元スレほむら「そして夜が明ける」
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1 :
-ワルプルギスの夜戦後…
まどか「ほむらちゃん、過去に戻れるんだよね?こんな終わり方にならないように、歴史を変えられるって、言ってたよね」
ほむら「うん…」
まどか「キュゥべえに騙される前のバカな私を、助けてあげてくれないかな?」
ほむら「約束するわ。絶対にあなたを救ってみせる。何度繰り返すことになっても、必ずあなたを守ってみせる!」
まどか「よかった…」
………………………………
………………
………
…
2 = 1 :
ほむら(嫌な…夢ばかりは繰り返してみるものね)
ほむら(……寝ましょう。また、明日はワルプルギスの夜が来るのだから…)
ほむら(ようやく、全員で生存してワルプルギスの夜にたどり着いたこの時間軸…)
ほむら(まどかも契約していない……私にとって最高のチャンス)
ほむら(だから、ここで決めなければならない…)
ほむら(今度こそ、まどかを救う…!!!!)
ほむら(眠りなさい……私。)
ほむら(泣くのも…もう、やめないと……ね)
ほむら(訳もなく泣くのを…やめないと…)
ほむら(……ワルプルギスの夜が…怖い)
3 :
豚骨
4 = 1 :
ほむら(この時間軸でもまどかはまどかだった)
ほむら(まどかに会うたびに…ワルプルギスの夜から逃げてしまいたくなる)
ほむら(まどかは優しいから…こんな私に何度でも優しい笑顔を見せてくれる…)
ほむら(まどか…あなたがまだ生きている……それが嬉しい)
ほむら(だからこそ……この時間軸を失うことが怖い)
ほむら(まぶしすぎる光にできた影が…今は…怖い)
ほむら(…まどか、あなたは今何をしているの?)
ほむら(あなたも起きているのかしら…それとも……)
ほむら(……会いたい。ワルプルギスの夜を倒して……また、まどかと会いたい)
ほむら(話したいこと…いっぱいあるんだよ、まどか。)
ほむら(私…あなたがいたから……がんばれたんだよ…)
ほむら(まどかに……あいたい)
5 :
気持ち悪い文章ですね
6 = 1 :
杏子「……ほむら、起きているのか?」
ほむら「………なに?早く寝た方がいいわよ」
杏子「……泣いていたくせに。」
ほむら「…………泣いてないわ」グイグイ
杏子「隠すつもりがあるならもう少しまともにやれよ…どうした?怖くなったのか?」
ほむら「怖くなど…ないわ。もう、私はワルプルギスの夜を何度も体験しているもの」
ほむら「それに……失敗すれば、また、時を遡ればいいもの…」
杏子「はいはい…私らを踏み台にしか考えてないヤツが、夜中に一人で泣くわけないっての」
ほむら「………否定は……しないわ」
杏子「でも、話す気は無い…と。ま、勝手にしな。明日を乗り越えないことには私の言っていることは何一つ意味が無い」
ほむら「気にしないで、杏子。ただ、時計の音が気になっただけだから」
7 = 1 :
杏子「…時計の音?だから、嘘をつくならもう少し考えて話せよ」
ほむら「あら…あなた、鋭いようで鈍いのね。半分は本気で言っているのよ?」
杏子「もったいぶってさぁ……」
ほむら「……私の魔法は、時間停止と時間遡航。何度も何度も明日、ワルプルギスの夜に負けて時間を巻き戻してきた」
ほむら「いつの時からか……私は今、どの時間軸を生きているのか分からなくなって」
ほむら「どうしてここにいるのか、どこに向かって生きているのか」
ほむら「そして、いつもワルプルギスの夜に負けて時間を巻き戻した」
ほむら「だから…何週目からか、ワルプルギスの夜の前夜に時計の音が気になるようになった」
ほむら「カチッカチッカチッ…って音が、私の手元の砂時計の砂が落ちる音と重なって」
ほむら「私を過去へと追いやろうとあざ笑っている……おまえにはまどかを救えないって」
ほむら「嫌にもなるわよ……耳をふさいでも聞こえてくるのだから」
杏子「……ほむら」
8 = 1 :
ほむら「この頃のループはもう毎回だわ。夜明け前になると私を焦らせようと時計はカチッカチッカチッと私を追い立てる」
ほむら「いい加減嫌になって、一晩中起きていたこともあるけど、それでもダメ。やっぱり時計の音が気になる。」
ほむら「そうして、自分の手元の砂時計を見ると、もうほとんど時間が残っていないんだって分かるの。また、この時間軸を捨てなければならないのかなって」
杏子「……………」
ほむら「でも…私は戦うことをやめてしまったら、絶望してしまうから。何度やっても勝てないとしても……戦うしかないの」
杏子「……ほむらさぁ」
ほむら「別に慰めならいらないわ。私は私の願いのために生きているの。」
杏子「…私は、魔法少女の力なんて、自分のためにあると思ってる。」
杏子「自分のためだけに生きてれば、何もかも自分のせいだ、誰を恨むこともない…まあ、なんつーか…そう思った方がラクだしな。」
ほむら「…ええ、そうね。」
杏子「だから、誰も呪う必要も無いし、自分自身のやろうとしていることに…」
9 :
ほむ
10 = 1 :
ほむら「後悔なんてあるわけがない」
杏子「な……」
ほむら「……あなたにこうやって励まされるのも二回目よ。」
杏子「…はぁ、おまえがここにいるつーことは、その時間軸では勝てなかったんだな?」
ほむら「……ええ。おそらく、貴女にとってもっとも悲惨な死に方をした時間軸だったと思うけど…聞きたい?」
杏子「趣味が悪いっての……やめておくよ」
ほむら「そう……」
杏子「そんな泣きそうな顔しているヤツから、自分の死に様を聞くような趣味はないね」
ほむら「……泣くつもりなんて無いわ」
杏子「…はいはい」
杏子(…もう泣いてる……なんて言わない方がいいか)
11 :
ほう
12 = 1 :
杏子「……どうすんだ?このまま夜明けまで起きてるのか?」
ほむら「あなたは寝ればいいわ……私は、この時計の音に脅かされているわ」
杏子「はぁ……無理をするな……ぬわっ」
さやか「杏子!また、転校生に絡んで泣かしているの!?明日にはワルプルギスの夜が来るのだから、早く寝なさいよ!」
杏子「ッ痛ってぇなぁ!ほむらに別に絡んではいねぇよ!」
ほむら「……泣いてなんて、ない」
さやか「何言っているのよ、転校生。それだけ泣きはらした顔で、泣いてないって言うのはいくら何でも無理だよ」
ほむら「…………泣いてなんか、ない!」
さやか「…?もう、ほら、ちょっとこっち来なさい!!」
ほむら「ちょ…ちょっと…やめ…なさい!」
さやか「ほら、電気をつけるよ?」
ほむら「あ……」
13 = 1 :
ほむら(……ひどい顔。なんでこんなに泣きはらしているのだろ)
さやか「転校生?表情暗いし、泣きはらしているし…本当どうしたのよ?本当に杏子に意地悪されたの?」
杏子「っな…だから、私じゃねえ!」
ほむら「美樹さやか…ほんと、貴女って愚かね」
さやか「何をぉ……?」
ほむら「自分のことは鈍感なくせに、人の心にはズカズカと上がり込んできて」
ほむら「それでいて、人の気持ちばかり気にしているから、強引に振り回してもくれない…」
ほむら「いっそ、放っておくか、振り回すかしてくれた方がよほど面倒でなくていいわ」
さやか「転校生…?」
ほむら「いつの時間軸だって、貴女と上手くいく方が珍しかったわ…」
ほむら「…それだけに、今回の時間軸、貴女が生きているのが不思議だわ」
さやか「……ずいぶんな言われようね」
14 :
このほむほむコミュ障じゃないだと!
15 = 1 :
ほむら「…美樹さやか、まどかと一緒に逃げるのであれば今のうちよ」
ほむら「新米なうえにセンスのない貴女が一人いようがいまいが戦局に変化はないわ」
ほむら「……だから、貴女がここで引き返したって誰もせめないわ。だから…」
さやか「…転校生?それ以上言ったら怒るよ?」
ほむら「…わかって」
さやか「わからないね。アンタの今の気持ちなんてきょうび分かりたくないね!」
ほむら「どうして、いつもいつも貴女は私の言葉を聞こうとしないの?」
ほむら「…あなただって私は救いたい……失いたくないのに」
ほむら「どうして…」
さやか「…過去の私がどんなことをしてきたかは分からないけど、今のこの私は私以外の何物でも無い。」
さやか「勝手に、私を決めつけて、勝手に何もかも諦めないでよ……」
ほむら「でも…!!」
さやか「ほむら!いい?アンタがまどかを救いたいように、私だってまどかを助けたいの」
さやか「私の祈り……ほむらにだって邪魔させないよ?」
16 = 1 :
さやか「魔法少女の力は自分のために使うんでしょ?そうでしょ?杏子!?」
杏子「…んあ、そうだな」
さやか「私は私のために、まどかを助けたいの。だから、この力は私のために使うの。」
さやか「ほむらだって、自分のために自分勝手にまどかを助けようとして、自分勝手に傷ついてきたのでしょ?」
ほむら「…………」
さやか「だから、私のすることを止めるなんて言わないでね。……私が救いたいのは、ほむら、アンタもだよ」
ほむら「……ホント、あなたは愚かだわ」
さやか「ハハハ…才色兼備のほむらには、頭の良さはかなわないしね。でも、ほむらがいろいろ考えていることはわかってるつもり」
ほむら「だったら……!」
さやか「でも、頭悪いから、これって決めたらやらないと後悔しちゃうんだ」
さやか「……だから、ほむら。これ以上…言わせないで」
さやか「本当は怖いよ?今からでも……足が震える……。」
さやか「恭介は仁美にとられちゃったし、一生懸命戦っても誰も褒めてくれはしないんだって分かってるよ」
17 = 11 :
これが覚悟を決めたブルーなのか……
18 = 1 :
さやか「でも、もういいんだ。私は私のために精一杯頑張るんだって決めたんだ」
さやか「……そう思わせてくれたのは、ほむら。アンタだよ」
ほむら「………勝手にしなさい。足を引っ張っても助けられないわよ」
さやか「へへ……夜のお泊まりはダメだね。妙なテンションになって、妙なこと口走っちゃう」
杏子「ま、普段、まともに表情のないほむらが弱気になっているところをみたら、意地悪の一つでもしたくなるよね」
ほむら「…だから、泣いてなんていないわ」
さやか「まーた、そうやって強がる。ほむら?私の大きなお胸を貸してやるから、思いっきり泣いてもいいんだぞ?ほれほれ」
ほむら「……ムッ」ムギュウウウウウウウ
さやか「イダダダダッダッダッダ…おっぱいを思い切りつねる…イダダダダ…ごめ、ごめん、ほむら」
杏子「はははは、さやか、間抜けな顔してんぞ!?いいぞ、ほむら、もっとやってやれ」
ほむら「ホント…あなたって空気読めないわね」ギリリリリリリリリ
19 = 1 :
マミ「もぉ……こんな夜中に何を騒いでいるのよ…」
ほむら「…巴マミ。起こしてしまったなら申し訳ないわ」ギリリリリリリリリリ
さやか「ちょ…ほむら、痛いって、離して離して!!」
マミ「何してるよ…暁美さん。いくら、自分にないからと言って嫉妬してもダメよ?」
ほむら「……そういう訳ではないのだけれど。それより…明日はワルプルギスの夜が来るわ。眠れるのであれば寝た方がいいわ。」ギリリリリリ
さやか「ほーむーら!!話すなら、離してよぉ…いてっててえ」
マミ「……そういうあなたたちもそろいもそろって、何しているのよ?」
ほむら「…ちょっとね。お節介な奴らに捕まっていただけよ」ギリリリリリ
杏子「……それって私も入るのか?」
ほむら「もちろん。私は寝なさいと言ったはずよ?」ギリリリリリリリリリ
さやか「……痛い……だけど、感じちゃう!!」
ほむら「…………」ギリリリリリリリリ!!!!!
さやか「ああああ!!!ほみゅら!たんまたんま!!!死んじゃう!!!!」
マミ「………何してるんだか」
20 = 1 :
さやか「はぁ…はぁ……グスン…お嫁に行けない……絶対手跡残ってる……」
ほむら「………巴マミ。貴女までお節介焼くつもりなの?」
マミ「そうねぇ……」ピトッ
ほむら「……何?人の顔に急に手を当てて」
マミ「暁美さん、せっかくの美人の顔が涙の跡で台無しよ?涙くらいは拭きなさい?」クイッ
ほむら「……どうして、こうも私の周りにはお節介焼きしかいないのかしら?」
マミ「ふふ…こういうときは『巴先輩…ありがとうございます』と言えばかわいらしいのに」
ほむら「丁重にお断りするわ。ループを繰り返すうちに私の方が精神年齢は上がってしまっているもの。今更…ね」
マミ「あら?でも、体自体はループを繰り返しても同じままなんでしょ?」
ほむら「………あなたも、絞られたいのかしら?」
マミ「それは怖いわね……でも、そんな頼りない涙顔見せられたら、かわいがってあげるしかないじゃない?あなたも?」
杏子「へ?私?」
マミ「私も!……まあ、確かにお節介焼きになったわね、私も」クスクス
ほむら「…何がおかしいの?」
21 = 1 :
マミ「だってねぇ……」チラッ
杏子「ま…そうだな」チラッ
さやか「ふふふ……その通りだね!」ドヤァ
杏子「…………」
さやか「……………」
杏子「分かってないだろ?」
さやか「…はい」
マミ「クスクス…もう。美樹さんったら」
ほむら「……?」
マミ「暁美さんが分からないと言うのも面白いわね。いつもしたり顔だから」
マミ「いい、暁美さん?確かに私たちはお節介になったと思うけれども」
マミ「私たち以上にお人好しでお世話焼きがいるじゃない?」
ほむら「………まあ、まどかはいい子だもの」
マミ「クスクス……違う違う」
22 = 1 :
ほむら「え…?」
マミ「本当…自分のことになると鈍感ね。」
マミ「自分のことを棚上げにして、周りのことばっかり考えて」
マミ「それでいて、自分の気持ちを伝えるのが下手なお節介さん…」
マミ「それは貴女よ、暁美さん」
ほむら「…冗談なら、笑わないわ」
マミ「あら?冗談でこんな恥ずかしいこと言えないわよ」
ほむら「起きている時間が悪いだけよ。目覚めてしまえば忘れてしまうわ。思い出として、貴女の数ある黒歴史の一つにすればいいわ」
マミ「ちょ…人をなんだと思っているのよ?」
ほむら「…言って欲しい?」
マミ「やめとくわ……」
ほむら「そう…私としても、必殺技を叫ぶような痛いことは気にしないくせに、精神的には打たれ弱い先輩だなんて、貴女のこと言いたくないから、助かるわ」
あんさや「ぶっ……」
マミ「ほとんど言ってるじゃない!!!!」
23 = 1 :
マミ「……でも、貴女が頑張ったから、こうやって、今、みんなそろっていられるのよ?」
ほむら「…まだよ、ワルプルギスの夜が倒せなければ、この時間軸も私にとっては意味は無い…それに、あなたたちも無事に生き残れるなんて思わないで」
ほむら「……何度も、何度もあなたたちが犬死にするところ見てきたから」
杏子「犬死にねぇ……」
さやか「ずいぶんな言われ方だな、私たち」
ほむら「大丈夫、美樹さやか。貴女はワルプルギスの夜とは一度も戦ったことないから。いつも、先に魔女化してしまうから、犬死により質が悪いわ」
さやか「うん、聞きたくなかったかな。うん」
マミ「…だからこそ、五人で戦うのは今回が初めてなんでしょ?」
さやか「ああ、マミさん。「だからこそ」なんて言われると地味に傷つきます…」
ほむら「ええ…でも、まあ……戦力としては当てにはしてないわ…、それでも…生きていてくれれば……嬉しいから」
さやか「……馬鹿にされているのか?求められているのか…?」
杏子「はいはい…いい子だからさやかはこっちきてな。話の腰が折れる」
24 = 1 :
マミ「最大戦力がそろった以上は、ここでそろそろ決着をつけないとね…」
ほむら「ええ…そう、カンタンには行かないとは思うけど…。私としてもここで決着をつけたい。」
ほむら「私が時間遡航を繰り返せば繰り返すだけ、まどかの因果が増え」
ほむら「それに比例してワルプルギスの夜が強くなってしまう」
ほむら「最大戦力のそろったこの機会を逃してしまうと……次に戦力がそろっても本当にワルプルギスの夜を倒せるか怪しくなるわ……」
マミ「なら、しっかりと明日は戦わないとね。」
ほむら「…そう、甘い相手ではないわ。差し違える覚悟を持っていて欲しい」
マミ「…ええ。命がけなのは魔法少女である以上いつもと何も変わらないわ」
マミ「でも、それだけ巨大な魔女…倒せたら、私たちの名前、伝説に残っちゃうかもしれないわね。教科書とか辞書とかに名前が載ったりしてね」
ほむら「……それは縁起が悪い気がするからオススメはしないわ」
マミ「あら?そう?」
25 :
ほむっ
26 = 1 :
マミ「さあさあ…そろそろいい加減寝ましょう?明日寝坊してワルプルギスの夜がいってしまった後だったとかシャレにならないわよ」
ほむら「……そうね」
さやか「ええええ!せっかく盛り上がってきたのに、もうおしまいですか?」
マミ「美樹さん。修学旅行じゃないんだから…!」
さやか「……でも、ほむら。一人で泣いていたんでしょ?」
ほむら「……だから、泣いてなんて……ない」
杏子「ま……最後の夜くらい、顔つきあわせていてもいいじゃねえの?」
マミ「あらあら…佐倉さんまで妙なこと言い出したわね……うーん」
ほむら「…馬鹿なこと言ってないで寝ましょう」
杏子「……眠られないんだろ?ほむら。」
ほむら「…………大丈夫よ。」
杏子「ずっと、まどか、まどかとうなされていたくせに何をいってんだ?」
ほむら「ちょっと、杏子!?」
さやか「ははーん……今日は、まどかは家に帰しちゃったからねぇ…」
さやか「そら、まどか命の転校生は人肌寂しくなっちゃいますねえ?」
27 = 1 :
ほむら「………うるさいわよ、美樹さやか」
さやか「まあまあ…素直になりなよ?まどかに会いたいんでしょ?」
ほむら「………………」
さやか「……なんで、私がほむらのところに夜中に顔出したかわかる?」
ほむら「…え?」
さやか「実はね、まどかからメールが入って『ほむらちゃんが泣いている気がする』って」
さやか「だから『ほむらちゃんが泣いていたら連絡して欲しい』って伝言預かっていたんだ」
ほむら「さやか!!なんで、そんな大切なことを黙っていたのよ!?」
さやか「くくくく……「泣いてないわ!」っていっていたのはどこの誰よ?」
ほむら「……………」
さやか「ははははははは!!」
ほむら「……………」ガチャ
さやか「ちょっ、ほむら!重火器はやめて!さすがに魔法使っても痛いから!ね?ね??」
28 = 1 :
マミ「……暁美さん。鹿目さんのところに行ってあげれば?」
ほむら「…どうして?契約をしないで済む可能性がある以上、私たち魔法少女はまどかの近くに行かない方がいいわ」
マミ「本当にそれでいいの?」
ほむら「私は…まどかさえ、幸せであればそれでいいから…」
さやか「……それは、違うと思うな」
ほむら「……まだ、冗談言うつもり?」
さやか「……まどかって、人の気持ちには敏感でしょ?だから、ほむらの気持ちを汲んで、自分がどんなに思っていても距離を置くと思うんだ」
さやか「でも……今日は違った。ほむらのことを心配して、ほむらと会いたい気持ちを選んだんだよ?」
さやか「自分の気持ちを上手く言えないまどかが…一歩自分から歩み寄ったんだよ?」
さやか「……ほむらのために。そのアンタがまどかを…受け止めてあげないでどうするの?」
ほむら「……でも、私は……まどかと違うから…」
杏子「違う時間軸を生きてきたからってか?それとも、もうまどかまで諦めちまってるのか?」
ほむら「………まどかさえ、幸せなら」
杏子「ああ!もう、めんどくせぇな!」
29 = 1 :
さやか「まどかは、ほむらがいなければ幸せになれないんだよ」
杏子「でも、ほむらの気持ちを痛いほど分かっているから、最悪の結果だって受け入れようと覚悟決めてるんだ」
マミ「……だから、最後の夜くらい、二人の気持ち確認してもいいじゃないの?」
ほむら「…………………り……だよ」
さやか「……?」
ほむら「……本当の、気持ちを伝えるなんて無理だよ!!!」
ほむら「まどかが私のことを思ってくれている?ええ、分かるわよ!そんなことあなたたちに言われなくたって、ずっとまどかを見てきた私には分かるわよ!!」
ほむら「でも、私の願いは『まどかを救うこと』なの!だから、まどかが魔法少女になることなく、そしてワルプルギスの夜を乗り越えない限り……」
ほむら「どんなにこの時間軸が居心地良くたって」
ほむら「まどかやあなたちと仲良くなれたって」
ほむら「私は捨て石にして時間を巻き戻さなければならないの!?」
ほむら「なんで、あなたたちを捨て石にしようとする私が、本当の気持ちなんて伝えることできるの?」
ほむら「ほんと、あなたたちうるさいわ!!!一人でいるときの時計の音よりもよっぽど耳障りよ!!!」
30 = 11 :
涙がティロティロしてきた
31 = 25 :
ばいさるはもうないらしいよ
気にせずいこう
32 = 11 :
まじかよ
33 = 1 :
ほむら「夜中に何度目が覚めたことか…そのたびに私は鏡を見るの」
ほむら「本当の気持ちを伝えたくて…伝えられなくて……」
ほむら「鏡の中の私の顔はいつだってひどい涙顔だった。こんな頼りない私が一人で生きていけるなんて思えなかった」
ほむら「でも、歩みを止めたら…まどかとの約束を守れなくなるから……絶望してしまうから……」
ほむら「……だから、ここまで一人で頑張ってきたんだよ?」
ほむら「マミ……私の初めての師匠……それなのにいつだって頼りなく死んじゃった……どれだけ悲しかったか……」
ほむら「さやか…あなたはいつだって私とぶつかって…でも、魔女になるたびにいつも私を後悔させて……貴女だって大切な友達だったのよ?」
ほむら「杏子……貴女はいつだって優しくて強かった…私のことをいつの時間軸でも受け入れてくれた…それだけに貴女がいなくなるのは寂しかった…」
ほむら「みんな、みんな、大好きなの!!でも、気持ちが大きくなればなるほど、失敗したときに絶望感が大きくなって、それでも立ち止まれないからひたすら繰り返し……」
ほむら「もう…とっくに私は迷子になっていたの。でも、それでもみんなを諦めたくなくて……まどかを諦めたくなくて……やっといま、ここに、たどり着いたの……」
34 = 1 :
ほむら「はあ……はあ………もう……疲れたわ…」
マミ「……暁美さん」
ほむら「…なによ!?」
マミ「……………よく、言えました」ナデナデ
ほむら「な!?」
マミ「こういうときは、おとなしく甘えておくものよ?せっかく心強い先輩がいるんだから」
マミ「……でもね、暁美さん。貴女が今言った言葉を伝えるべきは、私たちじゃないわ」
マミ「確かに、暁美さんの愛の告白、嬉しかったけどね」
ほむら「…………」
マミ「でも、一番伝えなければいけないのは……」
杏子「ほむら、分かっているんだろ?」
さやか「……ほら、まどかからのメールだよ」
ほむら「……………」ピッ
まどか(ほむらちゃんが連絡してくれること、一晩中待ってる)
ほむら「………まどかッ」カチッ
35 = 1 :
マミ「…………行ったわね」
さやか「そうですね……はは、時間停止まで使って行きたかったなら、最初から素直になればいいのに」
杏子「ま……話によれば、あいつはあいつでかなり無理しているみたいだからな。」
さやか「……なんだか、ほむらの話を聞いたら、明日絶対勝ちたくなっちゃいました」
マミ「そうねぇ……命を賭ける覚悟はできていたんだけどなぁ…なんだかみんなといるのが惜しくて、絶対生き延びたいと思うわね…」
杏子「なあに…なるようにしかならないさ。自分のために、自分の力を精一杯使えばいいのさ」
さやか「…へへ、なんだか。やっぱり死ぬのって怖いことなんだな」
マミ「じゃあ…みんなで逃げる?それはそれできっと楽しい余生くらいなら送れるわよ?」
さやか「冗談……中学生のうちから余生なんて考えたくないですしね」
マミ「じゃあ……明日は頑張りましょ…。」
まみさやあん「夜を…乗り越えるために」
36 = 11 :
うむ
37 = 1 :
-まどかの家
コツコツ…コツコツ……
まどか「………なんだろ?」
ほむら「…開けて、まどか」
まどか「!!!!ほむらちゃん!!今、開けるね!」
ほむら「…ありがとう。夜中にごめんなさい……お邪魔するわね…」
まどか「……………」
ほむら「…お邪魔だったかしら?」
まどか「ううん……さやかちゃんから聞いたんでしょ?」
ほむら「……ええ」
まどか「…もしかして、私の心配したとおりだった?」
ほむら「…私は泣いたりはしないわ。ただ…時計の音が気になって眠れなかっただけよ」
まどか「そ……そう、ごめん。なんだか心配し過ぎちゃったかな?」
まどか「明日…大変だろうに…わざわざ夜に来てもらちゃって…」
まどか「はは……ごめんね。ほむらちゃん」
38 = 9 :
さるさんないのか
それでも落ちられると困る
39 = 1 :
ほむら「まどか………」ギュ
まどか「えっ?……えっ!?……えええ!?」
ほむら「……ううん、何でもいいの。しばらく、こうさせて。」
ほむら「…ありがとう。まどか…貴女の気持ちが嬉しかった」
ほむら「…でも、すぐに貴女のところへこれなかった私を許して…」
まどか「……そんな、許して、だなんて…」
ほむら「なら…しばらく、こうさせて……気持ちの穴を埋めたいの…」
まどか「……うん、いいよ。私も…ほむらちゃんの気持ちを分けて欲しいな」ギュ
ほむら「私ね、絶対、まどかを守るから。ずっとずっと守れなかった約束を今度こそ守るから」
まどか「うん…うん……」
ほむら「今度こそ…みんなそろってワルプルギスの夜を越えようね…だから……まどかも私たちを信じて待っていて…」
まどか「うん……」
ほむら「ごめんね……もっと早く、あなたに気持ちを伝えれば良かったのに…」ギュ
40 = 1 :
まどか「大丈夫だよ…ほむらちゃん……ほむらちゃんの気持ちは、痛いほど伝わってくる」ギュ
まどか「ねえ、ほむらちゃん。……明日が終わったら、遊びに行こうよ」パッ
ほむら「…遊びにいく?」
まどか「うん!さやかちゃんたちも誘って、みんなで!」
まどか「いままでいっぱいつらいことがあって、我慢することも多かったから。その分みんなで思いっきり遊ぶの」
ほむら「……そうね、楽しそうだわ」
まどか「もちろん、ほむらちゃんが主役だからね……私たちがすっごく仲良くなれたのは…ほむらちゃんの今までのがんばりがあったからなんだから」
ほむら「…………」
まどか「みんなで遊びに行ったら、きっと楽しいと思うな。…ちょっとワガママ言って泊まりがけで行こ?そうしたら、ずっと一晩中おしゃべりできて…」
ほむら「楽しそうね……ゆっくり話すことすら、私にはできなかったから…」
まどか「ほむらちゃんとずっとお話ししたいな……今までほむらちゃんが見てきた私のことを話して欲しいな…」
ほむら「ええ……そうね。約束するわ……貴女は私の最高の友達であることをちゃんと教えてあげる」
42 = 1 :
まどか「ねえ…ほむらちゃん。本当に私、ほむらちゃんの最高の友達なのかな?」
ほむら「……もちろんよ」
まどか「ほむらちゃんのお願いは、私を『守る』ことなんだよね?」
ほむら「…ええ、あなたに守られるばかりの私ではなくて貴女を守れる私になりたいって願ったわ」
まどか「ねえ…今の私は、ほむらちゃんに守られる資格あるのかな?」
まどか「正直ね、魔法少女だとかワルプルギスの夜とか……とっても怖くて…怖すぎてどうしたらいいのかわからないの」
ほむら「それが普通よ……だから、契約なんて考えたらだめよ」
まどか「怖すぎて……私、今のパパやママのいて、ほむらちゃんやさやかちゃんがいる…そんな普通の生活が幸せなのに…」
まどか「そんな当たり前の幸せが、今にも逃げていきそうなことが…とても怖い…」
ほむら「大丈夫よ……あなたは私が守るから」
まどか「ほむらちゃんがそう言ってくれること……私は知ってる。それなのに…それなのに、こんな弱音を言っちゃう弱い子なんだ…私。」
まどか「そんな私は……ほむらちゃんの命を賭けてまで守られる資格…あるのかな?」
44 = 1 :
ほむら「……あなたは、私をいつの時間軸でも命を賭けて守ってくれた。」
ほむら「だから…今度こそ、私が貴女を守る」
まどか「………………」
ほむら「……まどか?」
まどか「……ってない」
ほむら「まど……か?」
まどか「…やっぱり、ほむらちゃんは分かってない!」
ほむら「!!!!!」ビク
まどか「ほむらちゃんが今まで出会ってきた私は…他の時間軸の私で、今、ここにいる鹿目まどかではないんだよ?」
まどか「…他の私がどんなにかっこよくても、今ここに居る私は、ほむらちゃんの影で、いろんなものが怖くて震えているだけのダメな子なんだよ?」
ほむら「いいえ……あなたは……」
まどか「違わない!……私、今のままじゃほむらちゃんの最高の友達になれないよ……」
ほむら「……………」
まどか「……ごめんなさい。ほむらちゃん。明日が大切な日だって言うのに…。」
45 = 25 :
ほむぅ…
46 = 1 :
まどか「ずっと…ずっと……苦しくて…言えなかったこと…いっちゃった…」ヒック
まどか「…ずるいね、私。ヒック…こんな…こと…言うつもりなかったのにね…」ヒック
ほむら「…私ね、いろんなまどかと何度も出会って何度も出会いをやり直して何度もまどかを見殺しにしてきたの」
ほむら「でもね……どの時間軸のまどかも……私にかけがえのないものを残してくれた…」
ほむら「だから……今の私があるんだと思う。」
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「………それは、今ここに居る貴女も同じよ?あなたは…私にとても大きなものをくれた………ふふ、違うわ、まだもらっていないわ」
まどか「…まだ?」
ほむら「大丈夫よ…まどか。今の貴女も、そして今まで私が出会ってきたすべてのまどかも…みんなみんな…私の最高の友達よ」
ほむら「…そして、今のあなたにはこれから、もっと大きなものをもらうんだと思う」
まどか「私が……何かできるのかな?」
ほむら「ええ……今までの私が決して手に入れることができなかったものを…まどかはきっとくれると思ってるわ」
47 :
支援してやんよ
48 = 1 :
ほむら(…私の手に入れられなかったもの。それは…まどかとの未来だよ。)
ほむら(まどかと一緒に過ごしたい……そのためにはこの夜を越えなければならない)
ほむら(必ず……勝つわ……あのワルプルギスの夜に…!!)
まどか「ほむらちゃん……なんだか…嬉しそうだね…?」
ほむら「そうかしら?明日のことを考えると、正直、気持ちは暗くなるわ」
まどか「ティヒヒ…ほむらちゃんの嘘つき。負けるつもりなんてどこにもないって顔してるよ?さっきまでの強がっていた顔が嘘みたいだよ!」
ほむら「ふふ…さすがにまどかに嘘はつけないみたいね。ええ、そうよ。私は、必ずこの時間軸であなたとの未来を手に入れるわ。いいえ、あなただけじゃない、みんなと一緒よ?じゃないと、まどかのお願い叶えられないものね」
まどか「うん、みんなと一緒に遊びに行くんだよ!」
ほむら「ええ、楽しみにしているわ」
49 = 1 :
ほむら「…じゃあ、まどか。そろそろ、私、行くね。今度会うのは、ワルプルギスの夜との決着がついた後でね…」
まどか「待って…ほむらちゃん」
ほむら「どうしたの?まどか」
まどか「私、みんなのところに行ったらダメかな?……やっぱり一緒に戦いたいよ」
ほむら「……それだけはダメよ。生身の人間が無事で済むような闘いにはならないわ」
まどか「……だよね。ううん、ごめん。答えは分かってた……だから、ほむらちゃん、これを持って行ってくれないかな?」スルスル
ほむら「これは……あなたの?」ニギッ
まどか「うん…私のお気に入りのリボンだよ。ほむらちゃんと出会った日に初めてつけたリボンなの。だから…私にとって、ほむらちゃんとの思い出の始まり。」
まどか「そんなリボンだから…ほむらちゃんに持っていて欲しいな。…私は一緒に居られないけれど、気持ちだけは……一緒だよ?」
ほむら「……分かったわ。必ず、まどかに返しに戻ってくるわ。」
まどか「ティヒヒ……じゃあ、私にそのリボンつけさせて?」
ほむら「ええ……お願い」
50 = 1 :
夜明け前-ほむほーむ
ほむら「………………ただいま」
杏子「よ、帰ってきたか!」
マミ「随分遅いから待ちくたびれちゃったわよ?お泊まりするのは暁美さんにはまだ早いだろうし。帰ってくるとは思っていたけど」クスクス
さやか「で、ほむら。そのリボンはまどかのだよね?ってことは、まどほむ愛の劇場が成就したのね!」
ほむら「あなたたちまだ起きている上に、帰ってきた開口一番にくだらないことを良く思いついて並べられるわね」
さやか「でも、その赤いリボンは実際まどかのでしょ?それに、まどかとお揃いのツインテールじゃない?ペアルックと言わないでこれをなんと呼ぶのでしょう?」
ほむら「…まどかの代わりに戦ってくれるわ」
さやか「………うん。」
杏子「とりあえず、ほむらも帰ってきたことだし、何か食うか!?」
さやか「ちょ…杏子!何時だと思っているのよ?こんな時間にご飯食べたら、眠れなくなっちゃうって!さすがにワルプルギスの夜が来る前には寝ないと!」
杏子「っても、腹が減ってすぐには寝られそうにはないしなぁ…」
マミ「まあ、少しくらいならいいんじゃないかしら?お菓子くらいあるでしょ?」
みんなの評価 : ★
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