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元スレ魔女「あらあら、こんな所に人間が落ちているわ」
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男「だ、誰…?」
魔女「この森の主、と言ったところかしら」
男「まさか…ま、魔女!?」
魔女「クス……」
男「や、やめろ!こっち来るな…!」
魔女「見たところその怪我じゃたいして動けなさそうね」
男「あ……あ……」
魔女「ふふっ、捕まえた」
男「」ガクッ
魔女「あらあら、気絶してしまうなんて。情けないこと」
魔女「この森の主、と言ったところかしら」
男「まさか…ま、魔女!?」
魔女「クス……」
男「や、やめろ!こっち来るな…!」
魔女「見たところその怪我じゃたいして動けなさそうね」
男「あ……あ……」
魔女「ふふっ、捕まえた」
男「」ガクッ
魔女「あらあら、気絶してしまうなんて。情けないこと」
男「ん……あれ……?」
魔女「あら、もう目が醒めたようね」
男「………!」
魔女「まだ頭がはっきりしない?」
男「…ここはどこだ?」
魔女「ふふっ…ここはね、私の実験室」
男「実…験……?」
魔女「そう。ここでね、いろんな生き物の一部を薬品に混ぜて薬を調合をしているのよ」 ヒョイ
男「そ、それは……?」
魔女「カエルの足よ」
男「ひっ……!」
魔女「そしてこれは鶏の嘴」
男「あ……あ………」
魔女「…そうだ、あなたの足見せてくれない?」
男「」
魔女「あら、もう目が醒めたようね」
男「………!」
魔女「まだ頭がはっきりしない?」
男「…ここはどこだ?」
魔女「ふふっ…ここはね、私の実験室」
男「実…験……?」
魔女「そう。ここでね、いろんな生き物の一部を薬品に混ぜて薬を調合をしているのよ」 ヒョイ
男「そ、それは……?」
魔女「カエルの足よ」
男「ひっ……!」
魔女「そしてこれは鶏の嘴」
男「あ……あ………」
魔女「…そうだ、あなたの足見せてくれない?」
男「」
ピイィィィィィィィーーー!!!
魔女「ごめんなさいね、やかんに火をつけたままだったの。少し待っていてね」
男「………」
男「や、やばいやばい…早く逃げないと……!」
男「あそこの窓から……あれ?」
男「足が動かない…そうだ、森で熊に襲われて怪我を……」
男「でもなんでだろう…あんなに痛かったのに、今は全然…」
男「…こんなことをしてる場合じゃない!こんな足でもなんとか逃げ切らないと!」
男「くっ……よいしょ……」
魔女「ごめんなさいね、やかんに火をつけたままだったの。少し待っていてね」
男「………」
男「や、やばいやばい…早く逃げないと……!」
男「あそこの窓から……あれ?」
男「足が動かない…そうだ、森で熊に襲われて怪我を……」
男「でもなんでだろう…あんなに痛かったのに、今は全然…」
男「…こんなことをしてる場合じゃない!こんな足でもなんとか逃げ切らないと!」
男「くっ……よいしょ……」
魔女「お待ちどうさま。ちゃんと大人しくしていた?」
魔女「あら……?」
魔女「いない…窓から逃げ出したのね」
魔女「あの怪我じゃまだそう遠くまで逃げていないはず」
魔女「…早く追いかけないと」
男「うわあああぁぁぁぁ!!!」
魔女「…崖の方ね」
魔女「あら……?」
魔女「いない…窓から逃げ出したのね」
魔女「あの怪我じゃまだそう遠くまで逃げていないはず」
魔女「…早く追いかけないと」
男「うわあああぁぁぁぁ!!!」
魔女「…崖の方ね」
男「ははっ…間抜けだな、崖から転がり落ちるなんて」
男「くそっ…早くここから離れないと…」
魔女「ふふっ…見つけた」
男「…………!」
魔女「駄目じゃない、勝手に抜け出すなんて」
男「く、く、来るなぁ!!!」
魔女「情けないわね、そんなにみっともなく怯えてしまって」
男「やめろ、近づくな!……ぐっ」
魔女「あら、もう魔法が解けてしまったのかしら」
男「ま、魔法…?」
魔女「そう、あなたが寝ている間にちょっとした魔法をかけていたのよ」
男「………!」
男「くそっ…早くここから離れないと…」
魔女「ふふっ…見つけた」
男「…………!」
魔女「駄目じゃない、勝手に抜け出すなんて」
男「く、く、来るなぁ!!!」
魔女「情けないわね、そんなにみっともなく怯えてしまって」
男「やめろ、近づくな!……ぐっ」
魔女「あら、もう魔法が解けてしまったのかしら」
男「ま、魔法…?」
魔女「そう、あなたが寝ている間にちょっとした魔法をかけていたのよ」
男「………!」
男「お、俺に何をした!……ぐっ」
魔女「実験よ、実験。せっかく生の被検体があるんですもの」
男「そ、そんな……いたっ…」
魔女「どうしたの?」
男「足がまた急に痛み出して……」
魔女「そう。まあ、こんなものね」
男「…なんのことだ」
魔女「実験の結果よ。まあまあってところね」
男「……俺をどうするつもりだ」
魔女「ふふっ、とりあえずまた実験室に戻ってもらうわ」
男「…………」
魔女「実験よ、実験。せっかく生の被検体があるんですもの」
男「そ、そんな……いたっ…」
魔女「どうしたの?」
男「足がまた急に痛み出して……」
魔女「そう。まあ、こんなものね」
男「…なんのことだ」
魔女「実験の結果よ。まあまあってところね」
男「……俺をどうするつもりだ」
魔女「ふふっ、とりあえずまた実験室に戻ってもらうわ」
男「…………」
魔女「どうしたの?痛くてもう立ち上がれないのかしら?」
男「………」
魔女「ふーん…そんな状態でも無理矢理歩けたってことは、結構効いたってことね」ブツブツ
男「………っ」
魔女「そんな足で逃げようとしても無駄よ。無理矢理あなたを実験室に連れ帰るから」
男「…魔法でも使って俺の体を浮かせるつもりか?」
魔女「正解。でも50点ってところね。魔女が宙に浮かせられるのは箒だけなの。だからあなたはこの上に乗ってもらうわ」
男「…………」
魔女「そうそう。おとなしくしていてね。でないとどうなっても知らないから」
男「………」
魔女「ふーん…そんな状態でも無理矢理歩けたってことは、結構効いたってことね」ブツブツ
男「………っ」
魔女「そんな足で逃げようとしても無駄よ。無理矢理あなたを実験室に連れ帰るから」
男「…魔法でも使って俺の体を浮かせるつもりか?」
魔女「正解。でも50点ってところね。魔女が宙に浮かせられるのは箒だけなの。だからあなたはこの上に乗ってもらうわ」
男「…………」
魔女「そうそう。おとなしくしていてね。でないとどうなっても知らないから」
男(結局何もできずにむざむざと運ばれてしまった…)
魔女「あーあ、せっかく煎れたお茶が冷めちゃってるわ。もったいない」ズズッ
男「…………」
魔女「あなたも飲む?」
男「い、いらない…」
魔女「あら、そう。ああ、そうだった。魔法が解けていたんだっけ」
魔女「足、見せなさい」
男「………!」
魔女「ズボンを脱いでくれると助かるわ。脱がないのなら切るけど」
男「あ、足をか…」
魔女「クス…そっちの方がいい?」
男「………」
魔女「あーあ、せっかく煎れたお茶が冷めちゃってるわ。もったいない」ズズッ
男「…………」
魔女「あなたも飲む?」
男「い、いらない…」
魔女「あら、そう。ああ、そうだった。魔法が解けていたんだっけ」
魔女「足、見せなさい」
男「………!」
魔女「ズボンを脱いでくれると助かるわ。脱がないのなら切るけど」
男「あ、足をか…」
魔女「クス…そっちの方がいい?」
男「………」
魔女「傷は…かすかに治っているわね。もう少し濃度を高くしても大丈夫かしら」ブツブツ
男(何を混ぜているんだ…?すごく酷い臭いだ…)
魔女「これ、何だか気になる?さっきあなたに試した魔法の薬のうちの一つよ」
男「魔法の…?」
魔女「そう、私のオリジナル。まだ試作段階だから効き目から副作用まで詳しくわかっていないのだけどね」
魔女「ネズミをわざと傷つけて薬を試そうと思った矢先に、ちょうどいい具合の人間が転がっているんだもの。助かったわ」
男「そんな……」
魔女「ふふっ…他にも試したい薬がいっぱいあるの。協力してね」
男「あ…あ……」
男(何を混ぜているんだ…?すごく酷い臭いだ…)
魔女「これ、何だか気になる?さっきあなたに試した魔法の薬のうちの一つよ」
男「魔法の…?」
魔女「そう、私のオリジナル。まだ試作段階だから効き目から副作用まで詳しくわかっていないのだけどね」
魔女「ネズミをわざと傷つけて薬を試そうと思った矢先に、ちょうどいい具合の人間が転がっているんだもの。助かったわ」
男「そんな……」
魔女「ふふっ…他にも試したい薬がいっぱいあるの。協力してね」
男「あ…あ……」
男「もう…終わりだ……このままここで魔女のモルモットに死ぬんだ……」
男「肝試しになんて来るんじゃなかった…熊に襲われるし、もう散々だ…」
魔女「…ご飯、作ってきてあげたわよ」
男「」ビクッ
男(このオンボロ小屋から出てくるものにしては割とまともなような…でも、なんだか得体が知れない……)
魔女「どうしたの?食べないの?食べてくれないと困るわ」
男「…この中に何か入ってるのか?」
魔女「聞きたい?」
男「………入ってるんだな」
魔女「クス…」
男「………」
男「肝試しになんて来るんじゃなかった…熊に襲われるし、もう散々だ…」
魔女「…ご飯、作ってきてあげたわよ」
男「」ビクッ
男(このオンボロ小屋から出てくるものにしては割とまともなような…でも、なんだか得体が知れない……)
魔女「どうしたの?食べないの?食べてくれないと困るわ」
男「…この中に何か入ってるのか?」
魔女「聞きたい?」
男「………入ってるんだな」
魔女「クス…」
男「………」
魔女「ほら、早くしないとお肉が冷めてしまうわ」
男「…いただきます」
魔女「………おいしい?」
男「…………」コクン
魔女「それ、なんのお肉だと思う…?」
男「っ…!ゲホッ、ゲホッ……」
魔女「ふふっ…冗談よ。それはただの豚肉」
男「………」カタン
魔女「残すつもり?駄目よ、一度口を付けたのだから。全部食べなさい」
魔女「もったいないじゃない」
男「…………」
男「…いただきます」
魔女「………おいしい?」
男「…………」コクン
魔女「それ、なんのお肉だと思う…?」
男「っ…!ゲホッ、ゲホッ……」
魔女「ふふっ…冗談よ。それはただの豚肉」
男「………」カタン
魔女「残すつもり?駄目よ、一度口を付けたのだから。全部食べなさい」
魔女「もったいないじゃない」
男「…………」
魔女「残さず食べれたのね。偉いわよ」
男「………」
魔女「そういうことで、はい、これ。傷口に塗るから」
男「…これはなんの薬だ」
魔女「さっきの薬を濃くしたものよ。キツイ副作用が出ないといいわね」
男「……もうやめてくれ」
魔女「心配しなくていいのよ。死にはしないはずだから」
男「…………」
男「………」
魔女「そういうことで、はい、これ。傷口に塗るから」
男「…これはなんの薬だ」
魔女「さっきの薬を濃くしたものよ。キツイ副作用が出ないといいわね」
男「……もうやめてくれ」
魔女「心配しなくていいのよ。死にはしないはずだから」
男「…………」
男「おい…体にブツブツが……」
魔女「あら、やっぱり強すぎたわね」
男「ど、どうすれば…」
魔女「放っておけばすぐに治まるわよ」
男「か、勝手なことを言うな!せ、せっかく手に入れた実験動物が死ぬかもしれないんだぞ!」
魔女「だから死なないって言っているでしょう。大袈裟ね」
魔女「ん…でも傷もすごい早さで治ってきてるわ」
男「え…?」
魔女「わかる?最初はあんなにエグく開いてた傷口がだいぶよくなってる」
男「ほ、本当だ…」
魔女「これで副作用を抑えられれば完璧なのだけど…まぁ、それはあの人たちの仕事ね」
男「………?」
魔女「あら、やっぱり強すぎたわね」
男「ど、どうすれば…」
魔女「放っておけばすぐに治まるわよ」
男「か、勝手なことを言うな!せ、せっかく手に入れた実験動物が死ぬかもしれないんだぞ!」
魔女「だから死なないって言っているでしょう。大袈裟ね」
魔女「ん…でも傷もすごい早さで治ってきてるわ」
男「え…?」
魔女「わかる?最初はあんなにエグく開いてた傷口がだいぶよくなってる」
男「ほ、本当だ…」
魔女「これで副作用を抑えられれば完璧なのだけど…まぁ、それはあの人たちの仕事ね」
男「………?」
魔女「もう、こんな時間…そろそろお風呂に入って寝ようかしら」
魔女「そこのベッドで好きなようにしていて頂戴。薬品臭いから安眠は約束できないけれどね」
男「………」
魔女「それじゃ、おやすみなさい」
バタン
男「………」
男「行ったか…」
男「まだ歩くにはちょっとつらいけど、このまま順調に回復していけば、明日の朝にはだいぶよくなってるかな」
男「よし、なんとか明け方にここから抜け出そう」
魔女「そこのベッドで好きなようにしていて頂戴。薬品臭いから安眠は約束できないけれどね」
男「………」
魔女「それじゃ、おやすみなさい」
バタン
男「………」
男「行ったか…」
男「まだ歩くにはちょっとつらいけど、このまま順調に回復していけば、明日の朝にはだいぶよくなってるかな」
男「よし、なんとか明け方にここから抜け出そう」
男「ハァ、ハァ…なんとか帰ってこれた…我が家に……」ガチャン
父「男、どこへ行っていたんだ!」
男「わっ、父さん!」
母「心配したんだよ!アンタ山に行っていたんだって?」
男「えっと、ごめん…心配かけて…」
母「山で肝試ししてたっていうアンタのクラスの友達が、昨日熊に襲われて帰ってきたんだから」
男「そ、そうだったのか…」
父「怪我は…見たところしてないようだな。よく無事で帰ってこれたな」
男「う、うん……あれ?」ゴソッ
父「どうした?」
男「いや、なんでもない」
父「男、どこへ行っていたんだ!」
男「わっ、父さん!」
母「心配したんだよ!アンタ山に行っていたんだって?」
男「えっと、ごめん…心配かけて…」
母「山で肝試ししてたっていうアンタのクラスの友達が、昨日熊に襲われて帰ってきたんだから」
男「そ、そうだったのか…」
父「怪我は…見たところしてないようだな。よく無事で帰ってこれたな」
男「う、うん……あれ?」ゴソッ
父「どうした?」
男「いや、なんでもない」
男「いつの間にポケットに知らないハンカチが…」
男「誰のだろう?女の子のっぽいけど……」
男「ん…?ハンカチの中に変な玉が…」
男「なんだろう?不思議な臭い…」
男「……魔女の家のものと似てる」
男「まさか、これ、魔女のハンカチ…?」
男「でも、どうして……」
男「誰のだろう?女の子のっぽいけど……」
男「ん…?ハンカチの中に変な玉が…」
男「なんだろう?不思議な臭い…」
男「……魔女の家のものと似てる」
男「まさか、これ、魔女のハンカチ…?」
男「でも、どうして……」
男「不思議なことに、この玉を持っているとうちの飼い猫が嫌がって俺のそばに寄らなくなった」
男「それだけじゃなく、近所の犬も俺を避けるようになった…」
男「これってもしかして動物が嫌がる臭いなのか?」
男「仮にこれが魔女のものだとして、なんで俺のポケットの中に…?」
男「まさか、俺が小屋から抜け出すことを知っていて、こっそり忍ばせておいたわけじゃ…」
男「……よく考えてたら、実験と言いつつも傷薬以外試されなかったような気もするし…」
男「あの魔女……」
男「それだけじゃなく、近所の犬も俺を避けるようになった…」
男「これってもしかして動物が嫌がる臭いなのか?」
男「仮にこれが魔女のものだとして、なんで俺のポケットの中に…?」
男「まさか、俺が小屋から抜け出すことを知っていて、こっそり忍ばせておいたわけじゃ…」
男「……よく考えてたら、実験と言いつつも傷薬以外試されなかったような気もするし…」
男「あの魔女……」
コンコン
魔女「誰かしら、こんな山奥に用がある人なんて」
男「あ、あの…」
魔女「…久しぶりね。もう戻ってこないと思ってたのに」
男「え、えっと…」
魔女「何の用かしら?仕返しにでも来たの?」
男「そうじゃなくて…その…お礼を言いに……」
魔女「はぁ?」
男「こ、この前は、俺を手当てしてくれてありがとうございました!」
魔女「何のことかしら?私は薬の実験を…」
男「それと、俺が無事に山を降りられるように持たせてくれた玉を包んでいたハンカチ、これを返しに…」
魔女「…こんなものに覚えはないわ。いい加減にしないとあなたを解体して…」
男「…もしかして、俺をわざと怖がらせようとしてた?」
魔女「………」
魔女「誰かしら、こんな山奥に用がある人なんて」
男「あ、あの…」
魔女「…久しぶりね。もう戻ってこないと思ってたのに」
男「え、えっと…」
魔女「何の用かしら?仕返しにでも来たの?」
男「そうじゃなくて…その…お礼を言いに……」
魔女「はぁ?」
男「こ、この前は、俺を手当てしてくれてありがとうございました!」
魔女「何のことかしら?私は薬の実験を…」
男「それと、俺が無事に山を降りられるように持たせてくれた玉を包んでいたハンカチ、これを返しに…」
魔女「…こんなものに覚えはないわ。いい加減にしないとあなたを解体して…」
男「…もしかして、俺をわざと怖がらせようとしてた?」
魔女「………」
男「なんでわざわざそんなことを…」
魔女「あなたの勘違いよ。私は世にも恐ろしい魔女」
男「自分で言うかな、そういうこと」
魔女「あーくどいくどい。用が済んだなら帰って頂戴」
男「あ、ちょっと!」
魔女「もう二度と来ないで。でないと今度は一番キツイ薬を試して解剖するわよ」
男「こ、これ!お礼の品、ケーキ!」
魔女「……!」
男「あの、それじゃ!」タッタッタッ
魔女「あなたの勘違いよ。私は世にも恐ろしい魔女」
男「自分で言うかな、そういうこと」
魔女「あーくどいくどい。用が済んだなら帰って頂戴」
男「あ、ちょっと!」
魔女「もう二度と来ないで。でないと今度は一番キツイ薬を試して解剖するわよ」
男「こ、これ!お礼の品、ケーキ!」
魔女「……!」
男「あの、それじゃ!」タッタッタッ
魔女「なによ、あの人間。勝手に押し付けて」
魔女「それになによこのケーキ。貧乏を冷やかしているのかしら!」
魔女「まったく…腹が立つ」カパッ
魔女「…ショートケーキとモンブランとガトーショコラね」
魔女「…………スゥゥゥ」
魔女「はあぁ~~~…」ポワワーン
魔女「紅茶と一緒に食べた方が美味しいわよね。お湯を沸かさないと」
魔女「~~♪」
魔女「それになによこのケーキ。貧乏を冷やかしているのかしら!」
魔女「まったく…腹が立つ」カパッ
魔女「…ショートケーキとモンブランとガトーショコラね」
魔女「…………スゥゥゥ」
魔女「はあぁ~~~…」ポワワーン
魔女「紅茶と一緒に食べた方が美味しいわよね。お湯を沸かさないと」
魔女「~~♪」
男「ケーキ、喜んでくれたかなぁ」
友「なーにボーッとしてんだ?」
男「友!久しぶりだな。お前怪我は大丈夫なのか?」
友「熊に襲われたって騒いでるけど実際は鉢合わせただけだよ」
男「そうなのか…」
友「大怪我したのは、熊にビビって逃げてるときに転んで木にぶつかったんだ」
男「それはまた間抜けな話だな…」
友「ま、あれからだいぶ経ったし傷もまあまあよくなってきたよ」
男「それはよかった」
友「お前こそ、森て迷子になって一晩帰れなかったんだろ?よく熊に襲われなかったな」
男「ああ…うん、まあ」
友「………?」
友「なーにボーッとしてんだ?」
男「友!久しぶりだな。お前怪我は大丈夫なのか?」
友「熊に襲われたって騒いでるけど実際は鉢合わせただけだよ」
男「そうなのか…」
友「大怪我したのは、熊にビビって逃げてるときに転んで木にぶつかったんだ」
男「それはまた間抜けな話だな…」
友「ま、あれからだいぶ経ったし傷もまあまあよくなってきたよ」
男「それはよかった」
友「お前こそ、森て迷子になって一晩帰れなかったんだろ?よく熊に襲われなかったな」
男「ああ…うん、まあ」
友「………?」
友「はー、久々の学校はダルかったなー」
男「授業に付いてこれないってのが本音じゃないの?」
友「それはまあそうだけど…あ、ノートは貸してくれなくていいからな。写すのダルイから」
男「大丈夫なのか、それで」
友「大丈夫大丈夫。それよりゲーセン寄ってかね?」
男「いいよ」
友「よっしゃ!そうとなりゃ……ん?」
男「どうした?」
友「見ろよあの女、気持ちわりー…白昼堂々とコスプレだよ」
男「どれどれ……あっ!」
友「赤いリボンに黒いワンピース、片手には竹箒!ハロウィンはまだ早いっての。髪は綺麗なロングだけど…」
友「……あれ、なんか寒気が」
男「魔女……!」
友「え…、マジ……?あ、おい、待てって!」
男「ごめん!今日はゲーセンなしで!」
男「授業に付いてこれないってのが本音じゃないの?」
友「それはまあそうだけど…あ、ノートは貸してくれなくていいからな。写すのダルイから」
男「大丈夫なのか、それで」
友「大丈夫大丈夫。それよりゲーセン寄ってかね?」
男「いいよ」
友「よっしゃ!そうとなりゃ……ん?」
男「どうした?」
友「見ろよあの女、気持ちわりー…白昼堂々とコスプレだよ」
男「どれどれ……あっ!」
友「赤いリボンに黒いワンピース、片手には竹箒!ハロウィンはまだ早いっての。髪は綺麗なロングだけど…」
友「……あれ、なんか寒気が」
男「魔女……!」
友「え…、マジ……?あ、おい、待てって!」
男「ごめん!今日はゲーセンなしで!」
男「ここに入っていったよな…ずいぶん古い薬屋だ。漢方薬の店かな?」
男「なんか薬事法に触れそうなものを扱ってそうな…」
男「まあ、入ってみるか…」
カランカラン
爺「…いらっしゃい。悪いね、今ちょっと取り込み中で…今日は引き取ってもらえないかね」
男「え、あ、あの…」
魔女「………!」
爺「兄ちゃん?」
魔女「大丈夫よ、知り合いだから」
爺「知り合い?同業者かい?」
魔女「いえ、ごく普通の人間です」
爺「いいのかい、本当に…?」ヒソヒソ
魔女「ええ、続けてください」
男(何をやってるんだ…?)
男「なんか薬事法に触れそうなものを扱ってそうな…」
男「まあ、入ってみるか…」
カランカラン
爺「…いらっしゃい。悪いね、今ちょっと取り込み中で…今日は引き取ってもらえないかね」
男「え、あ、あの…」
魔女「………!」
爺「兄ちゃん?」
魔女「大丈夫よ、知り合いだから」
爺「知り合い?同業者かい?」
魔女「いえ、ごく普通の人間です」
爺「いいのかい、本当に…?」ヒソヒソ
魔女「ええ、続けてください」
男(何をやってるんだ…?)
魔女「これはこの前開発した傷薬です」
爺「おお」
魔女「少量でも発疹が出てしまいますが、効き目はあります」
爺「ほお…どれ、うまいこと他の薬と調合して効果を並まで抑えてみるかね」
魔女「ありがとうございます。それと、いつもの薬です」
爺「おお、そろそろ在庫が切れそうだったんだわい。さて、占めてなんぼかのう…今日はこれくらいでどうじゃ」
魔女「十分です」
爺「それじゃ、今日の商談は成立じゃの」
魔女「いつもご贔屓にしてくださってありがとうございます」
爺「おお」
魔女「少量でも発疹が出てしまいますが、効き目はあります」
爺「ほお…どれ、うまいこと他の薬と調合して効果を並まで抑えてみるかね」
魔女「ありがとうございます。それと、いつもの薬です」
爺「おお、そろそろ在庫が切れそうだったんだわい。さて、占めてなんぼかのう…今日はこれくらいでどうじゃ」
魔女「十分です」
爺「それじゃ、今日の商談は成立じゃの」
魔女「いつもご贔屓にしてくださってありがとうございます」
魔女「わざわざつけてくるなんて趣味が悪いのね」
男「ご、ごめん…たまたま見かけて、今日はどうしたものかと…」
魔女「見てたでしょ。ああやって薬を売って生計を立ててるの」
男「そうだったんだ…」
魔女「用は済んだならさっさとどこか行きなさい」
男「まだこれから用事あるの?」
魔女「特にないけど」
男「じゃ、じゃあさ、途中まで一緒に帰ろうよ!」
魔女「はぁ?あなた何言ってるの?そんなに薬漬けにされたい?」
男「いや、それは困るけど…あ、待ってよ!」
男「ご、ごめん…たまたま見かけて、今日はどうしたものかと…」
魔女「見てたでしょ。ああやって薬を売って生計を立ててるの」
男「そうだったんだ…」
魔女「用は済んだならさっさとどこか行きなさい」
男「まだこれから用事あるの?」
魔女「特にないけど」
男「じゃ、じゃあさ、途中まで一緒に帰ろうよ!」
魔女「はぁ?あなた何言ってるの?そんなに薬漬けにされたい?」
男「いや、それは困るけど…あ、待ってよ!」
魔女「ついてこないで」
男「いや、俺もこっちなんだけど…」
魔女「知ってるわよ」
男「………」
魔女「まだ何か」
男「箒で空飛んでかないの?」
魔女「そんなことをしたら騒ぎになるに決まってるじゃない。少し考えれば分かるでしょう?」
男「じゃあ箒置いてくればいいじゃん…」
魔女「あら、全く使わないってわけじゃないのよ?周りに誰も人間がいないときに、こうして低く飛ぶの」
男「世知辛い世の中だなぁ…」
魔女「それ、馬鹿にしているの?」
男「いや、そんなわけじゃ」
男「いや、俺もこっちなんだけど…」
魔女「知ってるわよ」
男「………」
魔女「まだ何か」
男「箒で空飛んでかないの?」
魔女「そんなことをしたら騒ぎになるに決まってるじゃない。少し考えれば分かるでしょう?」
男「じゃあ箒置いてくればいいじゃん…」
魔女「あら、全く使わないってわけじゃないのよ?周りに誰も人間がいないときに、こうして低く飛ぶの」
男「世知辛い世の中だなぁ…」
魔女「それ、馬鹿にしているの?」
男「いや、そんなわけじゃ」
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