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元スレ妹「にい、孫の手どこ」

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1 :


「あー、どこやったかな」

「にぃ、使ってたよね」

「つかったつかった」

「背中がかゆい」

「どこ置いたかな…」

「背中がかゆい」

「あーわかったからちょっと待ってろ」

「はようせい」

2 = 1 :


「テーブルの下にない?」

「テーブルの下、ん…しょ…」ゴソゴソ

「…あ、お前パンツ趣味悪いな」

「しょ…っと、あった」

「よかったな」

「わるくない」

「え?」

「趣味」

「ごめん」

3 = 1 :


「ふん」

「悪かったよ」

「ばかにい」

「でもな、お前もそういうところに気をつかいなさい」

「なに」

「四つんばいになったらパンツ見えるのはわかるだろ」

「わかる」

「そういうことだ」

「どういうことだ」

「…」

4 :

おっと

5 :

姉>>>>>>>>>妹
の俺の事は気にせず続けてくれ。

6 = 1 :


「つまりそうそう人に簡単にパンツ見せるなってこと」

「なるほど」

「わかったか」

「ちがう」

「はいなんでしょう」

「パンツは別に見られてもいい」

「えっ」

「趣味をどうたらいわれるのが気に食わなった」

「オーケーそういうことね」

7 = 1 :


「しかしそのパンツはどうかと思う」

「なに」カチン

「親切心で言ってるんだ、バカにしてるわけじゃない」

「余計なお世話」

「なんだとう」

「よくも見てないくせにわかったふりしないで」

「しっかりと見えました」

「へんたい」

「見られてもいいといいと言ったじゃないか」

「ばかにい」

「どっちなんだよう」

8 = 1 :


「ふん」

「それどこで買ったんだい」

「ネット」

「ネット? なに、網?」

「インターネット通販だよばか」

「バカバカ言うな、言っておくがお前より賢いからな」

「ネットも知らないのに私より賢いんだ」

「それは知識の問題だ」

「ふーん、よくわかんない」

「やっぱりお前ばかだろ」

「うるさい変態」

「…」

9 = 1 :


「ちゃんと見てから意見をいって」

「どういうことだこのやろう」

「かわいいでしょ」バッ

「お前はアホか」プイッ

「何で顔そらすの」

「いや、妹とはいえ女性の下着を直視するのはいただけない」

「いきなり紳士ぶらないでちょうだい」

「変態は変態でも変態紳士気取りたいんだよ」

「許可するから見て」

「本当か?」

「本当、別ににいだし全然はずかしくない」

「…はいはい、見ますよ、見てから意見を述べればいいんですね」スッ

10 = 1 :


「どう」ドヤ

「…っはー…」マジマジ

「……」

「っふーん……」ジロジロ

「……ぅ…」

「……うーん…」ジーッ

「…や…ぁ……ぅ…」モジモジ

「ん」

「やっ」バッ

「パンツ情報がシャットアウトされたんですけど」

「…やっぱ恥ずかしかった」

「うん、妹が普通の感情を持っていておにいちゃんうれしい」

「ばか」

11 :

エロあるかどうかだけ教えて

12 = 1 :


「どうだった」

「じっくりと観察させていただきました」

「うん」

「確かに先ほどはパッと見で判断してしまいました」

「うん」

「しかし今、再度じっくりと細部にいたるまでの刺繍を見ました」

「うん」

「作りは意外といいということが判明」

「でしょ」ヘヘン

13 = 1 :


「つまり」

「うん」

「その結果」

「うんうん」

「やっぱり趣味悪いよ」

「ばか!」

14 = 1 :


「…」

「ふーむ、行ってしまった」

「完全に妹の機嫌を損ねてしまったな、はは」

「一体全体何がいけなかったのだろう」

「全く、妹という生物は不思議のベールに包まれるな」

「それにネット通販くらい知っておったわ、たわけが」

「ははは」

「笑ってる場合じゃない」

「妹の機嫌をなおしにいかなければ」

「ふふふ」

「実を言うとこれもまた俺の楽しみの一つなのだ」

「なんちゃって」

「ふふふ、そろそろ悲しくなってきたところでいこう」スタスタ...

15 = 1 :


 ―妹部屋前

「さて、通常なら妹は自分の部屋でパソコンをしてるか寝てる」

「しかし、ご機嫌斜めのときはいないのだ」

「試しにノックを」


「妹ー」コンコン

 シーン...

「やはりな」

「貴様の行動パターンは既に解析済みなのだ」

「ふふふ」

「ここで浮かび上がる疑問がある」

「それは、ならばどこにいるのか」

「皆さんもお考えください、一体どこなのかを」

16 = 1 :


「時間切れです」

「そう、彼女はここです」


 ―兄部屋前


「今俺は俺の部屋の前にいます」

「彼女はこの部屋にいるのです」

「ノックを」


「妹ー?」コンコン

 シーン...

「ふん、案の定返事はなし」

「分かりきったことです」

「では早速入ってみることにしましょう」ガチャ

17 :

田中の家

19 :

これはいい妹
期待

20 = 1 :


 ―兄部屋

「ここが俺の部屋」バタン

 シーン...

「しかし、見渡してみても妹の姿はありません」

「いないじゃないかって? まぁまぁ少し待ってください」


「妹ー、でてこいよー」コンコン

 ...

「機嫌なおしてくれよ、俺が悪かったって」

 ...

「だから押入れからでてきてくれよー」

 ...

「そろそろ怒ったら俺の部屋の押入れに入るのやめようよ、な」

 ...

21 = 1 :


「そう、俺の妹は機嫌が悪くなると押入れに入ってでてこなくなるのです」

「しかも、俺の部屋の、ね」


「妹ー、きいてるのー」

 ...

「…はぁ… わかったよ」

 ッ... ピクッ

「今月のニヨニヨ動画プレミアム会員の料金」

 ガラッ!

「ほんと?ねぇほんと?」ズイ

「う、うおぉ…、まだ全部言ってないのに…」

「今月も払ってくれるの?」

「払うよ、払わないと機嫌なおしてくれないしな」

「元はといえばにいが悪い」

「そうだっけか」

22 = 1 :


「お金ぷりーず」

「はいはい、はいよ」スッ

「にいありがとう …あれ」

「どういたしました」

「…五百円だけ?」

「え?」

「残り」

「いや五百円だろ?」

「ちがうよ、525円だよ」

「…」

「25円」

「それくらい…」

「25円」

「はい今もってきます」

23 = 1 :


「へへ、ぁ、ありがと」

「でも、パンツは」

「まだいうの」

「ぱ、ぱんt」

「…」

「すいませんもういわない」

「それが皆平和」

「いいこといいますね」

「ふん」

24 = 1 :


「お前は何故俺の部屋の押入れに入るんだ、自分の部屋にも押入れあるだろう」

「自分の部屋だとかまってくれない」

「えっと?」

「私が私の部屋の押入れでいじけてたって誰も困らない」

「そうですね」

「そうすると誰もかまってくれない」

「そうですね」

「にいの部屋に居座ればにいはこまるわけ」

「そうですね」

「にいは私をどかそうとする」

「そうですね」

「にいにかまってもらえるということ」

「そうですか」

25 = 1 :


「そんなことしなくても俺はかまってやるのに」

「ふん、にいがパンツのこと言ったり」

「それは趣味が悪いから」

「この前は髪型のこと言ったり」

「あれは俺がポニーテール好きだから」

「あの時は目の色のこと言ったり」

「それはお前の瞳がキレイだったから」

「胸の形がどうとかいったり」

「あれは俺の理想論を語っていたら」

「するからでしょー!」

「お前また胸成長した?」

「ばか!」

27 = 1 :


「おっとまたいじけないでくれよ」

「しばらくはいじけない」

「おや、随分と飲み込みがはやいようだけど」

「お金もらったし」

「ははは、現金な奴だ」

「人間みんなそう」

「悲しいこと言わないでもっと未来に夢を」

「未来より今が楽しければそれでいい」

「なんて気楽な奴だ」

「先のことなんて考えたくない、だってめんどうだもの」

「せんでみつも風に言ってもダメなものはダメだなぁ」

28 :

この兄はいい兄だ

29 :

ニヨ厨死ね!

30 :

うちの妹すぎクソワロタ

31 = 1 :


「にい、リモコンどこ」

「テーブルの上にあるだろ」

「それはエアコン」

「あぁ、ならばテレビの横に」

「それはうぃーリモコン」

「えーと… 他に何かあったかな」

「わかっててやってるでしょ」

「バレたか、テレビのならテーブルの下だ」

「ばか」

32 = 1 :


「んしょ…」ゴソゴソ

「ばか、また見えてるぞ」

「別にいい」ピッ

「おや、今回のはまだマシなパンツだったな」

「そう」

「俺に言われてちょっと気にした?」

「してない」

「かわいいやつめ」

「してないもん」

「うふふ」ニヨニヨ

「ばか」

33 = 1 :


「一体何を見てるんだ」

「パンツばっかり見てる」

「違う、俺の話じゃない」

「そんなにパンツすきなの」

「好きだ」

「えっ」

「冗談だ」

「ばか」

34 = 1 :


「お前は気にしなさすぎなんだ」

「別に、にいだし」

「俺になら何されてもいいのか?」

「…」

「おい」

「…い、いや何されてもっていうか」

「何考えたお前」ニヤ

「別に」

「えっち~」

「ばか」

35 = 1 :


 『このカレーめっちゃ辛いってちょっとー!』ワハハ...

「うわぁからそう」

「辛いの苦手なの」

「好きではないかな、どっちかというと甘いほうがすき」

「ふーん」

「妹は辛いの好き?」

「きらい」

「にいは?」

「すっ…」ハッ

「す?」ニヨニヨ

「…」プイッ

36 :


 『ゲストは今大注目の読者モデルでーす!』キャーキレーイ...


「おっ、きれいな人だなぁ」

「…こういう人すきなの」

「きれいじゃない? この人」

「…まぁ」

「でもきれいよりかわいいの方がすきだな」

「へぇ」

「妹みたいにかわいいのが」

「ふぇっ」

「そういうとことかね」

「…」カァ

37 :

ジャイアン「でもきれいよりかわいいの方がすきだな」

ジャイ子「へぇ」

ジャイアン「ジャイ子みたいにかわいいのが」

ジャイ子「ふぇっ」

ジャイアン「そういうとことかね」

ジャイ子「…」カァ

38 = 36 :


「この髪型いいなぁ」

「なんていうの」

「この髪型はな」

「うん」

「知りたい?」

「うん」

「おしえない」

「ぅう」

「冗談、ほっぺ膨らましていじけるのかわいいから教える」

「ばか」

39 = 36 :


「これはポニーテールといいます」

「ポニーテール、きいたことある」

「この髪型がすきです」

「ふぅん」

「え、にいの好きな髪形きいてどうするの?ねぇ」

「べつに」

「妹は髪はながいからなぁ、できなくはないよなぁ」

「…そういえばそうだね」

「気づいてたくせに、いひひ」ニヨニヨ

「ぅう」

40 :

ニヨニヨがとまらない

41 = 36 :


 『俺もう我慢できない…!』ガバッ

 『あぁっ! だめよこんなとこで…!』


「…」

「…」

「おれももうがまんできなーい」バッ

「えっ!」

「あごめん、そんなに驚かれると思ってなかった」

「えっえっ」

「冗談だよ、かわいいなもう」ナデナデ

「ばかぁ…」

42 :

によによ

44 :

誰か言うと思ってたけど

みゃ~だね?

45 = 36 :


「あるある話で定番だけど、ベッティングシーンはやっぱ気まずくなるな」

「うん」

「妹は何考えてるの?」

「なにが」

「こういうシーンのとき」

「べつに」

「うそだぁ」

「なにも」

「好きな人とのこととか考えちゃう?」

「かっんがえない」

「一瞬つまったね、一瞬つまったねぇ」

「つまってない、ばか」

46 :

こういう妹好きだ

47 = 36 :


「ゲームやろうよ妹」

「望むところ」

「これ」

「スーファミ…だと」

「カービィの協力プレイしよう」

「私2P」

「ですよね」

「2Pのキャラのほうがすき」

「どっちもかわいいさ」

48 = 36 :


 テレーン☆ テレレレレッテレレー♪

 タンッ!

「全部100%のままだ…」

「よかった」

「よかったけど、ちょっと」

「ん」

「消えてたらさ、妹とまた100までできたのにって」

「あ、う」

「冗談だ」

「ばか」


49 = 36 :


「刹那の見切りでもやるか」

「私にかてるとでも」

「ふん、みてろ」

 テレレー... ビョォォォ...

「……」ゴクリ...

「…」

 パァン!!

「っ!」カチッ

「5秒…だと…?」

「ふん」ドヤ

50 = 36 :


「えいっ」ガチッ

「あっ」

「ゲームはここまでにしよう」

「そんな乱暴に消したら…」

「あ」

「しらないよ」

「データ飛んでもそれはそれで…」

「まぁね」


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