元スレほむら「お茶会をしましょう」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
101 = 1 :
QB「ほむら、今日はお土産を持ってきたんだ。これを」
ほむら「……珍しいこともあるものね」
ほむら「……」パカ
ほむら「あ……」
ほむら「これ、イチゴショート……」
102 = 72 :
なんか胃が痛くなるな
103 :
ほのぼのかと思ったら鬱だった。訴訟
104 = 17 :
ほむほむ
105 = 1 :
ほむら「あ……」
QB「ほむら?」
ほむら「そう、私も……」
QB「ほむら、そこに誰かいるのかい?」
ほむら「ええ。寂しかったけれど……約束したもの。信じてたもの」
ほむら「やっと……また会えたね」
パア…
QB「……」
QB「お土産は喜んでもらえたかい?」
QB「……おやすみ、ほむら」
106 = 1 :
――気の遠くなるような年月の後
QB「……魔法少女に代わるシステム?」
『そうだ。魔獣の出現の前兆である歪みを感知し、出現する空間ごとエネルギーへ変換するシステム。ようやく運用できる段階までこぎつけた』
QB「なるほど……僕の役目は終わったんですね」
『そうなるな。今までよく働いてくれた。速やかに個体を放棄し、本部へ帰還したまえ』
QB「……いえ、それはお断りします」
『何?』
107 :
108 = 1 :
QB「この体にも随分ガタがきてまして……おそらく、別個体へ正常に引き継ぐこともできなくなっています」
『!? 馬鹿なことを! 個体の運用期間を大幅に過ぎている……いつからメンテナンスを受けていなかった!?』
QB「……もう、覚えてませんよ」
『……仕方ない、迎えをよこそう。その老朽化具合では、君の存在自体の存続に関わる』
QB「いいんです、本部……もう新しい体はいらない」
『何を馬鹿な……死ぬというのかね!? 考え直したまえ、インキュベー』
QB「本部」
『……』
QB「僕はもう、インキュベーターではありません」
QB「僕は、キュゥべえです」
109 = 7 :
べえさん…
110 = 1 :
『……それが君の選択かね』
QB「はい。インキュベーターとしての役割が終わったのなら、本部……接続を切ってください。僕はこの星で」
『……わかった』
『もういくらも時間は残っていないだろうが……ゆっくり休みたまえ』
――――――プツン――――――
111 :
こんなイケメンさん見たことないで
112 = 27 :
oh……
113 = 1 :
QB「……」
QB(体が、重い)
QB(体の外の情報が、何一つ入ってこない……)
QB(今まで何度も体を取り替えてきたけれど……なるほど、これが本当に死ぬってことなんだね)
QB(ここまで保ってくれてよかった……見届けたよ。君たちの戦いは、確かにエントロピーを凌駕した)
QB(……)
114 = 17 :
きゅっぷい……
115 :
べぇさん…
116 = 1 :
QB(……ああ)
QB(ようやくわかったよ)
QB(僕は今、嬉しいんだ)
QB(……けれど、それを分かち合う相手がいない)
QB(なるほど、これが寂しいってやつなんだね……)
QB(……)
117 :
そして、誰もいなくなった
でもほむらも救われたから大変満足
118 = 1 :
QB「……」
QB「……ん?」
QB「おかしいな、僕を引き継ぐ個体はもういないはずなんだけど……ここはどこだ?」
QB「随分文明の遅れた……いや、自然の豊かな所だ」
ほむら「あら、ようやくお目覚めかしら」
マミ「キュゥべえったら、相変わらず寝ぼすけなのね」
QB「え……?」
杏子「おー、本当に来てやがる。よく連れてこれたな?」
さやか「やっほーキュゥべえ、久しぶり!」
QB「杏子にさやかまで……いったい何がどうなってるんだい? わけがわからないよ」
119 = 117 :
単純に不幸な話やバッドエンドより、こういうのが胸にクる
120 = 82 :
死ぬ間際の幻
121 :
べえさん…
122 = 1 :
まどか「ようこそ、キュゥべえ」
QB「……君は?」
まどか「初めましてだね。私は鹿目まどか」
QB「君がまどかか……じゃあ、ここは」
まどか「そう。役目を終えた魔法少女たちの場所」
QB「そうか……みんなここに来ていたんだね。よかった……それで、どうして僕がここにいるんだい?」
QB「僕は君たちを魔法少女にした張本人だ。恨まれる側のはずなんだけど……」
123 :
円環の世界じゃね
124 = 17 :
きゅっぷいきゅっぷい
125 = 123 :
リロード遅れた
126 = 1 :
杏子「ま、もういいんじゃねーの?」
さやか「そ。ここにいる魔法少女……まあ死んじゃってるけどさ、みんな後悔してないよ」
マミ「ずっと見てたわ。本当に長い間、頑張ったわね」
QB「……」
QB「……」
QB「じゃあ……じゃあ、僕もここにいていいのかい?」
まどか「うん。そう思ったから連れてきたんだよ」
ほむら「しばらく会わないうちに随分弱ったものね。あなたが目に涙を溜めているところなんて、初めて見たわ」
QB「……っ」ブワッ
127 :
ぶわっ
128 = 121 :
ぶわっ
129 = 1 :
さやか「あーあー、ほむら悪いんだー、キュゥべえ泣かせちゃったぞー」
ほむら「さあ? 身に覚えがないわ。というか涙腺あったのね」
杏子「それよりさ、キュゥべえも来たんだからもういいだろ? 早く行こうぜ」
QB「行くって、どこへだい?」
まどか「へへ……お茶会の準備ができてるんだよ!」
マミ「ケーキもたくさん焼いてあるわ。キュゥべえ、好きだったでしょう?」
QB「……」グスッ
130 :
ぶわっ
131 = 117 :
ぶわっ
132 = 7 :
このべえさんはかわいい
133 = 27 :
ぶわっ
134 = 17 :
きゅっぷいきゅっぷい
135 = 117 :
>>132
全部かわいいだろ!
滅ぼしたいけど
136 = 1 :
QB「イチゴショートはあるのかい? もちろん、端っこのこんがりした部分もだ」
マミ「もちろんよ」
QB「ガトーショコラは? アップルパイもかい?」
マミ「ええ、用意してあるわ」
QB「……ほむらが焼いたイチゴショートも、あるのかい?」
ほむら「……もの好きね。あの頃よりは、少しは上達したつもりだけれど」
137 = 117 :
悠久の時間がたってもちゃんと覚えてるキュゥべえかわいい
138 = 17 :
ほむほむ
139 = 1 :
QB「……ああ。ああ! 大好きさ!」
QB「でも長いこと食べてなかったからね! 味もあんまり覚えてないし、お腹もぺこぺこだよ!」
マミ「あらあら、じゃあ一切れずつくらいおまけしてあげようかしら?」
杏子「えー? キュゥべえだけずりーぞ!」
さやか「あんただって初めて来た時は特別メニューだったでしょ? わがまま言わないの!」
ほむら「いいからほら、早く席につきなさい」
まどか「みんな揃ったかな? それじゃあ、キュゥべえの到着を祝って」
「「「「「「いただきまーすっ!」」」」」」
≪おしまい≫
141 :
泣いた
143 :
目から精子でた
144 = 17 :
乙乙乙
148 :
乙
最後に全員揃っていただきますって最高やな
149 = 16 :
ひさしぶりにいいSSが見れた
乙
150 = 117 :
たまにこういうのがあるから油断できない
最高だった!乙
みんなの評価 : ★★★×5
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