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    元スレ妹「私が義理の妹だったらどうする?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
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    102 = 77 :


    「……」

    「いいじゃん本屋。なんで急に、あんた勉強嫌いじゃん」

    「まぁ……」

    「……」

    「……あれだ。その」

    「なに」

    「俺あの……教師に、なろうかっつって……」

    「!?」

    「あの……結構いいかもとか思っちゃって、うん」

    「ふーん。教師」

    「そう。小学校とか、そこらへんの教師になれれば楽しいかなって」

    「子供好きだもんねあんた」

    「……」 ボリボリ

    「分かった、応援する」

    「……おう」

    103 = 77 :


    「じゃあ、教育学部?」

    「一応、そのつもり」

    「……もうセンター試験1か月後だけど」

    「おう」

    「大丈夫?」

    「正直わからん」

    「あっそ」

    「でも」

    「?」

    「俺は、もうやるって決めた。……決めたから、やってやる」

    「ぅ……」

    「……」

    「わ…かった……から、そんなに見るな」

    「え?何が?」

    「うるさい、とにかく今日はもう寝ろ!いいね!」

    105 = 77 :


    妹の部屋

    ガチャッ バタンッ

    「……はぁ」

    「……」


    『ふーん……どこの大学?』

    『関東地方だって』

    「……」

    『俺は、もうやるって決めた。……決めたから、やってやる』

    「!」 ブンブン

    「何よ……かっこつけちゃって」

    「……」

    「ふん……じゃあ、いいわよ。私だって……やってやる」

    106 = 77 :

    1週間後

    「……ただいま」

    「おかえり」

    「……じゃ、部屋行くから」

    「分かった」

    「……すごい顔してたわね。大丈夫かしら…」

    「定期的に私が様子を見に行く、お母さんは心配しないで」

    「そう?何かあればすぐに言いなさいよ?」

    「分かった」

    (なんだか、この子もスイッチ入ってるわね最近……兄応援スイッチ?)

    107 = 77 :


    ガチャッ

    「……」

    「……」 カリ カリ

    「やってる?」

    「あ? おう」

    「分かった、何かあったら言って」

    「?」

    「いい?」

    「おう」

    「……その本持ってたっけ?」

    「いや、これは友達に1日限定で借りた。どうしても気になった問題があったから。明日返すよ」

    「ふーん」

    「今日はこれと他のセンター用の問題やる予定」

    「分かった……頑張って」

    「おう」 

    109 = 77 :


    3時間後

    「……」 ウツラ ウツラ

    「…」 ハッ!

    「……ごめん寝ちゃっt……兄!」

    「……」

    「ねぇ!どうした……熱あるじゃん!」

    「……」

    「……馬鹿!」

    ガチャッ バタンッ

    「あ、妹。そろそろごはん」

    「お母さん兄が倒れて!熱が」

    「! 氷枕用意するから兄をベッドへ!出来る?」

    「分かった!」

    「なんだなんだ?」

    「あなた、妹手伝ってあげて!」

    110 :



    と、ひとつ聞きたい

    こういう妹スレで頼めばお前等スレ立て代行してくれる?
    今は要らないのだけれど、質問

    もっと適当な場所があるなら教えて欲しい

    111 :

    >>108
    TPP…

    112 :

    この妹そういえば義理なんだな
    読んでる間に忘れる

    113 :

    兄は東大にでもいくつもりかよ

    114 :

    いくらでもスレ立って代行してやるよ

    115 :

    教育学部行ければいいんだろ
    レベル高い大学じゃなくても
    だからそんなに

    116 :

    >>8

    117 = 114 :

    教員学部はまだなんとかなるとして教員採用試験が地獄

    118 = 99 :

    センターで苦労するレベルだし元々は就職希望だからあんまり頭は良くないんだろう察してやれ

    119 :

    免許更新めんどい

    120 = 111 :

    >>117
    試験ってどんなことするの?

    121 = 77 :


    1時間後

    「……ん」

    「!起きた?」

    「あれ……」

    「……この馬鹿」

    「……っ」

    「頭がガンガンするんでしょ。まだ熱引いてない」

    「……」

    「明日病院行けば?」

    「あーそう言う事か」

    「知恵熱って奴だと思うけどね私は。風邪かもしれないから一応病院行きなよ」

    「分かった、すまん」

    「……明日は学校休んで」

    「……でも借りた本」

    「私が返しに行く、だから休んで」

    122 :

    いいこや

    123 :

    >>120
    たいてい1次は教職教養と一般教養も専門教科だな。
    これは筆記試験だ。
    集団面接もあったりする。
    2次は小論文、個人面接、模擬授業、集団討論とかそんな感じだ。

    124 = 110 :

    >>114
    分かった。ありがとう

    125 = 77 :


    「お前って……」

    「なによ」

    「こんなに優しかったっけか?ははっ」

    「……黙ってろ」

    「はいはい……つぅ!」

    「! 今日はもうこのまま寝て」

    「のど乾いた」

    「ポカリ飲む?あるよ。ちょっと待ってて」

    「悪い」

    「いいよ」


    ゴクゴク

    「ふぅ」

    「……ホント頭悪い癖に。急に頑張るから」

    「馬鹿なのは分かってるっての」

    126 :

    国公立教育大とか無勉で受かるレベル
    京教(笑)
    学芸大(笑)

    127 = 77 :


    「……じゃ……ない」

    「?……寝るわ」

    「うん」

    「本……俺の後ろの席の奴」

    「分かった。大丈夫、絶対返すから」

    「……」 スゥ

    「……」

    「……」 スースー


    「あんたって、すっごい馬鹿」

    「馬鹿すぎてもう困ってばっかりだよ私は……でも」


    「あんたは馬鹿だけど……馬鹿じゃないよ」

    128 :

    しえん

    129 = 110 :

    130 = 77 :


    翌日 昼休み

    友人「ひゃー……本当に頑張ってるんだねぇお兄さん」

    「まぁね」

    友人「惚れるねこりゃ」

    「はぁ?ないっつーの」

    友人「で、その本は何?」

    「あいつが借りてた本、私が代わりに返しに行く」

    友人「誰に返すのかは?」

    「分かってる」

    友人「じゃー行こうか」

    「来てくれるの?あいついないけど」

    友人「友達をお兄さんだけの為に動く現金女みたいに言わないでくれる?」

    「ごめんごめん」

    131 :

    続きが気になるけど寝る

    132 = 77 :


    兄の教室

    「えーと……すみません」

    「なにかな?」

    「あの、窓際の後ろから2番目の人に用事が」

    「ああえーと、あそこにいるよ」

    「ありがとうございます」

    友人「どうもです♪」

    「すみm

    「しっかし兄の奴休みやがってよぉ」

    「お前次の授業どうすんの?」

    「いや別にあの本がなくても何とかなるけどあれあると便利なんだよなぁ……畜生何で休んでんだよ」

    「風邪っつってたじゃん」

    「はぁ……てかあいつさぁあんな問題理解できんのかよ」

    「就職組だったのにな、ははっ」

    「いやぁまぁいいんだけどね……しかし返してくれねぇとさぁ……風邪って嘘じゃねぇの?」

    133 = 112 :

    気持ちはわかるがタイミング悪すぎるだろ

    134 = 77 :


    「……」

    「……」

    「嘘って?」

    「いや、あいつの頭じゃ1日で理解できなかったとか」

    「ははっ、お前そんなひでぇ事言うなって」

    「ま、もうしょうがねぇけどなぁ。明日兄来たらちゃんと理解出来てるのか試してやろうかな、ははっ」

    (何こいつらうざい人達だな……)

    「……」スタスタスタ

    「あ」

    「ん?なに?」

    「はい」 スッ

    「え?あ!……えっと」

    「兄の妹です。兄が今日来られないから代わりに返しに来ました」

    「あ……そ、そう…わざわざありがとう……ははっ」

    「……私の兄は確かに馬鹿です」

    135 = 122 :

    しえんた

    136 :

    イケイケイケー、人をけなすのは三流の人間だしな

    137 = 77 :


    「え……」

    「おい!さっきの」

    「あ……あ、いやあのえっとさっきのはその……」

    「いいえ、別にいいです。うちの兄が馬鹿なのは分かってます。

      毎日毎日ここ1カ月以上毎日夜の3時以降までずっと勉強して勉強して頑張らなきゃならない位馬鹿です」

    「え?」

    「ま、毎日3時まで」

    「先ほどの話を聞いてしまったので、少し弁解させてもらいたいのですが。

      私の兄は、馬鹿ですが、馬鹿なりに頑張れる人です。その本を借りた時もあなたに感謝して頑張って唸って勉強してました」

    「…………」

    「兄は本当に今風邪で倒れて家で寝ています。どうかあなたの言った様な事ではなく、本当に風邪なのだと言う事を言いたくなりました。
     
      差し出がましく、長々とすみませんでした」 ペコッ

    「こ、こちらこそ……その……」

    「失礼します。 本、ありがとうございました。 行くよ」

    友人「はいはい♪」

    139 = 91 :

    妹△

    140 = 99 :

    これどうなんだろうな
    単に冗談で言ったのかもしれないしそうでないかもしれない

    141 :

    就職組なんて言葉が通るってことはモブもそこまで優秀そうではなさそうなんだがなw

    142 = 77 :


    友人「ふふふふっ」

    「なに?気持ち悪いんだけど」

    友人「いやぁスカッとしたのではい」

    「何であんたがスカッとしてんのよ」

    友人「そりゃあああいう場面を見せてもらったわけだし当然でしょ。

       というかあんたがあんまりスカッとしてない様な気がするのが気になるんだけど」

    「よく分かったね。まぁはっきり言って言い足りなかった」

    友人「あはは」

    「もっともっと激しく罵倒してやりたかった。兄は本当にそれぐらい頑張ってるんだから、兄に失礼」

    友人「でもあれ以上言ったらヤバかったよ」

    「分かってる。明日兄が来た時に教室が居づらいものになっちゃうしね……だから自制した」

    友人「よしよし。えらいえらい」 ナデナデ

    「もっとナデたまえ」

    友人「おーよしよし」

    「……」

    143 = 91 :

    よしよし

    144 :

    久々にいいssだ
    終わり方もよければなお良し

    145 = 77 :


    「ただいま」

    「おかえりー」

    「! もう大丈夫なの?」

    「おう、朝医者行って点滴打ってもらって、帰ってからさっきまで寝てた!もう大丈夫だ!!」 グッ

    「そっか、よかったね」

    「おう!マジありがとな」

    「これに懲りたら毎日4時まで勉強しない様にしなよ」

    「うーん」

    「し、な、よ」 ズイッ

    「お、おぅ……でもなぁ……時間が」

    「体壊してまで勉強しなくていいでしょ」

    「……」

    「その……ていうかあれだよ、あんた馬鹿なんだし」

    「あ?」

    「だから、一浪位ならお父さんもお母さんも許してくれるって」

    146 = 99 :

    マジレスするとしっかり寝た方が頭に内容が入る

    147 = 77 :


    「おい……」

    「ぁ……いや、だからさ」

    「俺は馬鹿だけど、でも……その言い方はねぇだろ!」

    「ち、違う!そういう意味じゃなくて、もちろん今年合格してほしいって思ってるけど!」

    「じゃあなんでそんな「あんたはどうせ今から頑張ったって…」みたいな事言うんだよ」

    「違う!!!」

    「違わねぇだろうがっ!んだよっ!所詮お前には他人事だからってか?ああ!?……!!」

    ポロポロ

    「……心配なの」

    「あ、いや……あの……」

    「あんたが体壊す方が心配なの!!!分かってよ馬鹿!!!!!何で言わせるのよ!!ふざけんじゃないわよ!!」 

    「ぁ……」

    「馬鹿兄!!!」

    「妹!!」

    バタンッ

    148 = 77 :


    妹の部屋

    コンコン

    「妹……ドア越しでいいから聞いてくれ」

    「…………」

    「ごめん、俺馬鹿だから。その……1つの事にしか目が行かなくて……ってか……とにかくごめん!」

    「……」

    「俺がお前の立場になったらそりゃそうだよな、体ブッ壊すやり方続けるのは……だよな。うん」

    「……」

    「だから、お前の言いたい事は分かった……妹……」

    ガチャッ

    「!」

    「なに」

    「……ごめん」

    「はぁ……」

    「いいよ、もう。私もそんなに頭よくないし、言い方が悪かったし……うん」

    150 :

    いい妹や


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