元スレ千冬「一夏、私は心配だぞ」一夏「何がだよ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
253 = 215 :
254 = 212 :
>>253
もっと保守してもいいんだよ?
255 = 105 :
>>253
こりゃビッチですわ
256 = 215 :
>>254
べ、別に保守したいわけじゃないんだからね!
257 = 102 :
ただいま
書き始める
259 = 102 :
数日後
鈴「さーて、宿題終わりーっと…」
ティナ「え、嘘!?早っ!まだ私3分の2は残ってるのに」
鈴「代表候補生舐めるんじゃないわよー、このくらいちょちょいと終わらせられるっての!」
ティナ「そっかー、アンタ代表候補制だっけ…見かけによらず」
鈴「見かけによらずは余計よ!どうする?わからないトコがあったら教えよーか?」
ティナ「んー、別に大丈夫―。計算めんどくさいだけだし、一応わかってはいるから」
鈴「ふーん…そう、じゃいいけど」ホンダナガサゴソ
ティナ「そういえばさ、鈴」
鈴「んー?」ザッシハッケン
ティナ「最後はデュノアさんが織斑君に告白するらしいね」
260 = 102 :
>>253
いいね、実にいい
262 :
鈴って性格良くないよな
登場時はシャルより腹黒だし
263 = 102 :
鈴「へー…そう」
ティナ「いいの?アンタ」
鈴「なにが?」
ティナ「織斑君のこと」
鈴「別にー。私は告白しないって、付き合う気ないって言ってるでしょ?」
ティナ「そう…じゃあ彼女さんはデュノアさんに決定かなー?」
鈴「………どういうことよ?」
ティナ「最近の彼女、織斑君にすごくアプローチかけてるらしいよ。加えて可愛らしいルックスにあの気遣い上手。
私が男なら放っておかないわ、いや、放っておくかもしれないけど、向こうから告白されたら確実にOKだすわね」
鈴「………」
ティナ「最近は織斑君にお弁当作ってあげてるみたいだし、練習とかで一緒にいるところも見るなぁ…」
鈴「…るさい」
ティナ「こりゃ、完全独走状態だよねー。織斑君もああいうタイプ好きそうだし…」
鈴「うるさいって言ってるでしょ!!」
264 = 102 :
>>261
そんな…
265 = 102 :
鈴「なんなのよ、最近!聞いてもいない一夏の話ばっかりして!!もううんざりなの!」ガタン
ティナ「……」
鈴「アンタは私にどうしてほしいわけ!?それとも苦しめて楽しんでるの?」
ティナ「私はさ…私はアンタに笑ってほしいだけだよ、鈴」
鈴「はぁ?ちょっと待ってよ、笑ってって…笑ってるじゃない!いつも教室で!」
ティナ「本当にそう思ってるの?」
鈴「何が言いたいのよ」
ティナ「今のアンタのいう笑顔っていうのは単に状況に合わせて口角が上がってるだけ、目も笑ってないし、チグハグだし…正直とても不気味で不細工よ」
鈴「ッ!!!」
ティナ「なんだ、自分でも気づいてるんじゃない。だったら原因も自分で予想はついているわよね?」
鈴「うるさい!」
266 = 102 :
ティナ「私は凰鈴音のクラスメイトでルームメイトで仲のいい友人で、代表候補生、凰鈴音のファンだと思ってる。
いつも快活で真っ直ぐなアンタのね。だから今みたいな体たらくは正直見てられないの。
荒療治でもなんでも、無理矢理目を覚まさせるわよ」
鈴「………ゴメン、今日はもう寝る…明かりはつけたままでいいから」グス
ティナ「そう、お休み…」
鈴(そういうとティナは部屋の明かりを消して机の電光のみで宿題をし始めた。消していいって言ったのに…
整理のつかない気持ち、抑えていた感情が爆発してしまったのと反面、私の“心”が暖かみを取り戻した気がする。
思いっきり叫んで、少し泣いてようやく何かが見えたのかもしれない。まぁ、そこからすぐに動き出せるかどうかは話は別だけど…)
鈴「ありがとうね、親友」
鈴(布団の中でティナに絶対に聞こえないように呟くと、私は静かに眠りに落ちた。数日ぶりにぐっすり眠れた)
267 = 215 :
>>264
じゃあこれも張るから完結させろ…させてください
268 = 102 :
鈴(そこからは私はなるべく積極的に一夏に会おうと試み始めた。
しかし、なかなか上手くいかず…というか直前で私がヘタれてしまい2組に逃げ帰るのが常。
そんな日が何日が続いて)
夜:自室
ティナ「で、今日もダメだったと…」
鈴「ウン…」
ティナ「なっさけな」ハン
鈴「ううううううるさい!!鼻で笑うな!」
ティナ「だってさー」ゲラゲラ
鈴「思いっきり笑うのも禁止!!」
鈴(そしてあっという間にまた数日が経過して…運命の日が来てしまう)
269 = 205 :
なぜ鈴を貼らないし…
270 = 215 :
>>269
……………持ってねーんだよ…
基本がシャル、セシリアだからな
271 = 102 :
トレーニングジム
鈴「シャルロットが告白するの!?明日!?」
ティナ「うん、らしいよー、67…ろくじゅ…」
鈴「そんな…ううん、私がウジウジやってたせいだ…」ショボーン
ティナ「でさ、アンタと織斑君、どれくらいまで関係修復した?」
鈴「えーと…とりあえず気軽にあいさつできるくらいまで。世間話とかはまだ…」
ティナ「差が付きすぎでしょ、アンタ」
鈴「……」ジワッ
ティナ「あーはいはいよしよし、泣かないの!ったくもー…」ナデナデ
鈴「どうしよう…どうしよう、ティナぁ…」
ティナ「アンタも告白すれb…
鈴「今は無理!!」
ティナ「早っ!」
272 = 102 :
翌日(シャルロットの告白当日)―放課後
鈴(ついに今日という日を迎えてしまった。昼飯はみんなと一緒に食べたので、おそらくシャルロットが告白するのは放課後…つまりこれからだ
邪魔する度胸も策も低いモラルもない私は誰もいない教室で悶々としていた)
鈴「どうしよう…ホント、どうしよう…」
鈴(そんな感じで頭を悩ませていると廊下から声が聞こえてきた)
シャル「じゃあ、そういう訳だから一夏、これからしばらく屋上で待っててくれる?」
一夏「おう、分かった!…けど、前みたいな事は控えてくれよ?嬉しいが心臓に悪い…」
シャル「あははは、もうボクらからは控えるよ」
一夏「?」
シャル「ハイ!じゃあこれ!よろしくね!」
一夏「あぁ、任せておけ!これくらいならお安い御用だ!!」
273 = 102 :
鈴「やっぱり、放課後で告白するんだ…」ソー
鈴(別にやましいことはないのに思わず隠れてしまう私、っていうか屋上で告白!?ベタベタね、シャルロット!)
鈴「そっか告白するんだ…」グッタリ
鈴「そう…よね…シャルロットならきっと一夏ともお似合いだし」
鈴(胸が苦しい、痛い…杭みたいなもので心臓を思いっきり抉られてるようだ。
もうやだよ…いなくなりたい…)
ティナ『私はアンタに笑っててほしいだけよ…』
鈴(膝を抱えてたところでティナに言われたことを思い出し目を覚ます。
そうだ、自分を心配してくれたティナの…なによりも自分のためにも怖がってちゃダメだ!
こんなところで逃げたらきっと私は)
鈴「告白してフラれるほうがよっぽどスッキリする!」
鈴(教室で一人、自分のこぶしを握り締め、意を決して私は飛び出した)
274 = 205 :
いよいよか
支援
275 :
千冬ねえ千冬んねえ
276 = 48 :
277 = 102 :
鈴(屋上に出る階段はひとつしかない。そこへ向かっている途中の廊下でシャルロットが壁に身を預けてた)
シャル「あ、鈴…」
鈴「どうしたの?一夏に告白するって友達から聞いたんだけど…」
シャル「んーちょっと準備中かな?」
鈴「準備ってなによ?」
シャル「あぁ、うん。コッチの話。で、鈴はどうしたの?今更、正直になって告白する決心がついたとか?」
鈴(今更って単語にカチンとは来たが、身から出た錆だ。深呼吸をしてシャルに向き直る)
鈴「まぁね、出来るなら綺麗に散ってやろうと思ってね。出来るなら私も告白していいかしら?」
278 = 102 :
鈴(一瞬だけそれに驚いた表情をしたシャルロットは再びいつものように笑顔を浮かべた)
シャル「ううん、どうぞ。鈴から行っていいよ。
一夏なら屋上で待ってると思うから」
鈴(くっ、勝者の余裕か…とも思ったけどありがたかった。私は「ありがと…」と軽く告げて屋上を目指した。
屋上までの十数段の階段がとても長く感じる。一段一段上がるたびに酸素が薄くなっていくようで苦しい。
畜生!負けてたまるか!!)
鈴「このおおおおおお!!!」
鈴(気合一喝、私は一段飛ばしで会談を登り終える)
鈴「フフン、どんなもんよ!」
鈴(大して誇れないことに胸をはりつつ最後の関門、ドアノブに手をかける。
もう、後戻りする気なんてない)
280 = 102 :
鈴(思いっきりドアを開ける。大きな音がしようが構わない、今の私は1秒でも早く一夏に会いたかった)
鈴「いた…!」
鈴(一夏は屋上の柵に体を預けて夕焼けを見上げていた。それがどこか儚げで今すぐに消えてしまいそうな…そんな錯覚を私に抱かせる。
ただ、私に顔を向けてくれない。まるで私が来たことに気づいてないような、素振りだ。
それもしょうがない…自分のコトを思い返せばそうなるのも当然か)
鈴「よし…!」
鈴(私は意を決して一歩を踏み出した)
鈴「一夏…」
281 = 102 :
鈴「一か月くらい前、理想のタイプ聞かれて、バカみたいな答え返したよね。ゴメン、アレ嘘」
鈴(声が震える、上擦りそうになる)
鈴「私が本当に好きなのは、背はまぁまぁで、勉強が凄く苦手で、脇が甘くて、とんでもなくヘタレで情けないけど」
鈴(胃が痛い、胸が苦しい…呼吸ができない…)
鈴「………でも、誰かのために一生懸命で、優しくて、いつだって自分らしくて真っ直ぐな男…そう、私、凰鈴音は」スゥ
鈴(苦しくなって少し深呼吸する)
鈴「織斑一夏が」ハァ
鈴「大好きだあああああああああああああああああああ!!!!!!」
282 = 95 :
えんだあああああああああ
283 = 48 :
シエンダアアアアアアアアアアアアアア
もちろん付き合って結婚するところまで書ry
284 = 102 :
鈴(しかし、一夏は無反応。え、ちょっと待ってよ…まさかそこまで私のこと嫌いになっちゃってたの?
震える足で一夏のに近づく、あともう少しって所で一夏が耳にかけていたイヤホンを外して、そしてこちらを見た)
一夏「うおっ!鈴!?なんでお前がこんなところにいるんだ!?しかもなんで泣きそうな眼をしてるんだよ!」
鈴「ふぇ?」
一夏(うお…かわいすぎるだろ…)
一夏「いや、なんでお前がここにいるのかと思って…」
鈴「シャルロットじゃなくて悪かったわね」グスッ
一夏「え」
鈴「ん?」
一夏「いや、俺が待ってたのはシャルじゃなくて軽音部のDさんだぞ?」
鈴「………………ハイ?」
285 = 102 :
ラウラ「状況終了だ!」
鈴(後方から凛々しい声が聞こえたかと思うと建物の陰からラウラ、箒、セシリア、そしてドアを開いてシャルと…ティナが現れた)
鈴「え?え?」
一夏「ん?なんだコレは?」
鈴(一夏も気づいていない。え?どういうこと?)
シャル「作戦は大成功だね!!」
ラウラ「無論だ、私が指揮をとったのだからな。むしろ失敗する方が難しい」
セシリア「ラウラさんはなにもなさってないでしょうに…シャルロットさんの作戦に沿っただけでしたからね」
箒「まぁ、言わせてもらえるとするならば、私たちが余りにもピエロで不満だ、ということだな」
シャル「ううん、ボクなんて何もしてないよ。ティナさんの協力がなければきっと作戦は心配してたと思うし」
ティナ「ヘタレの尻に火をつけるくらい任せておきなさいって。予想通りに事が進んだでしょ?」
シャル「バッチリ!」
286 = 79 :
ぶわっ
287 = 205 :
いいねぇ
288 = 102 :
鈴「え、シャルロット…アンタ、告白するんじゃ…」
シャル「あぁ、うん…もう一夏に告白は済ませてたんだ。みんなでー2週間くらい前に」
鈴「うぇ!?」
鈴(思わず一夏を見る。気まずそうに目を逸らし、頭をかいている。どうやら嘘ではなさそうだ。
え、ってちょっと待って?2週間前に告白!?しかもみんなで?)
鈴「え、でもティナが…」
ティナ「あー、ごめん。アレ嘘。」
鈴「ふぇ?」
シャル「ごめんね、鈴。じゃあ僕からネタばらしするね」
289 = 68 :
こ、これはまさか…!
290 = 102 :
鈴「はぁああああああっ!?」
鈴(結果をまとめよう。
今回の作戦(?)の目的は私に素直にさせて一夏に告白させることだったらしい。
ただ、それだけでは釈然としないので、その前にみんなで告白してしまおうって流れだったらしい。
それが2週間前のコト、結果は全員惨敗。
ちなみにティナはシャルが私の所へ送り出した間諜で、私を焚き付けて今日この日に一夏に告白させるためのコンディションを調整する役どころだったらしい。
どうりでタイミングが素晴らしいと思ったわ…)
一夏「で、俺は軽音楽部のDさんに呼ばれたんだよ。この曲の男性の意見を聞きたいって言われてな。」
鈴(そう言って一夏はイヤホンを外した)
イヤホンからの音楽「スーパスーパストリーム♪」
鈴「………で、一夏にイヤホンつけさせたのにはどういう意図が?」
ラウラ「ふむ、ティナ・シャルロット・箒」ユビパッチン
3人「「「了解!」」」
291 = 102 :
鈴(そういって、3人が私を抑え込んでくる。元からタッパが違う3人にいきなり襲われたのだ
抵抗しようにも、抜け出せるのは至難の業だ)
ラウラ「ご苦労」
一夏「おい、ラウラ…これは…」
ラウラ「一夏、まずはコレを聞け」
鈴(そういってサウンドレコーダーを取り出す。なにやら音量調整をしている。
そこで何を聞かせるか大体見当がついた。サーッと体中から血の気が引くのがわかる)
鈴「やめて!ラウラ!お願い!!」
ラウラ「騒々しい捕囚だな…黙らせろ」フン
ティナ「了解!!ごめんねー鈴♪」グイグイ
鈴(ごめんねーとか言いながら笑顔で私の口にハンカチをかませ猿ぐつわ状態にするティナ。
離せ!ヤメテ!!)モガモガ
292 = 67 :
猿った
昼寝するわ
293 = 250 :
一生寝てろ
294 = 102 :
箒「落ち着け、鈴。一夏に聞こえないだろう?」ニヤニヤ
シャル「そうだよ、鈴。とっても素敵な告白だと思うよ?」ニヤニヤ
一夏「これで再生ボタン押すのか?」
ラウラ「うむ」
鈴(やめてえええええええええええええええええ!!!!!)モガガガガガ
295 = 79 :
生殺しじゃないか
297 = 105 :
うぬ
298 = 102 :
レコーダー『一か月くらい前、理想のタイプ聞かれて、バカみたいな答え返したよね。
ゴメン、アレ嘘。私が好きなのは、背はまぁまぁで、勉強が凄く苦手で、脇が甘くて、とんでもなくヘタレで情けないけど………
でも、誰かのために一生懸命で、優しくて、いつだって自分らしくて真っ直ぐな男…
そう、私、凰鈴音は織斑一夏が大好きだあああああああああああああああああああ!!!!!!』
一夏「////」アワワワワ
鈴「」シノウ
他「////」ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ(&猿ぐつわ解放)
一夏「あのさ…鈴…」///
鈴「何よ…」シロメ
一夏「このことなんだけど…」
鈴「!!!」バッ
299 = 102 :
一夏(怒られる!?)ビクッ
鈴「えぇ、好きよ!大好き!!悪い!?素直になれなかったり暴力振るうけど私はアンタが好きだああああああああああああ!!!」
一夏「/////」
一夏「そのさ…」
鈴「あによ」グスッ
一夏「こんな俺でよかったらだけどさ…」
鈴「うん…」
みんなの評価 : ★★
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