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元スレ勇者「冒険の書が完結しない」
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【翌朝・王の間】
――
戦士「だーかーら! 今日は魔王を倒しに行くんじゃなかったのかー!?」
勇者「まー待て。これがうまくいけば魔王は倒しにいくさ」
賢者「勇者さん。その顔は何かつかみましたね」
勇者「ああ」
僧侶「えっ? 賢者さん? えっ?」
勇者「……」
勇者(スライムが一直線にピョンピョン飛び跳ねて、進んでいくイメージ)
勇者(スライムを冒険の書に見立てると、着地ごとに新しい記録を刻んでいく)
勇者(呪縛を解くために、オレはそのスライムを倒さなければならないが、とどまっているスライムをやっつけようとしても)
勇者(直前にいた場所に一歩引っ込められて倒せない。まあ厳密には違うが)
勇者(肝心なのは、スライムを確実に仕留めるには、飛び跳ねている瞬間を攻撃すればいいということ)
勇者「王様」
勇者「冒険の書に記録をお願いします」
――
戦士「だーかーら! 今日は魔王を倒しに行くんじゃなかったのかー!?」
勇者「まー待て。これがうまくいけば魔王は倒しにいくさ」
賢者「勇者さん。その顔は何かつかみましたね」
勇者「ああ」
僧侶「えっ? 賢者さん? えっ?」
勇者「……」
勇者(スライムが一直線にピョンピョン飛び跳ねて、進んでいくイメージ)
勇者(スライムを冒険の書に見立てると、着地ごとに新しい記録を刻んでいく)
勇者(呪縛を解くために、オレはそのスライムを倒さなければならないが、とどまっているスライムをやっつけようとしても)
勇者(直前にいた場所に一歩引っ込められて倒せない。まあ厳密には違うが)
勇者(肝心なのは、スライムを確実に仕留めるには、飛び跳ねている瞬間を攻撃すればいいということ)
勇者「王様」
勇者「冒険の書に記録をお願いします」
王「そなたらの たびのせいかを この ぼうけんのしょに きろくしても よいかな?」
勇者「はい」
王「 」
勇者「ここだ」
ゆうしゃは メラを となえた! ▼
冒険の書は 跡形もなく燃えつきた!!
王「のわっち!!」
兵士「何をする!!」
勇者「王様。冒険の書を記録をお願いします」
王「ぼ、冒険の書? なんじゃそれは! ワシはそんなものは知らぬぞ!」
勇者「王様、まだ魔王は倒されていないのですよ。冒険の書の記録をお願いします」
王「わ、訳の分からぬことを言うない! それよりいきなりメラを放つとはワシが何かしたか!?」
勇者「……あの時のように世界が狂ったりしない」
勇者「冒険の書という概念が存在しなくなったからだ」
勇者「……多分、これが唯一ループを脱出する方法だったんだ……」
勇者「はい」
王「 」
勇者「ここだ」
ゆうしゃは メラを となえた! ▼
冒険の書は 跡形もなく燃えつきた!!
王「のわっち!!」
兵士「何をする!!」
勇者「王様。冒険の書を記録をお願いします」
王「ぼ、冒険の書? なんじゃそれは! ワシはそんなものは知らぬぞ!」
勇者「王様、まだ魔王は倒されていないのですよ。冒険の書の記録をお願いします」
王「わ、訳の分からぬことを言うない! それよりいきなりメラを放つとはワシが何かしたか!?」
勇者「……あの時のように世界が狂ったりしない」
勇者「冒険の書という概念が存在しなくなったからだ」
勇者「……多分、これが唯一ループを脱出する方法だったんだ……」
>>202
俺っ子かもしれんだろ!
俺っ子かもしれんだろ!
>>202
戦士が男なんてどこのどなた様が言ったんだよ
戦士が男なんてどこのどなた様が言ったんだよ
――
賢者「勇者さん、つまりどういうなのでしょうか」
勇者「つまり……時の保存書で新たに記録を上書きする瞬間だ」
勇者「最後に記録した時点と、新しく記録する時点の境目ということは、すなわち……」
賢者「なるほど。どこにも時間を保存する点が存在しない可能性がある」
僧侶「宙ぶらりんの状態というわけですね?」
勇者「そこを射抜く。その瞬間もし、賢者の言うとおり時の保存点が存在しなかったとしたら、どうなる?」
賢者「『過去の冒険の書』という存在もありませんから……おそらく因果関係は断ち切られ、完全にこの世から消滅しますね」
勇者「そう、完全に呪縛から解き放たれる。だからあの時みたいに世界がおかしくなったりしなかったんだ」
賢者「あの時?」
勇者「ああいやこっちの話だ。それより、後は魔王を倒しに行くだけだ」
戦士「それ! それだよ! やっと俺にも分かる言葉が出てきた!」
僧侶「ま、魔王を倒しに行くだけ、ですか。私たちはまだ会ったこともないのですが……」
勇者「大丈夫だ、もう何度も戦って勝っている。あとは消化作業みたいなもんさ」
勇者「やっとこれで……平和が訪れる……」
賢者「勇者さん、つまりどういうなのでしょうか」
勇者「つまり……時の保存書で新たに記録を上書きする瞬間だ」
勇者「最後に記録した時点と、新しく記録する時点の境目ということは、すなわち……」
賢者「なるほど。どこにも時間を保存する点が存在しない可能性がある」
僧侶「宙ぶらりんの状態というわけですね?」
勇者「そこを射抜く。その瞬間もし、賢者の言うとおり時の保存点が存在しなかったとしたら、どうなる?」
賢者「『過去の冒険の書』という存在もありませんから……おそらく因果関係は断ち切られ、完全にこの世から消滅しますね」
勇者「そう、完全に呪縛から解き放たれる。だからあの時みたいに世界がおかしくなったりしなかったんだ」
賢者「あの時?」
勇者「ああいやこっちの話だ。それより、後は魔王を倒しに行くだけだ」
戦士「それ! それだよ! やっと俺にも分かる言葉が出てきた!」
僧侶「ま、魔王を倒しに行くだけ、ですか。私たちはまだ会ったこともないのですが……」
勇者「大丈夫だ、もう何度も戦って勝っている。あとは消化作業みたいなもんさ」
勇者「やっとこれで……平和が訪れる……」
クリアした後にそのまま最初からになっちゃうフラグだああああああああ
__,冖__ ,、 __冖__ / // ,. - ―- 、
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / _/ ヽ
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / / ,.フ^''''ー- j
__,冖__ ,、 ,へ / ,ィ / \
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_// / _/^ 、`、
ヽ_'_ノ)_ノ \> / / / _ 、,.;j ヽ|
n 「 | /. | -'''" =-{_ヽ{
ll || .,ヘ / ,-、 | ,r' / ̄''''‐-..,フ!
ll ヽ二ノ__ { / ハ `l/ i' i _ `ヽ
l| _| ゙っ  ̄フ.rソ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
|l (,・_,゙> / { ' ノ l /''"´ 〈/ /
ll __,冖__ ,、 > >-' ;: | ! i {
l| `,-. -、'ヽ' \ l l ;. l | | !
|l ヽ_'_ノ)_ノ トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :l
ll __,冖__ ,、 |\/ l ; l i i | l
ll `,-. -、'ヽ' iヾ l l ;: l | { j {
|l ヽ_'_ノ)_ノ { |. ゝ ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n l | ::. \ ヽ、__ ノ
|! |! |! l | ::. `ー-`ニ''ブ
o o o ,へ l :. |
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【魔王の間・扉】
勇者「よしよし、あとは楽勝だ」
賢者「気楽そうですね」
勇者「事前に渡した魔王のデータ、確認したろ? 取るに足らない相手だよ」
僧侶「わあ、頼もしいですっ」
戦士「どんな相手だろうと全力でぶっつぶすのみ!」
勇者「はいはい、魔王への初撃はくれてやるよ」
戦士「この野郎!」
賢者「勇者さんの言うとおりでしたら願ったりの展開ですが……少し気がかりが」
勇者「何がだ?」
賢者「冒険の書はこの世から消えてしまいましたが、もしそのお陰で本来守られている一面があったとしたら」
勇者「大丈夫だって考えすぎだろう」
僧侶「ではこの扉、開けちゃいますよう?」
勇者「よーしやるか! 本当の最終決戦!!」
【魔王の間・扉】
勇者「よしよし、あとは楽勝だ」
賢者「気楽そうですね」
勇者「事前に渡した魔王のデータ、確認したろ? 取るに足らない相手だよ」
僧侶「わあ、頼もしいですっ」
戦士「どんな相手だろうと全力でぶっつぶすのみ!」
勇者「はいはい、魔王への初撃はくれてやるよ」
戦士「この野郎!」
賢者「勇者さんの言うとおりでしたら願ったりの展開ですが……少し気がかりが」
勇者「何がだ?」
賢者「冒険の書はこの世から消えてしまいましたが、もしそのお陰で本来守られている一面があったとしたら」
勇者「大丈夫だって考えすぎだろう」
僧侶「ではこの扉、開けちゃいますよう?」
勇者「よーしやるか! 本当の最終決戦!!」
>>215
おやじさん
おやじさん
>>217
アーアーキコエナーイ
アーアーキコエナーイ
【魔王の間】
魔王『……』
勇者「魔王!」
魔王『……お前は何者だ?』
勇者「えっ? 勇者に決まっているだろう! お前を倒しにきたんだ!」
魔王『勇者……勇者よ。余は何者だ?』
勇者「!? お、お前は魔王じゃないのか?」
魔王『魔王? 余は……魔王……。魔を統べる王……。……そうか……。……』
賢者「勇者さん、どうも様子がおかしくありませんか?」
僧侶「ど、どうなっているのでしょう?」
戦士「魔王め!」
勇者「ま、待て! そうか……冒険の書がなくなった影響か……」
魔王『余は……魔王。魔王。魔王!!』
魔王『そうか。余は魔王なのだな! 余は、魔族の王!! 魔族に仇なす人間共を滅ぼす魔王!!』
勇者「やっぱりこうなる流れか! みんな、戦闘体勢だ!」
魔王『……』
勇者「魔王!」
魔王『……お前は何者だ?』
勇者「えっ? 勇者に決まっているだろう! お前を倒しにきたんだ!」
魔王『勇者……勇者よ。余は何者だ?』
勇者「!? お、お前は魔王じゃないのか?」
魔王『魔王? 余は……魔王……。魔を統べる王……。……そうか……。……』
賢者「勇者さん、どうも様子がおかしくありませんか?」
僧侶「ど、どうなっているのでしょう?」
戦士「魔王め!」
勇者「ま、待て! そうか……冒険の書がなくなった影響か……」
魔王『余は……魔王。魔王。魔王!!』
魔王『そうか。余は魔王なのだな! 余は、魔族の王!! 魔族に仇なす人間共を滅ぼす魔王!!』
勇者「やっぱりこうなる流れか! みんな、戦闘体勢だ!」
>>232
勇者に回復魔法もらった回数or勇者をネタにオナニーした回数
勇者に回復魔法もらった回数or勇者をネタにオナニーした回数
>>232
そりゃおめー…僧侶が勇者のことをだな…
そりゃおめー…僧侶が勇者のことをだな…
>>232
勇者に好きだと言えなかった回数?
勇者に好きだと言えなかった回数?
戦士「うおおおおおおおっ!」
戦士の攻撃!
魔王は剣を受け止めた!
勇者「なっ!?」
戦士「く、くそっ、放しやがれ!」
魔王『この漲りゆく力は、人間を滅ぼすためのものか!』
魔王の攻撃!
戦士は衝撃とともに壁に叩きつけられた!
戦士「がっはっ」
僧侶「か、回復を!」
勇者「な、なんだこいつは……! オレの知っている魔王じゃないぞ!」
賢者「勇者さん、指示を!」
勇者「くそっ! 賢者はバイキルト、僧侶は回復を軸にフバーハを! 戦士、立てるか!」
戦士「たりめーだ! こんくらいで!」
勇者「みんな集中しろ! 全力でかかるぞ!」
戦士の攻撃!
魔王は剣を受け止めた!
勇者「なっ!?」
戦士「く、くそっ、放しやがれ!」
魔王『この漲りゆく力は、人間を滅ぼすためのものか!』
魔王の攻撃!
戦士は衝撃とともに壁に叩きつけられた!
戦士「がっはっ」
僧侶「か、回復を!」
勇者「な、なんだこいつは……! オレの知っている魔王じゃないぞ!」
賢者「勇者さん、指示を!」
勇者「くそっ! 賢者はバイキルト、僧侶は回復を軸にフバーハを! 戦士、立てるか!」
戦士「たりめーだ! こんくらいで!」
勇者「みんな集中しろ! 全力でかかるぞ!」
でもまあ僧侶が勇者をネタにオナニーするのは勇者一緒に数えられないから回復魔法説が濃い
僧侶はフバーハをとなえた!
賢者はバイキルトをとなえた!
魔王『余は魔王……余は……』
魔王の指先から凍てつく波動がほとばしった!
魔王は呪文の効力を全て消し去った!
魔王『余の意義を全うするのみ!』
魔王はこごえる吹雪を吐いた!
魔王ははげしい炎を 吐いた!
魔王はイオナズンを唱えた!
戦士「うおおおっ!?」
僧侶「きゃっ!」
賢者「くっ」
勇者「バ……バカな……僧侶、回復はいい、補助を!」
勇者はベホマズンを唱えた!
パーティーの体力が回復した!
勇者(まるで枷が外れたような強さだ……これが本来の魔王の力なのか!?)
勇者「ひるむな! 戦士は攻撃、僧侶は回復、賢者は補助を軸に立ち回れ!!」
賢者はバイキルトをとなえた!
魔王『余は魔王……余は……』
魔王の指先から凍てつく波動がほとばしった!
魔王は呪文の効力を全て消し去った!
魔王『余の意義を全うするのみ!』
魔王はこごえる吹雪を吐いた!
魔王ははげしい炎を 吐いた!
魔王はイオナズンを唱えた!
戦士「うおおおっ!?」
僧侶「きゃっ!」
賢者「くっ」
勇者「バ……バカな……僧侶、回復はいい、補助を!」
勇者はベホマズンを唱えた!
パーティーの体力が回復した!
勇者(まるで枷が外れたような強さだ……これが本来の魔王の力なのか!?)
勇者「ひるむな! 戦士は攻撃、僧侶は回復、賢者は補助を軸に立ち回れ!!」
にどと よみがえらぬように はらわたをくいつくしてくれるわ !
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