元スレ釣り師「……む!こいつはでかいぞ!!」少女「ぬわーー!!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
海岸
釣り師「……」
少女「……もぐもぐ」
釣り師「おい」
少女「お兄さん、良い餌使ってないね。もっとこう生きのいい餌にしたほうがいいよ?」
釣り師「それ、ルアーだ」
少女「―――あだだだ!!!口の裏に針が刺さった!!」
釣り師「お前、誰だよ!!」
少女「はえ?誰って……人魚ですけど、なにか?」
2 :
まずは魚拓だな
3 :
パイ拓
4 = 1 :
釣り師「……いいから、ルアー返せ」
少女「あがが……ふう……取れた。はい」
釣り師「涎と血が……きたねえ……」
少女「いやー。久々に陸にあがっちゃったなぁー」
釣り師「……なあ」
少女「ん?」
釣り師「人魚って言ったな?」
少女「はい」
釣り師「俺にはスクール水着を着た、中学生ぐらいにしかみえないが?」
少女「あっはっはっは。何を馬鹿な。こうやって胸のところに『にんぎょ』ってちゃんとかいてるでしょ?」
釣り師「……」
少女「それにしてもここはいつもかわんないなぁー。ま、一昨日も陸に上がったんですけど!」
釣り師「なんだ、こいつ」
5 :
①①①①
6 :
続けろ下さい
7 = 1 :
少女「いや……やっぱ、陸は寒いですね!!」
釣り師「もう秋だからな」
少女「お兄さん、なにか暖かいものを」
釣り師「……お前、人間だろ?」
少女「人魚ですって」
釣り師「人魚っていったら、普通は下半身が魚じゃないのか?」
少女「あはははははは!!お兄さん、人魚童貞?」
釣り師「人類の大半はそうだろうな」
少女「人魚は人類です。だから、見た目は貴方達と変わりません」
釣り師「その水着は?」
少女「これは我々の民族衣装です」
釣り師「変わった民族だな」
少女「そんなことな……は……は……はっくしゅん!!―――あはー、はなみじゅーでだー」
釣り師「きたねえ……」
9 = 1 :
少女「お兄さん、ティッフちょーらい」
釣り師「ほらよ……」
少女「ありがほお……チーン!!」
釣り師「ほら、この上着貸してやる」
少女「マジで!?お兄さん、優しいね。どう?私が好きになったら、惚れる?」
釣り師「……で、なんでこんなところで泳いでたんだ?」
少女「えー?お姉ちゃんがコンビニでスルメ買ってこいって言うから、まあ、陸を目指してたんだけど」
釣り師「スルメ……」
少女「そこに私好みの餌が泳いでたから、パクって」
釣り師「お前ら、人魚なんだよな?」
少女「なんどいえば分ってくれるの?」
釣り師「魚とか海の生き物食ってんのか?」
少女「そこにしか食糧ないし」
釣り師「共食いじゃねーのか?」
少女「いや、人魚と魚は同胞じゃないよ?何言ってるの?」
10 = 1 :
釣り師「魚と会話できたりするんじゃないのか?」
少女「あはは。ラノベのよみすぎー」
釣り師「……」
少女「そんなの絵本の中だけだよー?」
釣り師「お前が人魚っていうのが本当に信じられないんだけど……証拠はあるのか?」
少女「証拠?」
釣り師「人魚ってことが一発で分かるものとかねーのか?」
少女「……ふふーん!!」
釣り師「なんだ、貧相な胸を張っても悲しいだけだぞ?」
少女「ちがっ!?ここ、ここ!!『にんぎょ』って書いてあるでしょ!?」
釣り師「書いただけだろ」
少女「もう……だから人間は嫌い……全然信じてくれないし」
釣り師「無理だろ」
少女「かわいいから!?」
釣り師「いや……かわいいけど」
11 :
ほほう
12 = 8 :
ほ
13 :
人魚の血か…
14 = 1 :
少女「っと、こんなところで油を売ってる場合じゃなかった!!」
釣り師「どっか行くのか?」
少女「スルメ、買いに!!」
釣り師「車に気を付けてな」
少女「ありがとーお兄さん!ティッシュ、柔らかかったよ?」
釣り師「上着の礼を言えよ」
少女「おお、そうだった。はい、上着。あまり温かくならなかったのは内緒ね?」
釣り師「誰にだよ」
少女「じゃ、また運命が交錯したら会おうね~!!」
釣り師「ああ……」
少女「ばいば――――ふぎょ!?」
釣り師「あ、こけた」
少女「えーい!!こんなところに石を置いたやつはだれだー!!」
釣り師(元気そうだし、大丈夫か……さてと、釣りの続きでもすっか)
少女「犯人は波ですな!!」
15 :
パパスかと思った
16 :
ママレ…?あなた、ママレなの…!?
17 :
任侠と書いて人魚と(ry
なんだSSか…腹筋スレかと思ったわ
18 = 1 :
―――数十分後
釣り師「釣れないな……ふわぁぁぁ」
釣り師「……」
少女「わたし、だーれだ!」
釣り師「なんで俺の顔を覗き込んでそれを言うんだ。普通は手で目を隠すだろ」
少女「おぉ。じゃあ、はい。―――だーれだ♪」
釣り師「おせーし、前から隠すな。うっとうしい」
少女「文句多いなぁ。人魚童貞め」
釣り師「お前が人魚なら、もう童貞じゃないな」
少女「ひ……私の処女が……これで30人目……くらいかな?」
釣り師「買い物は終わったのか?」
少女「うん!ばっちりだよ!」
釣り師「良かったな」
少女「ねえねえ、釣れてる?」
釣り師「見ての通りだ。まだ収穫ゼロ」
19 = 1 :
少女「そっか」
釣り師「ああ」
少女「~♪」
釣り師「……」
少女「つがるかいきょぉぉふゆげぇーしきぃぃ♪」
釣り師「おい」
少女「ん?」
釣り師「魚はやらないぞ?」
少女「えー!?なんでー!?!?」
釣り師「なんで、当然のように貰おうとしてるんだよ!?」
少女「だって、お兄さんに口の中、ズタズタにされたし」
釣り師「それは……まあ、悪かったけど」
少女「では、遠慮なく♪」
釣り師「隣で待つなよ!?」
少女「なんでー?いいじゃなーい」
20 = 8 :
ほのぼのしてていいな
21 :
言っておくが、釣り針が刺さるってギャグですませられるレベルじゃねーよ
ルアーの針が根元のほうがまで指にささったことがあって、釣り針には返しがあるから一旦針の先端が外にでるまで刺して貫通させてから返しを潰すか、返しがある部分を切って、そのあと普通に針を抜く方法があるんだが、
俺の場合はそのまま針を突き刺して皮膚から外のだそうと思っても、角度的に爪の裏にいくだけだったから、その方法ができなかった。
で結局、ペンチでルアーをつかんで、無理矢理抜く方法をとってみたんだが。めちゃくちゃ痛かった
まあ、当たり前だよな、返しが自分の肉に引っ掛かってるんだから。
でやっとルアーがとれたと思って、刺さってた指をみたら、まだ銀色の何かがくっついてるんんだわ。
結局「針を抜いた」んじゃなくて、「針が刺さったまま折れた」だけなんだよな
結局病院いって麻酔してもらって針を抜いてもらった
22 :
なんかのコピペですか?
23 = 11 :
>>21
あ、はい
24 = 1 :
釣り師「よくねーよ。早く帰れよ」
少女「ぶー」
釣り師「お姉さんが待ってるんじゃないのか?」
少女「へーきへーき。今、お姉ちゃんは爆睡してるから」
釣り師「もう朝だぞ?起こさなくてもいいのか?」
少女「今日は祝日だし」
釣り師「人魚の世界も祝日があるんだな」
少女「まあね」
釣り師「……お!?」
少女「竿が痙攣してますよ!?エロいですねー!!」
釣り師「どこ見ていってんだよ!?」
少女「うは」
釣り師「そ、それより今度こそ大物が!!」
少女「ふれーふれー!お兄さん!今晩のおかずはマグロの塩焼きがいいなー♪」
釣り師「手伝えよ!!」
25 = 1 :
釣り師「ふぬぬぬ……!!」
少女「うおー!!―――お兄さん!!あっちにサーファーがいますよ!!」
釣り師「お前、釣れても絶対に分け前はやらん」
少女「それは困る」
釣り師「なら、手伝え!!」
少女「はいはい。―――オーエス」
釣り師「袖を摘まむだけで手伝ってると言えるのか?」
少女「えー?」
釣り師「ほら、お前も竿を引け!」
少女「はいはい、人使いが荒いんだから……いや、まあ、人魚だし、ここは人魚使いと言ったほうが文法的に……」
釣り師「……」
少女「に、睨まないで……冗談、ですって……」
釣り師「早く」
少女「わかりましたよ。―――おりゃぁぁぁ!!」
釣り師「おし!もうちょいだ!!影が見えてきたぞ!!」
27 = 2 :
バーブレスのフック使えばゆゆう
28 = 1 :
少女「カジキマグロをしょもぉぉぉぉ!!!」
釣り師「えぇぇぇい!!」
姉「ぬわーーー!!!」
釣り師「……」
少女「あー♪お姉ちゃんだー♪」
姉「いってー!!なんだこれ!?釣り針かよ!!ひっでー!!」
少女「お姉ちゃん、はい、スルメ♪」
姉「あがが……ふう……お、サンキュー」
少女「珍しいね、浅瀬まで来るなんて」
姉「いや、なんか寝ぼけてここまで流されちゃったよ」
少女「もう、お姉ちゃんはドジっ子なんだからぁ」
姉「おまえに言われたくないやい」
少女「あははは」
姉「あははは」
釣り師「―――さてと、今日は日が悪いな。帰ろう」
30 = 1 :
少女「あれ?帰るの?」
姉「誰?このおっさん」
釣り師「まだ20代だ!!」
少女「今日の食材屋さん」
姉「へえ。でかいの頼むわ」
釣り師「なんで、俺がお前らのために釣らなきゃいけないんだよ?」
姉「なんでって」
少女「さあ?」
釣り師「……で、あなたは?」
姉「私?―――どう?見て分かるでしょ?」
釣り師「分かるかよ」
姉「人魚です」
釣り師「俺にはビキニのエロい人にしか見えない」
姉「エロいって……どこみてんのよ!!エッチ!!」
釣り師「なんで尻を手で隠すんだ?普通、胸だろ」
31 = 17 :
姉www
32 = 6 :
姉妹丼はありますか
33 = 1 :
姉「え?」
少女「ほらほら、人魚と人間はセックスアピールするとこが違うじゃない」
姉「ああ。そっか」
釣り師「何言ってんだよ」
姉「それより、はよはよ」
少女「おっきいの釣って♪釣って♪」
釣り師「うっせーな……」
姉「あ、じゃあ、このスルメあげるから」
釣り師「いらねーよ!!」
姉「おいしいのに……もぐもぐ……」
少女「ねー?……もぐもぐ」
釣り師「はぁ……少し待ってろ」
姉「いいよー……はい、あーん」
釣り師「……もぐもぐ……」
少女「今日はいいてんきだねー」
34 = 1 :
―――十数分後
姉「ふわぁぁぁ……」
少女「テトラポットのぼおってぇー♪」
釣り師「……一つ、聞いてもいいか?」
姉「スリーサイズは、上から84―――」
釣り師「違う」
少女「私はねー、74―――」
釣り師「いいから」
姉「違うの?男は訊きたがるってきいたけど?」
釣り師「いや、俺が訊きたいのは、本当に人魚なのかってこと」
少女「まだ、信じてないんですか?」
姉「なに?人魚童貞?私で卒業しちゃう?うふ」
釣り師「人魚童貞ってどうやったら卒業できるんだよ……」
少女「え……そ、それは……えっと……あの……うぅ……」
釣り師「そこで恥ずかしがるのな」
35 = 11 :
人魚童貞www
36 = 1 :
姉「なに?どうやったら信じるわけ?」
釣り師「なんか、話を聞いてたら俺の知っている人魚のイメージとはかけ離れてて、信じられないんだ」
少女「というと?」
釣り師「下半身が魚じゃないし……魚と話もできないんだろ?」
姉「なにこいつ?馬鹿?」
少女「お姉ちゃん、そんな本当のことをいっちゃだめだよ?」
姉「だってー」
釣り師「おい」
姉「じゃあ、海中素潜りでもやろっか?」
釣り師「ああ、それいいな」
少女「おおー」
姉「んじゃ、見てなさいよ……そりゃー!!!」
少女「がんばれー!!」
釣り師「まあ、十分ぐらい潜ってられたらほんも―――」
姉「―――ぷはぁ!!クラゲが山ほどいるからやめとく!!―――いた!!!刺された!!!」
37 :
むろみさん思い出した
38 = 1 :
少女「だ、だいじょうぶ?」
姉「いってー……最悪……責任とりなさいよ!!」
釣り師「なんで俺が!?」
姉「あんたのために飛び込んだんだから、当然でしょ?」
少女「そうだー!カジキマグロをとれー!」
姉「もしくはイワシだー」
釣り師「……もういいよ。黙って見ててくれ」
少女「あー?信じてないでしょー?」
姉「もういいよ。こいつは一生、人魚童貞決定ね。魔法使いになって賢者になればいいのよ」
釣り師「言ってろ」
少女「でも、そうなると暇だねー?」
姉「そうだなぁ……お!じゃあ、あれやるか」
少女「え?もしかして……あれですか?」
釣り師「……何やる気だ?」
39 = 1 :
姉「―――オォォォォォォ!!!」
人魚「どうかした?」
人魚「なになに!?」
人魚「おっはよー」
釣り師「うわぁぁ!!!海からいっぱいなんか出てきた!?!」
少女「みんなー、人魚衰弱やろうよー」
人魚「朝から元気だねー」
人魚「えー……いいよー!」
人魚「やったー!人魚衰弱だー」
釣り師「……人魚衰弱……?」
姉「じゃあ、みんな位置についてー」
人魚「「おー」」
釣り師「……?」
少女「よーい……ドン!」
釣り師「……」
40 = 1 :
姉「……(プカー」
少女「……(プカー」
人魚「「……(プカプカ」」
釣り師(水死体が浮かんでるようにしか見えんぞ……)
姉「…………」
少女「…………」
釣り師(静かになったし、まあ、これで釣りに集中できるな)
人魚「……ぷはぁ!!もうだめ!!」
人魚「―――はぁ……はぁ……苦しい……」
人魚「ぶはぁあぁ!!?きっつう……」
釣り師「……」
少女「ぷわぁ!?―――あーん、またお姉ちゃんがトップかぁ……」
姉「」
少女「あれ?お姉ちゃん?―――大変!!お姉ちゃんが溺れたー!!」
釣り師「あいつら、やっぱり普通の人間か」
41 = 1 :
少女「人工呼吸しないと!!」
人魚「あ、そこの人!」
釣り師「なんだよ?」
人魚「なんだじゃないっしょ。早くする!」
釣り師「はぁ?」
少女「お兄さん、お姉ちゃんを助けて欲しいの……」
釣り師「なんで俺が!?」
人魚「私たちは人間の男に人工呼吸してもらわないと……死ぬんです」
釣り師「嘘付け」
少女「本当だって!!お願い!!早くしないと死んじゃう!!」
姉「……」
釣り師「………」
姉「……」
釣り師「……脇腹、くすぐったらどうなるんだ?―――こちょこちょ」
姉「―――ぶっ!!あははははは!!!やめて!!わたし、そ、こ……よわいのぉ……!!」
42 = 1 :
釣り師「釣りの邪魔するな」
少女「ごめんなさーい……」
姉「みんな、ばいばーい」
人魚「うん」
人魚「またねー」
釣り師「海には戻っていくのか……」
少女「まだ、釣れないの?」
姉「早くしてよね」
釣り師「うっせえな。お前らが海中で騒ぐから魚が逃げたんじゃねーの?」
少女「マジ!?」
姉「そ、そうなの……ご、ごめんなさい……」
釣り師「い、いや……そこまで落ち込まなくても……」
少女「お姉ちゃん、少し大人しくしてよ?」
姉「そうね……」
釣り師「ず、ずいぶん物分かりがいいな……」
43 :
スレタイで屈強な少女を想像した
44 = 1 :
少女「……」
姉「……」
釣り師(なんか静かになると気味悪いな)
少女「……で……」
姉「……あ……そ……」
釣り師(……なんだ?)
少女「……やっぱり、言った方がいいよ」
姉「……そうね」
釣り師「……どうした?」
少女「あ、あの……お兄さん?」
釣り師「なんだよ?」
少女「……ここ、お魚、いないよ?」
釣り師「……」
姉「釣り場はもっと向こうだけど?」
釣り師「……なんで、それを先に言ってくれないんだ……」
45 = 1 :
少女「あ、なんかいるのかなって」
姉「私達も全ての海域を知ってるわけじゃないから、例外があるかもって思ってたんだけど」
少女「うん……今のお兄ちゃんの言葉で……やっぱりここにはお魚いないんだなーって」
姉「ごめんね?まあ、大物が二人も釣れたし、大漁じゃないの?」
釣り師「……帰る」
少女「えー!?場所、変えて続きやってよー」
姉「ハマチまだー?」
釣り師「もういいよ……」
少女「すっかり萎えちゃったみたい」
姉「ま、私たちも悪いけど……」
釣り師「……じゃあ、ちょっと話さないか?」
少女「え?なにについて?」
姉「引き潮?」
釣り師「違う……人魚について」
少女「はぇ?」
46 :
はぇ?っておじいさんかよ
47 = 1 :
釣り師「人魚について話してみてくれないか?」
少女「どういうことですか?」
釣り師「いつまでも人魚童貞はやだかなら」
姉「ふーん……じゃあ、何から聞きたい?」
釣り師「そうだな……普段はどんな生活してんだ?」
少女「いつもは海中で寝起きしてるかなぁ?」
姉「まあ、人魚だしね」
釣り師「一日のスケジュールはどんな感じなんだ?」
少女「えーと……朝起きて、顔洗って、学校に行って、部活して、家に帰って、ご飯食べて、お風呂にはいって、寝る」
姉「まあ、そんな感じね」
釣り師「人間と変わんねえな。―――じゃあ、人間と違うところはないのか?」
少女「人間と違うところ……?」
姉「……エラ呼吸?」
少女「あはは、エラないよー」
姉「あ、そっか!」
48 = 1 :
釣り師「……そうだ。お前ら、どうやって呼吸してるんだ?」
少女「え?」
釣り師「エラ呼吸じゃないなら……どうやって……」
姉「うーん……考えたこともなかったなぁ……」
釣り師「え……?」
少女「多分、海のご加護とかじゃないかな?」
釣り師「あのなぁ……もっと生物学的な答えを……」
姉「いや……確かに人間と変わらないけど、人間じゃなくて人魚だから」
少女「そーそー」
釣り師「……からかってんのかよ」
少女「そんなことないよ」
姉「うんうん」
釣り師「……わかった。お前らの家を見せてくれないか?」
少女「え?い、家ですか……!?」
釣り師「ああ、海中に連れていってくれよ」
49 :
ほ
50 = 1 :
姉「息が続くの?」
釣り師「勿論、後日だ。色々準備してくる」
少女「だ、大丈夫なんですか……?」
釣り師「一応、ダイバーの資格もある」
姉「本気……?」
釣り師「なんだ、無理なのか?」
少女「い、いえ……貴方が行きたいというなら……構いません」
釣り師「なら、決定だな」
姉「ふう……まあ、いいか」
釣り師「じゃあ、一週間後のこの時間に来るから」
少女「わ、わかりました……」
姉「……」
釣り師「ちゃんと約束は守ってくれよ?」
少女「は、はい」
姉「はいはい」
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