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    元スレ棚町「純一が恵子と浮気してる?」

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    101 = 82 :

    こんなん橘さんやない!誠や!!

    102 :

    何かの誤解が積み重なってるだけなんだと信じてた

    103 = 8 :

    ――教室、pm.5:00

    「か、薫?!」

    棚町「はー、あたしもダメね。一番近くにいたふたりのこと、気付けなかったなんて」

    棚町「盗み聞きなんて趣味悪いかなって思ったけど、今回は許してね」

    棚町「全部聞いちゃった。本当の、ことなのね?」

    「薫、これはお前が思ってるようなことじゃ――」

    田中「黙っててごめんね、薫。騙そうと思ってたわけじゃ、ないんだけど」

    田中「薫に、私の相談にのってもらってたことがあったじゃない?」

    田中「そのとき、橘くん――、純一くんにも話を聞いてもらってたの」

    田中「それで、好きになっちゃって、告白したんだけど……」

    棚町「ああ、そう。恵子、あたしはあんたのこと、ずっと応援したいと思ってた」

    棚町「だけど、それもあたしの一方通行だったみたいね」

    棚町「あたしは……、あんたにコイツの話をしたこともあったわ」

    棚町「そのときも、あんたは全部知りながら、あたしの背中を押そうとしたってわけ?!」

    104 = 86 :

    かーなしーみーのー

    105 = 8 :

    田中「薫も純一くんのこと好きだって、ずっと知ってたから」

    田中「だから……、その障害に私がなっちゃうよりは、って思ったんだけど」

    田中「だって薫、純一くんにもう相手がいるって知ったら、自分の気持ち諦めちゃうでしょ?」

    田中「そんなのって、悲しいじゃない」

    田中「だから、何も知らない方が薫の幸せになるかなって思ったの」

    「な、なあ、ちょっと落ち着かないか? ふたりとも、混乱してるだけだって――」

    田中「私、薫のこと好きだし、親友だと思ってるよ」

    田中「だから、幸せになってほしかった。こんな結果になっちゃったのは、残念だけど」

    棚町「……ふ」

    田中「だ、だって私だって我慢したんだよ?」

    田中「クリスマスだって……、薫に純一くんとられちゃったの、本当は嫌だったんだから」

    田中「だけど、みんなが幸せになるためだって思って――」

    棚町「――ふざけんじゃないわよ! あたしが欲しかったのは……!

    棚町「あたしが欲しかったのは!」

    棚町「そんな歪んだ関係じゃない!」

    106 = 20 :

    きーらきーらきーらめーくーゆーきはー

    107 = 11 :

    修羅場ああああああ

    108 = 77 :

    こういう気遣いは辛いなー

    109 = 8 :

    田中「……薫」

    棚町「あたしは、恵子なら信頼できると思ってた。純一なら、頼ってもいいと思ってたわ」

    棚町「一番の親友と、中学からずっと一緒だった悪友」

    棚町「あたしにとって、すごく大切な人だったのに……」

    棚町「こんな……、こんなことって――」ポロポロ

    田中「私の気持ちは、いま話したことで全部だよ」

    田中「それで、薫が耐えられないって感じるなら、もう――仕方ないって思う」

    「お、おい……。ちょっと落ち着けって、け……、あ――。田中、さん」

    田中「……そっか。純一くんの気持ちも、伝わったでしょ」

    田中「私は、今まで通りが続くならそれが一番だけど」

    田中「そうじゃなくて、純一くんが薫を選ぶなら……、それでもいいよ」

    田中「私にとっても、薫と純一くんは大切だもの――。幸せになってほしいし」

    田中「あとは、ふたりで話して決めて」

    田中「いつかこうなると思ってたけど、こんなに早いなんて……えへへ」

    ガラッ、スタスタ

    110 = 40 :

    結構リアル
    多分たんぽぽはこんな感じ
    しかし二股橘さんはクズすなぁ

    111 = 88 :

    田中は田中で何が問題だったのか把握できてない感じだが

    112 = 53 :

    すれ違いって悲しいなぁ

    113 = 8 :

    ――教室、pm.5:15

    「か、薫……?」

    棚町「――、もう、あんたと話すことなんてない」

    「ちょっと待てよ、薫は誤解してるって」

    棚町「どこが……! どう、誤解だって――、いうのよ!」

    棚町「短い間だったけど……、夢見させてくれて、ありがとうとでも言えばいい?!」

    棚町「やっぱり……、あたしには――」

    「薫、ちょっと落ち着いて話そう? な?」

    「僕は、その、薫を騙してたわけじゃなくて――」

    「……っ!」

    パシン!

    棚町「……今ので、もうあたしの気は済んだから」

    棚町「バイバイ、純一」

    ガラッ、スタスタ

    114 :

    誤解……だと……



    期待していいんだよな?

    115 = 20 :

    さあどう振り返す

    117 = 8 :

    ――翌週、昼休み。輝日東高校、テラス

    (あれから、薫は学校を休み続けてる)

    (連絡も取れないし、他のみんなにもメールを返したりはしていないようだ)

    (僕も、当事者、ということになるのかもしれない)

    (けれど、薫と付き合っていたことは恵子以外に話していないし)

    (その恵子も、しばらく顔を見ない日が続いている)

    (梅原は、完全に僕を疑っているけれど……)

    (けれど……、僕にはどうしようもなかったじゃないか)

    (僕は、恵子も薫も、どっちも平等に好きだったんだから)

    (平等に好きな相手が複数いる、というだけで、どうして責められるいわれがあるだろう)

    (僕は薫も一番好きだったのに、その思いは薫に伝わらないままになっている)

    (せめて、その誤解を解ければいいのに――)

    七咲「先輩、お疲れさまです。お待たせしてしまって、すみません」

    「……、七咲」

    118 :

    え、おい



    おい

    119 = 53 :

    なんでこんなに屑な橘さん多いの

    120 :

    誤解っつーから期待したのによおおお!
    もっとこう……劇の練習でしたとか……紳士的なオチだと思ったのに



    でも見ちゃう悔しいビクンビクン

    121 = 13 :

    七咲ー

    122 = 11 :

    ここで七咲

    123 = 8 :

    七咲「なんだか暗い顔してますね、先輩」

    「いや、そんなことないよ。ちょっと、考え事してただけ」

    七咲「もう、約束通り……お弁当、作ってきたんですから。元気出して下さい」

    「――ほ、ほんとに?!」

    七咲「ええ。約束したことですから」

    「わあ、ありがとう七咲! 元気、出たよ」

    七咲「それならよかったです。……ふふ」

    (みんな好きで、何がいけないだろうか)

    (僕も彼女が好き、彼女も僕が好き。それだけでは、いけないのだろうか)

    (いまは、このクールな後輩にも惹かれている)

    (そしてもし彼女が僕を好いてくれるなら、もう恋人同士でいいじゃないか)

    (恋に、お互いにスキであること以上の要件なんて、存在しないんだから)


    おわり

    126 = 8 :

    俺には無理だった
    あと携帯の件は完全に失念していて申し訳ない
    もう一個の田中さんSSがほわほわすぎて眩しかったよ

    127 = 77 :

    まぁあのメンバーでハーレム作りたくなる気持ちは解る

    128 = 100 :

    まあ乙
    ハーレムルートが好きになれないのはこういうことがあるという・・・
    というか橘さん浮気癖染み付きまくりじゃないか・・・


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