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    元スレイカ娘「エビを貰いに来たでゲソ!」レヴィ「死ね」

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    1 :

    ラグーン商会

    イカ娘「え……?」

    レヴィ「ここは託児所じゃねえ。消えろ」

    イカ娘「あ、いやでもここでエビを受け取ることに……」

    レヴィ「死にてぇみたいだな」

    イカ娘「ひ……!」

    ロック「ストップだ、レヴィ。彼女は大事なお客さん。説明しただろ?」

    レヴィ「昨日はアルコールが耳の中まで回っててな。何も聞いてねえ」

    ロック「……」

    イカ娘「……帰りたくなって来たでゲソ」

    2 :

    朝から奇妙なクロスだな

    3 :

    ちょっと面白いかも

    7 = 1 :

    ロック「バラライカさんからこの子を守ってほしいって依頼だよ」

    レヴィ「姐御の頼みなら仕方ないけど、あたしは絶対にお守りなんてしねえからな」

    イカ娘「……」

    ロック「はいはい。……ごめんね。君宛ての荷物は夕方ごろに到着するから。それまでここで待っててくれる?」

    イカ娘「わ、分かったでゲソ」

    レヴィ「……でさ、そいつと姐御の関係ってなんだ?姐御の隠し子にしちゃあキュートすぎねえか?」

    ロック「さあ……。でも、絶対に傷をつけるなって何度も念を押されたから」

    レヴィ「なら姐御がやりゃあいいのに」

    ロック「バラライカさんは今、他のことで手が回らないって言ってたよ?」

    レヴィ「ああ……例のトンチキな売人か」

    ロック「そう。ロアナプラに入ってきた新参者を説教するんだって」

    レヴィ「タマキンが砕けるな、そりゃ。高い授業料だ、ハハッ」

    イカ娘(なんの話をしているでゲソ……?)

    8 = 1 :

    ロック「あ、座ってもいいから」

    イカ娘「う、うむ……」

    レヴィ「なんだよ?」

    イカ娘「お、お前……ちょっと目つきが悪いんじゃなイカ?」

    レヴィ「あ?」

    チャカ……

    イカ娘「ぎゃわ!?」

    ロック「レヴィ、仕事場で銃は抜くな。それにこの子が傷ついたらRPGが何発も飛んでくる」

    レヴィ「はっ。対戦車ミサイルの数十発ってとこだろうな」

    ロック「ならやめとけ」

    レヴィ「へいへい」

    イカ娘「……こ、怖いでゲソ」

    ロック「えっと……そういえばまだ自己紹介していなかったね。俺はロック。こっちの怖いお姉さんはレヴィ」

    イカ娘「私は海からの使者、イカ娘でゲソ」

    レヴィ「……は?」

    10 :

    ガチったらイカちゃん勝ちそう

    11 :

    はやさがたりない

    12 = 6 :

    しえん

    13 :

    イカちゃんが焼きイカにされるお

    14 = 1 :

    ロック「イカ娘……?」

    イカ娘「そーでゲソ!!私は地上を侵略するために海からやってきたのでゲソ!!」

    レヴィ「おいおい。勘弁してくれ。精神科じゃねーんだぜ?」

    イカ娘「私は至って真面目でゲソ!!」

    レヴィ「地上を侵略だぁ?」

    イカ娘「そーでゲソ!!」

    レヴィ「おもしれえ。どうやるのか教えてくれよ」

    イカ娘「それは……」

    レヴィ「インベーダーっていうよりは人差し指を合わせて自転車で空を駆けるほうが似合いそうだな」

    ロック「……イカ娘って本名なの?」

    イカ娘「そーでゲソ」

    レヴィ「あたしだったらそんな名前を付けた親、股から顔を出した時点で殺してるな」

    ロック「か、変わった名前だね」

    イカ娘「そうでゲソか?私は立派な名前だと思ってるでゲソ」

    レヴィ「……こっちまで頭が変になりそうだな。おい、ロック。つまみだせ」

    15 = 3 :

    レヴィに踏まれたい

    16 :

    イカつながりのコネクションか

    17 = 2 :

    イカちゃん英語しゃべれんの?

    18 = 10 :

    >>17
    喋れるよ、天才だし

    19 = 1 :

    イカ娘「酷いじゃないか!!」

    ロック「この子の荷物が届くまでだから」

    レヴィ「なんだっけ、その荷物?」

    ロック「えっと……エビ10t」

    レヴィ「……釣ってこい」

    イカ娘「むちゃくちゃ言うなでゲソ!!」

    ロック「でも、どうして日本からこんなところへエビを?」

    イカ娘「それが……今、日本ではエビが高騰しているんでゲソ。それで安く、大量に仕入れるためにここまで来たんでゲソ」

    ロック「輸入じゃだめだったのかい?」

    イカ娘「千鶴専用の売買ルートだから輸入はできないって言っていたでゲソ」

    レヴィ「チヅルってだれだよ?お前の親か?」

    イカ娘「……て、手下みたいなものでゲソ」

    レヴィ「こんな辺境でエビを仕入れるルートを持ってるとかどんな変人なんだよ……」

    ロック「確かに……」

    イカ娘「千鶴は別に変人じゃないでゲソ!!……いや……否定はできないでゲソ……」

    20 = 1 :

    ロック「それでわざわざ密輸入を?」

    イカ娘「そうでゲソ」

    レヴィ「エビのためにあたしらを壁に使おうってか。いい度胸だな」

    イカ娘「千鶴に言ってくれなイカ!!」

    ロック「それにしても英語ができるんだね」

    イカ娘「ここへ来る前にシンディーに教えてもらったでゲソ」

    ロック「その人はアメリカの人?」

    イカ娘「多分」

    ロック「そっか」

    レヴィ「どーでもいいけど、うっとうしいからどっかに連れて行けよ、ロック」

    ロック「ええ?」

    レヴィ「ローワンならこの手の糞ガキを欲しがる変態とか知ってんだろ」

    ロック「レヴィ」

    イカ娘「……とりあえず、私にとって何の得もなさそうな会話はやめてくれなイカ?」

    21 = 10 :

    まぁ千鶴に勝てる人間ブラクラにはいないだろうし変人で間違いではない

    22 = 1 :

    レヴィ「ちょっとシャワーあびてくる」

    ロック「はいはい」

    イカ娘「……何でゲソ。嫌な奴じゃなイカ?」

    ロック「まあ、高圧的なのは認めるよ」

    イカ娘「まだ栄子のほうが可愛げがあるでゲソ」

    ロック「ところで一つ訊いてもいいかな?」

    イカ娘「なんでゲソ?」

    ロック「どうして君が来たの?その千鶴って人が直接取りに来たらよかったんじゃないの?」

    イカ娘「それが、千鶴に急用ができたらしくて」

    ロック「急用?」

    イカ娘「私はただの付き添いだったでゲソ。でも、ここに来る途中に千鶴が変な女と出逢って、少し喋ったあと「急用ができたから」って行ってしまったんでゲソ」

    ロック「……ふうん」

    イカ娘「正直、ここで何をしたらいいのか分かんないでゲソ」

    ロック「それもそうだね。……そもそもこんな子を一人にしていい場所じゃないのに」

    23 :

    バラライカさんの前で土下座してるイカちゃんがまっさきに浮かんだ

    24 = 1 :

    トゥルルルル……

    イカ娘「あ、電話でゲソ」

    ロック「―――はい、ラグーン商会」

    ダッチ『ロックか。レヴィは?』

    ロック「バスタイム」

    ダッチ『どこの英国貴族だ。こんな時間に優雅なこった』

    ロック「なにか用事?」

    ダッチ『仕事だ。張さんからの依頼でな。ま、簡単な物を簡単な場所に運ぶ仕事だ』

    ロック「そんな仕事をわざわざ張さんが斡旋してくれたいのかい?」

    ダッチ『ああ、泣けてくるだろ?』

    ロック「ああ、泣きたいね。トラブルしかないように思えるよ」

    ダッチ『良い勘してるぜ、ロック。――積み荷はクスリだ』

    ロック「……どういうこと?」

    ダッチ『今、そこにイカ娘ってファンキーな名前の子どもがいるな?』

    ロック「あ、ああ」

    27 :

    朝からなんてクロスだ

    28 :

    ベニーは褐色ハッカーとギシアン中か

    29 = 1 :

    イカ娘「……?」

    ロック「この子に関係あるか?」

    ダッチ『大ありだ。そいつ宛の積荷が今話題のものだったからな』

    ロック「エビでしょ?」

    ダッチ『俺もそう思ってた。だが、ここに運ばれる途中、ある早漏野郎が強奪しやがった』

    ロック「強奪……?」

    ダッチ『複数の積荷を強奪したみたいでな、その中に張さん宛ての物もあったらしい。それで俺達の運命が決まった』

    ロック「イカ娘宛ての積荷もあった。で、その中身は……」

    ダッチ『白い粉だ。料理に使えば全員が天国に昇っちまう調味料だったわけだな』

    ロック「それで、張さんは積荷をどこに運べと?」

    ダッチ『イカ娘に決まってんだろ。誰がそのヤクを流しているのか、バラライカも含めて探ってるからな』

    ロック「でも、それは勘違いだ。この子の欲しいのはドラッグじゃない」

    ダッチ『それを証明するためにも一度、俺はイカ娘にこの粉を運ぶ。襲撃があるかもしれんから、レヴィをこっちに向かわせてくれ」

    ロック「……いや。イカ娘と俺も一緒に行く。そっちにいって確かめた方が早い」

    ダッチ『……殻にいたほうがいいこともあるぜ?』

    30 :

    いいな
    支援

    31 = 1 :

    ロック「現時点ではイカ娘が襲われる危険性はない。理由がないからね」

    ダッチ『殻は事務所じゃなくて、港のほうってか』

    ロック「ダッチが移動したらイカ娘も襲撃される可能性が出てくるから」

    イカ娘「なに物騒なことを言ってるゲソ?」

    ダッチ『オーライ。じゃあ、1300時に港で落ち合おう。ベニーにも来るように伝えておく』

    ロック「了解」

    イカ娘「……あの」

    ロック「今から出かけるよ、準備……は必要ないか」

    イカ娘「どこに行くんでゲソ?」

    ロック「君の積荷が間違って届いたらしいから、その確認」

    イカ娘「エビはどうなったんでゲソ!?」

    ロック「それも含めて今から出かける。――レヴィ!」

    レヴィ「んあー?」

    ロック「あと一時間後に出かけるよ」

    レヴィ「あいよー」

    32 :

    シンディーって、リアルに描くとエダみたいな美人さんだと見た

    33 = 2 :

    俺の国で、お前は自分をイカだと言ったな。


    お前がイカなら、俺は墨だ。

    34 = 1 :

    ロック「さ、車にのって」

    イカ娘「分かったでゲソ」

    レヴィ「ったく、面倒なことになってきたな」

    ロック「いつものことじゃないか」

    レヴィ「はっ」

    イカ娘「……」

    レヴィ「んだよ?」

    イカ娘「いや、お前……」

    レヴィ「お前って誰に向かって言ってんだ、あぁ!?」

    イカ娘「やふぇるふぇふぇふぉ!!くふぃをひっひゃるなでふぇふぉ!!」

    レヴィ「これだからガキは嫌いだ」

    イカ娘「ほっぺが痛いじゃなイカ……」

    ロック「出すよ?」

    レヴィ「早くしろ」

    イカ娘「……」

    35 = 1 :

    レヴィ「エビが麻薬にばけるなんて……どんな超能力をつかったんでゲソ~?」

    イカ娘「おのれ!!侮辱は許さんでゲソよ!!私を怒らせたらどうなるか分かっているでゲソか!!?」

    レヴィ「おっもしれえ。どう囀るか聞いててやるよ!!」

    イカ娘「ぐぬぬぬ……」

    レヴィ「あ~?」

    ロック「もう、やめなよ」

    レヴィ「――うっせいな。とっとと速度あげろ」

    イカ娘「これ以上、早く走ったら危ないじゃなイカ」

    ロック「そうそう。バラライカさんからの頼み物に傷が――」

    レヴィ「――伏せろ!!」

    イカ娘「わぁ!?」

    ドドドドド!!!

    ロック「うわぁああ!!?」

    レヴィ「ちっ!後続車が撃ってきやがったな」

    イカ娘「な、なんでゲソ!!!なにが起こったんでゲソ!?!?」

    36 :

    イカの娘とイカつい女のタッグは想像がつかん

    37 :

    イカれた世界なことだけは確かだな

    38 = 2 :

    イカちゃんならベクトルアロー使える

    39 :

    イカした発想だと思うがな

    40 = 1 :

    レヴィ「――おらよ!!」

    ドゥン!!ドゥン!!

    ロック「なになになにー!?」

    レヴィ「しっかり運転しろ、ロック!!接待ドライバーはなれてんだろ!?」

    ロック「後ろの車は撃って来ないよ!!」

    イカ娘「なんなんでゲソー!!」

    レヴィ「ここはそういう場所なんだよ、イカ娘。死ぬときゃ一瞬だ。死にたくなきゃ常に背中を気にしてろ」

    イカ娘「そんなの嫌でゲソー!!!」

    ドドドドドド!!!

    イカ娘「ぎゃぁあああ!!!」

    レヴィ「わめくな!!鬱陶しんだよ!!!」

    ドゥン!!

    イカ娘「ぎゃッ!!!!」

    ロック「レヴィ!!銃口を向ける相手が違うだろ!?」

    レヴィ「あたしがこの世で一番嫌いなのは、生意気なガキとうるさいガキだ!!覚えてろ!!」

    41 :

    イカれてるぜお前ら

    42 = 37 :

    この駄洒落合戦にはゲッソり

    43 :

    思いのほか良スレ

    44 = 2 :

    いイカげんにしろ

    45 = 1 :

    イカ娘「もう帰りたいでゲソー!!!」

    レヴィ「そりゃ名案だな。このチキンレースはお前が原因だろうし。この場で帰してやるよ、魂だけをな」

    イカ娘「それ死んでるじゃなイカ!!」

    ロック「やっぱり積荷に関係が……?」

    レヴィ「偶然じゃないな。このガキの積荷がエビからクスリに化けて、この襲撃は」

    ロック「一体、どういう……」

    レヴィ「詮索はあとだ。ロック、路地に入れ」

    ロック「こっち!?」

    レヴィ「そうだ」

    イカ娘「ひぃぃぃ!!?」

    レヴィ「口開けてると舌切るぜ!!――ハッハー!!」

    ドゥン!!ドゥン!!

    ロック「これからどうする!?」

    レヴィ「このまま進め。接待ドライブは始まったばかりだ」

    イカ娘「接待するならもっと優しくしてほしいでゲソ……」

    46 = 1 :

    レヴィ「よし、この辺でいいな。イカ娘、降りるぞ?」

    イカ娘「は!?」

    ロック「レヴィ、この車はとまれないけど?」

    レヴィ「当たり前だ。止まったら殺すからな?」

    イカ娘「じゃあ、どうやって降りるんでゲソ!?」

    レヴィ「普通に降りても、面白くねえだろ?」

    ロック「レヴィ……」

    レヴィ「お前はこのまま港に向かえ。イカ娘が狙いなら、どうせこっちを狙ってくる」

    ロック「大丈夫か?」

    レヴィ「姐御が怖いからな。イカ娘には虫刺され一つ許されねえよ」

    ロック「分かった。じゃあ、後で」

    レヴィ「あいよ。――よし!!」

    バコン!!

    イカ娘「ちょ!?ここでドアを開けて何する気でゲソ!?!?」

    レヴィ「てめえの足りないおつむでもわかんだろ。――飛び降りるんだよ!!」

    47 = 37 :

    わはー

    48 = 1 :

    レヴィ「ふっ――」

    イカ娘「うぎゅ!?」

    レヴィ「――ふう。おい、怪我はないか?」

    イカ娘「あ、ありがとうでゲソ……抱え込んでくれて」

    レヴィ「こっちだ」

    イカ娘「あ……」

    「――あのガキ、降りたみたいだ」

    「探せ。あいつを必ず捕えろ!!」

    レヴィ「……」

    イカ娘「ぐるじいでゲゾ……」

    レヴィ(殺すんじゃなくて捕えろか……何かに利用するってことか)

    イカ娘「むぐぐ」

    レヴィ「ぁ……こら、胸元でうめくな。気になるだろうが」

    イカ娘「こ、こんな建物の隙間に入らなくても……」

    レヴィ「うっせえ。――よし、行ったみたいだな。とりあえず、ここを離れるか」

    49 = 1 :

    ―――商店通り

    イカ娘「なんか変なものがいっぱいあるでゲソ……」

    レヴィ「おい。あんまり変なことすんな」

    イカ娘「あ、すまんでゲソ」

    レヴィ「ったく、これだからガキは……」

    イカ娘「ところで今からどこに行くんでゲソ?」

    レヴィ「黙ってついてこい」

    「よう、レヴィ!その子はいつ産んだんだ!?」

    レヴィ「死にたくないなら黙ってろ!!」

    「こわいなぁ」

    「はははは」

    イカ娘「お前、意外と人気者じゃなイカ」

    レヴィ「けっ、こんな糞みたいな場所で好かれても反吐しかでねえな」

    イカ娘「照れ屋、なのでゲソね」

    レヴィ「殺すぞ?」

    50 = 1 :

    ――ホテル・モスクワ 本部

    レヴィ「姐御ー!!」

    「お前、何の用だ?」

    レヴィ「イカ娘が一緒って言え。すぐに許可が下りる」

    「す、すこし待ってろ」

    イカ娘「こ、ここではどこでゲソ……?」

    レヴィ「黙ってろ」

    イカ娘「……」

    「――こっちだ」

    レヴィ「ほれみろ♪」

    イカ娘「……」

    「おかしな真似はするなよ?」

    レヴィ「だれがするかよ」

    イカ娘「……どこなんでゲソ……?」


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