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    元スレ綾乃「歳納京子、私あなたのことが――」 結衣「京子、好きだよ」

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    タグ : - ゆるゆり + - グロ注意 + - ヤンデレ + - 鬱ゆり + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    それはある冬の日のこと――

    京子「綾乃、それで用ってなんだー? こんなさんむいのに屋上なんかに呼び出して……」サムサム

    綾乃「と、と、ととととと歳納京子っ!」

    京子「おぉう、なんか壊れたラジオみたいになってるぞ……」

    綾乃「う、ううるさいわね! とにかく私の話を聞きなさい!」

    京子「は、はひ……」

    綾乃「歳納京子、私あなたのことが……あの……あなたのことが大好きだったの!」

    2 :

    もうこの三人嫌だ

    3 = 1 :

    京子「……」

    綾乃「……ちょ、ちょっと。何か言いなさいよ」

    京子「知ってた」

    綾乃「へっ!?」

    京子「こんなこというと自惚れすぎって笑われるかも知れないけど、綾乃の気持ち、知ってたよ。……よく言えたね。ありがとう、綾乃」

    綾乃「と、歳納京子ぉ……///」

    京子「でも、ちょっとまだ返事はできないかな。……ほんっとーに悪いんだけど、もう少しだけ待ってくれる?」

    綾乃「ま、待つわ! 私いつまでも待つんだから!」

    京子「ありがと、綾乃」ニコッ

    綾乃「~~~~!!/// べ、別に全然気にしてナイアガラよっ!」

    京子「あっ、いつもの綾乃だ」

    綾乃「いつものって何よ~~~!!」

    京子「あははっ」

    4 :

    ふむ

    5 = 1 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    京子「とまあ、綾乃は自分の気持ちを素直に伝えてくれたわけだけど……」

    京子「結衣もどう見たって私のこと……」

    京子「む~~~、やっぱり自惚れすぎなのかな。私」

    京子「でも、仮にそうだとしたら……結衣はきっと自分の気持ちを抑えて、笑って私に『綾乃を幸せにしてやれよな』だなんて言うんだろうなぁ……」

    京子「だけど、ここで『今まで通りでいよう』だなんて綾乃に言ったら、せっかく綾乃は勇気を出してくれたのに、私ったらサイテーだよな」

    京子「どうしよ……」

    京子「鎌……かけてみようかな……」

    6 = 1 :

    翌日、娯楽部室

    京子「いっちばーん!」

    結衣「……子供かよ」

    京子「子供です」

    結衣「確かに」

    京子「そういえば結衣さんや、ちと話を聞いてくれないか」

    結衣「……どうしたの?」

    京子「えーえー、コホン……マイクテステス」

    結衣「うわ、わざわざそれやるためだけにマイク持ってきたんか」

    京子「なんとなくやってみたかった」

    結衣「そうですか」

    京子「はい」

    結衣「……それで?」

    7 = 1 :

    京子「ええとですね……不肖私歳納京子~、この度綾乃に愛の告白を受けました!」

    結衣「!?」

    京子「……結衣?」

    結衣「……そうなんだ。綾乃、やっと勇気出せたんだね」

    京子「そうなんだよ~。だけど、綾乃が勇気を振り絞ってくれたのに、安易に『はい』だなんて答えてもいいのか悩んじゃんってさ~」

    京子「(さて、どうでる? 結衣――)」

    結衣「! ……京子でも悩むことなんてあるんだな」

    京子「京子でもとは失礼な奴だな!」

    結衣「冗談だよ。でもさ、私としては、『はい』と答えろだなんて言えないな」

    京子「……ですよねー。私もきちんと綾乃の心を受け止めるって決意ができてから――」

    結衣「そうじゃなくて」

    京子「へっ?」

    結衣「……私も……だから……」ボソッ

    京子「……結衣?」

    結衣「あああぁ~、もう! 私も、京子のことが好きだから!」

    8 = 1 :

    シーーーン

    京子「……やっぱりか」

    結衣「……知ってたんか」

    京子「……ごめんね。でも、結衣の気持ちを聞かないまま、オッケーするにしろ断るにしろ綾乃の告白に返事をするのは嫌だったから」

    結衣「そっか」

    京子「ごめん」

    結衣「いいよ。そんな優しい京子が、私は……その……///」

    京子「あっ、照れてる」

    結衣「うるさい!」

    京子「えへへ」

    結衣「……それで、京子はどうするの?」

    京子「結衣の気持ちも聞けたから、一晩考えてみることにするよ」

    結衣「そっか」

    京子「せっかく告白してもらったのに、ごめんね」

    結衣「いいって。でも、相手のことばかり考えて自分の気持ちに嘘をつくのだけはやめなよ」

    9 :

    ほうほう

    10 :

    結京綾

    11 = 1 :

    翌日、登校中――

    結衣「――それで、結論は出たの?」

    京子「うん。もうばっちしよ!」

    ちなつ「……何の話してるんですか?」

    京子「ちなちゅには内緒だよーん!」

    ちなつ「ムッキー! なんだから異様にムカつきます!」

    あかり「あ、あかりには?」

    京子「あかりいたんだ」

    あかり「ひどいよぉ!」

    結衣「……」

    京子「おぉう、噂をすればあそこにいるのは綾乃じゃないか!」

    ちなつ「噂してたんですか?」

    結衣「……じきに、分かるよ」

    ちなつ「へっ?」

    12 :

    さてどうなる

    13 = 1 :

    京子「お~~い、あっやの~!」

    綾乃「と、とっととととと歳納京子!?///」アセアセ

    千歳「お~、歳納さんやんか~。おはよーさーん」

    京子「おっはよー、千歳! ……そして綾乃、待たせてごめんね」

    綾乃「えっ? ……あっ、えっと……と、と歳納京子?」

    京子「あれからさ、私なりに考えてみたんだけど……」

    綾乃「え、うぁ、ちょっと歳納京子、ここは道端でみんな見て――」

    京子「私も綾乃のこと、大好きです!」

    綾乃「~~~~~~!!!!///」プシュー

    京子「杉浦綾乃さん、よろしければ私と付き合ってください!」

    千歳「き、きたぁぁああああああ!! きたできたできたでぇぇええええ!!」

    綾乃「ぅぁ……ぅぁぁあ~~~~~~!!!///」

    京子「あ、綾乃?」

    14 = 12 :

    片塔のキマシ

    15 :

    千歳憤死

    16 = 1 :

    綾乃「み、みんなが見てる眼の前でなんてこと言うのよぉぉ~~!!///」

    京子「……やっぱマズかったかな?」

    綾乃「まずいもなにもナイナイナイアガラよ! その……う、嬉しくて死にそうソウル特別市よ!」

    京子「えへへ、よかった!」ニコッ

    千歳「この鼻血 ええでと私が 言ったから 二月十日は京綾記念日や~」ドバドバドバドバ……フラフラ~

    あかり「あわわ、池田先輩が大変だよぉ~」アセアセ

    ちなつ「こ、これで私と結衣先輩の間の障壁が……グッジョブ、グッジョブですよ、京子先輩! 杉浦先輩!」

    結衣「……」

    綾乃「あぁぁ~、もう! 早く教室に行くわよ!///」

    京子「へ~い」

    綾乃「……」

    京子「……どったの? 綾乃?」

    綾乃「手、つなぎなさいよっ///」ボソッ

    京子「もちろんだ~!」ニギッ

    綾乃「///」

    17 = 15 :

    綾乃が幸せそうで何よりです

    18 = 1 :

    その晩、結衣宅――

    結衣「……で、なんでうちにいるわけ? 綾乃に怒られるぞ」

    京子「やっぱそっかなー」

    結衣「やっぱそっかなー、じゃないよ……ったく。……それで、何か言いたいことでもあるの?」

    京子「何でもお見通しか~」

    結衣「まあ、長い付き合いだから」

    京子「ですよね~」

    結衣「……」

    京子「……あのさ」

    結衣「……何?」

    京子「ごめんね、結衣」

    結衣「……謝ること、ないよ。京子にとって綾乃の方が魅力的だったってだけだ」

    19 = 12 :

    結京綾になったらそれはとっても嬉しいなって

    20 :

    傷心の結衣先輩にはチーナが必要だと思いますぅ

    21 = 1 :

    京子「……ん~、そういうわけじゃないんだよな~」

    結衣「じゃあ、どういう――」

    京子「結衣はなんか頼れるお姉さんみたいな感じ!」

    結衣「……そっか」

    京子「――だった」

    結衣「……だった?」

    京子「結衣の気持ちを知っちゃったから。これ以上結衣を頼って、結衣を苦しめたくないから。だから、結衣が私のお姉さんなのは今日で最後」

    結衣「……私が京子を好きになるわけだ」

    京子「そうまじまじと言われると流石の私も照れますな」

    結衣「京子でも照れるんだな」

    京子「なにおう!?」

    結衣「……綾乃を、絶対幸せにしてやれよな」

    京子「おう、任せとけ!」

    結衣「……不安だなぁ~」

    京子「さっきから失礼な結衣だな!」

    22 :

    こういうのって最後には綾乃負けるよね

    23 = 1 :

    グゥ~

    京子「……お腹が空きました」

    結衣「まったく、振った相手にご飯つくってもらう気満々かよ」

    京子「麻婆豆腐で!」

    結衣「遠慮もなしかよ! ……食後のデザートは?」

    京子「ラムレーズン!」

    結衣「りょーかい」

    24 = 12 :

    ふむ

    25 :

    麻婆豆腐か・・・タベタイナ

    26 :

    クズ結衣はよ

    27 = 1 :

    ――――――――
    ――――
    ――

    京子「マーボーうめえ!」ガツガツ

    結衣「いい食べっぷりだなあ」パクパク

    京子「美味しい、本当に美味しいよ」ガツガツ

    結衣「そっか」

    京子「美味しい……おいしい……グスッ……よぉ……」

    結衣「……京子?」

    京子「……おいしい料理を食べられるのも……グズッ……今日で最後……グスッ……なんだね……」

    結衣「……自分で決めたのに、泣くなよ」

    京子「だって! だってぇ……ヒグッ……」

    結衣「……よしよし。全く、しょうがない子だな。京子は」ナデナデ

    京子「うぅぅ……うぁ……私……私ぃ……」

    結衣「……綾乃に、いっぱい美味しいものつくってもらうんだよ」ナデナデ

    京子「……うん……エグッ……うん!……」

    28 :

    よしよし
    こういう結衣ちゃんでいいんだよ
    トーシロはすぐ性格変えるから困る

    29 :

    ヤンデレ化させるのは甘え

    30 = 12 :

    いい雰囲気だ、支援

    31 :

    結衣はしたたかなヤンデレでなければ

    32 = 25 :

    >>1のハードルがどんどん上がっていくw

    33 :

    なでなでされたい

    34 :

    これでヤンデレになったら>>1は大物になれるよ

    35 = 1 :

    結衣「……今日はもう早いけど、ねよっか」

    京子「でも、でもぉ……エッグ……私もっと結衣とお話……」

    結衣「……お話は、私が京子のお姉さんじゃなくなってもできるよ」

    京子「結衣ぃ……結衣ぃ……ヒグッ……」

    結衣「……あ~、もう、ほら! そんな泣き顔綾乃に見せられないよ」

    京子「……私、最後の最後でも……ヒクッ……結衣に迷惑かけちゃった……」

    結衣「……今日はまだ私が京子のお姉さんなんだから、迷惑だなんて思ってないよ」

    京子「……結衣ぃ……」

    結衣「……布団しいて、寝るよ。京子が寝るまで手を握っててあげるから」

    京子「……うん」

    36 :

    トーシロって言葉久しぶりに見た
    支援!

    37 = 1 :

    京子「スー……スー……」

    結衣「京子、あんなに泣いてたのに寝ちゃった……」

    結衣「……」

    結衣「……お姉さん、か」

    結衣「……」

    結衣「……最初から、勝ち目なんてなかったんだな」

    結衣「……正直、京子は絶対私のことが好きだと思ってたのに」

    結衣「……それは家族としての“好き”だったんだ……」

    結衣「……」ズキッ

    結衣「……あはは、今頃になって胸が痛んでやがるの」

    結衣「無様な、滑稽な私」

    38 :

    この>>1はできる子

    39 = 4 :

    素晴らしいね

    40 = 12 :

    >>1に希望を託せそうだ、支援

    41 = 1 :

    京子「スー……スー……」

    結衣「散々泣いておいて、京子はぐっすり眠ってる」

    結衣「私は……眠れるわけない」

    ゴーン ゴーン

    結衣「……0時、か」

    結衣「……もう、京子のお姉さんですらなくなっちゃった」

    京子「スー……スー……」

    結衣「……お姉さんですらなくなって、私は京子の何者なんだ?」

    結衣「……私は一体なんのために――」

    結衣「(……あれ、私は本当に何のためにここにいる?)」

    結衣「(何のために一人暮らしを始めた?)」

    結衣「(何のために京子を部屋に入れた?)」

    結衣「(何のため)」

    結衣「(何のため――)」

    42 = 36 :

    やったあ!結衣さんだ!

    43 :

    まーたヤンデレか

    44 = 1 :















    結衣「――私は、何のために京子と過ごしてきたのだろう?」

    45 = 31 :

    よしきた

    46 = 12 :

    ヤンデレへの過程をしっかり踏まえていて秀逸

    47 = 1 :

    チュン……チュン……

    京子「……あれ? 私寝ちゃってた……」

    京子「身体が重い。……気持ちが重いからかな」

    京子「……結衣~。結衣~?」

    京子「……」

    京子「……返事がないや。どこ行っちゃったんだ――」

    カチャッ

    京子「あ、あれ? 本当に身体が動かせない……縄で縛ってある?」

    京子「ちょ、ちょっと結衣? 結衣ー?」

    ガチャガチャッ……キィィ

    結衣「ふぁ……早朝からドソキホーテなんて、すっかり不良少女だな。私」

    京子「あ、結衣? ……た、ただいま」

    結衣「ああ。起きてたんだ京子。おかえり」

    48 = 1 :

    チュン……チュン……

    京子「……あれ? 私寝ちゃってた……」

    京子「身体が重い。……気持ちが重いからかな」

    京子「……結衣~。結衣~?」

    京子「……」

    京子「……返事がないや。どこ行っちゃったんだ――」

    カチャッ

    京子「あ、あれ? 本当に身体が動かせない……縄で縛ってある?」

    京子「ちょ、ちょっと結衣? 結衣ー?」

    ガチャガチャッ……キィィ

    結衣「ふぁ……早朝からドソキホーテなんて、すっかり不良少女だな。私」

    京子「あ、結衣? ……お、おかえり」

    結衣「ああ。起きてたんだ京子。ただいま」

    49 = 36 :

    大切な場面だから

    50 :


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