、ちょっと信じられないです」
マミ「……だ、そうよ」
ほむら「………信じてもらえるとは、最初から思っていない」
ほむら「ただ……ワルプルギスの夜には、一人では勝てないの」
ほむら「わたしでもダメ、マミでもダメ……それに、恐らくはまどか一人でも、勝てない」
ほむら「その為に、わたしに協力して欲しいと言いに来たの」
マミ「背中から撃たれるのはごめんよ、わたしは」
マミ「それに、一人では勝てないと言うけれど、今のわたしは一人ではないの」
マミ「鹿目まどかっていうパートナーがいるのよ」
マミ「二人ならば、ワルプルギスの夜にだって勝てるんじゃないのかしら?『二人ならば』、ね」
282 = 128 :
ソウルジェムが完全に汚染した魔法少女を見たことがある?
QBに直接審問をして真実を言わせる
ソウルジェム が 100メートル離れれば一時的に死亡するのを見せてくれる.
ソウルジェムに干渉して苦痛を与えることで証明する
283 = 173 :
いいぞ
284 = 146 :
ほむら「それじゃ、やっぱり……」
マミ「ええ。あなたと共闘するつもりはないわ」
マミ「……話は、それだけかしら?」
ほむら「………そうね。邪魔したわ」スック
さやか「あ、ちょっとほむらっ!」
ほむら「……」スタスタスタ
さやか「そっ、それじゃお邪魔しました!」タッタッタ
マミ「……ふぅ」コト
まどか「………ねぇ、マミさん」
マミ「何かしら?」
まどか「………わたしには―――」
285 = 219 :
あんあんは今頃どうしてるのかにゃあ
286 = 146 :
ほむら「………っ」スタスタスタ
さやか「ちょっとほむらっ!待ってよ!」タッタッタ ガシッ
ほむら「…やはりダメよ、あの二人は。最初からわたしの話を真面目に聞こうとすらしない」
ほむら「キュゥべえも都合が悪いとでも悟ったのか、姿を現さなかったし」
さやか「そんなことない!少なくともまどかは、真面目に聞いてたよ!」
ほむら「仮にまどかが信じてくれたとして、彼女があの頑固なマミを説得出来ると思う?」
さやか「それは……」
ほむら「もう、マミに関しては手遅れよ、さやか。これ以上話をしても、いい結果にはならない」
ほむら「それなら……ワルプルギスの夜とあの二人の戦いに、乱入する以外方法はもう方法は残っていない」
さやか「!」
ほむら「背中からマミやまどかを撃つなんてことは、わたしはしない」
ほむら「わたしが求める世界は……」
ほむら「あなたが笑って過ごせる世界、それだけよ」
ほむら(この時間軸では、ね)
287 :
あんこにはさやさや側についてほしい
288 = 173 :
まさかの中立
289 = 146 :
一週間後―――
―――ハハハハ……キャハハ……
マミ「来たわね……少なくとも、ワルプルギス襲来に関しては、暁美さんの言っていたことは本当だった、ってことね」
まどか「やっぱり、ほむらちゃんは……」
マミ「今更、よ、鹿目さん。いずれにしても、今この町を守れるのは、わたしとあなた、あとは暁美さんしかいない」
マミ「その暁美さんが今この場にいないと言うことは、わたしとあなたがやるしかないの」
マミ「……わかって、くれるわね?」
まどか「っ……」ギュッ
マミ「さあ、やるわよ!」パァァァ
まどか「……はい」パァァァ
290 = 173 :
展開はええええ
さやほむはベットの上でワルプルか
291 = 256 :
時間消し飛んだな
292 = 146 :
ほむら「………」
キャハハハハ………アハハハハハハハハハ………
ほむら「これで……何度目になるかしらね、その顔を見るのは」
ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハハ!!」
ほむら「そう何度も拝みたい顔ではないけれど……愚痴を言っても、どうしようもないわね」
さやか「……やっぱり、魔法少女じゃないあたしには、ワルプルギスの夜は見えないんだね」
ほむら「あんな奴、別に見る必要もないわ。あなたは、未来だけを見ていればいい」
ほむら「その視界を遮るものは……わたしが、全て薙ぎ払う」
ドゴォォォン……ガラガラガラ…ゴオオオォォォォォ
マミ「――――――!」
まどか「―――っ―――!?」
293 :
青木さやか「あたしって……ほんとばか」
294 = 219 :
ワルワル
295 = 146 :
ヒュンッ
まどか「――――――あっ」(やられ……)
カチッ
ほむら「大丈夫よ、まどか。あなたもマミも、殺させはしない」バシュ ピタッ
カチッ
ドォォォォン!!!
まどか「っ!?っ、けほっ、けほっ…!」
マミ「鹿目さん、大丈夫!?」スタッ
まどか「は、はい、なんとかっ……!」(今、間違いなくやられたって思ったのに、どうして……?)
ほむら「………」コソッ
296 = 219 :
ほむほむ
297 = 146 :
マミ「ティロ・フィナーレ!!」バシュウウウ!!
ドォォォォォンッ!!
ワルプルギス「キャハ……ハハハ……」ボロボロ
ヒュッ
マミ「っ!」
カチッ
ほむら「ここぞと言うところで油断する癖は、相変わらずね、巴マミ」バシュ ピタッ
カチッ
ドォォォォォン!!!
マミ「ごほっ、げほっ……」(火薬の匂い……?)
ほむら(ワルプルギスの夜も、これで相当消耗しているはずね……まどか、マミ、あとひと押しよ)
298 = 46 :
ほむほむ
299 = 93 :
陰ほむ
300 :
陰から応援するほむほむ可愛い!
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