元スレほむら「やめなさい!ポーキー・ミンチ!!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
251 = 28 :
まどまど
252 = 1 :
◆まどかは歌った。
クイーンマリー「そう。そう…この歌だった」
◆まどかが歌うと、クイーンマリーも歌いはじめた。
クイーンマリー「ああ…ギーグ…。…いいえ、今は感傷に浸っている場合ではありませんね」
クイーンマリー「行きなさい、マドカ。皆を救えるのはあなたしかいません。私の歌を…皆に聴かせてあげて」
まどか「はい。ありがとうございました」
クイーンマリー「ふふ…いい目をしているわ。あの子達にそっくり…」
253 = 28 :
まどまど
254 = 1 :
───
──
─
ほむら「うう…はっ、皆!マミ!さやか!杏子!」
ポーキー「やっと起きたか。そいつらは気絶してるだけだぜ」
ほむら「ポーキー…!貴方は一体何者なの?どうして私達の邪魔をするの!?」
ポーキー「お前、過去に戻れるんだろ?」
ほむら「なっ…」
ポーキー「俺もだよ。ギーグって宇宙人が残したこのマシンで色々な世界を行ったりきたりできる」
ポーキー「そんな中、お前達を見つけた。友情だのなんだのくだらねーことで泣いたり笑ったり。見てるうちにイラついてきてよ、邪魔してやろうと思ってね」
ポーキー「特にミキサヤカ!グダグダいって廻りに迷惑かけて。くだらねー奴だぜ。あいつにはめいっぱい嫌がらせしてやったな。へへ」
ほむら「くだらなくなんかないわ!!」
255 = 28 :
ほむむむむ
256 = 1 :
ポーキー「…くだらねーよ。あいつもそうだった。あいつだけが友達だった。でもあいつの目に俺は映ってなかった」
ポーキー「どんなに先回りしても、どんなに嫌がらせしてもずっと前だけを見つめてやがる。旅の途中でできたナカマとやらと一緒に悪者退治さ」
ポーキー「嫌がらせもエスカレートしていってとうとう俺も戻れなくなっていった。もう何がしたかったのかさえ分からない」
ポーキー「だんだんふっきれてきたよ。もう悪者を貫いてやろうかと思ってる。オマエラは全員俺のオモチャなんだよってな」
ほむら「ポーキー…あなた…」
ポーキー「ケケケ、そんな目で俺を見るのはやめろ。ちなみに俺もお前ももう過去には戻れないぜ。この空間は完全に異質だ。どこにも繋がっていない」
ほむら「そんな…!」
257 = 28 :
ほむぅ……
258 :
ポーキー…
259 = 1 :
マミ「うう…ここは…」
さやか「うぐ…頭が痛い」
杏子「う…ど、どうなったんだ!?」
ポーキー「オモチャも揃った事だしそろそろはじめるか。
怖いだろ!俺だって怖いよ。ワルプルギスの夜は自分の力のあまりの強さで自分を滅ぼし、このあたりを絶望で覆いつくしてしまったのさ。
ケッケッケ!エサになれよ、俺も…おまえ達も!」
さやか「あんにゃろぉ…!」
杏子「おい、どうにかできねーのかよほむら!!」
ほむら「私だって分からないわ…!」
マミ「とりあえずやってみるしかないじゃない!ティロ・フィナーレ!!」
◆マミの放った魔法は闇の中に吸い込まれていった
マミ「…ダメね…」
260 = 28 :
まみぃ……
261 = 1 :
ポーキー「お前たちの力はそんなもんで精一杯だろ。このままどこだか分からないこの空間でゴミになって消えるのを待つばかり…。
くー!悲しい話だよ。涙が出るね。俺もドキドキしてるんだよ。…怖くてさ。この真っ暗闇に向かって助けを呼んでみるかい?
マドカーッ!って叫んでみろよ。ホムラ!マドカッー!マドカッー!おしっこ漏れちゃいそうに怖いよう!ってか。
テレパシーでもなんでも使えるもんなら助けをよんでみればいいさ。
けっけっけっけっ…。はやく楽になりな!」
さやか「…本当にどうにもならないの?」
マミ「そんな…!なら皆死ぬしかないじゃない!」
ほむら(皆のソウルジェムが濁っていく…でも私達にはどうすることもできない…)
杏子「………」シュル
杏子(…頼むよ神様…!こんな人生だったんだ。せめて一度くらい、幸せな夢を見させてくれよ…!!)
◆杏子は心をこめて祈った
262 = 49 :
マザー1+2をやった時は正直ギーグに同情した
ただの寂しがりやさんだろあいつ
263 = 1 :
─
「………!」
「…?どうしたのさ、早く行かないと先輩達に怒られちゃうよ」
「誰かが……呼んでいる」
「え?誰かって…何も聞こえないけど…」
「誰かが助けを求めている。かつて僕が女の子の声を聞いてかけつけた時のように」
「一緒に祈ってくれトニー。彼女達の無事を…」
◆メガネの少年は、いまだかつてない気持ちの高まりを感じて、見知らぬ少女達の無事を強く祈った
─
264 = 258 :
マザーは全部やったけど序列付けられないな
どれも良いゲーム
265 = 28 :
あんあん!
266 = 1 :
カエレ… チガウ… チガウ… チガウ…
ポーキー「ん…?なんだ、様子が変だぞ」
杏子(誰か…あたし達に力を貸してくれ…!)
◆杏子は心をこめて祈った
267 :
何これめっちゃ熱い展開やん
支援
268 = 1 :
─
「……………」
「王子、お疲れ様です。そろそろ休憩なされては…」
「……いや、まだだ。まだやるべきことがのこっている」
「はぁ…そうですか。熱心なのはいいことですがお体に障りますよ」
「爺には聞こえないのか。どこか遠い星で…俺に助けを求めている声が」
「なんと…これは失礼をしました」
「……………」
◆べんぱつの少年は宇宙の声を聞き、見知らぬ少女達のために強く祈った
─
269 = 28 :
ほむほむ
270 = 1 :
……ウレシイ……カナシイ……トモダチ……
ポーキー「おい!キョウコ!何をしてるんだ!」
杏子(頼む…神様!この祈りを誰かに…!)
271 = 1 :
─
「オネーチャンあそぼー」
「ダメだ、オネーチャンは俺と遊ぶんだ」
「はいはい、皆遊んであげるから…。…!ごめんなさい、ちょっと出かけないといけなくなっちゃった」
「えー」
「すぐ帰ってくるから、ね?」
「約束だよ!」
「うん。もちろん」
「……あなたの祈り、確かに聞こえました。私も祈ります。貴女達の無事を……」
◆赤いリボンの少女は、同じ力を持つ少女の祈りを聞き、見知らぬ少女達の無事を強く祈った
─
272 = 49 :
落とさせはせん
273 = 28 :
あんあん!
274 = 1 :
アーアーアー……キ モ チ イ イ……
◆ワルプルギスの夜のディフェンスが不安定になった!
ほむら「…!何かくる!!」
◆ワルプルギスの夜からの攻撃の正体がつかめない!
杏子「っ!ぐああああっ!」
さやか「杏子!!」
杏子「くそっ……あとちょっとだったのに……へへ……もう少し親父の教えを聞いとけばよかったかな……」
マミ「喋っちゃダメよ!傷口が開くわ!」
ポーキー「…ハハ、ちょっぴり焦ったぜ。だがここまでだな。もう祈りは通じない。ワルプルギスを倒す事ができるとすればそれは…
「もういい、もういいんだよ」
275 = 28 :
あんあん……
276 = 1 :
ポーキー「…お前…!」
ほむら「まどか!?どうしてここに…!危険だから早く離れて!!」
まどか「大丈夫だよほむらちゃん。私、もう何も怖くない。もう後ろを向かない」
まどか「私、歌う。すべての人に聴いて欲しい。すべてを救いたい!」
277 = 34 :
あれ?
278 :
ワルプルギスの 夜のディフェンス
279 = 1 :
BGM:http://www.youtube.com/watch?v=ghZpyHP7B_g&feature=related
◆まどかは歌った
ポーキー「…なんだこの歌は」
マドカ! マドカ! イタイ…イタイ…
◆ワルプルギスの夜からの攻撃の正体がつかめない!
ほむら「まどか!!」
マミ「レガーレ・ヴァスタリア!!」バシィ!
マミ「実体の無い物への攻撃はできないけど…鹿目さんを守るのは簡単じゃない?」
ほむら「マミ…そうね!皆、まどかを守るのよ!」
280 = 28 :
ほむほむ
281 = 1 :
◆まどかは歌った
ポーキー「…歌うのをやめろ」
マドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマ
ドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマド
カサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカ
サンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサ
ンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサンマドカサン…
◆ワルプルギスの夜からの攻撃の正体がつかめない!
さやか「ちぇああああああああ!まどかには指一本ふれさせーん!!」
282 = 28 :
さやさや
283 = 1 :
◆まどかは歌った
ポーキー「歌うのをやめろ!!」
アー…アー…アー…
◆まどかは歌った
ポーキー「……………」
ウレシイ…ウレシイ…ウレシイ…
◆まどかは歌った。人も、魔女も、全てを救うために。これが彼女の願い。彼女の愛の歌。
284 = 28 :
まどまど
285 :
ギーグ様はどこ行ったの?ワルプルギスでもあいつには勝てないだろ
286 = 1 :
>>285
ギーグはもうやられた後です。これはギーグっぽいワルプルです
287 = 1 :
…オ カ ア サ ン ア リ ガ ト ウ…
288 = 28 :
ほむ
289 = 1 :
杏子「やったのか…!?」
ポーキー「…まさか、こんな歌に敗れるなんてな。もろいもんだな、魔女ってのも」
ほむら「…魔女も元人の子…ということか…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ほむら「空間が崩壊していく!ここにいては危険だわ!皆私につかまって!!」
マミ「はい!」
さやか「あいよ!」
杏子「いてて…手を貸してくれ」
291 = 1 :
まどか「待って!ポーキー君も一緒に!!」
ポーキー「…はは、マドカ、お前は優しすぎるぜ。こんな俺にも手を差し伸べるってか。悪いけど遠慮しておく」
まどか「そんな…!」
ほむら「まどか早く!もう時間がない!!」
ポーキー「ここで死ぬのもいいな。俺はもう疲れたんだ。お前らは永遠に仲良くやってろよ。じゃあな」
まどか「ポーキーくーーーーん!!」
292 = 1 :
─
「おにいちゃーん!お客さんだよー!お隣のピッキー君!」
「あ…こんにちは。兄のこと何か分かりました?」
「…そうですか。そうですよね…すいません。こんなこと聞いて」
「あんなんでも僕の兄だったんです。居なくなったら寂しくて…母は気にしてませんけどね」
「何か分かったら連絡ください。じゃあ失礼します…」
「……………」
◆赤い帽子の少年は、久しく見ない隣人の姿を思い出し、友人の無事を強く祈った
─
293 = 49 :
ポーキーの弟はあんな家庭でよくマトモに育ったもんだ
295 = 1 :
ポーキー「…おい、なんで生きてるんだ俺は」
ポーキー「…お前はどれだけ俺の邪魔をすれば気が済むんだ」
ポーキー「俺はまた、あえて逃げるというような行動をとる」
ポーキー「ネス!お前が悪いんだぞ!次の世界ではどうやって遊んでやろうか!ヒッヒッヒ!」
ポーキー「マドカ!お前たちのことは忘れないぜ!縁があったらまた会おう!シーユーアゲイン!!」
ポーキー「…おっと。ヨーヨーを落とすところだったぜ」
296 = 34 :
ポーキーって何でこう憎み切れないんだろう
297 = 1 :
─
私達の戦いは、こうして幕を閉じた。
あの日あった出来事は、ほぼ全ての住民が避難していたことから目撃者も少なく見滝原の都市伝説として事なきを得た。
そして私は今、まどかと一緒に歩いている。
彼女を、家まで送り届けるために…。
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんとこうしてゆっくり歩くのって久しぶりだね」
ほむら「そうね」
まどか「ポーキー君…大丈夫かな」
ほむら「まだ心配してたの?あいつならきっと大丈夫よ。すっごく悪運の強そうな奴だったし」
まどか「…うん、そうだね」
298 = 28 :
ほむほむ
299 :
行動も思考も子供っぽいからじゃね
嫌な事はするけど理由が子供っぽいからウザくはあっても憎み切れない
300 = 1 :
まどか「そういえばほむらちゃん、昔メガネとみつあみじゃなかった?」
ほむら「えっ…ど、どうして?」
まどか「ちょっとね、夢で見たんだ」
ほむら「そう…夢ね。どうだった?」
まどか「とっても可愛かったよ」
ほむら「そ、そう…嬉しいわ」テレ
ほむら「まどか…私、あなたに秘密にしていたことがあるの。私、実は…ムグッ」
まどか「だーめ。そういう話はやめとこ。今はゆっくり…ほむらちゃんとお話したいな」
ほむら「…そうね。ごめんなさい。そういえばまどか、あの歌はなんだったの?」
みんなの評価 : ★
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