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    元スレ澪「律が構ってくれなくて辛い」

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    1 :

    【音楽室】

    「…はい?」

    「言葉の通りだ。最近律が私に構ってくれない」

    「だから助けてほしい」

    「すいません、何がなんだかさっぱり…」

    「うぅぅ…」

    「澪先輩?」

    「梓ぁぁー!!寂しいよぉー!!!」がばっ

    (えぇぇーっ!)

    2 = 1 :

    「ちょ、ちょっと澪先輩!苦しいです!」

    「はっ!しまった、つい我を忘れて…」

    「それで、どういうことなんですか?」

    「最近律が冷たいんだ」

    「ちっとも私に構ってくれないし…」

    「はぁ」

    「今まで常に私と一緒にいたのにだ!」

    「今日だって…」

    ――――――
    ――――
    ―――
    ――

    3 = 1 :

    ~回想~

    【教室】

    「いっちごー!」

    いちご「やだ」

    「あのぉー…まだ何も言ってないんですけど」

    いちご「なに?」

    「英語のノート見せて!」

    いちご「やだ」

    「くっは冷たい!」

    4 = 1 :

    いちご「軽音部の人に見せてもらえばいいじゃん」

    いちご「ほら、後ろ見てみなよ。律に見せる気満々じゃない」

    「………」そわそわ ちらっ

    「いや、あいつに頼むとお小言がセットでついてくるから厄介なんだよ」ぼそっ

    「今は時間もないし、それに付き合ってるわけにはいかないんだ」

    「この通り頼むっ!」ぱんっ

    いちご「………」すっ

    「ありがとう!恩に着るよ!」

    いちご「着なくていいから早くして」

    5 = 1 :

    【授業中】

    ぱらっ

    いちご(…あれ)

    いちご(何この落書き…)

    いちご「………」

    いちご「………ぷっ」

    教師「ん?どうした若王子、何かおもしろいことでもあったか?」

    いちご「い、いえ…別に」

    6 = 1 :

    キーンコーンカーンコーン

    すたすた

    いちご「…律」

    「おう、いちご!さっきはさんきゅーな!」

    いちご「………」

    すぱーん

    「あべしっ!」

    (ハリセン?!)

    7 = 1 :

    いちご「あんたのせいで恥かいたじゃない」

    「な、なんだよいきなり…」

    すっ

    いちご「この落書き、あんたでしょ」

    「あ、気づいた?なかなかおもしろかっ―――」

    すぱーん

    「おぅふ…」

    いちご「馬鹿律」

    「す、ずびばぜんでした…」

    8 = 1 :


    「本来なら『澪しゃん、英語のノートみして!(てへっ』みたいな感じで来るはずだろ?!」

    「ところが最近はそんなことが全然ない」

    「ちなみに、ここで重要なのは2つだ」

    「いちごが律に手をあげたってことと、『馬鹿』呼ばわりしたことだ」

    「これは私以外は許されないことなんだぞ。いちご許すまじ」

    (うわぁ、すごくどうでもいい…)

    「というか、別にそれぐらいいいじゃないで――」

    「………」じろっ

    「すいません間違えました。全部律先輩がいけないです」

    10 :

    ふむ、いちご×律とな?

    11 = 1 :

    「まぁ、今のはほんの一例だ」

    「他にも私以外とご飯食べたり体育のペアを組んだり…」

    (というか、ただ単に澪先輩が嫉妬してるだけなんじゃ)

    「それで、先輩はどうしたいんですか?」

    「律に嫉妬させる」

    「…どうやって?」

    ぽん

    「そこで、梓の出番だ!」

    「」

    12 = 10 :

    俺はもう寝るが、お前には期待している。だから頑張ってかくんだぞ

    13 = 1 :

    「梓と私が積極的に接することで律の嫉妬心を煽ろうという作戦だ」

    「えぇぇ…」

    「頼む梓っ!梓しか頼れる人がいないんだ」

    「で、でも具体的にどうすれば…」

    「私が梓にアプローチをかけるからそれに応えてくれるだけでいい」

    「…わかりました。引き受けましょう」

    「本当か?!ありがとう梓!」

    (こんなに必死になられちゃ断るに断れないしね…)

    14 = 1 :

    がちゃ

    「おいーっす!」

    「遅くなりました」

    「澪ちゃんにあずにゃんやっほー」

    「ど、どうもです」

    「ん?なんだ梓、きょどっちゃって。彼氏でも出来たか?」

    「な、何言ってるんですか先輩!!」

    「ははは、冗談だって」

    「………」ごごごごご

    (後ろから殺気が…)

    15 = 1 :

    「さ、さぁ先輩たち!さっそく練習しましょう」

    「おぉ、おいしそうだな!」

    「私モンブランがいい!」

    「好きなの選んでいいわよ」

    「んー、私はどれにしようかな…」

    (シカトですか!ていうかなに澪先輩もナチュラルに溶け込んでるんですか!)

    「あずにゃんどうしたの?食べないの?」

    「マジで?!じゃあ梓の分もーらいっ」

    「ちょ、ちょっと待ってください!私も食べます!」

    16 :

    ふむ

    17 = 1 :

    【ティータイム】

    「いつつ…」

    「りっちゃんどうかしたの?」

    「いやー、今日いちごにハリセンで頭すっぱたかれてさー」

    「休み時間に大きな音がしたと思ったらそれだったのね」

    「いちごちゃんっておもしろいね」

    「そもそもなぜハリセンを持ってるかってことが疑問だよ」

    「なーんかつかみどころがないと言うか、まぁいい奴なんだけどな」

    「私も今度いちごちゃんと話してみようかな」

    「苦労するぞー」

    「………」わなわな

    18 = 1 :

    「唯の隣の姫子もおもしろいよな」

    「うん、姫ちゃんすっごく優しいんだよー!」

    「あ、私この前エリちゃんにね――」

    (ひぃぃ、この人たちは…)あせあせ

    「………」ふるふる

    (嫉妬を通り過ぎて泣きそうになってる?!)

    19 :

    最終的にこういうことになれば俺得

    20 = 1 :

    「………」ちらっ

    (頑張ってください澪先輩!)ぐっ

    「……!」こくっ

    「梓、そのケーキおいしそうだな」

    「え?そうですか?澪先輩のもすごくおいしそうですよ」

    「私のと一口交換しないか?」

    「いいんですかっ?!」

    「ほら」

    「あ、じゃあいただきます」ぱくっ

    21 = 1 :

    「あ…すごくおいしい」

    「だろ?」

    「じゃあ澪先輩もどうぞ」

    「ありがとう」ぱくっ

    「うん、甘くておいしいな」

    (どうだ律。うらやましいだろ!お前もしたいだろ!)

    (律先輩お願い空気読んで!)

    「お、何だ何だ二人して交換なんかしちゃって。私らも交換しようぜ!」

    「」

    「」

    22 = 1 :

    (がーん…)しゅん

    「それいいかも!やりましょう」

    「栗はあげないからね!」

    「いりませんし奪いませんから!ほれ唯、あーん」

    (えっ…?)

    「ちょ、ちょっと待ったー!!!」がたん

    24 = 1 :

    「な、なんだよ梓!」

    「あ…えっと、その」

    (思わず止めてしまったはいいものの、どうすれば…)

    (というか、あーんはいかんでしょ。あーんは)

    「あ、わかった!梓ちゃんも欲しいんでしょ?」

    「え?は?いえ、あのその…」

    「んもう、恥ずかしがちだなぁあずにゃんは」

    「なんだよ、なら最初からそう言えばいいのに」

    (ちっげぇよデコ助!!!)

    「ほれ、梓。あーん」

    25 = 1 :

    (よ、弱った…どうしよう)

    「梓ちゃん食べないの?」

    「なんだ?今日なんか変だぞ梓」

    (まずい、怪しまれてる。ここはひとまずやり過ごすしか…)

    「あ、あー…ん」ぱくっ

    「どうだ?」

    「…おいしいです」

    「だろ?」

    26 = 1 :

    「はいりっちゃん!あーん」

    「おぉ、せんきゅー」ぱくっ

    「んんー!んまいな!」

    「ムギもほら、あーん」

    「あーん」ぱくっ

    「おいしい~」

    きゃっきゃ

    きゃっきゃ

    (ダメだこりゃ…)

    「………」すくっ

    28 = 1 :

    「ん?どした澪」

    「ちょっとトイレに…」

    「あ、わわ…私も行きますっ!」

    「なんか2人とも仲良いね~」

    「よきかなよきかな」

    「なんか挙動不審にも見えたけどな。あ、唯ケーキついてる」

    「おぉう、どこどこー?」

    29 = 1 :

    【廊下】

    「待ってください澪先輩!」

    「………」ぴたっ

    「あの、その…」

    「うわあぁぁ~ん!!!」だきっ

    「ひっ?!」

    「もう私ダメだよぉ梓ぁ~!」

    30 = 1 :

    「もう律は私のことが嫌いなんだ、きっとそうだ」

    「律に嫌われたし私はもう生きていけない…」

    「そうだ、死のう。死ねばきっと私のありがたみがわかるはず…」

    「ま、待ってください澪先輩!早まらないで!」

    「そ…そうだ!別の方法で攻めてみましょう!」

    「別の方法?」ぐすん

    「はい!次は逆に律先輩にべったりくっついてみる作戦です!」

    「え…?」

    31 = 1 :

    「待ってるばっかりじゃダメです!こっちから向かわないと」

    「で、でも…その。恥ずかしいというか…。えへへ///」

    (何だよその反応!)

    「とにかく、次はそれでいきましょう!」

    「う、うん…」

    「さぁいきますよ!」ぐいっ

    「ちょ、ちょっと待ってくれ梓!」

    「何言ってるんです、時は待ってくれませんよ!」

    (早く練習したい…)

    32 = 1 :

    がちゃ

    「あ、来た!」

    「おー、遅かったな」

    「す、すいません」

    「ほら澪先輩、行かないと」ぼそ

    「う、うん…」ぼそ

    すたすた

    「………」

    「ん?どうしたんだ澪」

    「りつぅー!!」がばっ

    「へっ?!」

    33 = 1 :

    「な、なんだよ澪!」

    「りつぅっ」ぎゅううう

    「あらあら」

    「ええい、なんだってんだ!離れろ澪!」ぐいっ

    「…!!ごめんなさい…」しゅん

    「大丈夫か?何か変だぞ今日」

    「そ、そんなことないよ。はは…大丈夫だ…」

    (おいデコ助何やってんだこらぁぁぁ!!!)

    34 = 1 :

    「あずにゃーん!」だきっ

    「わぁ!な、何ですか唯先輩!」

    「澪ちゃんがりっちゃんに抱きついてるの見て私もしたくなっちゃった!」

    「わ、私はそんなことないですから離れてください!」

    「やだよぉ~っ」ぎゅう

    「ううぅ…」

    「ありがたやありがたや」

    「お前らは相変わらずだなー」

    「………」

    35 :

    フンスフンス

    36 = 1 :

    【帰り道】

    「あの…。すいませんでした…」

    「いや、いいんだよ梓。ありがとう」

    「でも余計に先輩の心に傷を負わせてしまったわけですし…」

    「大丈夫だよ。なんとなくそんな反応される気がしたし」

    「梓は楽しそうだったし、よかったじゃないか」

    (うっ、なんという皮肉な…)

    「そうだ。梓の幸せのために私が踏み台になったと思えば全然平気だぞこんなの」

    (うわぁ…気にしてるよ。ものすっごく気にしてるよこの人)

    「また明日、作戦を考えましょう。ね?」

    「うん、そうだな…」

    37 = 1 :

    【梓の家】

    「…はぁ」

    (なんかどっと疲れちゃったな)

    (引き受けるんじゃなかった…後悔)

    (でもギクシャクしてるのはやだし、何とかしなきゃ)

    (ていうかそんな回りくどいことしてないで直に律先輩に構ってって言えばいいじゃん!)

    (…そんなこと出来たらとっくにやってるか)

    (いや、それ以前に律先輩も鈍感すぎでしょ。察してよもう…)

    (どうしたもんかなぁ)

    38 = 1 :

    【学校】

    「いちごー!」

    いちご「やだ」

    「いや、だから何も言ってないってば…」

    いちご「なに?」

    「昨日の――」

    いちご「やだ」

    「せめて最後まで言わせてくれ…」

    39 = 1 :

    「ほい!」さっ

    いちご「クッキー?」

    「昨日の礼ってやつ!食べていいぞ」

    いちご「………」じーっ

    「別に毒とか入ってませんから!!」

    いちご「………」ぱくっ

    いちご「…おいしい」

    「本当?あーよかった」

    40 = 1 :

    いちご「これどうしたの?」

    「ん?あぁ、家に材料があったから暇つぶしに作ってみたんだ」

    いちご「ふーん…」

    いちご「人って見かけによらないのね」

    「あなたは私のことをどう思ってらっしゃるのかしら…!」ぴくぴく

    いちご「…ありがとう」

    「いいっていいって、また何かあったらよろしくな!」

    いちご「やだ」

    「どんだけ冷たいんだよ!」

    いちご「冗談」

    「冗談に聞こえないんですけど…」

    (ぐぬぬぬ…)

    41 = 1 :

    じゃあ私寝るね

    42 = 27 :

    おい

    43 :

    おい


    おい

    44 :

    おいおいそりゃねーだろ

    45 :

    支援しようか迷うが眠気がMAXだった

    おやすみ

    46 :

    追いついたら寝るとかふざけんな
    もう俺が続き書く

    つぎのひ!

    「転校生の俺です、よろしく」

    「えっうそ、律よりカッコいい」

    さわ子「じゃあ俺君は秋山さんの隣ね」

    「よろしくね」

    「よっ、よろしくお願いしまひゅ///」
    「あはは、秋山さんって可愛いね」

    「そ、そんなこと…///」

    「もう我慢できない、結婚しよう!」

    「嬉しい///」

    モブ共「キー、イケメン転校生取られて悔しいわー」

    「うぅ…みおぉ…お幸せにな」

    こうして俺と澪は末永く幸せに暮らしましたとさ

    47 :

    おい

    48 :

    こんなんでも、サラッと書けるのはすごいわ…

    49 :

    おい


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