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元スレ橘「晴れた」
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【起床】
「……きなさい……ちょっと起きなさい!」
橘「う、うーん……」
橘「……!!」ガバッ
絢辻「おはよう橘君」ニコッ
橘「おはよう……あ、あやつじさん」
絢辻「……」ジィ
橘「……」
絢辻「絢辻さんに起こしてもらったらすぐに起きれる気がするよー、とか前にいってたのはどの口かしら?」
橘「こ、この口……かな?」
絢辻「えぇ、「かな?」じゃなく間違いなくその口よ」
橘「……あれ、ところで絢辻さん本当に起こしにきてくれたの?」
絢辻「……たまたまよ」
橘「(……素直じゃないなぁ)」
橘「(絢辻さんの家は近いわけでもないのに……わざわざ僕のために)」
絢辻「な、なによ?」
橘「いや、絢辻さんは素敵な人だなって」
絢辻「な、馬鹿なこといってないではやく起きなさい」
【なんだかんだいってやってくれる……はず】
橘「新妻風の起こし方なんてどうだろう……」
絢辻「はぁ?」
橘「あれ?……僕もしかして口に出してた……?」
絢辻「もしかしなくても出てたわよ……へぇ、橘君は私にそういうのをご所望なんだ~、ふーん」
橘「え、やってくれるの!?」
絢辻「やるわけないでしょ馬鹿!」
絢辻「……そもそも新妻風ってどんな感じなのよ……」ボソボソ
【帰宅】
裡沙「お帰りなさい、あなた」ニコ
橘「た、ただいま裡沙ちゃん」
橘「(料理中にお出迎えしてくれるのは嬉しいけど、包丁持って迎えられると分かっててもちょっと怖いものがあるなぁ)」
裡沙「?」
裡沙ちゃんにお帰りなさい、あなたって言われるの想像するとやべえ
【二人下校】
放課後
橘「こんにちは、塚原先輩」
塚原「あら、橘君? はるかと一緒じゃなかったの?」
橘「森島先輩ですか? 今日はあってないですね」
塚原「あれ、おかしいな。 いないからキミと一緒だと思ってたんだけど」
橘「?」
塚原「キミは今帰り?」
橘「あ、はい」
塚原「そう。じゃぁ一緒に帰ろうか」
橘「え? 塚原先輩とですか」
塚原「あ、いやだったかな?」
橘「いえ、喜んで!」
【初心】
下校路
橘「塚原先輩は今日は部活はお休みですか?」
塚原「えぇ、プールが補習につかうってことで……」
橘「へぇ、そうなんですか……」
塚原「うん」
橘「………」
塚原「………」
橘「(塚原先輩と二人きりなんてなんだか緊張するなぁ)」ゴクリ
塚原「(まさか橘君と一緒に帰ることになるなんてね……にしても私がこんなに緊張するなんて……)」
橘・塚原「……//」テレッ
【ラブリーは見てる】
森島「ああん、もうひびきちゃんも橘くんもかわいいわねぇ~♪」
美也「あ、森島先輩。こんなところに隠れてなにをやってるんですか?」
森島「わおっ、ナイスタイミングね。美也ちゃん」
美也「?」
森島「あ、美也ちゃん隠れて」
美也「はぁ……」
森島「うふふ……今君のお兄ちゃんとひびきちゃんの初々しい下校風景を見守ってたのよ」
美也「え、お兄ちゃん?」
森島「ほら、あそこよあそこ……」
美也「(……あれはにぃにと塚原先輩……もうにぃにったらだらしない顔しちゃってさ……)」
森島「あー、そこよそこ。思い切って手を繋ぐのよ!」
【じゃれあい】
美也「あ、裡沙ちゃん」
裡沙「美也ちゃん」
美也「どうしたの?」
裡沙「ふふふ、今日はあの人とデートなの」
美也「え、おにいちゃんと?」
裡沙「うん♪」
美也「………」
裡沙「ふふふ♪」
美也「みゃーも行く」
裡沙「ダメ」
美也「なんでさー」
裡沙「あの人と私のデートなの~! だから美也ちゃんはダメ。 そもそもなんで美也ちゃんがついてくるのよ」
美也「にぃにと裡沙ちゃんを二人きりになんてしたらどう暴走するかわからないからね」
裡沙「暴走……って、別にあの人と私は恋人だからいいの~!」
美也「うう、みゃーも行くー」
裡沙「ダメー」
美也「なにさー」
裡沙「なによー」
美也・裡沙「ふぅーっ」
【親猫の気持ち】
橘「……裡沙ちゃんと美也の声がすると思って見に来たら」
橘「……修羅場になってるよ」
橘「……」
橘「(……なんだか子猫の喧嘩みたいだなぁ)」
【まんま肉まん】
橘「ずっと思ってたんだけど」
七咲「?」
橘「美也があれだけまんま肉まんが好きな理由は、食べていればあんな風になれると思っているからなんじゃないだろうか」
七咲「……? あんな風にとは?」
橘「ほら、美也はお子様体系だから」
七咲「あぁ、そういうことですか」
橘「僕は美也に一度兄として教えてやるべきなんじゃないだろうか」
橘「まんま肉まんを食べ続けていても、美也の胸はまんま肉まんのようには膨らまないってことを」
七咲「とりあえず先輩、その話美也ちゃんにしたらひっかかれますよ?」
【お見通し】
純一の部屋
薫「勉強会をすると見せかけて、抜き打ちで純一の部屋をチェックします」
橘「薫が勉強会なんて言い出すのはおかしいと思ったら……ところでそのチェックすることに対する僕の意見は?」
薫「却下よ」
橘「まだなにもいってないじゃないか!」
薫「ふふん、純一の考えなんかあたしにはお見通しよ」
橘「……くっ」
橘「(まぁいい……薫に僕の巧妙なお宝本の隠し場所がわかるはずがない)」
薫「うーん……」キョロキョロ
橘「……」
薫「あそこね」スタスタ
橘「!!」
薫「……ほーら、ここに一冊、二冊、三冊……わぁあんたどれだけこんな所に隠してるのよ」
橘「(……一発で……)」
【以心】
薫「あはは、だからいったでしょ? あんたの考えはお見通しだって」
橘「ぐ……もう気は済んだだろ……」
薫「……」ジィ
橘「……」
薫「……まだあるわね。さぁ、次いってみよー」
橘「……!! もう許して!」
【嫉妬】
薫「あー、出るわ出るわ。あんたこんなにも隠してどうするつもりだったの?」
橘「くっ、薫には分からないだろ!」
薫「あはは、たしかにあたしにはわかんないわ」
橘「(くそ、薫め。覚えてろよ……)」
薫「まぁ、あんたの面白い顔も見れたことだし今回はこの本の山返してあげるわ」
橘「……!!」
橘「(薫……)」
薫「次はうまいこと隠しなさい? あたしに見つからないようなところにね」
橘「……」
薫「どうしたのよ、純一」
橘「薫、僕は今ちょっと感動した」
薫「まったく……でも妬かないってわけじゃないんだからね」
橘「……」コクコク
【目は口ほどに】
薫「よろしい、じゃあこれ返してあげる」
薫「にしても、あんたこの量見る限りじゃ、学校とかにも隠してそうね……なんて」
橘「……」サッ
薫「……あんたまさか……」
橘「……」タラタラ
薫「ねぇ、純一なんで今目を逸らしたの? なんでそんなに汗をかいてるの?」
橘「……」
薫「……」
橘「……」
薫「さて、学校へ行きましょうか、純一?」
【今の幸せ、後の皺寄せ】
梨穂子「えへへ~♪」
香苗「桜井、どうしたの? そんな嬉しそうな顔して?」
梨穂子「えー、そんな顔してたかなぁ」
香苗「してたわよ」
梨穂子「えへへ」
香苗「(こりゃ、橘君となにかあったわね)」
香苗「旦那とデートの約束でもしたの?」
梨穂子「えーっ、すごい香苗ちゃん! 当たりだよ~」
香苗「あんたのことだからそんなことだろうと思ったわ。で、どこに行くの?」
梨穂子「えっとね、駅前に新しくできたアイス屋さん」
香苗「あー、あそこのことね」
梨穂子「ふふ、最近ね。アイスにちょっとはまってるんだー。 この前は純一とパフェを食べにいったんだけどねー」
香苗「へぇ、そうなんだ」
香苗「(……こりゃ後一ヵ月後にはまたダイエットで泣きついてくるなぁ)」
【和】
香苗「橘君と桜井を見てるとさー」
梅原「うん?」
香苗「なんていうか、カップルに対する嫉妬よりも、和むって感じがするわ」
梅原「あー、ああ見えて大将もどこかまったりしてるとこがあるからなぁ……」
香苗「うーん、やっぱり和むわ」
>>145
屋上
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は?
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>>145
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