元スレ桐乃「もうすぐバレンタインかぁ…」
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52 :
リビングルームに入ったら桐乃がそう呟くのが聞こえた。
俺は無意識的にその言葉に反応していた。
京介「バレンタイン?」
桐乃「…んっ!?なにあんたいきなりバレンタインとかいっちゃってんの?
いつもチョコレート貰えないから妹に催促しに来たわけ?そんなに必死なんだぁ。」
京介「いや、お前が今『もうすぐバレンタインかぁ…』って呟いたから思わず聞き返しただけだよ。
それにな、家族にチョコレートを催促するほど、俺も飢えてねーよ。
毎年1個は確実にゲットしてるしな。」
桐乃の口からバレンタインという言葉が漏れていたという俺の指摘を無視して、
桐乃はこう返事をしてきた。
桐乃「それって地味子から貰うことを言ってる?
幼なじみから貰うチョコを楽しみにしてるなんて、あーやだやだ。」
53 = 52 :
桐乃に痛い所を指摘されたので、俺は開き直って言ってやった。
京介「ああ、俺には幼馴染みくらいしかチョコくれねーよ。
でも、それが楽しみなんだ。なんだか知らねーけど落ち着くって言うかさ。」
桐乃「キモっ…」
桐乃はそう言うなりリビングから出ていってしまった。
俺の発言のどこが気に入らなかったのかは知らないが、
そのどこがお気に召さないかわからないのはいつものことだ。
まぁ、俺も男だし、麻奈美がくれる義理チョコじゃなくて出来れば本命チョコとか貰ってみてーよ。
誰か俺に本命チョコくれねーかな。
あやせたんとか、あやせたんとか、あやせたんとか。
54 = 52 :
次の日の学校からの帰り道を、俺は麻奈美と一緒に歩いていた。
俺は桐乃と喧嘩したことを、この幼馴染みに喋った。
麻奈美「そしたら京ちゃん、私からチョコ貰うこと喜んでくれてたんだ…
いつもチョコ渡しても反応がこれといってなかったから、もしかして私からチョコ貰うの嫌なのかなと思ってたけど、
嬉しかったんだね。」
京介「嬉しくないわけ無いだろ?
麻奈美、改めていうけど、俺に毎年チョコくれてありがとう。」
麻奈美「うっ、うん。あたし、今年は頑張っちゃおうかな。
京ちゃん、期待しててね。」
京介「おうっ。」
そんな会話をしているうちに俺の家にの前まで来たので、麻奈美とは別れた。
56 :
ほ
57 = 56 :
>>47の続きが見たい
58 :
麻奈美「京ちゃん・・・今年は私のツバ入りチョコだよ・・・・ふふふ」
59 :
>>47
期待してる
60 :
地味子おばあちゃんはチョコじゃなくてアンコ渡してきそう
61 :
>>60
おはぎ渡してくるかもなwwwwwwwwwwwww
62 :
ドラマCDの小冊子見ると確か桐野の作ったお菓子って・・・
あやせ家庭教師の人きてくれないかな
64 :
早く書け下さい
65 = 48 :
どっちでもいいので続けてください
67 :
保守なのよな
68 :
終わコン
70 :
まだかよ
71 :
あたしの名前は高坂桐乃。今をときめく女子中学生。
祝日の今日は仕事も部活もお休みで、友達との予定も特にナシ。
そんなわけであたしは今、リビングのソファに寝転がって、溜めていた雑誌に目を通している。
「もうすぐバレンタインかぁ……」
まるで媚薬?魔法のチョコの作り方!
甘いチョコとあなたの笑顔で彼をメロメロにさせちゃおう!
バレンタイン特集の紋切句には、いつも噴き出しそうになる。
基本的にこういう記事には、イイコトしか書いてない。
煽るだけ煽っておいて、失敗しても知らんぷり。無責任にも程があるよね。
今どき本命チョコ作る子とか珍しいし。マジ希少種だし。
てかそれ以前にバレンタイン特集とか邪魔。マジ邪魔。
こっちは純粋にファッションセンスを磨くために定期購読してるんだっつの……と憤りつつも、
気づけばバレンタインに告白した人の体験談や、チョコの簡単レシピに目を奪われているあたしがいる。
こ、これは興味本位で見てるだけ。
あたしが用意するチョコは、今年もお父さんへの義理チョコと友チョコだけなんだから。
胸のうちでそんなことを呟きながら、頁を繰る手は止まらない。
もしも……もしもの話……あたしがチョコをあげたら、アイツはどんな反応をするんだろう……?
「おはよ、桐乃」
「きゃ」
視界を覆っていた雑誌をのかすと、ついさっきまで想像していた"アイツ"があたしを見下ろしていた。
「お、脅かさないでよ」
「はぁ?朝の挨拶しただけじゃねえかよ……」
桐乃視点にも京介視点とは違った面白みがある
73 = 64 :
>>71
構わん。続けろ
74 :
いいぞやれやれ
76 = 61 :
とっとと書け太郎
78 = 67 :
保守なんだよ
80 :
>>76
ふかくにもw
82 :
ほ
83 :
高坂桐乃スレまとめWikiより拾い
146 名前:アツアツバレンタイン【SS】[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 22:53:56 ID:87qui1hLO [3/3]
※※※
「俺の妹」ドラマCD付録の書き下ろし短編小冊子の収録作品
『バレンタインの想い出』の後日談のつもりです。
未読の方にはネタバレとなりますので、ご注意願います
※※※
「で、桐乃。話ってなんだ?」
「一年程前の話。次のキーワードから連想するものを答えて。
石ころみたいな形、砂利のような食感、せ、石炭みたいな味……」
「……正直に言っていいんだな?」
「いいから遠慮なく言いなさいよ!」
「いいから遠慮なく言いなさいよ!」
「お前が去年のバレンタインに投げてよこしたチョコのことだろ」
「……あやせが教えてくれたの。去年のあたしが作ったチョコの真実を」
「あやせがそこまで話してるなら、今更俺が付け加えることはないぞ」
「あたしが言いたいのは、あんたが、マズいならマズいってどうして言わなかったのかってことなの!」
…それまでの兄妹の関係から言えば無茶苦茶言ってるかもしれない。
でも、あたしは本当に、本当に、自分のチョコがそんなに凄まじいモノだとは自覚できなかった。
それならそうと、親友が、つらい思いで話してくれる前に、兄貴から教えて欲しかった…
「待てよ!俺は、お前がわざとあんな味のチョコを作って、俺にイタズラをしかけたんだと思ってた。
だから、『お前の目論み通りには動かねえよ』って思いで、あの時は超美味かったって答えた。
そうすれば、お前が嘲笑ってはこれないと思ってな。
だから、変な同情とか、お前に逆ギレされるのが嫌で嘘ついたとか、そんなんじゃない。
それだけはわかってくれよ」
84 = 83 :
つづき
「……」
「桐乃。どうしたんだよ、っておい…」
急にいろんな思いが込み上げてきて、あたしは兄貴の前で涙ぐんでしまった。
「おかしいよね、おかしいよね。女の子なのに、
そんな味のチョコしか作れなかったなんて。
そう思ったら、泣けてきちゃった……」
「お前は人並み外れたいろんな才能あるだろ。だから他人と差がつきすぎないように
神様がお前にハンデをつけたんだろ。
それに、これから美味いもん作れるようになればいいだけじゃないか。だからもう泣くなよ。お前らしくない」
そんな兄貴の優しさに、かえって涙が出てきてしまう。
あたしは勇気を出して言ってみた
「ねえ、兄貴。今年もチョコ作るんだけど、よかったら……作るとこに立ち会って
アドバイスしてくれないかな?」
85 = 83 :
らすと
※※※
というわけで、今年は兄貴と二人でチョコを作ることになった。
結局いくつかダメ出しを食らったけど、そのおかげで、今年は人並みのチョコを作れたと思ってる。
しかし、兄貴が作る過程に立ち会ってるので、チョコについてのサプライズ感が薄れてしまってるのも事実だ。
だから、チョコのデコレーションは、おもいっきり兄貴が驚くような内容にした。
そしてバレンタイン当日。
(って、やっぱあの文面はやりすぎたかな………
なんか恥ずかしくて熱くなってきたんですケド)
熱い熱い、体を冷まさないと……
「ちょ、おま、桐乃、なんなんだよその格好は!!!」
「……熱かったの、熱かったから!!!」
あたしがどんな格好でどんなチョコを渡したのかは
明日発売のアニメディアのポスターを見て貰えると(ry
86 :
転載はよろしくないんでない?
87 :
気にしないで
88 :
なぜ転載した
89 :
とりあえず保守なんだよ
91 :
あやせたんエンドでお願いします
92 :
黒猫にチョコ塗りプレイまだ
93 :
ういうい
94 :
いういう
96 :
保守なんだよ
99 = 97 :
これだから…
100 :
なにかというとあやせを出したがる糞は死ね
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