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    元スレ妹「滅・私・奉・公!」兄「なんと」

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    1 :

    「よろしくお願いします」

    「よろしくお願いいたします」

    執事「今日からしっかり働いてもらうぞ」

    「えー……」

    「兄さんっ」

    執事「親の借金がもとで売られるとは気の毒だが、頑張って奉公すれば帳消しになる」

    「人身売買じゃないのこれ」

    「しかたないです、頑張りましょう」

    執事「それでは奥様にお前たちを紹介しよう。ついてきなさい」

    3 = 1 :

    執事「失礼します」

    奥様「あら……その子たちが?」

    執事「はい、例の」

    奥様「そう……まだ子供のようだけど」

    「一応まだ成人前です」

    奥様「若いから無理がきくわね、おっほっほ」

    「な、なんて嫌なババアだ」

    お嬢様「お母様、この人たちだれ?」

    4 = 1 :

    奥様「今日からうちで働く使用人よ」

    お嬢様「ふぅーん……」

    「よろしくね」

    執事「こら貴様!言葉遣いに注意しろ!」

    「ひぃっ」

    「今のは兄さんが悪いです」

    お嬢様「……」

    「……今日からこちらでお世話になります、兄と妹です。どうかよろしくお願いいたします」ペコリ

    お嬢様「……うん。これ食べる?」

    「何やら高級そうなお菓子だな」

    5 = 1 :

    奥様「これ、およしなさい。下男にそんなもの与えなくてよろしい」

    お嬢様「はーいお母様」

    奥様「この家にいる以上、身のほどはわきまえて行動するように。わかりましたか?」

    「かしこまりました」

    「はい、お母様」

    奥様「あなたにお母様と呼ばれる筋合いはありません」

    7 = 1 :

    執事「……失礼いたしました」バタン

    「ずいぶんおっかない人ですね」

    執事「……お前は教育しがいがありそうだ」

    「ひぃ」

    「よ、よく言って聞かせますから……」

    執事「まぁいいだろう。先にお前たちの部屋を案内する」

    「金持ちの家だから、きっと俺たちの部屋も豪華なんだろうな」

    「兄さん、多分それはないです」

    9 :

    タイマン張らせてもらうぜ

    10 :

    >>9
    なんで弦ちゃんがでてくんだよwww

    11 = 1 :

    執事「ここだ。お前たち二人はここで寝泊まりしてもらう」

    「えーと……階段があるけど」

    「部屋はないですね」

    執事「馬鹿者、よく見ろ」

    「GTOの鬼塚のパターン?」

    執事「階段の下、脇にドアがあるだろう」

    「それって物置なんじゃ……」

    執事「中は狭いが二人で寝るくらいはできる」

    「あ、相部屋ですか」

    「ほほぅ……わかりました」

    「なにいきなり納得してるんですかっ!」

    12 :

    ハリー・ポッターかよ

    13 = 1 :

    「仕方ないだろ、俺たちは売られた身なんだ」

    「うぅっ……兄さんと相部屋だなんて」

    執事「私もさすがにすまんとは思ったが、奥様の命令でな」

    「あのババア……」

    「な、中は意外に広いです」ガチャ

    「そりゃいい」

    「国境作りますからね。私の領域に許可なく入らないように」

    「はいはい……」

    14 = 1 :

    執事「明日から仕事をしてもらう。今日はゆっくり体を休めるように」

    「こんな窓もない物置部屋でゆっくり休めるかよ」

    執事「……」ギロ

    「に、兄さんっ……わかりました。それでは」

    執事「……夕飯は7時。風呂は使用人が使えるのは夜10時以降だ」

    「わかりました」

    15 :

    書き溜めてないのか…

    16 = 1 :

    「あー疲れた」ドス

    「私の方が倍疲れたますっ」

    「そんなにプリプリ怒るなよ」

    「私たちは使用人ですよ、兄さん。売られた身なんです」

    「魂まで売った覚えはないぜ」

    「カッコいいこと言ってもダメです。きちんと勤めあげないと」

    「わかってるよ……」

    「……お父さんとお母さん、大丈夫でしょうか」

    「今さらあんな奴らの心配なんかするなよ」

    「……」

    17 = 1 :

    「……そうですね。しばらくお父さんたちのことは考えないようにします」

    「そのほうが精神衛生上いいと思うぞ」

    「しかし、埃っぽいですねこの部屋……」

    「せめて窓があればな」

    「後で時間のあるときに大掃除しましょう」

    「くぅ、ケータイの電波も入らない」

    18 :

    いもぺろ保守
    作者がんがれ!

    19 = 1 :

    「晩飯までまだ時間があるな」

    「そうですね」

    「ちょっとひとっ風呂浴びさせて貰おうかな」

    「兄さん、話聞いてました?夜遅くじゃないと私たちは入れないですよ」

    「あ、そうだった……」

    「全くもう、しっかりしてください」

    「せめて顔くらい洗いたいな」

    「トイレとか洗面所でなら大丈夫じゃないですか?」

    「ちょっと行ってこようかな」

    20 = 1 :

    お嬢様「あ……」

    「あ」

    お嬢様「……なにしてるの?」

    「ちょっとトイレを探して……るんです、はい」

    お嬢様「こっち」

    「ありがと……うございます」

    お嬢様「ふふ、変なしゃべり方」

    「慣れてないんだ……ですよ」

    お嬢様「ふぅん」

    21 = 15 :

    お嬢様は何歳くらいなんだ?

    22 = 1 :

    お嬢様「ここがトイレ」

    「おぉ、洗面所もあるな」

    お嬢様「なんでタオル持ってるの?」

    「用を足すより、顔を洗ってすっきりしたかったんだ」ジャー

    お嬢様「……」

    「……」ゴシゴシ

    お嬢様「ねぇ」

    「ん?」

    お嬢様「あのこ、何歳?」

    「あのこって?」

    お嬢様「さっきの女の子」

    「あぁ、あいつは……」

    24 :

    執事×兄からの兄×執事下剋上はまだですか?

    25 = 1 :

    お嬢様「私と同い年だね」

    「あ、そうなんだ……ですか」

    お嬢様「兄妹なの?似てないけど」

    「ええまぁ」

    お嬢様「ふぅん……」

    「何か?」

    お嬢様「どうして兄妹でうちで働くの?」

    「はは、なんでだろうね」

    26 = 15 :

    早さが足りない

    27 = 1 :

    お嬢様「まぁいいや」

    「いいのかよ」

    お嬢様「興味ないもん」

    「あ、そう……」

    お嬢様「妹ちゃんのほうはね」

    「へっ」

    お嬢様「えへへ……ねぇ、一緒に遊ぼう?」

    「いや、しかし」

    お嬢様「私の部屋でお話しようよ」

    「うぅーん……こういう状況じゃなかったら喜んで行きたいんだけど」

    お嬢様「だめ?」

    「えーと……」

    28 = 1 :

    奥様「……なにをしてるんです?」

    お嬢様「あ、お母様……」

    「お母様、ご機嫌麗しゅうございます」

    奥様「あなたにお母様と言われる所以はありません。奥様と呼びなさい」

    「てへぺろ」

    奥様「はぁ……頭が痛くなってきたわ」

    お嬢様「お母様、この人と一緒に遊んでもいい?」

    奥様「いけません。使用人風情に構うんじゃありません」

    お嬢様「……つまんない」

    「お母様の言う通りですよ、お嬢様」

    奥様「だから私はあなたのお母様ではありませんっ」

    29 :

    >>9
    よかった俺だけじゃなかった

    30 = 1 :

    奥様「……今回は特別に許しますが、ここは私たち家族だけしか使ってはいけないんです」

    「あ……そうなんですか」

    奥様「以後気をつけなさい。使用人のトイレの場所は後で執事に聞くように」

    「わかりました」

    奥様「……貴女も部屋に戻りなさい。じき夕飯ですよ」

    お嬢様「はーい」

    「ふぅ……」

    31 = 1 :

    「食った食った」ポンポン

    「立派な夕食でしたね」

    「まぁ、余りの食材なんだろうけどな」

    「コックさんの腕がいいんでしょう」

    「え……あの奥様が作ってるんじゃないの?」

    「キッチンにいましたよ?シェフっぽい人が」

    「ほぇー……そりゃすごいな」

    32 = 15 :

    兄トイレで抜きやがったぞ

    33 = 1 :

    「なんとか、ここでやっていけそうですか?」

    「まだ働いてないからなんともなぁ」

    「あ、そうですね」

    「まぁお前は何でもそつなくこなすから大丈夫だろ」

    「私が心配なのは兄さんですっ」

    「年下のくせに生意気な」

    「その年下に今までの人生で散々フォローしてもらってたのは誰ですか?」

    「ちっ」

    34 :

    高貴な☆お仕事


    ですね

    35 = 1 :

    「まぁ真面目に働かないと借金もなくならないし頑張る」

    「その意気です。兄さんはやれば出来る子ですから」

    「まかせろ」

    「使用人の仕事ならそんなに難しくないし、兄さんでも出来るでしょう」

    「兄ちゃんグレちゃうぞ」

    36 = 1 :

    「しかし、なんていうか雰囲気悪いよなここ」

    「まぁ、窓もない物置部屋ですから」

    「部屋じゃなくてこの家だよ……天然かお前」

    「し、失礼なっ」

    「なんつうか、奥様とか執事とか」

    「奥様はともかく、執事さんはいい人に思えましたよ」

    「そうかなぁ。お嬢様は可愛いし、いい子だけど」

    「お菓子貰えそうになったくらいでそんなに持ち上げますか」

    「いや、さっき会ったんだけど」

    「え?」

    37 = 1 :

    「で、洗面所連れてってくれて」

    「……ふむふむ」

    「そのあと一緒に遊ぼうって言われたんだけど」

    「ええぇえっ!」

    「な、なんだよ」

    「べ、別に……何でもないです」ギリィッ

    「部屋に呼ばれたけど、奥様が来て解散に」

    「ほっ……」

    「お、風呂はいれるんじゃないか?この時間」

    38 = 1 :

    「さ、お風呂も入ったしもう寝ましょう」

    「全然風呂に入った記憶がないんだが」

    「ちゃんと二人とも順番に入りましたよ?」

    「そ、そっか」

    「明日からは早起きしないといけないですからね」

    「分かってる」

    「ここに線をひきますから、こちら側に入ってこないでください」

    「おい、せめて部屋の真ん中で分けろ。お前が8、俺2みたいな割合だぞ」

    「さ、電気消します」パチ

    「おいこら」

    「寝顔見ないで下さいよ!」

    「見抜きしてやろうか」

    「見抜き?」

    「何でもない」

    39 = 23 :

    兄wwww

    40 = 1 :

    「くーくー……」

    「寝るの早いな……」

    「すやすや……」

    「メンタル強いなぁこいつ。見習わないとな」

    「……お父さ……母さ……」

    「……ん?」

    「……ぐすっ……お父…さん……」

    「……」

    「……すーすー……ぐすん……」

    「……妹……」

    41 = 23 :

    ふぅ…

    42 = 1 :

    チュンチュン

    「兄さん、朝です」

    「うそだ……真っ暗じゃないか……グゴゴゴ」

    「窓がないから仕方ないです……電気つけます」パチ

    「ギャース」

    「おはようございます、兄さん」

    「うぅ……今日からいよいよ使用人人生が始まるのか」

    「そうですよ、ほら起きてっ」

    「なぁ、お前……」

    「何ですか?」

    「いや、何でもない」

    44 = 34 :

    秘童貞の兄様

    45 = 1 :

    「途中で止められると気になるから言ってください」

    「何でもないってば」

    「ダメです、はーやーくー!」

    「……お前、寝るときブラジャーしないんだな」

    「……っっ!」

    「悪いな、胸元開いてたから」

    「……先っちょまで見えました?」

    「うん」

    「両胸?」

    「うん」

    「コォオオオ……」

    「なぜ空手の呼吸法を」

    「……すぐに分かりますよっ!」

    46 = 1 :

    「いででで……」

    「ふんっ」

    「殴るなんて良くないぞ」

    「私の胸をチラ見したのが悪いんですっ」

    「見えたもんはしかたないだろ……」

    「うぅ……だから相部屋嫌だったんです」

    執事「朝から騒々しいな」

    「あ、おはようございます」

    「おはようございます」

    47 :

    見てるよ

    48 = 23 :

    >>47
    両胸?

    49 = 1 :

    執事「顔が腫れてるがどうした?」

    「虫歯が痛むようです」

    「お前よくもいけしゃあしゃあと」

    執事「ふむ、虫歯は早めのケアが重要だぞ」

    「はぁ」

    「ところで、仕事は何をすればよろしいんでしょうか」

    執事「うむ、妹のほうはこれに着替えるように」

    「……メイド服?」

    50 = 1 :

    執事「主に掃除などの雑用だが、そのうち来客にお茶を出してもらうこともある」

    「はい」

    執事「私より先輩のメイドに聞くのがはやかろう。雑務室で待ってるはずだ」

    「わかりました。それじゃ兄さん」

    「頑張ってこいよ」

    執事「さて、お前のほうは…」

    「執事かぁ、その服カッコいいと思ってたんですよ」


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