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元スレ橘「絢辻さんは虫が駄目なのか……」
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【虫】
絢辻「絶対に無理よ」
橘「それほど?」
絢辻「無理なものは無理ね」
橘「……」
絢辻「……ちょっと橘君、なんなのその沈黙は」
橘「え、いやなんでもないよ (絢辻さんの弱点を知ってしまった なんて言ったらどんな目にあうか……)」
絢辻「ふふ、やってみなさいな?」
橘「え? あ、絢辻さん僕もしかして口にしてた?」
絢辻「いいえ、でもあなたの考えそうなことは分かるわよ」
橘「……」
絢辻「そこで黙っちゃうってことは本当になにかやろうと考えてたんじゃ……」
橘「……あはは、なんでもないよ?」
絢辻「……」ジィ
橘「……ちょ、ちょっとだけ……」
【虐めたくなる】
橘「で、でも好きな子にはいじわるしてしまうなんてことなかった?」
絢辻「橘君はそういうことやっちゃうんだー?」
橘「だからやらないってば」
絢辻「ふふっ、よろしい」
橘「!!……あ、そうか。なるほど……」
絢辻「? なにがなるほどなの」
橘「いや、絢辻さんにいつも意地悪されるのはそういうことかー、と思って」
絢辻「なっ……!」
橘「あはは、愛情表現だ……むぐっ」
絢辻「ちょ、ちょっと黙ってなさい」
【蜻蛉】
橘「女の子は虫が駄目な子が多いね」
絢辻「そうかもね。ああいう形状のは……ね」
橘「あぁ、そうか」
絢辻「それにね私の場合は」
橘「え?」
絢辻「なんだか儚い感じがして、ね」
橘「そっか……」
橘「女の子は虫が駄目な子が多いね」
絢辻「そうかもね。ああいう形状のは……ね」
橘「あぁ、そうか」
絢辻「それにね私の場合は」
橘「え?」
絢辻「なんだか儚い感じがして、ね」
橘「そっか……」
【番蝶】
絢辻「冬場にね、蝶を見かけたことがあるの」
橘「うん」
絢辻「多分、羽化するタイミングがずれちゃったんでしょうね」
絢辻「で、ヒラヒラと一匹でとんでいるわけ。長く続かないのは蝶にも分かっていたでしょうに」
絢辻「それでも飛んで、いずれどこかにいってしまって見えなくなったわ」
橘「……」
絢辻「あの蝶はきっと……」
橘「絢辻さん」
絢辻「え?」
橘「きっとその蝶も隣を飛んでくれる蝶を見つけてると思うよ」
絢辻「……」
絢辻「えぇ、そうね。そうよね」
絢辻「冬場にね、蝶を見かけたことがあるの」
橘「うん」
絢辻「多分、羽化するタイミングがずれちゃったんでしょうね」
絢辻「で、ヒラヒラと一匹でとんでいるわけ。長く続かないのは蝶にも分かっていたでしょうに」
絢辻「それでも飛んで、いずれどこかにいってしまって見えなくなったわ」
橘「……」
絢辻「あの蝶はきっと……」
橘「絢辻さん」
絢辻「え?」
橘「きっとその蝶も隣を飛んでくれる蝶を見つけてると思うよ」
絢辻「……」
絢辻「えぇ、そうね。そうよね」
【胡蝶の夢】
絢辻「胡蝶の夢って知ってる?」
橘「?」
絢辻「昔の中国の思想家の話でね、
夢で見た蝶が自分の姿なのか、それともそれを見ていた自分こそが夢なのかって話なんだけど」
橘「うん」
絢辻「たまにこの幸せが夢でないのかって思うときがあるわ」
絢辻「醒めてしまう日が怖いのよ」
橘「絢辻さん」
絢辻「え?」
橘「……」ギュウ
絢辻「あ……」
橘「どう暖かい?」
絢辻「……うん」
橘「じゃあ、夢じゃないよね」
絢辻「……バカ」
絢辻「胡蝶の夢って知ってる?」
橘「?」
絢辻「昔の中国の思想家の話でね、
夢で見た蝶が自分の姿なのか、それともそれを見ていた自分こそが夢なのかって話なんだけど」
橘「うん」
絢辻「たまにこの幸せが夢でないのかって思うときがあるわ」
絢辻「醒めてしまう日が怖いのよ」
橘「絢辻さん」
絢辻「え?」
橘「……」ギュウ
絢辻「あ……」
橘「どう暖かい?」
絢辻「……うん」
橘「じゃあ、夢じゃないよね」
絢辻「……バカ」
【夢中】
絢辻「よく考えてみたら、あの思想家は結局どちらでもいいって結論だったけど」
橘「そうなの?」
絢辻「うん。でも、やっぱり私はこの幸せを選びたいわ」
橘「……な、なんだか照れるね」
絢辻「う……ちょ、ちょっとそういわれると言ってるこっちも……」
橘「それにしても、夢の中の自分かあ」
絢辻「ふふ、夢の中の私も夢の中のあなたは見つけてくれるかしら?」
橘「あはは、絢辻さんの中の僕しだいかな?」
絢辻「そう……なら大丈夫ね」ゴニョゴニョ
橘「え?」
絢辻「ふふ、なんでもないわよ」
【知識の仕入先】
梨穂子「もう春だねー」
橘「そうなのか? まだ寒いけど」
梨穂子「だって節分だよー」
橘「?」
梨穂子「あー、純一。節分が豆をまく日くらいにしか思ってないでしょ」
橘「ん、違うのか」
梨穂子「えっへん、節分ていうのはねー、季節の移り変わるときをさすんだよ」
橘「へぇ~」
梨穂子「だから本当は1年に4回……」
橘「なぁ、梨穂子。その話絶対茶道部の先輩達に聞いただろ?」
梨穂子「え?どうしてわかったの?」
橘「梨穂子があまりにも自信満々だったから、かな」
梨穂子「む、どういう意味なんだよ~」
梨穂子「もう春だねー」
橘「そうなのか? まだ寒いけど」
梨穂子「だって節分だよー」
橘「?」
梨穂子「あー、純一。節分が豆をまく日くらいにしか思ってないでしょ」
橘「ん、違うのか」
梨穂子「えっへん、節分ていうのはねー、季節の移り変わるときをさすんだよ」
橘「へぇ~」
梨穂子「だから本当は1年に4回……」
橘「なぁ、梨穂子。その話絶対茶道部の先輩達に聞いただろ?」
梨穂子「え?どうしてわかったの?」
橘「梨穂子があまりにも自信満々だったから、かな」
梨穂子「む、どういう意味なんだよ~」
【騙されやすい人】
橘「にしても、先輩達の話だからまた嘘なんじゃ……」
梨穂子「ううん、これは本当だよ」
橘「なんでわか……あぁ、そういうことか」
梨穂子「え?」
橘「すでに一回騙された後か……」
橘「この話を聞かされる前に、なんかそれっぽい嘘の話があったわけだ」
梨穂子「……凄いね純一。大当たりだよ。ちょっとびっくりしちゃった」
橘「あぁ、なんか梨穂子が先輩達の話を鵜呑みにして感嘆してるのがたやすく想像できたからなぁ……」
【悪い紳士はいないかー】
橘「で、梨穂子は豆まきとかするのか?」
梨穂子「うん、するよ~。こう、悪い子はいないか~、ってね」
橘「……梨穂子」
梨穂子「うん?」
橘「それ……なまはげじゃないか?」
梨穂子「あれ?」
橘「で、梨穂子は豆まきとかするのか?」
梨穂子「うん、するよ~。こう、悪い子はいないか~、ってね」
橘「……梨穂子」
梨穂子「うん?」
橘「それ……なまはげじゃないか?」
梨穂子「あれ?」
昨日サンタコスをして頑張った田中さんに・・・田中さんに出番を・・・
【太巻きを頬張る梨穂子はかわいいなあ!!!】
橘「関西のほうじゃ、太巻きを食べるんだって」
梨穂子「お寿司か~、えへへ……」ジュルリ
橘「梨穂子、よだれよだれ」
梨穂子「え?」
橘「まったく、梨穂子はかわらないなぁ」
梨穂子「あはは……でも純一なんでそんなこと知っているの?」
橘「いや、梅原が言ってた」
梨穂子「そっか、梅原君お寿司屋さんの息子だもんね」
橘「……」
梨穂子「どしたの?」
橘「いや、せっかくだから梨穂子と梅原のところにいってみるのもいいかなって」
梨穂子「……うん♪」
【一人身の気持ち】
橘「いやでもなぁ……」
梨穂子「?」
橘「間違いなく、梅原に見せつけにきたのか って言われそう」
梨穂子「そうなの?」
橘「多分……いや、ていうかそうなる」
【照れ咲さん】
七咲「先輩はそんなに朝が苦手なんですか?」
橘「いやぁ、遅くまで起きてるとどうもね……」
七咲「ふふっ、勉強お疲れさまです」
橘「それに寒いとどうも、ね」
七咲「困った先輩ですね。たまには起こしに行った時にもう起きちゃってる先輩も見てみたいものです」
橘「(七咲が起こしにきてくれるからっていうのもあるんだけどね……)」
七咲「先輩?」
橘「(言ったらどんな顔をするだろうか)」
七咲「どうしたんですか、先輩?」
橘「ううん、ちょっと照れて赤くなってる七咲を想像してた」
七咲「?」
【至高の目覚まし】
橘「いや、七咲が起こしに来てくれるからっていうのもあると思うんだ」
七咲「どういうことですか?」
橘「いや、目覚めたらそこに七咲の顔があるって……うん、最高の一日の始まりじゃないか」
七咲「な、なにを言ってるですか先輩は!?」
橘「あー、そうそう。そんな顔。ちょうどそういう顔になるのをさっき想像してたんだ」
七咲「も、もう知りません」
【絶望】
橘「あー、七咲……」
橘「照れて先にいってしまった……」
橘「……ちょっとからかいすぎたかな」
橘「………」
橘「……もし明日から来てくれないようになったらどうしよう」
橘「いや、七咲なら……でも……」
……
梅原「よー、大将……って、この世の終わりみたいな顔してどうした?」
【駄目男製造】
美也「逢ちゃん、顔が赤いけどどうしたの?」
七咲「え? う、ううん、なんでもないよ」
美也「ははん、またお兄ちゃんになにかされたんでしょ~?」
七咲「え?」
美也「まったくもう……逢ちゃんもあんまり甘やかさなくていいからね」
七咲「う、うん……でも」
美也「でも?」
七咲「やっぱり私が起こしに行ってあげないと……」ゴニョゴニョ
美也「?」
美也「(逢ちゃんの顔がさらに赤くなった……)」
よっし。パイパンにしたし、今夜の徹夜スレはこことビスケスレでおっけーね
【物足りなさ】
七咲「もし先輩が一人で起きるようになったら……」
七咲「………」
七咲「うん……」
七咲「……それはそれでやっぱり少し寂しいような」
【足、綺麗】
薫「あれ?純一?」
橘「なんだ、薫か。保健室でなにやってるんだ?」
薫「ほら、さっき体育だったでしょ。ちょっとその時ね」
橘「珍しいな。薫が怪我なんて……」
薫「ちょっと考え事してたらね……いたっ」
橘「あー、足捻ったのか……仕方ないなぁ」
薫「ちょ、ちょっと純一なにを」
橘「ほら、足。自分じゃ包帯巻きにくいだろ」
薫「う、うん……」
薫「……ちょ、ちょっとなにか言いなさいよ」
橘「薫、足きれ……ふがっ」ドカッ
薫「な、アンタなにいってんのよ!!」
橘「いつつ、……蹴ることはないだろ」
薫「あんたが悪い」
薫「あれ?純一?」
橘「なんだ、薫か。保健室でなにやってるんだ?」
薫「ほら、さっき体育だったでしょ。ちょっとその時ね」
橘「珍しいな。薫が怪我なんて……」
薫「ちょっと考え事してたらね……いたっ」
橘「あー、足捻ったのか……仕方ないなぁ」
薫「ちょ、ちょっと純一なにを」
橘「ほら、足。自分じゃ包帯巻きにくいだろ」
薫「う、うん……」
薫「……ちょ、ちょっとなにか言いなさいよ」
橘「薫、足きれ……ふがっ」ドカッ
薫「な、アンタなにいってんのよ!!」
橘「いつつ、……蹴ることはないだろ」
薫「あんたが悪い」
>>47
何てことだ……ぱっくりいっちゃってるじゃないか……
何てことだ……ぱっくりいっちゃってるじゃないか……
【もらう人】
橘「で、なんの考え事だよ」
薫「え?」
橘「だから薫が運動で足を挫いちゃうような考え事」
薫「……」
橘「?」
薫「その、もうすぐあれじゃない……」
橘「あれ?」
薫「ほらあれよあれ……」ゴニョゴニョ
橘「だからあれって……」
薫「ああ、もうっ。もうすぐバレンタインでしょ!」
薫「あんたになにをあげるか悩んでたのっ!!」
橘「……」
薫「ど、どうしたのよ?」
橘「うん、ちょっとジーンときた」
橘「で、なんの考え事だよ」
薫「え?」
橘「だから薫が運動で足を挫いちゃうような考え事」
薫「……」
橘「?」
薫「その、もうすぐあれじゃない……」
橘「あれ?」
薫「ほらあれよあれ……」ゴニョゴニョ
橘「だからあれって……」
薫「ああ、もうっ。もうすぐバレンタインでしょ!」
薫「あんたになにをあげるか悩んでたのっ!!」
橘「……」
薫「ど、どうしたのよ?」
橘「うん、ちょっとジーンときた」
>>47
梨穂子は可愛いなあ!!!
梨穂子は可愛いなあ!!!
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