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    元スレ憂「お兄ちゃーん」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 荒し + - けいおん! + - アニメ別カテゴリー一覧に行く + - アマガミ + - エッチ無し全年齢 + - スレスト + - ハルヒ + - ハーレム無し + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    102 :

    汚くてごめんね
    1さん早く帰ってきてくれェ…

    103 = 69 :

    保守

    明日まで残ってるかな

    104 = 47 :

    お待たせしました!
    もう少しで仕事終わります!

    107 = 47 :

    「こ、このギターを…!」

    「かしこまりました。ではカウンターの方へ…」



    「ギターを買うみたいね」

    「それは見れば分かるけど、でも何で走ってたんだ?」

    「金を下ろしに行った…とか?」

    「なるほど…、でも走る必要は無いんじゃないか?」

    「スッゴく欲しいのがあったのよー」

    「でもそう簡単に手が出る額じゃないぞ」

    108 = 47 :

    「ではお会計、15万7500円です」

    「えっ」

    (ぜ、税別表示だったのか!?)

    「…お客様?」

    「え、えと…」

    (財布の中…残り300円ちょっとしかない…)

    「あ、あの…」




    「じゃあこれで」

    「16万円、お預かりします」

    「…え」

    109 = 47 :

    「ムギ…」

    「税別表示見逃すなんて抜けてるなぁ」

    「そういう律も、初めてドラム買った時消費税忘れて私が立て替えたじゃないか」

    「そだっけ」

    「そーだよ」

    「律、澪…」

    「唯君、本当にこのギターを気に入ってくれたのね。はい」スッ

    「あ、ありがとう。…立て替えてくれた分は後で必ず」

    「いいのよ」

    「いや、よくないだろ」

    110 = 54 :

    見てるよ

    111 = 47 :

    「この店、ウチのお父さんが経営しているの」

    「ええっ」

    「そうなのか!?」

    「で、でもムギに出してもらうのには変わりないし…」

    「でしたら、こういうのはどうでしょう」

    「紬お嬢様にうかがいましたが、今日からギターを始められるんですよね」

    「は、はい」

    「では、当店からそのお祝いとして消費税分サービスさせていただきます」

    「というのはどう?」

    「!」

    「…ありがとう」

    112 = 47 :

    「お値段の事に拘わらず、メンテナンス等々何でもご相談に乗りますので、今後とも当店をよろしくお願いします」

    「お世話になりました」

    「私達も相談に乗るからな」

    「これから一緒に頑張りましょう」

    「明日、入門書持ってくるよ」

    「みんな…ありがとう!」


    (今の笑顔かわいかった)

    (キュンってしちゃった)

    (い、今の笑顔は反則だよぉ)

    店員(お、男ですよね…?)

    113 = 47 :



    コンコン

    「はーい」

    ガチャッ

    「じゃーんっ」

    「あ! ギターだ!」

    「どうだ? 決まってるか?」

    「うん! かっこいいよ」

    「ぎゅいいいいいん!」チャカチャカ

    114 = 55 :

    おおw
    始まったか

    115 = 47 :



    チュンチュン…

    「お兄ちゃん、朝…」ガチャッ

    「ギター抱いて寝てるっ」

    「ぐー」

    「しかもよく見ると掲げた手で天を指すポーズっ」

    「べいべー…ムニャ」

    116 = 52 :

    待ってた

    117 = 47 :



    「あら、おはよう」

    「おはよう」

    「…何、その大きな鞄」

    「ギター」

    「ギター? 唯が?」

    「ああ、部活始めたから」

    「何部?」

    「軽音部」


    「ウチの学校に軽音部なんてあったかな…」

    「えっ」

    118 :

    べいべーwww

    119 = 47 :

    ガラガラッ

    「律、いるか?」


    「あ、男子だ」

    「え、何の用事?」

    「田井中さんを呼んでるみたいよ」

    「しかも下の名前でっ」


    「唯のヤロー!」ズカズカ



    「あ、律! おま」

    「あ?」ギロッ

    「何だか知りませんがすみませんでした部長様」

    120 = 47 :

    「全く、ただでさえ男子少ないのに誤解を招くぞ」

    「ごめん、そういう可能性を見いだしていなかった(クラスでの扱い的に)」

    「で、何の用事だ?」

    「あ、部活の事なんだけど」

    「うん」


    「軽音部って実在するの?」




    「パードゥン?」

    121 = 47 :

    放課後…

    「じゃあ人数が集まったものの、律が申請を忘れてたから部として認められてない、と」

    「あと、顧問もいないと駄目らしいんだ」

    「顧問か…」

    「音楽の先生が望ましいけど、駄目なら空いてる先生を当たるしかないかな」

    「そうだよな…」

    「…」紬「…」

    「…二人ともどうしたんだ?」

    「いやー」

    「澪はいつから唯と普通に喋れるようになったのかなー、と」

    「!?」

    122 :

    みはまってしまった
    支援

    123 = 47 :

    「律が変な事言うからまたうずくまっちゃったぞ」

    「だって澪をからかうと楽しいんだもんっ」

    「りっちゃんったらー」

    「あはは…、しかし顧問かー」

    「前まで誰がやってたか、何かに載ってないかな」

    「本棚に昔の名簿とかあるかも知れないわね」

    「どれ…アルバムみっけ!」

    「どれどれ」

    「見せて見せて」

    125 = 47 :

    「結構人数いるなー」

    「衣装も派手なのが多いわねー」

    「いつの時代のバンドだよっ」ププッ

    「あ、こっちはガールズバンドっぽい衣装だ」

    「衣装一つでこんなに印象変わるのね」

    「あ、この衣装澪に着せたいな」

    「真面目にやれー!!」

    「うおっ!? びっくりしたーっ」

    「復活してたのか…」

    126 :

    髪型変わってないなら掘れ…惚れる

    129 = 47 :

    「全く、みんな危機感が足りないぞ」

    「ご、ごめん」

    「そーゆー澪もさっきまでうずくまってたけどな」ボソッ

    「あったわ、軽音部の名簿」

    「よし、今の先生達と照らし合わせよう」




    「前の顧問の先生は既に学校にいないみたいだな」

    「じゃあやっぱり手当たり次第か…」

    「軽音部の先輩なら学校にいるみたいだけどね」



    「え、そうなの?」

    130 :

    すまぬ、寝る
    支援頼んだ

    131 :



    「山中先生さようならー」

    さわ子「気をつけて帰るのよー」



    「さわ子先生ー」

    さわ子「あら、私に何か用事?」

    「先生はどこかの部の顧問をやってるんですか?」

    さわ子「ええ、吹奏楽部の顧問を」

    「私達、軽音部の顧問もお願いできませんか?」

    さわ子「軽音部…」ピクッ

    132 = 131 :

    さわ子「ごめんなさい、掛け持ちはちょっと…」

    「でも先生、軽音部のOGですよね」

    さわ子「!」

    さわ子「ど、どうして?」

    「昔の名簿見たら先生の名前があったんです」

    さわ子「…」

    さわ子「私、名前だけ貸してたから実際は軽音部は幽霊だったのよー」

    (そう避けるかっ)

    (軽音部に関わりたくない理由があるのか…?)

    133 :

    しえんん

    134 = 131 :

    (ムギ、何か起死回生の手は無いか?)

    (お、お茶とお菓子じゃ駄目よね…)

    (流石に釣られないだろうな)


    「あれ? そうなんですか?」

    さわ子「そうよ、私バンドとかは…」

    「この写真の人、山中先生だと思ったんだけどなぁ」ペラ

    さわ子「!!」

    136 = 131 :



    「なるほど…」

    「軽音部は先生にとって黒歴史だったんだ…」

    さわ子「にしても、平沢さん、よく私だってわかったわね」

    「本当だよな、メイクしてるから気付かなかったよ」

    「さっきのガールズバンドのに山中先生によく似た人がいたから、ギターの人の写真持ってったんだ」

    「カマを掛けたのか」

    「すごいわ、唯君」

    さわ子「一本とられたわね…」

    137 = 131 :



    「掛け持ちだけど、さわちゃん先生が顧問に快くなってくれたぞっ」

    「やったねっ」

    「思いっきり脅してたろ…」

    「なんかすみません」

    さわ子「いいわ…、不思議なことに、心が少し軽くなったし」

    138 = 131 :

    「なんだかんだで結構いい時間だな」

    「今日も練習無理かー」

    「律は忘れる前に申請出してこい」

    「わ、わかってるって」


    「すいません、こんな部で…って、先生?」


    さわ子「あら、このお茶美味しいわね」

    「ですよね、茶葉もですけどムギの入れ方もきっと上手いんですよ」

    「うふふ、ありがとう」


    「しっかり釣れてるーっ」

    139 :

    さるよけ支援

    140 = 131 :



    「え…F」ジャラン

    「F…なにこの記号」

    「お兄ちゃーん、ご飯できたよ」

    「ああ、今行く」



    「モグモグ」

    「ギター楽しい?」

    「…んく、楽しいってか、かっこいい」

    「かっこいい?」

    「だってさ……タタタッ…この光沢、それとこのっ」

    「わ、わざわざ持ってこなくてもいいよぅ」

    「そう?」ジャカッ

    141 = 131 :



    「お兄ちゃん、朝だよー」ガチャッ

    「ぐう」

    「今日もギターと寝てる」クスッ

    「ほら、起きないと遅刻するよっ」グイッ

    バサッ

    「!?」

    「ギターを抱いて寝てると思ったら…」

    「ギター持ってジャンプしてる時のポーズだこれっ」


    「いぇあ」

    143 = 131 :

    5限目


    「体育の授業暇だなぁ」

    「女子と一緒に授業するのはキツいだろうっていう先生の配慮なのは分かるけど、体育の自習って…」

    「…部室行こう」




    「ふんふんふんふーん」ガタッ

    「ふんふふんふーん」カチャッ

    「ふふんふーふーん」ジャラッ

    チャカチャカチャカチャチャ

    144 = 131 :

    (ああ…ギターかっこいいなぁ…)

    (音楽なんて全然興味なかったけど、こんなかっこいいギターあると何か弾きたくなるよな)

    (クローゼットにしまってたMD探して持ってきちゃったよ)

    (お気に入りの曲聞きながらギターいじるの楽しいなぁ)

    (…まだコードの練習だけど)


    チャカチャカジャカジャンチャガジャンジャ

    145 = 131 :



    キンコンカンコン

    「終わったー」

    「今日こそは練習しような」

    「澪ちゃん、唯君に教えてあげないとね」

    「な、なんで私ばかり」

    「だって私ドラムだしー」

    「キーボードだしー」

    「うう…」

    ガチャッ

    「ぐぅ」

    「…」

    146 = 139 :

    この唯かわいすぎだろ

    148 = 131 :

    「そういえば、唯君だけは体育自習なんですって」

    「それで部室に…」


    「こいつ…寝てるぞ」

    「でもギター持ってるわ」

    「イヤホン着けて音楽聞いてるな」

    「あ、顔に被ってるのギターの入門書だ」


    (サボってるのか練習してるのかどっちだー!?)

    「せんきゅっ」

    149 = 131 :



    「で、練習している内に寝てしまったと」

    「どうやったら練習中に寝落ちして顔に本被るんだよ」

    「あはは…」

    「はいお茶」

    「サンキュー」



    「うん、美味しい」

    「お茶菓子も出すわね」

    「いつも悪いな」

    150 = 131 :

    「あむ」

    「で、何か掴めた?」

    「あー…、ん?」

    「ギターの練習の話」

    「えと…、あ、あれを弾けるようになったよ」

    「え、何々」

    「もうコード覚えたの?」

    「ひょっとして、すごい努力家なのか」


    「んんっ」

    チャッチャカチャッチャカチャカチャカチャカ

    「ギリギリギリギリジンj」

    「はいストップストップ」


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