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元スレ京子「この浮気ものが!」 結衣「はいはい」

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先生「遅刻しておいて仲良くお喋りとは良い度胸だな、お二人さん」ピキッ
結衣「あっ……ごめんなさい……」
京子「まあまあ先生ちゃん、そんな怒らずにさー皺が増えるよ?」
先生「黙れ歳納。で、何で遅刻したんだ」
結衣「すみません、寝坊しちゃって……」
先生「歳納は?」
京子「あ、寝坊です、はい」
先生「二人とも揃って仲良く寝坊で遅刻? おかしいだろ」
京子「いや、昨日は結衣の家に泊まってんだよねー」
結衣「お、おい……」
京子「えっ?」
女子A「と、泊まりだって……」
女子B「前から怪しいとは思ってたけどさぁ……」
女子C「え、なに? どういう関係なの?」
クラス「ザワザワ」
結衣「お、お前のせいで」カァァ
京子「ご、ごめん」
先生「お前らうるさい!」ピキピキッ
京子「えっ?」
女子A「と、泊まりだって……」
女子B「前から怪しいとは思ってたけどさぁ……」
女子C「え、なに? どういう関係なの?」
クラス「ザワザワ」
結衣「お、お前のせいで」カァァ
京子「ご、ごめん」
先生「お前らうるさい!」ピキピキッ
先生「まあいい。一度も遅刻したことのない船見に免じて、遅刻の件は許してやろう」
結衣「ありがとうございます」
京子「おー先生ちゃん太っ腹!」
結衣「ほら、無駄口叩いてないで早く席行くぞ」
京子「はいよー」
先生「待て二人とも。遅刻は許すと言ったが授業の進行を邪魔したことを許すとは私は言ってないぞ」
結衣「えっ?」
先生「だがこの質問に答えたら許してやろう」
結衣「な、何ですか」
先生「何故仲良く手を繋いでた?」ニッコリ
結衣「」
結衣「ありがとうございます」
京子「おー先生ちゃん太っ腹!」
結衣「ほら、無駄口叩いてないで早く席行くぞ」
京子「はいよー」
先生「待て二人とも。遅刻は許すと言ったが授業の進行を邪魔したことを許すとは私は言ってないぞ」
結衣「えっ?」
先生「だがこの質問に答えたら許してやろう」
結衣「な、何ですか」
先生「何故仲良く手を繋いでた?」ニッコリ
結衣「」
昼休み
結衣「ひ、酷い目に遭った……」
京子「いやー先生ちゃんは授業を邪魔された恨みを忘れないからねー」
結衣「お、お前が『いきなり結衣が手を握って走り出した』なんて言うから余計に!」
京子「だってそうじゃん」
結衣「そ、そうだけど……」
結衣「クラスの皆はずっとニヤニヤしてこっち見てるし」
結衣「ああぁぁぁ……」
京子「てか、はやく昼ごはん食べようよ」
結衣「今日綾乃たちは?」
京子「生徒会室で食べるんじゃない」
結衣「ん、そっか」
京子「じゃ、いただきまーす」
結衣「いただきます」
結衣「ひ、酷い目に遭った……」
京子「いやー先生ちゃんは授業を邪魔された恨みを忘れないからねー」
結衣「お、お前が『いきなり結衣が手を握って走り出した』なんて言うから余計に!」
京子「だってそうじゃん」
結衣「そ、そうだけど……」
結衣「クラスの皆はずっとニヤニヤしてこっち見てるし」
結衣「ああぁぁぁ……」
京子「てか、はやく昼ごはん食べようよ」
結衣「今日綾乃たちは?」
京子「生徒会室で食べるんじゃない」
結衣「ん、そっか」
京子「じゃ、いただきまーす」
結衣「いただきます」
京子「ねえ結衣」モグモグ
結衣「んー?」ゴクゴク
京子「昨日さ、明日ならアーンしてくれるって言ったよね」
結衣「ゴフォッ」
京子「あ、結衣の鼻から牛乳が!」
結衣「ゴホッ……ゴホッ……。しない、絶対にしないぞ……」
京子「えー昨日やってくれるって言ったじゃん?」
結衣「家でなら良いけどここは駄目だって……」
京子「そんな気にすることないって。当然のようにやっちゃえば大丈夫大丈夫」
結衣「大丈夫じゃない。断じて」
結衣「んー?」ゴクゴク
京子「昨日さ、明日ならアーンしてくれるって言ったよね」
結衣「ゴフォッ」
京子「あ、結衣の鼻から牛乳が!」
結衣「ゴホッ……ゴホッ……。しない、絶対にしないぞ……」
京子「えー昨日やってくれるって言ったじゃん?」
結衣「家でなら良いけどここは駄目だって……」
京子「そんな気にすることないって。当然のようにやっちゃえば大丈夫大丈夫」
結衣「大丈夫じゃない。断じて」
京子「えー……嘘つき……」
結衣「何でここでやりたがるんだよ……家で良いだろ家で……」
京子「結衣は私のものって見せつけたい、みたいな」
結衣「誰にだよ……」
京子「さあ誰だろ。でも結衣ってモテるし」
結衣「いや、そんなことないだろ」
京子「天燃たらし……」ボソッ
結衣「えっ、なに?」
京子「何でもないよん」
結衣「何でここでやりたがるんだよ……家で良いだろ家で……」
京子「結衣は私のものって見せつけたい、みたいな」
結衣「誰にだよ……」
京子「さあ誰だろ。でも結衣ってモテるし」
結衣「いや、そんなことないだろ」
京子「天燃たらし……」ボソッ
結衣「えっ、なに?」
京子「何でもないよん」
放課後
結衣「ふう、授業終わりっと……」
京子「先生ちゃん私らのこと当てすぎ……まだ根に持ってんのかよ……」
女子A「そりゃ先生は独身だからねーあの人の前でイチャイチャしちゃったから」
結衣「イ、イチャイチャって……」
京子「……」カァ
女子A「うへへへへ、二人とも顔赤いぞ。じゃあ私部活あるから、また明日! お幸せに!」
京子「ば、ばいばーい」
結衣「ま、また明日……」
京子「……」
結衣「……」
京子「私らも部活いこっか」
結衣「そうだな……」
結衣「ふう、授業終わりっと……」
京子「先生ちゃん私らのこと当てすぎ……まだ根に持ってんのかよ……」
女子A「そりゃ先生は独身だからねーあの人の前でイチャイチャしちゃったから」
結衣「イ、イチャイチャって……」
京子「……」カァ
女子A「うへへへへ、二人とも顔赤いぞ。じゃあ私部活あるから、また明日! お幸せに!」
京子「ば、ばいばーい」
結衣「ま、また明日……」
京子「……」
結衣「……」
京子「私らも部活いこっか」
結衣「そうだな……」
娯楽部
京子「ちなつちゃん、あかり、オーッス!」
あかり「あ、京子ちゃん、結衣ちゃん」
ちなつ「結衣せんぱぁーい……って何で京子先輩はさり気なく手繋いでるんですか!」
京子「え、だって明日まで結衣の彼女だし」
ちなつ「ムキーッ!」
京子「ちなつちゃん、あかり、オーッス!」
あかり「あ、京子ちゃん、結衣ちゃん」
ちなつ「結衣せんぱぁーい……って何で京子先輩はさり気なく手繋いでるんですか!」
京子「え、だって明日まで結衣の彼女だし」
ちなつ「ムキーッ!」
京子「さりげなく手握ってきたのは結衣だし」
結衣「おい嘘言うなよ」
ちなつ「ちょっとせんp」
京子「いや本当じゃん。あれ、もしかして無意識だった?」
結衣「えっ、ほんとに私から握った?」
ちなつ「あ、あのちょっといいですk」
京子「ははーん、これは結衣にも私の彼女としての自覚が芽生えてきたな?」
結衣「う、嘘だろ」
ちなつ「せんp」
京子「へへーもっと素直になっていいんだぜー?」
結衣「いや今も素直だk」
ちなつ「わあああああああああああ」
結衣「おい嘘言うなよ」
ちなつ「ちょっとせんp」
京子「いや本当じゃん。あれ、もしかして無意識だった?」
結衣「えっ、ほんとに私から握った?」
ちなつ「あ、あのちょっといいですk」
京子「ははーん、これは結衣にも私の彼女としての自覚が芽生えてきたな?」
結衣「う、嘘だろ」
ちなつ「せんp」
京子「へへーもっと素直になっていいんだぜー?」
結衣「いや今も素直だk」
ちなつ「わあああああああああああ」
結衣「ど、どうしたのちなつちゃん。急に大声出して……」
あかり「額に青筋浮いてるよ!?」
ちなつ「と、とりあえず先輩方。頼むから私の前でイチャつかないでください。殺意の波動に目覚めそうです」ハァハァ
京子「お、ちなつちゃん寂しいなら私の胸に飛び込んできて良いんだぞ?」
ちなつ「そのままの勢いで殺してしまいそうなんで止めときます」ギロッ
あかり「ち、ちなつちゃん怖いよぉ……」
ちなつ「お願いします。頼むから見えないところでやってください」ゴゴゴッ
京子「わ、わかったよちなつちゃん」
結衣「目が本気だ……」
あかり「額に青筋浮いてるよ!?」
ちなつ「と、とりあえず先輩方。頼むから私の前でイチャつかないでください。殺意の波動に目覚めそうです」ハァハァ
京子「お、ちなつちゃん寂しいなら私の胸に飛び込んできて良いんだぞ?」
ちなつ「そのままの勢いで殺してしまいそうなんで止めときます」ギロッ
あかり「ち、ちなつちゃん怖いよぉ……」
ちなつ「お願いします。頼むから見えないところでやってください」ゴゴゴッ
京子「わ、わかったよちなつちゃん」
結衣「目が本気だ……」
キーンコーンカーンコーン
京子「あ、もう下校時間かー」
結衣「結局だらだらしてるだけだったなー」
ちなつ「私は見逃しませんでしたよ……ときどきさり気なく手を握ったり、顔を赤くしてたことを……」ブツブツ
あかり「今日のちなつちゃん、なんか怖いよぉ……」
京子「じゃ、帰るか!」ダキッ
結衣「うわっ……歩きにくいから手握るくらいにしろよ」
京子「えー恋人と言ったら腕組じゃん?」
結衣「いや、他にもあるだろ。恋人繋ぎとかさ」
京子「え、なに結衣。そっちのほうが良いの?」
結衣「あっ、い、いやそういうわけじゃ……」
イチャコライチャコラ
ちなつ「ふっ……ふふ……今ならカメハメ波打てそうよ、あかりちゃん……」
あかり「ちなつちゃんから暗黒面の力を感じるよ……」
京子「あ、もう下校時間かー」
結衣「結局だらだらしてるだけだったなー」
ちなつ「私は見逃しませんでしたよ……ときどきさり気なく手を握ったり、顔を赤くしてたことを……」ブツブツ
あかり「今日のちなつちゃん、なんか怖いよぉ……」
京子「じゃ、帰るか!」ダキッ
結衣「うわっ……歩きにくいから手握るくらいにしろよ」
京子「えー恋人と言ったら腕組じゃん?」
結衣「いや、他にもあるだろ。恋人繋ぎとかさ」
京子「え、なに結衣。そっちのほうが良いの?」
結衣「あっ、い、いやそういうわけじゃ……」
イチャコライチャコラ
ちなつ「ふっ……ふふ……今ならカメハメ波打てそうよ、あかりちゃん……」
あかり「ちなつちゃんから暗黒面の力を感じるよ……」
結衣「じゃ、私たちこっちだから」
あかり「あれ、京子ちゃん今日もお泊りするの?」
京子「うん、泊まるよん」
あかり「そっかー明日が最後だもんね」
ちなつ「京子先輩は昨日今日と泊まりました……これは借金2……つまり私には二回結衣先輩の家に泊まる権利があります……」ブツブツ
結衣「ち、ちなつちゃんが何を言ってるのか分からない……」
あかり「じゃあ二人ともまた明日ねー!」
あかり「あれ、京子ちゃん今日もお泊りするの?」
京子「うん、泊まるよん」
あかり「そっかー明日が最後だもんね」
ちなつ「京子先輩は昨日今日と泊まりました……これは借金2……つまり私には二回結衣先輩の家に泊まる権利があります……」ブツブツ
結衣「ち、ちなつちゃんが何を言ってるのか分からない……」
あかり「じゃあ二人ともまた明日ねー!」
結衣「今度二人には謝らないとなぁ」
京子「ん、なんで?」
結衣「なんか今回の件で一番迷惑被ってるし」
京子「いやー結衣が一番じゃない?」
結衣「……いや、京子と一緒に居ることは別に迷惑にならないから」
京子「へええ~」
結衣「何だよ」
京子「別に何でもないよん」
京子「ん、なんで?」
結衣「なんか今回の件で一番迷惑被ってるし」
京子「いやー結衣が一番じゃない?」
結衣「……いや、京子と一緒に居ることは別に迷惑にならないから」
京子「へええ~」
結衣「何だよ」
京子「別に何でもないよん」
結衣「まあ私たちもうちに帰るか」スッ
京子「……お?」
京子「何だー結衣、この手は」ニヤニヤ
京子「京子ちゃんの手を握りたくて差しだしたのかー?」ニヤニヤ
結衣「なっ……」カァ
結衣「いいよ、一人で帰れ!」スタコラ
京子「ああ、結衣ジョークだって!」
京子「……お?」
京子「何だー結衣、この手は」ニヤニヤ
京子「京子ちゃんの手を握りたくて差しだしたのかー?」ニヤニヤ
結衣「なっ……」カァ
結衣「いいよ、一人で帰れ!」スタコラ
京子「ああ、結衣ジョークだって!」
結衣宅
結衣「で、どういう風の吹き回しだ?」
京子「なんのことー?」
結衣「いや、急に料理の手伝いしたいなんて言いだすから……」
京子「いやーだってこの昨日今日と結衣に迷惑かけっぱなしだったじゃん?」
京子「だからちょっとは私も働こうと思ってさー」
京子「ま、あんまり役には立たないかもしれないけど」
結衣「そっか」
京子「うん」
結衣「ありがと」
京子「いえいえ、どういたしまして」
結衣「で、どういう風の吹き回しだ?」
京子「なんのことー?」
結衣「いや、急に料理の手伝いしたいなんて言いだすから……」
京子「いやーだってこの昨日今日と結衣に迷惑かけっぱなしだったじゃん?」
京子「だからちょっとは私も働こうと思ってさー」
京子「ま、あんまり役には立たないかもしれないけど」
結衣「そっか」
京子「うん」
結衣「ありがと」
京子「いえいえ、どういたしまして」
京子「で、今日は何作るの?」
結衣「んーオムライスかな」
京子「お、いいねぇ」
結衣「じゃ、京子はそっちの野菜きっておいて」
京子「はいよー」
結衣「んーオムライスかな」
京子「お、いいねぇ」
結衣「じゃ、京子はそっちの野菜きっておいて」
京子「はいよー」
京子「……」トントントン
結衣「……」ジーッ
京子「……」トントン
結衣「……ふふ……」
京子「ん、包丁の使いかた変だった?」
結衣「いや、大丈夫だったよ」
京子「じゃあ何で笑ったの? 人の横顔ずっと見てさ」
結衣「さあ、何でだろうな」
京子「えー何だよそれ……」
結衣「ふふっ……」
結衣「……」ジーッ
京子「……」トントン
結衣「……ふふ……」
京子「ん、包丁の使いかた変だった?」
結衣「いや、大丈夫だったよ」
京子「じゃあ何で笑ったの? 人の横顔ずっと見てさ」
結衣「さあ、何でだろうな」
京子「えー何だよそれ……」
結衣「ふふっ……」
京子「ケチャップをつけてっと」
京子「オムライス完成!」
結衣「京子のおかげで早く出来たなー」
京子「褒めるな褒めるな。まあ早く食べようぜー」
結衣「はいはい」
京子「では、いただきまーす」
結衣「いただきます」
京子「おーうまい!」モグモグ
結衣「うん、美味しいな」モグモグ
京子「さて、結衣さん」
結衣「ん?」
京子「約束通り食べさせてよ」
結衣「あっ……忘れてた……」
京子「オムライス完成!」
結衣「京子のおかげで早く出来たなー」
京子「褒めるな褒めるな。まあ早く食べようぜー」
結衣「はいはい」
京子「では、いただきまーす」
結衣「いただきます」
京子「おーうまい!」モグモグ
結衣「うん、美味しいな」モグモグ
京子「さて、結衣さん」
結衣「ん?」
京子「約束通り食べさせてよ」
結衣「あっ……忘れてた……」
結衣「わ、私のスプーンで良いのか?」
京子「もちろんもちろん」
結衣「じゃ、じゃあ行くぞ」
京子「あいよー」アー
結衣「あ、あーん」
京子「あーん」モグモグ
結衣「ど、どう?」
京子「ん、美味しい!」
結衣「そ、そうか」
結衣(なんかちょっと緊張した……)
京子「もちろんもちろん」
結衣「じゃ、じゃあ行くぞ」
京子「あいよー」アー
結衣「あ、あーん」
京子「あーん」モグモグ
結衣「ど、どう?」
京子「ん、美味しい!」
結衣「そ、そうか」
結衣(なんかちょっと緊張した……)
京子「ほれほれ、結衣。口あけて?」
結衣「えっ? わ、私はいいよ」
京子「何言ってるの? 食べさせあうのが普通だろー」
結衣「じゃあ一口だけだからな」
京子「照れるなってー。はい、あーんして」
結衣「あ、あーん」モグモグ
結衣「えっ? わ、私はいいよ」
京子「何言ってるの? 食べさせあうのが普通だろー」
結衣「じゃあ一口だけだからな」
京子「照れるなってー。はい、あーんして」
結衣「あ、あーん」モグモグ
京子「ごちそうさまっと。おいしかった」
結衣「もう九時か」
京子「だらだら食べてたせいで遅くなっちゃったなー」
結衣「お前が全部食べさせあおうって言いだしたから……」
京子「結衣だって途中からノリノリだったじゃん?」
結衣「ずっと顔真っ赤にしてたくせに」
京子「そ、そんなことないし!」
結衣「ま、今日のところは風呂入って寝よっか」
京子「一緒に風呂は」
結衣「入らない」
京子「ちぇー」
結衣「電気消すぞー」
京子「あいよー」
パチッ
京子「おやすみー」
結衣「おやすみ」
京子「……」
結衣「……」
京子「ねえ結衣」
結衣「ん?」
京子「そっちの布団、入っていい?」
結衣「……せっかく二枚ひいたのに」
京子「駄目?」
結衣「ん、いいよ。ほら」
京子「へへ、ありがと」モゾモゾ
京子「あいよー」
パチッ
京子「おやすみー」
結衣「おやすみ」
京子「……」
結衣「……」
京子「ねえ結衣」
結衣「ん?」
京子「そっちの布団、入っていい?」
結衣「……せっかく二枚ひいたのに」
京子「駄目?」
結衣「ん、いいよ。ほら」
京子「へへ、ありがと」モゾモゾ
京子「結衣」
結衣「うん?」
京子「二日間付き合うことになるのが決まったのってさ、何時くらいだったっけ?」
結衣「放課後だったから、午後の五時くらいだったかな」
京子「そっか」
結衣「うん」
京子「明日の放課後にはもうおしまいかー」
結衣「ここまで結構あっという間だったな」
京子「結衣はどうだった?」
結衣「何が?」
京子「なんちゃって恋人ごっこ」
京子「そりゃ私は今日一日楽しくて楽しくて仕方なかったけどさ」
京子「結衣はどうだったのかなーって……」チラッ
結衣「……」
結衣「うん?」
京子「二日間付き合うことになるのが決まったのってさ、何時くらいだったっけ?」
結衣「放課後だったから、午後の五時くらいだったかな」
京子「そっか」
結衣「うん」
京子「明日の放課後にはもうおしまいかー」
結衣「ここまで結構あっという間だったな」
京子「結衣はどうだった?」
結衣「何が?」
京子「なんちゃって恋人ごっこ」
京子「そりゃ私は今日一日楽しくて楽しくて仕方なかったけどさ」
京子「結衣はどうだったのかなーって……」チラッ
結衣「……」
結衣「私も、楽しかったよ。すごく」
京子「ほんと……?」
結衣「うん、ほんと」
結衣「そりゃ最初は恥ずかしかったしさ」
結衣「何でこんな目に、とも思ったけど」
結衣「これ以上仲良くなりようがないと思ってた京子と、さらに近づけた気がして」
結衣「楽しかったし、ちょっぴりドキドキしたよ」
京子「そっか……へへ……」ニヤニヤ
結衣「おい……ニヤニヤするなよ……」
京子「だって、ドキドキするってさぁ……」ニヤニヤ
結衣「……い、いやちょっと大げさに言っただけだから」
京子「ふーん?」ニヤニヤ
京子「ほんと……?」
結衣「うん、ほんと」
結衣「そりゃ最初は恥ずかしかったしさ」
結衣「何でこんな目に、とも思ったけど」
結衣「これ以上仲良くなりようがないと思ってた京子と、さらに近づけた気がして」
結衣「楽しかったし、ちょっぴりドキドキしたよ」
京子「そっか……へへ……」ニヤニヤ
結衣「おい……ニヤニヤするなよ……」
京子「だって、ドキドキするってさぁ……」ニヤニヤ
結衣「……い、いやちょっと大げさに言っただけだから」
京子「ふーん?」ニヤニヤ
京子「ねえ結衣」
結衣「ん?」
京子「ちょっとこっち向いて」
結衣「もう何だよ……」クルッ
チュッ
結衣「!?」
結衣(お、おでこに……)
京子「へへ……昨日はしてもらったからお返し!」
京子「じゃ、おやすみ!」ガバッ
結衣「お、おやすみ……」
結衣「ん?」
京子「ちょっとこっち向いて」
結衣「もう何だよ……」クルッ
チュッ
結衣「!?」
結衣(お、おでこに……)
京子「へへ……昨日はしてもらったからお返し!」
京子「じゃ、おやすみ!」ガバッ
結衣「お、おやすみ……」
……
………
…………
京子「zzz」スピー
結衣「また寝れない……」ドキドキ
………
…………
京子「zzz」スピー
結衣「また寝れない……」ドキドキ
京子「そのチョコレートよこせぇ……ぐへへ……」
京子「はっ!」
京子「な、なんだ、夢か……」
京子「ん、もう朝かー」
京子「あれ、結衣がまだ寝てる……」
京子「……あれ、なんかすごくデジャブなんだけど」
京子「い、いま何時!?」
京子「oh……」
京子「はっ!」
京子「な、なんだ、夢か……」
京子「ん、もう朝かー」
京子「あれ、結衣がまだ寝てる……」
京子「……あれ、なんかすごくデジャブなんだけど」
京子「い、いま何時!?」
京子「oh……」
京子「また寝坊なんて、何やってるんだよ結衣ぃ!」
結衣「し、しかたないだろ。お前のせいでよく寝れなかったんだよ!」
京子「えっ、私のせい?」
結衣「あっ……な、なんでもない!」
結衣「とにかく急ごう。今日は走ればギリギリ間に合う」
京子「えー今日も走るの?」
結衣「ほら、手握ってやるから」ギュッ
京子「あっ……へへ……」ギュッ
結衣「し、しかたないだろ。お前のせいでよく寝れなかったんだよ!」
京子「えっ、私のせい?」
結衣「あっ……な、なんでもない!」
結衣「とにかく急ごう。今日は走ればギリギリ間に合う」
京子「えー今日も走るの?」
結衣「ほら、手握ってやるから」ギュッ
京子「あっ……へへ……」ギュッ
教室前
結衣「な、なんとか間に合った」ゼェゼェ
京子「うう……走りすぎて気持ち悪い……」
結衣「ほら、支えてやるから」
ガラッ
女子A「お、二人ともおはよう」
女子B「今日は間に合ったのかーつまんないの」
女子C「でも朝から肩を抱き合って登校とはお熱いねぇ」
京子「へへ、結衣から『支えてやろう』って言いだしたんだぜー!」
結衣「おいこら京子!」
女子A「うひょひょー!」
結衣「な、なんとか間に合った」ゼェゼェ
京子「うう……走りすぎて気持ち悪い……」
結衣「ほら、支えてやるから」
ガラッ
女子A「お、二人ともおはよう」
女子B「今日は間に合ったのかーつまんないの」
女子C「でも朝から肩を抱き合って登校とはお熱いねぇ」
京子「へへ、結衣から『支えてやろう』って言いだしたんだぜー!」
結衣「おいこら京子!」
女子A「うひょひょー!」
ガラッ
先生「みなのしゅう、おはよう!」
クラス「おはようございます」
先生「今日は皆ちゃんと居るかー? 歳納、船見ちゃんときてるかー?」
結衣「はい」
京子「来てますよん!」
先生「そうか。今日遅刻してたときのイジリネタを色々用意してたんだが……まあいい」
先生「じゃあ授業始めるぞー」
京子「先生すみません!」
先生「んーどうした歳納」
京子「教科書忘れたので結衣に見せて貰っても良いですか?」
結衣「!」
先生「なに、忘れたのか。ならいいが、あまりイチャつくなよ」
京子「はーい」
先生「みなのしゅう、おはよう!」
クラス「おはようございます」
先生「今日は皆ちゃんと居るかー? 歳納、船見ちゃんときてるかー?」
結衣「はい」
京子「来てますよん!」
先生「そうか。今日遅刻してたときのイジリネタを色々用意してたんだが……まあいい」
先生「じゃあ授業始めるぞー」
京子「先生すみません!」
先生「んーどうした歳納」
京子「教科書忘れたので結衣に見せて貰っても良いですか?」
結衣「!」
先生「なに、忘れたのか。ならいいが、あまりイチャつくなよ」
京子「はーい」
京子「てことで机ひっつけるよー」ガチャ
結衣「それは良いけど……お前教科書忘れてないだろ?」
京子「な、なんのことかな」
結衣「お前いつも机のなかに全部置いてるじゃん」
京子「あちゃーバレたか」
結衣「バレバレだよ……」
京子「まあでも良いじゃん。見せてよ」
結衣「何でだよ、自分の見ろよ」
京子「だからさー」
ピトッ
結衣「ちょっ……」
京子「カップルで居られるのも、もう少しの間なんだしさ……どうせならなるべく近くに居たいじゃん?」
結衣「……」カァァァ
結衣「それは良いけど……お前教科書忘れてないだろ?」
京子「な、なんのことかな」
結衣「お前いつも机のなかに全部置いてるじゃん」
京子「あちゃーバレたか」
結衣「バレバレだよ……」
京子「まあでも良いじゃん。見せてよ」
結衣「何でだよ、自分の見ろよ」
京子「だからさー」
ピトッ
結衣「ちょっ……」
京子「カップルで居られるのも、もう少しの間なんだしさ……どうせならなるべく近くに居たいじゃん?」
結衣「……」カァァァ
結衣「わ、わかった。見せてやるけど、先生に怒られるようなことはするなよ」
京子「了解了解」
京子「へへっ……」ピトッ
結衣「……」カァァ
……
………
…………
京子「zzz」スピー
結衣「で、寝てるし」ボソッ
先生「」ピキッ
京子「了解了解」
京子「へへっ……」ピトッ
結衣「……」カァァ
……
………
…………
京子「zzz」スピー
結衣「で、寝てるし」ボソッ
先生「」ピキッ
先生「歳納ォ! 教科書見せて貰ってもいいとは言ったが、授業中寝ても良いとは言っとらんぞぉ!」
京子「zzz」スピー
先生「船見ィ! その幸せそうに寝てる嫁を叩き起こせ!」
結衣「い、いや嫁じゃないんで!」カァァ
女子A「ヒューヒュ!」
結衣「や、やめてくれよ、もう……」カァァ
先生「いいから起こせ!」
結衣「京子、起きろ京子」ユサユサ
京子「……ん、どしたの結衣……」
結衣「先生が怒ってるんだって」
先生「歳納、次寝てたら教科書で叩き起こすからなー!」
京子「あっ……先生ちゃん、そんな怒ってたら皺ふえるぞー」
先生「じゃかましいわ!」
京子「zzz」スピー
先生「船見ィ! その幸せそうに寝てる嫁を叩き起こせ!」
結衣「い、いや嫁じゃないんで!」カァァ
女子A「ヒューヒュ!」
結衣「や、やめてくれよ、もう……」カァァ
先生「いいから起こせ!」
結衣「京子、起きろ京子」ユサユサ
京子「……ん、どしたの結衣……」
結衣「先生が怒ってるんだって」
先生「歳納、次寝てたら教科書で叩き起こすからなー!」
京子「あっ……先生ちゃん、そんな怒ってたら皺ふえるぞー」
先生「じゃかましいわ!」
京子「zzz」スピー
結衣「で、また寝てるし」ボソッ
結衣(先生が気づくまえに起こした方が良いな)
結衣「京子、京子」ユサユサ
京子「ん、へへ、プリンくれ~」
結衣(駄目だ、起きる気配がない)
結衣(にしても、ずいぶん幸せそうな顔で寝てるな……)
結衣(無理に起こすのは可哀そうか……)
結衣(……あれ、なんかこっちも眠くなってきた)
結衣(昨日、おとといとあまり寝てないから……)
結衣(これは……駄目かも……)
結衣「で、また寝てるし」ボソッ
結衣(先生が気づくまえに起こした方が良いな)
結衣「京子、京子」ユサユサ
京子「ん、へへ、プリンくれ~」
結衣(駄目だ、起きる気配がない)
結衣(にしても、ずいぶん幸せそうな顔で寝てるな……)
結衣(無理に起こすのは可哀そうか……)
結衣(……あれ、なんかこっちも眠くなってきた)
結衣(昨日、おとといとあまり寝てないから……)
結衣(これは……駄目かも……)
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