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元スレまる子「おじいちゃんが認知症になった」
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ひろし「くそっ、こんなに汚しやがって」
コンロはべたべたになり、床にも茶色い汚れがついていた。
歩くたびに、こぼれた砂糖の粒がざりざりと音を立てる。
まる子「みんなは?」
ひろし「かーさんは買い物……ばあさんは老人会だとよ。ふん、俺に押しつけて遊びに行ったんだ」
まる子「……」
コンロはべたべたになり、床にも茶色い汚れがついていた。
歩くたびに、こぼれた砂糖の粒がざりざりと音を立てる。
まる子「みんなは?」
ひろし「かーさんは買い物……ばあさんは老人会だとよ。ふん、俺に押しつけて遊びに行ったんだ」
まる子「……」
実際はここまでひどくなくねとマジレス
まあSSだから多少脚色したほうが面白いからいいんだけど
まあSSだから多少脚色したほうが面白いからいいんだけど
友蔵「あー、茶が飲みたい。こゆきさんや、一杯淹れてくれ」
まる子「……はいどうぞ」
友蔵「うーんうまい、さすがようこさんじゃのう」
ひろし「ちっ……おいまる子。俺はパチンコ行ってくるからな」
まる子「え、待っ……」
まる子「……はいどうぞ」
友蔵「うーんうまい、さすがようこさんじゃのう」
ひろし「ちっ……おいまる子。俺はパチンコ行ってくるからな」
まる子「え、待っ……」
おじいちゃんと二人きり。
いつもはこんなとき、なにをして遊んでいたっけ?
トランプ?
おままごと?
浪曲を聞かせてもらったりしてたっけ。
友蔵「あーあー。ちょうちょがたくさん」
こんな状態のおじいちゃんを置いて遊びにはいけない。
かといって誰かを呼にわけにもいかない。
まる子「どうして……おじいちゃん……」
いつもはこんなとき、なにをして遊んでいたっけ?
トランプ?
おままごと?
浪曲を聞かせてもらったりしてたっけ。
友蔵「あーあー。ちょうちょがたくさん」
こんな状態のおじいちゃんを置いて遊びにはいけない。
かといって誰かを呼にわけにもいかない。
まる子「どうして……おじいちゃん……」
家は静かだ。
虫の鳴く声、時計の音、おじいちゃんのうめきだけが聞こえる。
何時間、ぼうっとしていただろう。
おねえちゃん「ただいま……って、まる子。どうしたのあんた、顔真っ赤じゃない」
まる子「うっ……ううう……おねえちゃん……」
虫の鳴く声、時計の音、おじいちゃんのうめきだけが聞こえる。
何時間、ぼうっとしていただろう。
おねえちゃん「ただいま……って、まる子。どうしたのあんた、顔真っ赤じゃない」
まる子「うっ……ううう……おねえちゃん……」
じいさんどんだけ女遊びしてきたんだよ
あとひろしはなんでそんな時間にいるんだっていう
あとひろしはなんでそんな時間にいるんだっていう
まる子「どうしてみんな……ううう……」
おねえちゃん「大丈夫大丈夫。みんなすぐ帰ってくるよ」
――――
おとうさんはパチンコに負けたらしい。
機嫌が悪くて怒り顔をしているので、少し怖い。
おかあさんは買い物袋を四つも下げて帰ってきた。
家にいたくなくて、あちこち回ったのだろう。
おばあちゃんは一見なんともなさそうに見えたけど、眼鏡の奥の瞳があらぬほうを向いていた。おじいちゃんの今の現実を認めたくないのだと私は思った。
おねえちゃん「大丈夫大丈夫。みんなすぐ帰ってくるよ」
――――
おとうさんはパチンコに負けたらしい。
機嫌が悪くて怒り顔をしているので、少し怖い。
おかあさんは買い物袋を四つも下げて帰ってきた。
家にいたくなくて、あちこち回ったのだろう。
おばあちゃんは一見なんともなさそうに見えたけど、眼鏡の奥の瞳があらぬほうを向いていた。おじいちゃんの今の現実を認めたくないのだと私は思った。
夕飯はみんなバラバラだった。
おばあちゃんは済ませてきたらしく、おかあさんはコロッケを一つ食べてすぐに部屋にこもり、おとうさんはおかあさんにお金をもらって飲みに行った。
おねえちゃん「これからどうなるんだろうね」
まる子「うん……」
おねえちゃんは学校で先生に認知症のことを訊いたり、図書室で調べ物をしたらしい。
おねえちゃん「一番簡単で最善なのは……やっぱり施設なのかな」
おばあちゃんは済ませてきたらしく、おかあさんはコロッケを一つ食べてすぐに部屋にこもり、おとうさんはおかあさんにお金をもらって飲みに行った。
おねえちゃん「これからどうなるんだろうね」
まる子「うん……」
おねえちゃんは学校で先生に認知症のことを訊いたり、図書室で調べ物をしたらしい。
おねえちゃん「一番簡単で最善なのは……やっぱり施設なのかな」
友蔵がおねえちゃんレイプしたのかとおもた
70過ぎじゃたたないやなガハハ
70過ぎじゃたたないやなガハハ
おねえちゃん「まる子もテレビ見たり、社会の授業でも教わったでしょ?」
まる子「日本は高齢化社会で、子供も少なくなってる……やつ?」
おねえちゃん「そう。でも、老人の数の割合に対して施設は足りていないのが現状。とくに、おじいちゃんのああいう……」
そこまで言って、言葉を濁す。
やっぱりおねえちゃんも認めたくないんだろう。
家族の「今」も、おじいちゃんのことも。
まる子「日本は高齢化社会で、子供も少なくなってる……やつ?」
おねえちゃん「そう。でも、老人の数の割合に対して施設は足りていないのが現状。とくに、おじいちゃんのああいう……」
そこまで言って、言葉を濁す。
やっぱりおねえちゃんも認めたくないんだろう。
家族の「今」も、おじいちゃんのことも。
それから数日が過ぎた。
佐々木のじいさんにもらった花はすぐにしおれた。
まるで、この家の陰気さに負けたようだった。
たまえ「今日の体育はマラソンだって」
まる子「ええー。やだねえ」
花輪「ベイビー、しっかり運動しなきゃ素敵なレディになれないよ」
みぎわ「花輪くんのためなら、アタシがんばるわ。打倒ボルトよぉん」
花輪「おっと、英会話学習の時間だ。アデュー」
佐々木のじいさんにもらった花はすぐにしおれた。
まるで、この家の陰気さに負けたようだった。
たまえ「今日の体育はマラソンだって」
まる子「ええー。やだねえ」
花輪「ベイビー、しっかり運動しなきゃ素敵なレディになれないよ」
みぎわ「花輪くんのためなら、アタシがんばるわ。打倒ボルトよぉん」
花輪「おっと、英会話学習の時間だ。アデュー」
――――校庭――――
まる子「はあはあ……」
たまえ「はあはあ……風を切って走るまるちゃん……かっこいい……」
はまじ「はあは……ん? なんだあれ」
友蔵「おーい、おーい」
ブー太郎「あれはたしか……さくらのおじいちゃんだブー?」
まる子「はあはあ……」
たまえ「はあはあ……風を切って走るまるちゃん……かっこいい……」
はまじ「はあは……ん? なんだあれ」
友蔵「おーい、おーい」
ブー太郎「あれはたしか……さくらのおじいちゃんだブー?」
はまじ「おい、さくら」
まる子「ん?」
はまじ「さくら、あれお前のおじいちゃんじゃないか?」
友蔵「おーい、おーい」
まる子「えっ……おじいちゃん、どうして学校に……」
城ヶ崎「あ、あれって……」
山田「あはは。さくらのおじいちゃんがパンツ持って叫んでるぞ。あはははははは」
まる子「ん?」
はまじ「さくら、あれお前のおじいちゃんじゃないか?」
友蔵「おーい、おーい」
まる子「えっ……おじいちゃん、どうして学校に……」
城ヶ崎「あ、あれって……」
山田「あはは。さくらのおじいちゃんがパンツ持って叫んでるぞ。あはははははは」
先生「おや? みなさんどうしました?」
藤木「やった……一休みできる……」
永沢「きみは卑怯だね藤木くん」
藤木「だって、みんなも歩いてるじゃないか。きみだって」
永沢「ふん」
友蔵「おーーーーーーーーーーーーーーーい。こうめさんや、忘れものじゃぞーーーーーー」
まる子「ちょっと、おじいちゃんやめて!」
とし子「うわ、すごい……」
冬田「ひ、ひらひらの付いたパンツ……」
城ヶ崎(あれがさくらさんのおじいちゃん……)
山田「さくらのおじいちゃんはボケな上に色ボケだじょーーー。あははははははは」
藤木「やった……一休みできる……」
永沢「きみは卑怯だね藤木くん」
藤木「だって、みんなも歩いてるじゃないか。きみだって」
永沢「ふん」
友蔵「おーーーーーーーーーーーーーーーい。こうめさんや、忘れものじゃぞーーーーーー」
まる子「ちょっと、おじいちゃんやめて!」
とし子「うわ、すごい……」
冬田「ひ、ひらひらの付いたパンツ……」
城ヶ崎(あれがさくらさんのおじいちゃん……)
山田「さくらのおじいちゃんはボケな上に色ボケだじょーーー。あははははははは」
先生「あなたは、さくらさんの……」
まる子「うちのおじいちゃんです、ごめんなさい、ごめんなさい」
友蔵「忘れものじゃぞーーーー」
――――――
まるちゃんは早退した。
クラスはまるちゃんと、まるちゃんのおじいちゃんの話題で持ちきりになっている。
笹山「ちょっと怖かったね」
城ヶ崎「うん……パンツ振り回して叫んでたもんね……」
藤木(大丈夫だよ笹山さん、君は僕が守る)
永山(認知症か……。さくらさんも家族も大変だろうなあ)
まる子「うちのおじいちゃんです、ごめんなさい、ごめんなさい」
友蔵「忘れものじゃぞーーーー」
――――――
まるちゃんは早退した。
クラスはまるちゃんと、まるちゃんのおじいちゃんの話題で持ちきりになっている。
笹山「ちょっと怖かったね」
城ヶ崎「うん……パンツ振り回して叫んでたもんね……」
藤木(大丈夫だよ笹山さん、君は僕が守る)
永山(認知症か……。さくらさんも家族も大変だろうなあ)
野口「クックックッ……大変なことになったね」
たまえ「……」
野口「まあ、私たちにはなにもできないけどね。クックック」
――――
ひろし「もう、駄目だろう」
おかあさん「でも……」
たまえ「……」
野口「まあ、私たちにはなにもできないけどね。クックック」
――――
ひろし「もう、駄目だろう」
おかあさん「でも……」
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