私的良スレ書庫
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元スレ唯「サイレンが鳴ってる・・・」
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まだ落ちてなかったのかこのスレw
いや、このスレのお陰で楽しい時間を過ごせたよ。
寝不足になって少しキツかったけど。
いや、このスレのお陰で楽しい時間を過ごせたよ。
寝不足になって少しキツかったけど。
ここまで来たら1000まで行って終わらせたいな
憂が堕辰子だとわからないまま堕辰子を倒してしまった後の話でも書こうか
憂が堕辰子だとわからないまま堕辰子を倒してしまった後の話でも書こうか
唯「これで全部買えたかな」
手に下げた白いビニール袋にはスーパーで買った材料が顔を覗かせている。
寒い冬空、思い出すのはあの時のこと。
私達があの絶望から脱出してから、3ヶ月が経った。
学園祭をこなし、受験をこなし、後4ヶ月もすればわたしは晴れて大学生だ。
結局大学はみんな別々の場所に行くこととなった。大学に行っても仲間でいよう、そんなありきたりな言葉を言った気がする…。
手に下げた白いビニール袋にはスーパーで買った材料が顔を覗かせている。
寒い冬空、思い出すのはあの時のこと。
私達があの絶望から脱出してから、3ヶ月が経った。
学園祭をこなし、受験をこなし、後4ヶ月もすればわたしは晴れて大学生だ。
結局大学はみんな別々の場所に行くこととなった。大学に行っても仲間でいよう、そんなありきたりな言葉を言った気がする…。
唯「あ……雪だ」
辛辣と降り注ぐ白く小さな塊。
唯「早く帰らないと……よいしょ、よいしょ……」
重たいビニール袋を一生懸命に抱え、帰路につく。
通いなれた道、それを通るのももう後何回だろうか。後学校へ行くのはもう卒業式ぐらいだろう。
唯「早く帰ってお鍋で暖まろう……」
辛辣と降り注ぐ白く小さな塊。
唯「早く帰らないと……よいしょ、よいしょ……」
重たいビニール袋を一生懸命に抱え、帰路につく。
通いなれた道、それを通るのももう後何回だろうか。後学校へ行くのはもう卒業式ぐらいだろう。
唯「早く帰ってお鍋で暖まろう……」
何かが足りなかった。
みんなも無事に戻って来れた。
学園祭も無事に終わり、受験も全員無事にクリアした。
何も悲しいことなんてない。あの絶望から生き延び、こんなにも幸せな毎日に舌鼓をうってもいい筈なのに……。
唯「うっ……う……」
涙が出た。
時々こうして堪らなく寂しい気持ちに襲われる。とてつもなく大事なものを置いてきた気がする。
わたしという存在がそれを忘れていたのだとしても……。
みんなも無事に戻って来れた。
学園祭も無事に終わり、受験も全員無事にクリアした。
何も悲しいことなんてない。あの絶望から生き延び、こんなにも幸せな毎日に舌鼓をうってもいい筈なのに……。
唯「うっ……う……」
涙が出た。
時々こうして堪らなく寂しい気持ちに襲われる。とてつもなく大事なものを置いてきた気がする。
わたしという存在がそれを忘れていたのだとしても……。
ピンク色の長めのマフラーは虚しく垂れ下がっている。二人引っ付けば仲良く巻いていけそうな、それくらいの長さ。
でも、わたしにそんな相手はいない。
唯「いない……んだよね」
ようやく家にたどり着いたわたしは雪をはらって中に入った。
唯「ただいま……」
誰もいないのだからこんなものを言う必要もないのだけれど、何故か週間づいている。
鍋の材料を机に置くと、必要なものだけ取り出そうとした。
でも、わたしにそんな相手はいない。
唯「いない……んだよね」
ようやく家にたどり着いたわたしは雪をはらって中に入った。
唯「ただいま……」
誰もいないのだからこんなものを言う必要もないのだけれど、何故か週間づいている。
鍋の材料を机に置くと、必要なものだけ取り出そうとした。
唯「あれ……」
多い、明らかに一人分じゃなかった。
唯「ちょっと買いすぎちゃったかな……?」
余分な材料を冷蔵庫に押し込めると晩御飯の用意に取りかかる。
唯「作り方は……」
わからない。
唯「……」
なのにどうしてこんなものを二人分も買って来たんだろう。頭がどうかしてるとしか思えない。
唯「…………」
残りを黙って冷蔵庫につめた後、わたしはまた寒空の下に出ていった。
多い、明らかに一人分じゃなかった。
唯「ちょっと買いすぎちゃったかな……?」
余分な材料を冷蔵庫に押し込めると晩御飯の用意に取りかかる。
唯「作り方は……」
わからない。
唯「……」
なのにどうしてこんなものを二人分も買って来たんだろう。頭がどうかしてるとしか思えない。
唯「…………」
残りを黙って冷蔵庫につめた後、わたしはまた寒空の下に出ていった。
唯「」もぐもぐ……
コンビニで買ってきたお弁当を適当に胃に流し込む。
特別美味しいとも思えない。ただ生きるためだけに食べている。
唯「……まただ……わたし……泣き虫だなぁ……」
リビングの床にお行儀よく体操座りしながら涙を堪える。
唯「っ……うあ……なんで……」
わからない。この悲しみがなんで生まれてくるのかもわからない。
コンビニで買ってきたお弁当を適当に胃に流し込む。
特別美味しいとも思えない。ただ生きるためだけに食べている。
唯「……まただ……わたし……泣き虫だなぁ……」
リビングの床にお行儀よく体操座りしながら涙を堪える。
唯「っ……うあ……なんで……」
わからない。この悲しみがなんで生まれてくるのかもわからない。
唯「……あれ?」
いぶかしげにカレンダーに近づいて見る。
今日は2月22日、そこに何故かあかぺんのはなまるが彩っていた。
わたしはそれを読み上げる、
唯「ういの……誕生日……?」
誰だろう。親戚にそんな子でもいただろうか。友達にもそんな名前は聞き覚えがない。
でも……何故か懐かしい。
憂という響きが……。
とても……暖かい
いぶかしげにカレンダーに近づいて見る。
今日は2月22日、そこに何故かあかぺんのはなまるが彩っていた。
わたしはそれを読み上げる、
唯「ういの……誕生日……?」
誰だろう。親戚にそんな子でもいただろうか。友達にもそんな名前は聞き覚えがない。
でも……何故か懐かしい。
憂という響きが……。
とても……暖かい
唯「…………」
それでも、やっぱり何も思い出せない。
2月22日、わたしにとってはただの平日。
ビリッ─────
これが悲しくなる元凶だ、とでも思ったのかわたしはその2月のカレンダーを破り捨て、一足先に2月に移動させてやる。
唯「…………お風呂入ろ」
食べたコンビニの容器をゴミ箱に捨てると、わたしはまた一日を生きるための生活に戻って行った。
了
それでも、やっぱり何も思い出せない。
2月22日、わたしにとってはただの平日。
ビリッ─────
これが悲しくなる元凶だ、とでも思ったのかわたしはその2月のカレンダーを破り捨て、一足先に2月に移動させてやる。
唯「…………お風呂入ろ」
食べたコンビニの容器をゴミ箱に捨てると、わたしはまた一日を生きるための生活に戻って行った。
了
>>わたしはその2月のカレンダーを破り捨て、一足先に2月に移動させてやる
ほう
ほう
憂の誕生日が2月だったんで利用した方がいいかなと思い変えてみました。
堕辰子だった憂が死んで記憶から消え去った後の物語ですね。
憂が自分がいなくなって唯が寂しい思いをしないようにギリギリのところで記憶を消したって解釈です
さて、後30ほどKSKしますか
堕辰子だった憂が死んで記憶から消え去った後の物語ですね。
憂が自分がいなくなって唯が寂しい思いをしないようにギリギリのところで記憶を消したって解釈です
さて、後30ほどKSKしますか
>>968
どう見ても伏線だろ
どう見ても伏線だろ
ループを暗に示しているのかと思ったら間違いかwそこは開き直れよwww
おつ
しかしあれだな・・・、全部batendだったな・・・さすがサイレン
しかしあれだな・・・、全部batendだったな・・・さすがサイレン
>>979
次回作決まったな
次回作決まったな
そうなると次々回作が…
YUI「タスケテ!ヒトガ、シンダ!」
YUI「タスケテ!ヒトガ、シンダ!」
>>985
おいやめろwwwwww
おいやめろwwwwww
>>985
ワロタww
ワロタww
みんなの評価 : ★★
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