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元スレ魔王「勇者よ、お前はこの世界に疑問をもたないのか?」
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勇者「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」グッタリ
魔王「うむ、ご苦労」コキコキ
勇者「し、死ぬかと思った……」
魔王「はははは、笑える冗談だ。死んだのは私ではないか」
勇者「じ、冗談じゃない! ほんとに疲れたんだ!」
魔王「問題なく薬の効用も機能しているようだし、今のところ内部に居ても問題はない。いいからさっさと行くぞ」
勇者「ち、ちょっと休ませてくれ……」
魔王「誰かさんのお陰ですっかり日が暮れてしまっているんだ。それともなにか戦闘中に疲れたと言って休む奴がいるのか。ほら、行くぞ」
勇者「お、鬼め……生き返らさなきゃ良かった……」
魔王「うむ、ご苦労」コキコキ
勇者「し、死ぬかと思った……」
魔王「はははは、笑える冗談だ。死んだのは私ではないか」
勇者「じ、冗談じゃない! ほんとに疲れたんだ!」
魔王「問題なく薬の効用も機能しているようだし、今のところ内部に居ても問題はない。いいからさっさと行くぞ」
勇者「ち、ちょっと休ませてくれ……」
魔王「誰かさんのお陰ですっかり日が暮れてしまっているんだ。それともなにか戦闘中に疲れたと言って休む奴がいるのか。ほら、行くぞ」
勇者「お、鬼め……生き返らさなきゃ良かった……」
魔王「今の所は何も問題はない」
勇者「はぁ、はぁ、なんだよ……」
魔王「あくまでこれは今のところだ。たまたま今回は想定外だったために処置がとられていないだけに過ぎない」
魔王「いつ気付かれるか分からん。気付かれたらどうなるかも分からん。急げ」
勇者「……分かったよ」
魔王「ふむ、素直でよろしい。とりあえずここまではすべて私の推測どおりだ。聖剣でなくても私が殺せる、と言う事は証明された」
勇者「ああ、そうだな。中々死なないから無理かと思ってたが……案外やってみるもんか」
魔王「これによって一つの仮説を立てた。何故わざわざ馬鹿みたいに体力がある魔王なのか。聖剣は何故それに対抗しうる力なのか」
魔王「おそらく聖剣にはなんらかの機能が施されているのだろう。故にそれ以外では倒されないように、私の能力を高め、それに応じ剣の威力も高めた」
魔王「まぁ、その機能というのはなんなのかは分からんがね……」
勇者「はぁ、はぁ、なんだよ……」
魔王「あくまでこれは今のところだ。たまたま今回は想定外だったために処置がとられていないだけに過ぎない」
魔王「いつ気付かれるか分からん。気付かれたらどうなるかも分からん。急げ」
勇者「……分かったよ」
魔王「ふむ、素直でよろしい。とりあえずここまではすべて私の推測どおりだ。聖剣でなくても私が殺せる、と言う事は証明された」
勇者「ああ、そうだな。中々死なないから無理かと思ってたが……案外やってみるもんか」
魔王「これによって一つの仮説を立てた。何故わざわざ馬鹿みたいに体力がある魔王なのか。聖剣は何故それに対抗しうる力なのか」
魔王「おそらく聖剣にはなんらかの機能が施されているのだろう。故にそれ以外では倒されないように、私の能力を高め、それに応じ剣の威力も高めた」
魔王「まぁ、その機能というのはなんなのかは分からんがね……」
魔王「こんなところだが、どうだろうか?」
勇者「どうだろうか、と言われてもな。どうとも……まぁ、その機能ってのはよっぽど大事なもんなんだな」
魔王「一体どんな仕掛けがあるのか……謎だ」
勇者「んー、例えば……ほら。疑問に思わなくなる効果とかそうなんじゃないか?」
魔王「馬鹿な。そうなら私は疑問に思ってないだろう」
勇者「それもそうか」
魔王「まぁ、その考察は後でも良い。今は一刻も早くこの祠の謎を……おっと! 早くも見つかったな!」
勇者「本当か! どこだ?」
魔王「ここさ」
勇者「ここって、ただの像じゃねーか」
勇者「どうだろうか、と言われてもな。どうとも……まぁ、その機能ってのはよっぽど大事なもんなんだな」
魔王「一体どんな仕掛けがあるのか……謎だ」
勇者「んー、例えば……ほら。疑問に思わなくなる効果とかそうなんじゃないか?」
魔王「馬鹿な。そうなら私は疑問に思ってないだろう」
勇者「それもそうか」
魔王「まぁ、その考察は後でも良い。今は一刻も早くこの祠の謎を……おっと! 早くも見つかったな!」
勇者「本当か! どこだ?」
魔王「ここさ」
勇者「ここって、ただの像じゃねーか」
魔王「いかにも、だろう?」
勇者「いやぁ……ないと思うがな」
魔王「おい、協力してこの像をどかすぞ」
勇者「どかす?」
魔王「ああ。確かこの像は神だそうだな」
勇者「そういわれているな。この地に神が降り立ち、我々に知恵とパンを授けた、と言われている」
魔王「故にこの地は聖地として崇められ祠となっているのだ。つまり、一度だけここに神は降り立った」
勇者「うん……それで? なんなんだ?」
魔王「なんの為かはわからんが、何かの用事で来たんだ。ここに。何かあるに決まっている」
勇者「……だからパンと知恵授けに来たんじゃ……まぁ、ないか?」
勇者「いやぁ……ないと思うがな」
魔王「おい、協力してこの像をどかすぞ」
勇者「どかす?」
魔王「ああ。確かこの像は神だそうだな」
勇者「そういわれているな。この地に神が降り立ち、我々に知恵とパンを授けた、と言われている」
魔王「故にこの地は聖地として崇められ祠となっているのだ。つまり、一度だけここに神は降り立った」
勇者「うん……それで? なんなんだ?」
魔王「なんの為かはわからんが、何かの用事で来たんだ。ここに。何かあるに決まっている」
勇者「……だからパンと知恵授けに来たんじゃ……まぁ、ないか?」
勇者「せーっの!」グッ
魔王「ふんっ……くくくく」グググググ
勇者「ぐぅぅわぁっ! 駄目だ! うごかねえ!」
魔王「ふぅ……疲れた。駄目だ、びくともしないな……」
勇者「あー、明日は筋肉痛酷いなこれ……」
魔王「ふむ、ふむ、ふむ……」
勇者「何やってんだよ。多分それ関係ないよ」
魔王「関係ない分けないだろう。動かないんだから。ところで、この像誰が建てたか知ってるか?」
勇者「いや。知らん。誰か土地の人間じゃねーのか」
魔王「そうか……ふーむ……」
魔王「ふんっ……くくくく」グググググ
勇者「ぐぅぅわぁっ! 駄目だ! うごかねえ!」
魔王「ふぅ……疲れた。駄目だ、びくともしないな……」
勇者「あー、明日は筋肉痛酷いなこれ……」
魔王「ふむ、ふむ、ふむ……」
勇者「何やってんだよ。多分それ関係ないよ」
魔王「関係ない分けないだろう。動かないんだから。ところで、この像誰が建てたか知ってるか?」
勇者「いや。知らん。誰か土地の人間じゃねーのか」
魔王「そうか……ふーむ……」
魔王「絶対に関係あるんだ。壊してはしかし、いけないものに違いあるまい……」ブツブツ
勇者「……もういいだろ。他のところ探そうぜ、こんな所に時間かけても仕方ないし」
魔王「ブツブツ」
勇者「チッ。んじや俺一人で周ってくるよ」ヨット グイッ
カコン
勇者「んぁ? なんだ今の音」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
勇者「ん、んぉっおっおっおわぁあああ!」ゴロンゴロンゴロン ドスーン
魔王「おお、動いた。なるほど、どこかにスイッチがあるのか。それを押すと作動すると……でかしたぞ勇者よ!」
勇者「いててて……でかしたじゃねーよ! バーカ!」
勇者「……もういいだろ。他のところ探そうぜ、こんな所に時間かけても仕方ないし」
魔王「ブツブツ」
勇者「チッ。んじや俺一人で周ってくるよ」ヨット グイッ
カコン
勇者「んぁ? なんだ今の音」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
勇者「ん、んぉっおっおっおわぁあああ!」ゴロンゴロンゴロン ドスーン
魔王「おお、動いた。なるほど、どこかにスイッチがあるのか。それを押すと作動すると……でかしたぞ勇者よ!」
勇者「いててて……でかしたじゃねーよ! バーカ!」
魔王「今いくぞ」フワッ スタッ
魔王「どうだ?」
勇者「……」
魔王「どうした?」
機械群「ピピ゚ピピピ ピコピコピコピコ」
勇者「な、なんだ……ここ……」
魔王「……ふむ……」ジロジロ
勇者「あっ!」
魔王「これは……なんだ? 年代……か? いや、ふむ……おお、これはもしやふむふむ」ポチポチ
勇者「お、おい! 勝手に触ったら何が起きるか!」
魔王「ふむ、ふむ……ふむ、ふむふむふむふむ……」ピッピッピッピッ
魔王「どうだ?」
勇者「……」
魔王「どうした?」
機械群「ピピ゚ピピピ ピコピコピコピコ」
勇者「な、なんだ……ここ……」
魔王「……ふむ……」ジロジロ
勇者「あっ!」
魔王「これは……なんだ? 年代……か? いや、ふむ……おお、これはもしやふむふむ」ポチポチ
勇者「お、おい! 勝手に触ったら何が起きるか!」
魔王「ふむ、ふむ……ふむ、ふむふむふむふむ……」ピッピッピッピッ
勇者「……」
魔王「……うむ、大体は分かった」
勇者「ど、どういうことだ?」
魔王「とりあえずここには現在の世界情勢が詳しく書かれている」
勇者「は、はあ」
魔王「次に、気候等も設定されているようだ。繁殖率も設定されている。また、この数値では現在の進行度が……」
勇者「????」
魔王「全てが数値化……まぁ、有り体に言えば。我々は神に管理されていた、と言うところか」
勇者「な、なんだって!」
魔王「いや、正確には……箱庭だった、と言うべきか……」
魔王「……うむ、大体は分かった」
勇者「ど、どういうことだ?」
魔王「とりあえずここには現在の世界情勢が詳しく書かれている」
勇者「は、はあ」
魔王「次に、気候等も設定されているようだ。繁殖率も設定されている。また、この数値では現在の進行度が……」
勇者「????」
魔王「全てが数値化……まぁ、有り体に言えば。我々は神に管理されていた、と言うところか」
勇者「な、なんだって!」
魔王「いや、正確には……箱庭だった、と言うべきか……」
悪魔退治なんて人の都合だもんな、魔族の都合を考える魔王もそろそろ誕生してもイイと思ってたんだ俺は。
赤文字で!!
赤文字で!!
魔王「……」
勇者「こ、これからどうするつもりだ」
魔王「どうするこうするも、な。神に会えればいいのだが」
勇者「じゃあ会おう! 方法はあるはずだ!」
魔王「ふむ、神に会うのは問題ないさ。いつかは分からんがね」
勇者「どういうことだ?」
魔王「すべての管理はここで行われている。つまり、なんらかの不祥事が起きた時、対処するにはここに来なければいけないのだ」
勇者「ほ、ほう……」
魔王「ああ、ちなみに勇者と魔王の関係性もここに記されてあったぞ。互いに争わす事で国家間の戦争を妨げる。文明は魔物によって壊される」
魔王「つかの間の平和を与えることで神への信仰心を高める。この信仰心、とやらがどうやら大切なものらしいな。良くは知らんが」
勇者「こ、これからどうするつもりだ」
魔王「どうするこうするも、な。神に会えればいいのだが」
勇者「じゃあ会おう! 方法はあるはずだ!」
魔王「ふむ、神に会うのは問題ないさ。いつかは分からんがね」
勇者「どういうことだ?」
魔王「すべての管理はここで行われている。つまり、なんらかの不祥事が起きた時、対処するにはここに来なければいけないのだ」
勇者「ほ、ほう……」
魔王「ああ、ちなみに勇者と魔王の関係性もここに記されてあったぞ。互いに争わす事で国家間の戦争を妨げる。文明は魔物によって壊される」
魔王「つかの間の平和を与えることで神への信仰心を高める。この信仰心、とやらがどうやら大切なものらしいな。良くは知らんが」
ムービーだと一体で地球連邦の宇宙艦隊を壊滅させるような無双っぷりを見せた化け物がフィールドで普通に雑魚として出てくる某星の大海を思い出した
魔王「それと、お前の言っていた聖剣の機能。あっていたみたいだぞ」
勇者「?」
魔王「疑問を無くす、という効果だ。これで斬られると世界全体にこの効果が撒布される。ただ、どうやら私はなんらかのバグでそれが通用しなかったらしい」
勇者「ふ、ふむ……ところで、疑問なんだが」
魔王「なんだ?」
勇者「ここで待っていれば神が来ると言ったな」
魔王「ああ。問題に気付けばの話だが。勿論、ここであらゆる各種設定を行うんだ。今もう既に私が手を加えたから来ない訳には行くまい」
勇者「もし、もしここ以外にもその設定とやらを弄ることが可能だったら?」
魔王「……それはどうしようもない。我々からあちらに会いに行く方法もないしな」
勇者「……賭け、か」
魔王「不本意ながらな。それも分の悪い」
勇者「?」
魔王「疑問を無くす、という効果だ。これで斬られると世界全体にこの効果が撒布される。ただ、どうやら私はなんらかのバグでそれが通用しなかったらしい」
勇者「ふ、ふむ……ところで、疑問なんだが」
魔王「なんだ?」
勇者「ここで待っていれば神が来ると言ったな」
魔王「ああ。問題に気付けばの話だが。勿論、ここであらゆる各種設定を行うんだ。今もう既に私が手を加えたから来ない訳には行くまい」
勇者「もし、もしここ以外にもその設定とやらを弄ることが可能だったら?」
魔王「……それはどうしようもない。我々からあちらに会いに行く方法もないしな」
勇者「……賭け、か」
魔王「不本意ながらな。それも分の悪い」
またこういうのか
「お前を待っていた」みたいな魔王書けよ
どいつもこいつも簡単に会話しすぎだろ
緊張感を持てよ
「お前を待っていた」みたいな魔王書けよ
どいつもこいつも簡単に会話しすぎだろ
緊張感を持てよ
>>78
そんなとこで前置き長くして丁寧に作ったらジャンプシステム的に打ち切り確定だぞ
そんなとこで前置き長くして丁寧に作ったらジャンプシステム的に打ち切り確定だぞ
魔王「まぁ、来るさ」
勇者「本当か?」
魔王「ああ、ほら。そこにいる」
勇者「えっ!?」バッ
神「こっちだアホ」ブゥン
魔王「おっと……まさか本当に来ていた、とはな」
神「……よくも勝手な真似をしてくれた。全く……まぁ君たちはどちらにせよ排除せねばならない」
神「ここまでだ取り付いたご褒美だ。何か答えてあげよう」
勇者「じゃあお」
魔王「この世界のことについてだ」
勇者「本当か?」
魔王「ああ、ほら。そこにいる」
勇者「えっ!?」バッ
神「こっちだアホ」ブゥン
魔王「おっと……まさか本当に来ていた、とはな」
神「……よくも勝手な真似をしてくれた。全く……まぁ君たちはどちらにせよ排除せねばならない」
神「ここまでだ取り付いたご褒美だ。何か答えてあげよう」
勇者「じゃあお」
魔王「この世界のことについてだ」
神「この世界……うん、そうだな。その昔、人はもっと優れていた」
神「我々は人を作り、その信仰心、と言う力をエネルギー替えて利用していた。重要な産業だったわけだ」
神「ただ、少々優秀すぎてね。彼らはこの世界の中から世界の外を観測しはじめた」
神「いつしか彼らの技術も進歩し、世界の中から世界の外へと飛び出し始めるようになった。最初は無人だったんだが……」
神「いつのまにか有人探査になっていた。こうなると揉み消すのも難しい」
神「とは言え所詮この手で作り上げた者だ。平気だろうと放置しておいたら、人間派世界の外までもを飛び出した」
神「我々の世界はめちゃくちゃだ。バグは新たな真理を見つけ、いつしか彼らはウィルスになっていた」
神「ウィルス駆除は我々と人間との闘争の歴史だよ……長かった。あらゆる物が機能不可能に陥った」
神「まぁ、最終的には我々が勝利したので、今ではこうして勝手に進化しないように管理しているという訳だ」
神「ご理解いただけたかな?」
神「我々は人を作り、その信仰心、と言う力をエネルギー替えて利用していた。重要な産業だったわけだ」
神「ただ、少々優秀すぎてね。彼らはこの世界の中から世界の外を観測しはじめた」
神「いつしか彼らの技術も進歩し、世界の中から世界の外へと飛び出し始めるようになった。最初は無人だったんだが……」
神「いつのまにか有人探査になっていた。こうなると揉み消すのも難しい」
神「とは言え所詮この手で作り上げた者だ。平気だろうと放置しておいたら、人間派世界の外までもを飛び出した」
神「我々の世界はめちゃくちゃだ。バグは新たな真理を見つけ、いつしか彼らはウィルスになっていた」
神「ウィルス駆除は我々と人間との闘争の歴史だよ……長かった。あらゆる物が機能不可能に陥った」
神「まぁ、最終的には我々が勝利したので、今ではこうして勝手に進化しないように管理しているという訳だ」
神「ご理解いただけたかな?」
魔王「なるほど」
神「言い換えてみれば、君たちは英雄なのさ。我々を助けてくれている」
勇者「……」
神「救世主様なんだ。うん?」
魔王「しかし先ほどは排除すると言ったが?」
神「ああ、興奮していたものでね。すまない。元々は君たちを説得する為に来たんだ」
神「分かってくれて、これから協力しつづけてくれるなら。なにもしないさ」
勇者「だからって……だからと言って貴様は認めん!」ジャキンッ
神「……」
勇者「魔王はなんだ。ずぅーと虐げられつづける運命か。そんなものは救世主と呼ばない。道具って言うんだよ!」
神「言い換えてみれば、君たちは英雄なのさ。我々を助けてくれている」
勇者「……」
神「救世主様なんだ。うん?」
魔王「しかし先ほどは排除すると言ったが?」
神「ああ、興奮していたものでね。すまない。元々は君たちを説得する為に来たんだ」
神「分かってくれて、これから協力しつづけてくれるなら。なにもしないさ」
勇者「だからって……だからと言って貴様は認めん!」ジャキンッ
神「……」
勇者「魔王はなんだ。ずぅーと虐げられつづける運命か。そんなものは救世主と呼ばない。道具って言うんだよ!」
神「はぁ。プログラムの癖に……」
神「俺は創造者だぞ。この世界での能力はカンストしてる」
神「やるのか? あ?」
魔王「勇者」ポイッ
勇者「……これは」ガシッ
魔王「私の為に怒ってくれてありがとう」
勇者「はは。うるせーぞ魔王。あとでお前も斬ってやるからな」
魔王「期待してるよ」
神「おいおいおいおい。そいつは私が設定した聖剣だぞ」
神「精々攻撃力500~800。それに大して俺の能力はすべて9999だ。そんなものじゃ倒せないなぁ」
勇者「やってみなきゃわかんないだろう!」
神「俺は創造者だぞ。この世界での能力はカンストしてる」
神「やるのか? あ?」
魔王「勇者」ポイッ
勇者「……これは」ガシッ
魔王「私の為に怒ってくれてありがとう」
勇者「はは。うるせーぞ魔王。あとでお前も斬ってやるからな」
魔王「期待してるよ」
神「おいおいおいおい。そいつは私が設定した聖剣だぞ」
神「精々攻撃力500~800。それに大して俺の能力はすべて9999だ。そんなものじゃ倒せないなぁ」
勇者「やってみなきゃわかんないだろう!」
神「ま、いいや。ほれ、かかってこいやほれ」
魔王「一つ尋ねる」
神「ああ。どうぞ」
魔王「お前の能力は関すとしている、といったが。それは現実とどうなっているんだ?」
神「元々、私たちと君とは同じ大きさだよ。我々の科学力で箱庭を作り、縮小してあるにすぎない。モデルは私たちだからね」
魔王「ふむ。と、なると。ここでは自分も縮小、という形になるのか」
神「そうだね。ま、能力は桁違いだけど」
魔王「十分だ。ありがとう」
勇者「よし、覚悟しろ、神よ!」
神「君たちにはどれだけ頑張っても越えられない壁があることを教えてあげよう。一発、斬りかかってみなさい」ニコッ
魔王「一つ尋ねる」
神「ああ。どうぞ」
魔王「お前の能力は関すとしている、といったが。それは現実とどうなっているんだ?」
神「元々、私たちと君とは同じ大きさだよ。我々の科学力で箱庭を作り、縮小してあるにすぎない。モデルは私たちだからね」
魔王「ふむ。と、なると。ここでは自分も縮小、という形になるのか」
神「そうだね。ま、能力は桁違いだけど」
魔王「十分だ。ありがとう」
勇者「よし、覚悟しろ、神よ!」
神「君たちにはどれだけ頑張っても越えられない壁があることを教えてあげよう。一発、斬りかかってみなさい」ニコッ
勇者「……」
神「罠じゃない。格の違い、って奴を教えてやるって言ってるんだ」
神「ハンデみたいなもんだとでも思ってくれればいい。本気できな」ニヤリ
勇者「うおおおおおおおおおおおおお!!!」ヒュゥンッ
神「……」ニヤニヤ ザシュッ
神「……ごふっ……えっ、はっ・……? えっ・……?」ボタッボタボタ
勇者「……き、斬れた」
神「が、がひゅっ……ごはぁ!! く、苦しいっ! 痛い! な、なんで! なんで!?」
神「ギャアアア!! 痛いぃいいいいいい!!!」
魔王「ははは。笑わせてくれるな。こちらもそっちの機械で弄くらせてもらったよ。剣の機能」
神「罠じゃない。格の違い、って奴を教えてやるって言ってるんだ」
神「ハンデみたいなもんだとでも思ってくれればいい。本気できな」ニヤリ
勇者「うおおおおおおおおおおおおお!!!」ヒュゥンッ
神「……」ニヤニヤ ザシュッ
神「……ごふっ……えっ、はっ・……? えっ・……?」ボタッボタボタ
勇者「……き、斬れた」
神「が、がひゅっ……ごはぁ!! く、苦しいっ! 痛い! な、なんで! なんで!?」
神「ギャアアア!! 痛いぃいいいいいい!!!」
魔王「ははは。笑わせてくれるな。こちらもそっちの機械で弄くらせてもらったよ。剣の機能」
神「すひぎぃいややあああ! いたいよぉおお!!」
勇者「……」
魔王「ほら、何を呆けているんだ。斬れ」
勇者「えっ? あ、ああ」
魔王「あいつは何も身につけていない。装備による効果はなしで、身体能力のみだ」
魔王「武器の威力と奴の防御力は同じ。後はお前自身のレベルによる力のダメージさ」
神「ひぎぃいいいい!!!!!!!」
魔王「奴を倒すのは根気がいるぞ。体力は私より多いからな。ま、痛みに慣れてないんで抵抗しそうにないってのが救いか」
勇者「……」
魔王「早くしろ。私では太刀打ちできん。世界を救えるのは、君だけだ。勇者様」
勇者「お、おうっ!」
勇者「……」
魔王「ほら、何を呆けているんだ。斬れ」
勇者「えっ? あ、ああ」
魔王「あいつは何も身につけていない。装備による効果はなしで、身体能力のみだ」
魔王「武器の威力と奴の防御力は同じ。後はお前自身のレベルによる力のダメージさ」
神「ひぎぃいいいい!!!!!!!」
魔王「奴を倒すのは根気がいるぞ。体力は私より多いからな。ま、痛みに慣れてないんで抵抗しそうにないってのが救いか」
勇者「……」
魔王「早くしろ。私では太刀打ちできん。世界を救えるのは、君だけだ。勇者様」
勇者「お、おうっ!」
勇者「よう」ザッ
神「ま、待て待て待て!!」
勇者「……」チャキッ
神「わ、わかった! お前は優遇してやる! だから!」
勇者「……」ジッ
神「そうだ! 我々の世界に連れてってやる! こんな野蛮的な世界ではないぞ!」
神「素晴らしい桃源郷だ! 女だって沢山いるし!!! 美味しいものも!!」
勇者「女?」
神「そうだ! 女だ! 女! 絶世の美女! だからっもうっ早くっ助けてええええええ!!」
勇者「女なんてのはなぁ……魔王がいりゃそれでいいんだよおおおお!」ザシュッ
神「びきいいぃいいやああああああああ!」ザシュッザシザシュッュ
神「ま、待て待て待て!!」
勇者「……」チャキッ
神「わ、わかった! お前は優遇してやる! だから!」
勇者「……」ジッ
神「そうだ! 我々の世界に連れてってやる! こんな野蛮的な世界ではないぞ!」
神「素晴らしい桃源郷だ! 女だって沢山いるし!!! 美味しいものも!!」
勇者「女?」
神「そうだ! 女だ! 女! 絶世の美女! だからっもうっ早くっ助けてええええええ!!」
勇者「女なんてのはなぁ……魔王がいりゃそれでいいんだよおおおお!」ザシュッ
神「びきいいぃいいやああああああああ!」ザシュッザシザシュッュ
勇者「はぁっはぁっ……はぁっ……」グイッ
神「」
魔王「お疲れ様。汚れたな」フキフキ
勇者「あ、ああ。ありがとう」
魔王「……さて、仕事は終わった。これから私たちはこの地を奴らから守る一族として手を取り合っていかなければな」
勇者「! お、おう!」
魔王「ところで、さっきのことなんだが」
勇者「えっ? さっき?」
魔王「ああ。正確には斬る、前。女は私だけで良いとかなんとか……」
勇者「ひぁっ! あ、アレはそ、そのだな! え、えーと!」
神「」
魔王「お疲れ様。汚れたな」フキフキ
勇者「あ、ああ。ありがとう」
魔王「……さて、仕事は終わった。これから私たちはこの地を奴らから守る一族として手を取り合っていかなければな」
勇者「! お、おう!」
魔王「ところで、さっきのことなんだが」
勇者「えっ? さっき?」
魔王「ああ。正確には斬る、前。女は私だけで良いとかなんとか……」
勇者「ひぁっ! あ、アレはそ、そのだな! え、えーと!」
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