元スレ絢辻「自慰行為?私だってそれぐらいするわよ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
351 :
今日は何個かな?
352 :
さすがです
353 :
1000行くまで落とさせんよ
354 :
ほおいいいお
355 :
絢辻「自慰行為?」
橘「う、うん…絢辻さんもするのかなって」
絢辻「…よく女の子相手にそんなこと聞けるわね」
橘「ご、ごめん」
絢辻「はぁ…呆れたわ…あなたはどうなの?」
橘「えっ!?」
絢辻「だから橘君はするの?しないの?まさか人に聞くだけ聞いておいて自分は答えないつもりだったの?」
橘「そういうわけじゃないけど…その…」
絢辻「…答えられないくらい恥ずかしいでしょ?」
橘「うん…」
絢辻「反省しなさい」
橘「すいませんでしたっ!!」
356 :
357 = 355 :
絢辻「よろしい。今回は特別に許してあげるわ」
橘「あ、ありがとう」
絢辻「…次はないわよ」
橘「は、はいっ!」
絢辻「そろそろ授業が始まるわね。教室に戻るわよ」
橘「うん…(結局聞けなかったけど…許してもらえただけ良かったな)」
~授業中~
絢辻「(それにしても突然あんなことを聞いてくるなんて…まったく信じられないわ)」
絢辻「(まだまだ躾が足りないようね…先が思いやられるわ)」
絢辻「(…自慰行為くらい私だってするわよ…でも…)」
高橋「絢辻さん?」
絢辻「は、はい!」
359 = 355 :
高橋「あなたがボーッとするなんて珍しいわね。睡眠不足かしら?」
絢辻「いえ、大丈夫です。申し訳ありません」
高橋「あまり無理しないのよ。じゃあ教科書の214ページを読んでちょうだい」
絢辻「はい。国学を思想的に高め~……」
橘「(絢辻さんが授業中ボーッとするなんて…何かあったのかな?)」
橘「(悩み事でもあるのかもしれない…ここは男として支えてあげないと!)」
橘「(よし!休み時間にでも聞いてみよう!)」
360 = 353 :
うんうん
361 = 355 :
すいとんくらったから寝る
362 :
ちょっと待ってください
363 :
続きはよ
364 :
>>361
早くしろ
365 :
綾辻行斗かと
368 :
宙
371 = 353 :
まだかな
372 = 347 :
ほっ
373 = 339 :
まだ残ってるとは
374 :
自殺行為にみえた
375 = 353 :
もうすぐ400じゃないか
376 = 355 :
~休み時間~
橘「絢辻さん!」
絢辻「橘君、どうかしたの?」
橘「いや、ちょっと話があって…」
絢辻「いいわよ。じゃあ場所を変えましょう」
橘「そうだね」
~廊下、ひと気の無い場所~
絢辻「この辺で良いかしら…それで話って何?」
橘「あ、うん。その…ぼ、僕は絢辻さんの力になりたいんだ!!」
絢辻「…えっ?どうしたの?急に…」
378 = 355 :
橘「いや、その…さっきの授業中珍しくボーッとしていたから、何か悩み事でもあるのかと思って…」
絢辻「…」
橘「ほら、僕は絢辻さんの恋人だから…そういう時は力になりたいなぁって…」
絢辻「…クスッ」
橘「え?」
絢辻「心配しないで。別に何か悩んでいるわけではないわ」
絢辻「さっきボーッとしていたのは女の子相手に破廉恥なことを唐突も無く聞くような人と自分が付き合っているなんて信じられなくて少し考え込んでいただけだから」
橘「うっ…そ、それってもしかして…(振られてしまうのか…僕は…)」
絢辻「…?」
橘「ごめん!本当にごめん!!」
橘「決して絢辻さんを傷つけるつもりはなかったんだ!」
橘「もう二度とあんなことは言わないから…」
379 :
絢辻さんはかわいいなあ!
380 :
絢辻さんとロリ辻さんの胸って変わらなくね?
381 = 355 :
絢辻「ふふふ、橘君って面白い人ね」
橘「…えぇ!!?」
絢辻「安心しなさい。あなたと別れるつもりはないわ」
橘「そ、それじゃあ…!?」
絢辻「さっきのはちょっとした冗談よ。少しお仕置きが必要だと思ったから」
橘「な、なんだ…良かった…で、でもそのことはもう許してくれるって」
絢辻「何か文句あるの?」
橘「い、いえ!ありません…(怖い…)」
絢辻「よろしい。それにしても…あなたったら今にも泣きそうな顔で謝るんだから…ふふっ」
橘「だって…絢辻さんに振られると思ったら…」
絢辻「それで貸し借り無しにしてあげるわ。ほら、そろそろ授業が始まるから戻りましょう」
橘「うん。あ、そうだ絢辻さん」
382 = 355 :
橘「…もし本当に悩み事があったり辛い時は僕を頼って欲しいんだ。頼りになるかわからないけど…絢辻さんの力になれるために頑張るから」
絢辻「なっ…何を急に…あ、ありがとう…」
橘「じゃあ戻ろうか」
橘「(ふぅ…一時はどうなるかと思ったけど…何もなくて良かった)」
絢辻「(…本当は橘君のことが頭から離れなくて授業に集中できなかったなんて…言える訳無いわよ…)」
絢辻「(それにあんなこと言われたらますます…もうっ!しっかりしなさい詞!)」
絢辻「(彼と付き合うようになってから…彼がいないとどうしようもなく不安になることが多くなったわ)」
絢辻「…ダメな女ね、私…」
橘「…?何か言った?」
絢辻「いえ、なんでもないわ。早くしないと遅れるわよ」
385 = 355 :
絢辻「(ん…あれは…橘君…?)」
橘「お~い、薫~。一緒に帰らないか?」
棚町「良いわよー。ちょうどあたしも純一と帰ろうと思っていたのよねぇ」
橘「ははっ、気が合うな」
棚町「ねぇ…その前にキスしたいんだけど」
橘「僕も同じことを考えていたよ」
絢辻「(なっ…何をしているの…)」
棚町「…純一、キス上手くなったわね」
橘「薫もな。…やっぱり薫は良い女だなぁ」
棚町「なっ…ど、どうしたのよ突然…おだてても何も出ないわよ!?」
橘「ははっ、思ったことを言っただけさ。あの性悪女とは大違いだ」
絢辻「(性悪女って…まさか私のこと…?)」
棚町「あぁ~、あの優等生ぶってる…まだあの女の相手してたの?」
橘「からかってやると意外と面白いもんだよ」
絢辻「(…っ!!!)」
386 :
さあ雲行きが怪しくなって参りました
387 :
二股ルートは要らないです
388 :
思わずID確認しちまった
389 = 355 :
棚町「あははっ、確かに面白そうねぇ」
橘「ああいうタイプって誰も信用しないのかと思ったけど、結構ちょろいもんだよ」
絢辻「(いや…やめて…)」
棚町「純一も人が悪いわねぇ」
橘「薫には言われたくないよ」
「あははははははっ」
絢辻「もうやめてっ!!橘君!!」
ガタンッ
先生「…!?あ、絢辻さん…?」
橘「(な…なんだ!?)」
絢辻「(ゆ…夢…だったの…?)」
絢辻「(ここは…教室?)」
先生「絢辻さん…どこか具合でも悪いのですか…?」
絢辻「いえっ…だいじょうぶ…!?」
絢辻「(わたし…泣いてるの…?)」
390 = 379 :
なんだ夢オチかビックリした
391 = 355 :
橘「せ、先生!僕が保健室に連れて行きます!」
先生「で、では橘君、お願いします…」
男A「おい、何があったんだ…?」ヒソヒソ
男B「さぁ…俺に聞かれても…」ヒソヒソ
男C「なんか橘の名前叫んでたぜ」ヒソヒソ
女A「夢の中で痴話喧嘩でもしてたんじゃない?」ヒソヒソ
女B「やっぱりあの二人って付き合っていたんだ」ヒソヒソ
先生「静かに!授業を再開しますよ」
~廊下~
橘「絢辻さん…大丈夫?」
絢辻「…」
橘「(うぅ…ずっと黙っているから気まずい…)」
橘「(僕の名前を叫ぶし…泣いているみたいだし…)」
橘「(何か悪い夢でも見ていたのかな…?)」
橘「(授業中に絢辻さんが寝るなんて…やっぱり何か悩みがあるに違いない)」
393 = 380 :
さて
394 = 355 :
橘「あ、保健室に着いたよ」
絢辻「…あなたは教室に戻りなさい」
橘「えっ…でも…」
絢辻「良いから戻って」
橘「そんな…絢辻さんを放っておけな」
絢辻「戻ってって言ってるでしょ!!」
橘「あ…絢辻さん…?」
絢辻「…ごめんなさい。今は一人になりたいの…」
橘「(こんな…こんな状態の絢辻さんを一人にするわけにはいかないだろう!!)」
橘「(でも…下手に干渉するのはかえってよくない…)」
橘「(一人になりたい時もあるだろうし…ここはそっとしておくべきか?)」
橘「(僕はどうすれば良いんだ…!?)」
395 = 353 :
良いぞ支援
396 = 347 :
夢でよかった…よかった…
397 = 355 :
橘「(くっ…絢辻さんの恋人でありながらどうすればいいかもわからないなんて…)」
橘「(僕はなんて情けない男なんだ…)」
橘「(…いや、ダメだ…見るんだ、ちゃんと…絢辻さんと向き合うんだ…!!)」
橘「絢辻さん!!」
絢辻「な…何…?」
橘「僕は教室には戻らないよ」
絢辻「っ…いい加減しつ
橘「泣いている絢辻さんを目の前にして教室に戻れる訳がないじゃないか!!」
絢辻「…」
橘「僕は…僕は本当に絢辻さんのことが好きなんだ」
橘「好きな人が悲しんだり苦しんでいる姿は見ていたくないよ!」
絢辻「なら…それなら早く私から離れれば…っ!!」
ギュッ
橘「絢辻さんには…笑っていて欲しい」
398 = 387 :
夢でよかった…
399 :
さあ盛り上がってまいりました
400 = 355 :
橘「絢辻さんの心からの笑顔はとても美しいんだ」
橘「僕はそれを知っているから絢辻さんの笑顔を取り戻したい」
橘「そのためなら僕は自分がボロボロになるとしてもなんでもするよ」
橘「絢辻さんの笑顔があれば僕はどんなに苦しくても頑張れるから」
橘「辛い時は一人で抱え込まないで、その辛さを僕にわけて欲しい」
橘「楽しいこと、苦しいこと、悲しいこと…いろんなことや感情を共有することが付き合うことなんだと僕は思う」
橘「例え絢辻さんが僕の想いを受け入れなくても…僕は受け入れてもらえるまで絶対に諦めないから」
橘「だから…だから僕は教室に戻らない!」
橘「誰が何と言おうと、絢辻さんが笑ってくれるまで僕は側にいるよ!!」
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