元スレ音無「ようこそ、この天上学園生徒会へ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
151 = 1 :
音無「と、ところで巴マミ…」
マミ「マミでいいですよ、生徒会長」
音無「それじゃあマミ、突然だが一つ聞きたい事がある」
音無「この世界について、お前は疑問を感じているか?」
152 = 1 :
マミ「……随分と哲学的なことを聞くんですね」
音無「変なことを突然訊ねているというのは承知だ。
それを見越した上で答えてほしい」
マミ「………」
音無「………」
岩沢「………」
マミ「結論から言うと、イエスです」
音無「!」
岩沢(やっぱり、人間…なのか!?)
153 :
ブレないマミさん
154 = 1 :
マミ「まずこの天上の世界のような澄んだ空。
『青よりも蒼く碧い空』とでも言うのかしら。
どうやって形成されているのかが不思議で仕方ないわね」
音無「……へ?」
岩沢「……は?」
マミ「そして人が生きて死に逝く、存在そのものの咎。
円環の理に触れられずに考察することしか許されない私たち人間のこと」
音無「……」
岩沢「……」
マミ「何よりも、アルファとオメガ。
物事には何故最初から『終焉』(ティロ・フィナーレ)へと向かうベクトルが定められているのか。
考えれば考えるほど、世界そのものに疑問は浮かんでくるわ」
音無「……岩沢」
岩沢「……なに?」
音無「……どうしよう」
岩沢「……その言葉、そっくり返すよ」
156 = 134 :
さやかちゃん…
157 :
しえんんんんんんん
158 = 93 :
さ…さるやて…
159 = 134 :
マジか…
160 = 1 :
マミ「でも一番の疑問は」
音無「あ、ああ。 もういい、もういいんだ…」
岩沢「アンタがどれだけ個性的を地で進んでいるか分かっただけでも充分だよ…」
マミ「この世界そのものからどうやって抜け出せるか、が当面の悩みかしら」
音無・岩沢「!?」
音無「お、お前…気づいていたのか!?」
マミ「気づいていたも何も、この世界で目覚めてからずっとそればかり考えてたわ」
岩沢「おい、生徒会長」
音無「何だ?」
岩沢「……楽しみにしているよ」
マミ「あら、何の話?」
岩沢「ああ、いや」
音無「こっちの話だ、気にしないでくれ」
161 = 1 :
音無「巴マミ、お前は人間だったのか」
マミ「ご覧のとおりよ、生徒会長。既に死んでいる身ではありますが」
岩沢「気づかないとか鈍くさいにも程があるだろ…」
音無「なぁ、マミ」
マミ「はい」
音無「こうして俺とコンタクトを取っているという事は、何か思う節があるんだろう?」
マミ「無い、と言えば嘘になりますね」
音無「……ついでだ。 この世界に学年差なんてほとんど関係ないから敬語は必要ないぞ」
マミ「あら、本当? 正直そっちの方がフレンドリーな感じでいいわね」
岩沢(なんだろうな…こいつから滲み出るお姉さんっぽさは)
162 = 97 :
さるさん抜けるまで保守
164 = 1 :
音無「まだるっこしい話は抜きだ。
俺はこの世界の在り方に気づいた人間に情報提示をする義務がある。
お前の聞きたいことには答えてやるよ」
マミ「あら、情報の出し惜しみが無いなんて太っ腹ね」
岩沢「顔に似合わず豪快なんだな、アンタ」
音無「岩沢、一言余計だぞ」
音無「それで、何が聞きたい」
マミ「まずは基本となる三つが聞きたいわ」
音無「話してみろ」
マミ「この世界とは何なのか。
どうやったら抜け出せるのか。
人間以外の存在とは一体何か」
音無「なるほどな」
岩沢「アタシが抱いた疑問と丸被りだね」
音無「…それだけ基本にして基盤となる情報になっているんだろ」
165 = 1 :
【音無説明中…】
マミ「なるほど、分かりやすい回答をありがとう」
音無「納得は出来たか?」
マミ「ええ、理解は正直あまり出来ないけれど納得はしたわ」
マミ「気がついたら見知らぬ学校で見知らぬ制服を着て、
素知らぬ顔で授業を受けていたときは気が動転したけれど…。
貴方たちのような人が居てくれて、ようやく心に平穏が訪れそう」
音無「そんな風には見えないけどな」
マミ「あら、これでも打たれ弱いのよ?」
岩沢「寝たら忘れそうな情報極まりないね」
166 = 1 :
~~♪ ~~♪
マミ「あら、もう予鈴?」
音無「おっと、こんな時間か」
岩沢「いつの間にか昼休み終わりそうだね」
音無「それじゃあ積もる話は放課後、生徒会室で」
岩沢「了解」
マミ「分かったわ」
音無「それじゃあ解散。いい学園生活を。くれぐれも悪さするなよ」
岩沢「引率の先生か」(ボソッ
音無「何か言ったか?」
岩沢「生真面目な生徒会長だな、って言っただけさ」
167 = 1 :
――放課後 生徒会室――
音無「二人とも集まってるようだな」
マミ「あら、集まっているか否かは一目瞭然じゃない」
岩沢「見て分からないようなら重度の近眼だね」
音無「……さて、今回集まってもらったのは他でもない」
岩沢(無かった事にしたな)
マミ(無かった事にしたわね)
音無「もう一度言う。今回集まってもらったのは他でもない」
岩沢「はいはい…」
168 = 1 :
音無「今後の生徒会としてはお前たち二人を、正式にメンバーとして任命したいと思う」
岩沢「へぇ」
マミ「あらあら、役職が与えられるのかしら」
音無「現状では『生徒会長』・『雑務』・『ボランティア兼書記』の
なんとも締りの無い状態になっているからな。
ここいらで一つ、しっかり職務を与えることで天上学園の生徒として自覚を持ってもらう」
マミ「それじゃあ私は繰り上げで書記になるのかしら」
音無「ああ、それで構わない」
岩沢「それで、アタシは何になるわけ?」
音無「とりあえずは生徒会長補佐という事で、副会長を担ってもらう」
岩沢「…ギターをちゃんと弾ける時間くらい設けてくれているんだろうな」
音無「どうせお前、授業に出ないんだろう」
岩沢「今のところはね」
音無「授業に出ない日はギターくらい好きに弾けばいい。
ただし、ちゃんと生徒会の定例に出席することが条件だ」
岩沢「なんだ、それくらいならお安い御用さ」
169 = 1 :
音無「副生徒会長、岩沢まさみ」
岩沢「あいよ」
音無「生徒会書記、巴マミ」
マミ「はい」
音無「以上二名を正式に生徒会として迎え入れる」
岩沢「で、その仕事内容は?」
音無「学園の治安維持・人間の発見、及び成仏に尽力すること」
マミ「了解」
音無「いつか来る別れも、今は忘れて公務に励むように」
END
___∧ _ _
∨
170 :
あれ?授業って真面目に出ると消えるんじゃなかったっけ?
171 :
>>170
そういうやつもいるってレベルの設定だった気が
172 :
>>170
午前中サボってんだからいいんじゃね?
173 = 93 :
授業なりなんなりでマトモに学園生活を謳歌する=悔いがなくなって成仏
って解釈してたけど
ともあれ>>1乙
174 :
気が付いたら終わってたでござる
1乙
岩沢は何故またこの世界にきたのだろうか
175 = 1 :
特別編の音無さんは少々寂しすぎるから一番最初に消えた人+αで賑わせてしまえ、というのが書くキッカケでした
さるさんやら何やらで後半が駆け足になってしまい、読みづらい内容で申し訳ありません
何かと説明不足な点があるとは思いますが、そこまで書ききれなかった自分の力量の無さが全てです
保守や支援など有難うございました
もしまた次の機会がありましたらその際もどうぞ宜しく願います
それでは、解散!
176 :
乙!
今度はなんか他のアニメの死者もだしてくれよ!佐原とか
みんなの評価 : ★
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