元スレまどか「ほむらちゃんがリムジンで登校してきた」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
201 = 147 :
まどほむホムホム
202 = 117 :
まどか「席に着いたよー!」
ほむら「そう。それじゃあいくわね」
まどか(いくって、何を……?)
がらがらがら……、かつかつかつ、ぴたっ
ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」
まどか(これって、転校初日の……)
ほむら「……何もかも、ここから始まったわ」
まどか「うん……、そうだね」
ほむら「隣の席に失礼してもいいかしら?」
まどか「うん!」
ほむら「よいしょ、と。……これが本当の私の席だったらよかったのにね」
まどか「てへへ。そうだね」
ほむら「まったく、先生ときたら気がきかないんだから」
まどか「あはは、ホントだよー」
203 :
なんなのこの不安感は。。。
204 = 117 :
まどか「わーい、座りながらほむらちゃんに手が届くー!」
ほむら「せっかくだし少しの間だけ隣の席を満喫しましょうか」
まどか「だね!」
ほむら「こんなに近かったら……、手を繋ぎながら授業を受ける、なんてこともできるかもね」
まどか「そしたらクラス中から噂になっちゃったりして!」
ほむら「その前に2人して先生に怒られるでしょうね」
まどか「2人で廊下に立ってろー、なんて?」
ほむら「それじゃあご褒美じゃない」
まどか「確かに!」
ほむら「とにかく、とっても楽しそうね」
まどか「だね。一緒なのがほむらちゃんになるだけで、こんなにも違うんだね」
205 :
嫌な予感がしてならない
206 = 156 :
お願いします、このまままどほむラブラブちゅっちゅ最高ハッピーエンドで終わってください
207 :
本編が本編だから皆疑心暗鬼になってるw
208 = 117 :
ほむら「そうだわ。記念に黒板に落書きでもしていかない?」
まどか「ほむらちゃんいけないんだー」
ほむら「無免運転、不法侵入ときたら、もう怖いものなしよ」
まどか「そしてわたしもその片棒を担いでいるのでしたー!」
からからから
まどか「見てみて。ほむらちゃんだよー」
ほむら(まどかの絵はいつ見ても可愛いわ……)
まどか「ほむらちゃんは何描いてるの?」
ほむら「私? 私は……、まどかのつもり、だけど……」
まどか「なんで羽が生えてるの!? しかも頭にわっかまで!」
ほむら「まっ、まどかが天使すぎるのが悪いのよ!」
まどか「ええーっ!?」
209 = 203 :
おぃ。をぃ。。
210 = 160 :
だからその「からからから」っていうのやめてええええええええええええええ
211 = 117 :
ほむら「さて、次はグラウンドへ行きましょう」
まどか「その前にあれもやろうよ!」
ほむら「あれ?」
まどか「鹿目まどか。貴女は自分の人生が、貴いと思う? 家族や友達を、大切にしてる?」
ほむら「……よくそこまでしっかり覚えていたわね」
まどか「だってインパクトあったもん」
ほむら「あれは勘弁してもらえないかしら……」
まどか「ええーっ」
212 = 207 :
深読みしなければ普通に幸せなまどほむだな
213 = 203 :
じゃあ、気がついてしまうと怖いまどほむなのか???
214 = 207 :
俺は幸せなまま終わってくれると信じてる
215 = 117 :
――――
グラウンド
ほむら「さて。まどか、今から貴女に魔法をかけてあげるわ」
まどか「魔法を?」
ほむら「そう。少し走ってみてくれる?」
まどか「走ってって……わっ!? は、早っ!?」
ほむら「その状態でジャンプしてみて。大丈夫、着地の衝撃は和らげるから」
まどか「わ、分かった! えいっ!!」
まどか(やっぱり高っ!?)
まどか(でも……、風を切る感覚がとっても気持ちいい)
216 = 117 :
ほむら「ずるっこだけど、いいものでしょう?」
まどか「あーっ! もしかして……、体育の時は、いつも魔法を使ってたの?」
ほむら「ふふっ、ばれなければいいのよ」
まどか「ほむらちゃんやっぱりいけないんだー」
ほむら「まどかだって人のことは言えないのよ?」
まどか「えっ……?」
ほむら「さあ。次に行きましょう」
まどか「あ、うん!」
217 = 205 :
一周目のアレか
218 = 117 :
――――
からからから
まどか「屋上まできて、何をするの?」
ほむら「私ね。前から一度やってみたいことがあったのよ」
まどか「やってみたいこと?」
ほむら「この場所で、2人きりでのんびり話してみたかった」
まどか「えーっ。そんなのいつだってできるよー!」
ほむら「ううん。やっておける時にやっておかないと」
まどか「……」
ほむら「美樹さやかと貴女は、時々ここでお喋りしてたわよね」
まどか「ああ……、うん。」
ほむら「実はあれにちょっと嫉妬しちゃってたんだ。
それで、同じことを私もまどかとやりたいなって」
まどか「嫉妬だなんて、わたしとさやかちゃんはただの仲の良い友達だよー!」
219 :
ほむほむ
220 :
ほしゅほむ
221 = 117 :
ほむら「空が綺麗ね……」
まどか「魔法の力で空を飛んだりできないの?」
ほむら「それはちょっと……」
まどか「そっかぁ。ちょびっと残念」
ほむら「案外不便なものなのよ、魔法って」
まどか「そっかぁ……」
222 = 117 :
ほむら「まどかは今、幸せ?」
まどか「幸せだよ。ほむらちゃんは?」
ほむら「私もよ」
まどか「こんな幸せがいつまでも続けばいいのにね」
ほむら「ええ。本当に……」
224 = 117 :
まどか「なんだか少しうとうとしてきちゃった……」
ほむら「膝枕してあげるわ」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「どういたしまして」
まどか「ほむらちゃんのお膝、気持ちいい……」
ほむら「まどか。そのままでいいから聞いてくれる?」
まどか「うん……」
225 :
何かおこっちゃうの?
226 = 117 :
ほむら「来週、この町に……」
まどか「この町に?」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「……ねえ。まどか」
まどか「うん……?」
ほむら「すぐに形が消えちゃった砂浜の相合傘にも、意味はあったのよね?」
まどか「あったよ。少なくとも私は、そう信じてる」
ほむら「そう。それならいいの……」
まどか「……」
ほむら「それなら私は、頑張れる……」
227 = 157 :
あああああ
229 = 117 :
ほむら「さて、と。それじゃあそろそろ行きましょうか」
まどか「待って」
ほむら「……?」
まどか「キスしようよ」
ほむら「……」
230 = 207 :
えんだあああああああああああ
231 :
ワルプル等罰してないんけ
232 = 117 :
からからから
まどか「こっ、こんなに恥ずかしいんだね……、キスって」
ほむら「そ、そそ、そうね……」
まどか「……」
ほむら「でも……、キスして良かったと思うわ」
まどか「うん。同じく」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら「来週」
まどか「??」
ほむら「来週、もう一度ここで、お話ししましょう」
まどか「えっ?」
ほむら「そしてそこで……、二度目のキスを、しましょう」
まどか「……うん。いいよ」
233 = 117 :
――――
からからからから
まどか「嘘つき!!」
まどか「ほむらちゃんの馬鹿ぁ!」
まどか「黙っていなくならないって言ったのに!」
まどか「来週もう一度屋上で話そうって約束したのに!」
まどか「こんな……」
ぶつっ
234 = 207 :
ぶつっ・・・?
235 = 117 :
――――
「思い出の上映会はどうだった、ほむらちゃん」
「今のは全て幻なの?」
「砂浜にかいた相々傘と同じだよ」
「……」
「わたしにはあらゆる並行世界が見える」
「その並行世界の内の1つから、更に一場面だけを切り出したものが、今のフィルムなの」
「だから、幻だけど幻じゃない」
「つまり……、どこかで確かに存在した出来事なのね」
「そう。だから、思い出上映会」
236 = 117 :
「わたしの魔法少女絡みの仕事は、ほむらちゃんを導いたことでひと段落ついた」
「ほむらちゃんも、ここにきたということは……、もう役目を終えたといっていいよね」
「そうなるのでしょうね……」
「それじゃさ。これから2人で、思い出上映会をのんびり楽しもうよ」
「2人で?」
「うん、2人で。これからずーっと、ずーっとね」
「そんなに幸せで……、いいのかしら……」
「いいんだよ」
「まどか……」
「……さ、次の思い出が始まるよ」
映画館のような装いの空間に、ぽつりと2人だけ、隣り合わせで座る少女達
2人の手は、指と指で深く繋がっている
238 = 176 :
からからからは映写機の音か
なんて伏線だ
239 = 117 :
黒塗りの細長い車がスクリーンから消え、一瞬だけ、場が完全な暗闇に支配された
―――その僅かな隙をついて
黒い長髪の少女は、桜色の唇で、現在進行形の思い出をつくった
「てへへ。ほむらちゃんにキスされちゃった」
「愛してるわ、まどか」
「うん。わたしも」
かたかたと、次の思い出のフィルムが回り始める
フィルムの中では、桃色の髪の少女と黒髪の少女が、2人肩を並べて歩いていた
「やっと見つけられたね、わたし達の永遠」
「ええ……」
2人の視線は、再びスクリーンにそそがれた
おわり
240 = 207 :
切ないなあ
241 = 207 :
遅くまで乙
おもしろかったよ!
242 = 176 :
乙
切なくて甘酸っぱくて良かったよ
243 :
おつほむ
244 = 152 :
久々にこんな秀逸なSSを見た
乙
245 :
乙
これはいいSS
246 = 205 :
乙
切ないけどハッピーエンドでよかった…
247 :
切なくて仕事いけない…
248 = 147 :
良い物観れた
おつおつ
249 :
お疲れ様
まどほむまどを堪能できた
250 :
乙乙
勃起した
みんなの評価 : ★★
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