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    元スレシャル・セシリア「ヒッチハイク?」

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    1 :

    千冬「シャルロット!セシリア!少し話がある。お前らは残れ」

    シャル「?」

    セシリア「なんですの?」

    ~~~

    千冬「お前達最近あまり成績がよくないな。勉強にしかり、実戦にしかり」

    シャル「…ごめんなさい」

    セシリア「い、一時的なスランプですわ!またすぐn」

    千冬「そこでだ!私がお前達に特別に稽古をつけてやる。明日朝7時に学園正門前に集合するように」

    シャル「は、はい!」

    セシリア「なんだか嫌な予感がしますわ…」

    千冬「…声に出てるぞ」

    セシリア「ひゃい!」

    2 :

    セシリアってかわいいよね

    3 :

    シャルの方が可愛い

    4 = 1 :

    ~~次の日~~

    シャル「制服でよかったのかな…」

    セシリア「休日だというのに…眠いですわ」

    千冬「おはよう諸君!よく来てくれた!!」

    シャル「うわっ!お、おはようございます」

    セシリア(テンション高っ)

    千冬「さて、それでは早速このアイマスクを付けてくれ」

    シャル「アイマスク?」

    セシリア「なぜこんなものを?」

    千冬「いいから早くしろ!ほら」

    シャル「はいっ」

    セシリア「わ、わかりましたわ」

    5 :

    僕はラウラちゃん!

    6 = 1 :

    千冬「よし、あとこれも付けろ。ヘッドホンだ」

    シャル(聞いたことのある歌だ。○イアンメイデンかな)

    セシリア(なんて雑音ですの!クラシックが聴きたいですわ)

    千冬「それではシャルロットは私の手を掴め。セシリアはシャルロットの肩を掴め」

    シャル「えっと…」ウロウロ

    セシリア「?」ウロウロ

    千冬「ああ、もうじれったい!行くぞ」

    そして2人はそのままの状態で車に乗せられた。

    シャル(トイレ以外は外せないなんて…)

    セシリア(まるで拷問ですわ…)



    ……

    7 :

    マジレスするとシャルはラウラに続いて成績優秀だぞ

    8 :

    見ててやるからサッサと投下しろ

    9 = 1 :

    かくして色々歩き、移動する事丸1日。ようやく目的地に着いた一行。

    千冬「よし着いたぞ!マスクとヘッドホンを外せ」

    シャル「はぁー…」

    セシリア「疲れましたわ…ってここは?」

    二人の目の前に広がるのは一面の海。近くにはヨーロッパを思わせるオープンカフェがあった。

    千冬「思わせる、じゃない。ここはヨーロッパだ」

    シャル「え?」

    セシリア「は?」

    千冬「ここはフランスのトゥーロンだ」

    シャル「えええええ」

    セシリア「フ、フランス!?」

    11 :

    (ちふゆ)部長か

    12 = 1 :

    千冬「そうだ」

    セシリア「フランスってあの…おフランスざます、のフランスですの?」

    シャル「…」イラッ

    千冬「そうだ」

    シャル「でも稽古のためにわざわざフランスなんて…」

    千冬「確かに疑問に思うのも無理は無い。では山田先生、解説を」

    山田「了解しました~。二人には今から、ロンドンまでヒッチハイクをしてもらいます」

    シャル「えっ」

    セシリア「ヒ、ヒッチハイク?…ってなんですの?」

    13 = 1 :

    千冬「流石世間知らずのお嬢様だ」

    シャル「通りがかった車に目的地まで乗せてもらう…あれだよ」

    セシリア「そ、そのくらい知ってましたわ!」

    山田「あはは…では解説の続きです。ロンドンまでの移動はヒッチハイクでつかまった車以外は禁止。自転車もダメです。そして電話等で誰かに頼るのも禁止です」

    千冬「お前達二人だけの力でやらないと意味が無いからな」

    シャル(というかそもそもヒッチハイク自体に…)

    セシリア(何の意味が…)

    山田「細かいツッコミはナシですよ~。あとISの起動も禁止なので、ネックレスとイヤーカフスは外してくださいね」

    シャル「ええ~」

    セシリア「何の稽古ですの、これは…」

    14 = 1 :

    山田「では、最後にこれを。所持金1000ユーロ。大事に使ってくださいね」

    千冬「それでは幸運を祈る。さらばだ」

    ヒュー…

    シャル「…」

    セシリア「…」

    シャル「どうしよう…何かいきなりすぎて…」

    セシリア「正直訳がわかりませんわ」

    シャル「なんでヒッチハイクなんだろうね」

    セシリア「どこぞの芸人じゃあるまいし…こうなったらこっそりチェルシーに電話しt」

    千冬「ああそうそう!一つ忠告を忘れていた」

    シャル・セシリア「!?」

    千冬「もしズルしたら…どうなるかわかっているな?」

    シャル・セシリア「!」コクコク

    千冬「よろしい。それじゃ」

    15 :

    ビッチハイクはシャルだけで十分だろ

    16 = 1 :

    シャル「怖かった…」

    セシリア「もう本当にやるしかないんですわね…」

    シャル「とりあえず…どうしよう?」

    セシリア「ホテルに行って、一眠りしたいですわ…」

    シャル「確かに僕も体がヘトヘトだよ…どこか安いところあるかな」

    セシリア「安くて綺麗で広くて料理がおいしいホテルがいいですわ」

    シャル「そんなとこあるのかな…あ、あれは」

    シャルの目に、1軒の小さなホテルが目に止まった。

    シャル「すみません、1泊したいんですけど」

    主人「あいよ。40ユーロね」

    セシリア(意外と安いですわね)

    17 = 1 :

    シャル「ベッドが一つしかない…」

    セシリア「こんなことだろうと思ってましたわ…」

    シャル「とりあえず、寝てみようよ」

    セシリア「そうですわね」



    シャル「狭いね」

    セシリア「ですわね」

    シャル(セシリアのお尻が大きすぎるから…)

    セシリア(ベッドが小さすぎますわ…)

    18 = 1 :

    セシリア「そうですわ!」

    シャル「な、なに?」

    セシリア「ジャンケンで勝った方がベッドを独り占めできるようにしましょう!」

    シャル「ええっ?」

    セシリア「あら?シャルロットさんはジャンケン弱いんですの?」フッフッフ

    シャル「そ、そんなことは!」

    セシリア「ではいきますわよー!ジャーンケーン…ポン!」

    シャル「!」グー

    セシリア「!?」チョキ

    20 :

    SSのシャルってほんと、勝負事強いな

    21 :

    千冬姉がセシリア呼ぶ時はオルコットな

    22 = 1 :

    シャルとセシリアコンビのSSって少ないんだよなァ
    風呂ります

    23 :

    イラッとするシャルちゃんぶひいいいいいいいいいいいいい

    26 = 11 :

    フランス人とイギリス人の美少女コンビにフランスからロンドンまでヒッチハイクでいけって
    ふっつーに簡単にいけるよね・・・言葉の壁も警戒される心配もないんだから。企画倒れだな・・・・・・

    29 :

    >>24
    そんな持ってるスタートか
    イージーモードだなお嬢様

    31 = 3 :

    32 = 1 :

    セシリア「不服ですわ…」グスッ

    シャル「いや、セシリアが言い出したんだし」

    セシリア「オルコット家の当主のこのわたくしが床で寝るなんて…」グス

    シャル「ほら、この毛布あげるから」

    セシリア「こんな毛布でこの私が…」

    3分後。

    セシリア「…zzz」スピー

    シャル「はやっ」

    かくして1日目が終わった。

    33 :

    セシリア可愛いw

    35 = 1 :

    セシリア「う~ん…」ムニャムニャ

    シャル「おはよう、セシリア」

    セシリア「おはようございます…シャルロットさん」

    シャル「セシリアはシャワー浴びないの?」

    セシリア「え?シャワールームなんて…」

    シャル「離れにあるよ。共同だけど」

    セシリア「」

    シャル「小さなホテルだと、だいたいこんな感じじゃないかな」

    セシリア(まぁ浴びないよりはマシですわね…)

    36 = 20 :

    セシリアは臭いなぁ!

    38 = 1 :

    ~~~~

    セシリア「お湯が気持ちいいですわ~」フンフフン

    おっさん「さぁて今日も朝からシャワー浴びて仕事がんばるっぺよー」ガラッ

    セシリア「え?」

    おっさん「あ?」

    セシリア「な、な、な…何をしてるんですのーー!!」

    おっさん「ぐほあっ!」

    ~~~~

    主人「あんまり騒ぎ起こさないで欲しいんだけども」

    シャル「すみません…」

    セシリア(カギがついてたなんて…不覚ですわ)

    39 = 1 :

    ~~~~

    二人は幹線道路へ出た。

    シャル「さて、最初の目的地はどこにしよう?」

    セシリア「わたくしはフランスの地理がわかりませんから、シャルロットさんに任せますわ」

    シャル「一応地図はあるんだけどね、ほら」

    セシリア「え、いつの間に」

    シャル「ホテルの主人に頼んで、コピーさせてもらったんだ」

    セシリア「やりますわね…」

    シャル「えへへ」

    セシリア「でも、まだ何か足りない気がしますわ」

    シャル「あ…ボードだ」

    近所の雑貨屋でスケッチブックとペンを買う。

    40 :

    支援
    旅を通してもっと仲良くなって欲しいな

    41 = 1 :

    シャル「とりあえず、最初はマルセイユかな」

    セシリア「じゃあ書きますわね」

    キュキュキュ

    シャル「なんで筆記体…しかもスペルが微妙に違う」

    セシリア「ブロック体なんて、カッコ悪くて使えませんわ」

    シャル「…ボツね」ビリッ

    セシリア「えっ」

    42 = 20 :

    だろうな

    44 = 1 :

    ボードを掲げ始めて、30分。

    セシリア「なかなかつかまりませんわね…」

    シャル「そうだね…。でも、焦ることは無いよ」

    シャル(あれ?)

    ふと後ろを振り返ったシャル。

    シャル「セシリア…あのね」

    セシリア「なんですの?」

    シャル「親指の向き、逆」

    セシリア「」

    45 :

    トゥーロンで水曜どうでしょう思い出した
    ほし

    46 = 1 :

    仕切り直して、さらに30分。

    セシリア「止まりませんわね~」

    シャル「そーだねー…そういえばトゥーロンってさ、かのフランスの英雄が外国の軍隊を追い払った場所として有名なんだって」

    セシリア「へぇ、どこの軍隊ですの?」

    シャル「イギリス…あっ」

    セシリア「…」

    さらに1時間。

    シャル「うーん」

    セシリア「足が疲れてきましたわ…」

    と、その時1台の大型トラックが止まった。

    47 = 1 :

    シャル「あ、あれって!」

    セシリア「もしや、成功ですの!?」

    早速駆け寄る。

    シャル「僕達、お金ないんですけど…」

    運ちゃん「お金?そんなものいらねえよ、さぁ乗ってけ!」

    シャル「やったぁ!」

    セシリア「ありがとうございます!」

    かくして二人はマルセイユへ。途中車内にて。

    48 = 1 :

    運ちゃん「それにしても若い女の子二人がヒッチハイクとは珍しいなぁ」

    シャル「ちょ、ちょっと事情がありまして…」

    セシリア(無理やりやらされてる、とは言えませんわ…)

    運ちゃん「その格好も制服か?お嬢ちゃんら歳いくつだ?」

    シャル「15です」

    セシリア「15ですわ」

    運ちゃん「ブッ」

    運ちゃん「最近の若い奴は随分エネルギッシュなんだな…」

    49 = 1 :

    運ちゃん「さぁ着いたぜ!マルセイユだ」

    シャル「ここが…」

    セシリア「大きい町ですわね」

    運ちゃん「じゃあな!」

    シャル・セシリア「ありがとうございました」

    シャル「いい人だったね」

    セシリア「ご飯もおごって貰えましたし」

    シャル「さて、とりあえず…寝床を探そうか」

    セシリア「ですわね」

    50 = 1 :

    ちっこいホテルに到着。

    主人「一晩45ユーロだよ」

    セシリア「ベッドはツインで!!ツインでお願いしますわ!1」

    主人「」

    シャル(余程辛かったんだろうなぁ…)

    主人「ツ、ツインなら70ユーロになるけど…いいかい?」

    セシリア「70…」

    シャル「シングルでいいよ。今日は僕が床で寝るから」

    セシリア「え?」


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