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元スレ初春飾利「ぞくぞく・・・これがレベル5の力・・・」
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遅筆に定評のある人だったけど、まさかいきなりこうなるとは
もしかして立てたの書き手さんじゃないのか?
もしかして立てたの書き手さんじゃないのか?
レベル1 触れた物の温度を保てるが、極端な温度には対応できない
レベル2 極端な温度でも保てるようになり、僅かな温度操作が可能になる
レベル3 触れた物に対する大幅な温度操作が可能になる
レベル4 周囲の空気の温度操作が可能になる(エアコンレベル)
レベル5 周囲の温度をを南極レベルから熱帯レベルまで操作できる
レベル6 初春 「地球温暖化?フッ、わたしが止めてみせようか(ニヤリ」
レベル2 極端な温度でも保てるようになり、僅かな温度操作が可能になる
レベル3 触れた物に対する大幅な温度操作が可能になる
レベル4 周囲の空気の温度操作が可能になる(エアコンレベル)
レベル5 周囲の温度をを南極レベルから熱帯レベルまで操作できる
レベル6 初春 「地球温暖化?フッ、わたしが止めてみせようか(ニヤリ」
春休み、木山春生の元で超能力者になった私、佐天涙子
私と初春の能力開発がこれから始まるかと思った矢先、学園都市を離れてしまう木山
夏休み、木山の提案でレベルアップのために学園都市から出て合宿をすることに
その合宿とは別に初春は焦りから私に黙って秘密のトレーニングをしていた
それを知った私も婚后光子に特訓をつけてもらうことに
まぁ、そんなこんなで新学期初日
何者かが学園都市に侵入して来て事件は幕を開けるのだった
http://www.youtube.com/watch?v=Xo2GHVjpRaE
私と初春の能力開発がこれから始まるかと思った矢先、学園都市を離れてしまう木山
夏休み、木山の提案でレベルアップのために学園都市から出て合宿をすることに
その合宿とは別に初春は焦りから私に黙って秘密のトレーニングをしていた
それを知った私も婚后光子に特訓をつけてもらうことに
まぁ、そんなこんなで新学期初日
何者かが学園都市に侵入して来て事件は幕を開けるのだった
http://www.youtube.com/watch?v=Xo2GHVjpRaE
カツカツ
「安心しろ。眠っているだけだよ」
遠くから誰かが歩いてくる
背は高く赤い髪に咥えタバコ、目の下にはバーコードの模様が入っている
初春「あ、あなたですか!?こんなことをしたのは!!」
ステイル「違う。僕も侵入者を探しているんだ」
初春「侵入者?ということはこれは人為的なもので、しかも外部の人間がやったことなんですか?」
ステイル「ふぅー」
ステイルはため息とタバコの煙を一緒に吐き出す
煙が薄く長く伸びる
ステイル「なんにも知らないようだね・・・まぁただの学生が知っていることじゃあないが」
「安心しろ。眠っているだけだよ」
遠くから誰かが歩いてくる
背は高く赤い髪に咥えタバコ、目の下にはバーコードの模様が入っている
初春「あ、あなたですか!?こんなことをしたのは!!」
ステイル「違う。僕も侵入者を探しているんだ」
初春「侵入者?ということはこれは人為的なもので、しかも外部の人間がやったことなんですか?」
ステイル「ふぅー」
ステイルはため息とタバコの煙を一緒に吐き出す
煙が薄く長く伸びる
ステイル「なんにも知らないようだね・・・まぁただの学生が知っていることじゃあないが」
ステイル「外部の者かという問いかけの答えはイエス。魔術師の仕業だ。術式から推測するにおそらくローマ正教」
初春「ローマ正教?魔術師?なんのことですか?言っていることがまったく・・・」
初春「あの、失礼ですがお名前とIDナンバーを」
ステイル「マーク、IDはない」
ステイルはとっさに適当な名前を教えた
初春「IDはないって・・・じゃあ、あなただって侵入者じゃないですか」
ステイル「まぁ、そうだが。僕の場合はちょっと特殊でね」
初春「・・・」
初春「ローマ正教?魔術師?なんのことですか?言っていることがまったく・・・」
初春「あの、失礼ですがお名前とIDナンバーを」
ステイル「マーク、IDはない」
ステイルはとっさに適当な名前を教えた
初春「IDはないって・・・じゃあ、あなただって侵入者じゃないですか」
ステイル「まぁ、そうだが。僕の場合はちょっと特殊でね」
初春「・・・」
少し離れて二人のやりとりを聞いていた佐天はハッとした
滝の前での住職の話
帰りの車の中で魔術の話を出した時の木山の意味ありげな含み笑い
そしてこの男
住職は魔術というものの存在を認め
木山は魔術を否定はしなかった
そしてこの男は当たり前のように魔術という言葉を使った
『魔術』
佐天「魔術は・・・魔術は本当にあるんですか!?」
佐天はすこし大きい声でステイルに問いかけた
魔術だなんて科学が支配するこの学園都市で口に出したら笑われてしまうに違いない
だがしかし、先ほど見たことは超能力の仕業とは違うことだけは理解できた
そしてそれが今になって佐天に魔術というものを信じさせるきっかけになろうとしていた
滝の前での住職の話
帰りの車の中で魔術の話を出した時の木山の意味ありげな含み笑い
そしてこの男
住職は魔術というものの存在を認め
木山は魔術を否定はしなかった
そしてこの男は当たり前のように魔術という言葉を使った
『魔術』
佐天「魔術は・・・魔術は本当にあるんですか!?」
佐天はすこし大きい声でステイルに問いかけた
魔術だなんて科学が支配するこの学園都市で口に出したら笑われてしまうに違いない
だがしかし、先ほど見たことは超能力の仕業とは違うことだけは理解できた
そしてそれが今になって佐天に魔術というものを信じさせるきっかけになろうとしていた
ステイル「そちらのお嬢さんはなんとなく魔術のことを信じ始めているようだ
そうだ、キミ。僕と一緒にこの付近を見て回ってくれないか?
一人よりも二人のほうが安全だし効率的だ、どうだい?」
初春「さ、佐天さんダメですよ!!危険すぎます!第一この男の人だって信用できるかどうか-」
佐天「・・・」
佐天はしばらく黙っていたが決心して口を開けた
佐天「わかりました、行きます」
初春「な・・・」
佐天「・・・初春は倒れた人達のことを見てて。私ちょっと行って来る」
初春「佐天さん!」
佐天が初春にコソっと耳打ちする
佐天「大丈夫、距離も取って歩くし、何かあったらすぐ逃げ出すから。」
初春「で、でも!」
そんな二人のやりとりを見ていたステイルが一瞬ニヤリとした
そうだ、キミ。僕と一緒にこの付近を見て回ってくれないか?
一人よりも二人のほうが安全だし効率的だ、どうだい?」
初春「さ、佐天さんダメですよ!!危険すぎます!第一この男の人だって信用できるかどうか-」
佐天「・・・」
佐天はしばらく黙っていたが決心して口を開けた
佐天「わかりました、行きます」
初春「な・・・」
佐天「・・・初春は倒れた人達のことを見てて。私ちょっと行って来る」
初春「佐天さん!」
佐天が初春にコソっと耳打ちする
佐天「大丈夫、距離も取って歩くし、何かあったらすぐ逃げ出すから。」
初春「で、でも!」
そんな二人のやりとりを見ていたステイルが一瞬ニヤリとした
ステイル「じゃあ、行くよ」
ステイルは新しいタバコに火をつけるとさっさと歩き出した
ステイル(やれやれ、少し強引だったがこれでよかったのかな。
とりあえず二人を引き離すのには成功したけど、これからどうしたものか)
ステイルは土御門から佐天と初春の二人を引き離してから魔術師にぶつけるように言われていた
ステイルは新しいタバコに火をつけるとさっさと歩き出した
ステイル(やれやれ、少し強引だったがこれでよかったのかな。
とりあえず二人を引き離すのには成功したけど、これからどうしたものか)
ステイルは土御門から佐天と初春の二人を引き離してから魔術師にぶつけるように言われていた
人通りの少ないブロックまで歩いてきたステイルは人払いの魔術を一瞬だけ使い、すぐに解いた
簡単な人払いの魔術なので魔術師ならばすぐに気づくはずだ
これで相手の魔術師にこちらの存在と居場所が伝わる
わざわざこちらの居場所を侵入者に教えた理由
それは佐天を侵入者にぶつける以外にない
魔術師が付近に近づいてきたら自分は姿を消す
後は放って置けば勝手に戦ってくれるだろう
簡単な人払いの魔術なので魔術師ならばすぐに気づくはずだ
これで相手の魔術師にこちらの存在と居場所が伝わる
わざわざこちらの居場所を侵入者に教えた理由
それは佐天を侵入者にぶつける以外にない
魔術師が付近に近づいてきたら自分は姿を消す
後は放って置けば勝手に戦ってくれるだろう
あとはこの場で向こうがやって来るの待つだけだ
ステイル「君、少しこの辺を調べたいんだがいいかな?」
先を歩いていたステイルが後ろを振り返り佐天に声をかける
佐天「あ、はい。わかりました」
ステイル「じゃあ、僕は建物の中を見てくるから君はこの場で辺りを見張っていてくれ
なにか変わったことがあったらこれを破るんだ、魔術がかけてあるから僕にすぐ伝わる
簡単に言うと君らが使ってる携帯電話みたいなものだ」
ステイルはそういってルーンが書いてある紙を佐天に渡した
勿論、実際は魔術などかけてないただの紙だ
ルーンも適当に書いたなんの意味もない
全ては佐天に怪しまれることなく彼女を一人にするための嘘
ステイル「君、少しこの辺を調べたいんだがいいかな?」
先を歩いていたステイルが後ろを振り返り佐天に声をかける
佐天「あ、はい。わかりました」
ステイル「じゃあ、僕は建物の中を見てくるから君はこの場で辺りを見張っていてくれ
なにか変わったことがあったらこれを破るんだ、魔術がかけてあるから僕にすぐ伝わる
簡単に言うと君らが使ってる携帯電話みたいなものだ」
ステイルはそういってルーンが書いてある紙を佐天に渡した
勿論、実際は魔術などかけてないただの紙だ
ルーンも適当に書いたなんの意味もない
全ては佐天に怪しまれることなく彼女を一人にするための嘘
佐天「はい。破ればいいんですね」
佐天は紙を渡されるとしばらく珍しそうに透かしてみたりしていた
佐天(へーこんな紙がねー、魔術って言っても変な模様が書いてあるだけだし
嘘くさいなぁ・・・ただの紙だったりして)
ステイル「大丈夫かい?」
佐天「あ、はい」
ステイル「じゃあね」
そう言うとステイルは近くのビルの中へ入っていった
佐天は紙を渡されるとしばらく珍しそうに透かしてみたりしていた
佐天(へーこんな紙がねー、魔術って言っても変な模様が書いてあるだけだし
嘘くさいなぁ・・・ただの紙だったりして)
ステイル「大丈夫かい?」
佐天「あ、はい」
ステイル「じゃあね」
そう言うとステイルは近くのビルの中へ入っていった
佐天はポケットから携帯を取り出して時間を確認する
ステイルがビルに入っていって7,8分分経っていた
佐天は少し違和感を感じていた
-辺りに人がいない
建物を背に左右を180度見回すも人っ子一人辺りには見当たらない
実はステイルが再び人払いの魔術を使っていた
今度はある程度強力な人払いだ
ビルに入ったステイルはすぐに非常口からビルを抜け出し、
ルーンを書いた呪符を佐天を中心として大きな円を描くように
そこいらじゅうの建物の壁や電柱にべたべたと貼っておいた
これを突破して入ってくるのは魔術の心得がある者だけだろう
佐天の背中には気づかれないようにこの魔術を打ち消す呪符を小さく切って貼っておいた
これで佐天と魔術師のバトルフィールドの完成だ
佐天「あのー!!どこですかー!!」
佐天はとりあえず大声で叫んでみる
が、ただ佐天の声があたりに響くだけだった
佐天「ったくどこ行っちゃったのよ・・・あのくわえタバコ・・・」
佐天はぶつぶつと文句を言い出した
ステイルがビルに入っていって7,8分分経っていた
佐天は少し違和感を感じていた
-辺りに人がいない
建物を背に左右を180度見回すも人っ子一人辺りには見当たらない
実はステイルが再び人払いの魔術を使っていた
今度はある程度強力な人払いだ
ビルに入ったステイルはすぐに非常口からビルを抜け出し、
ルーンを書いた呪符を佐天を中心として大きな円を描くように
そこいらじゅうの建物の壁や電柱にべたべたと貼っておいた
これを突破して入ってくるのは魔術の心得がある者だけだろう
佐天の背中には気づかれないようにこの魔術を打ち消す呪符を小さく切って貼っておいた
これで佐天と魔術師のバトルフィールドの完成だ
佐天「あのー!!どこですかー!!」
佐天はとりあえず大声で叫んでみる
が、ただ佐天の声があたりに響くだけだった
佐天「ったくどこ行っちゃったのよ・・・あのくわえタバコ・・・」
佐天はぶつぶつと文句を言い出した
佐天がぶつぶつと文句を言いはじめた時だった
「お前か」
ビクッ!
佐天は不意に声をかけられ一瞬身体が硬直した
佐天が横を向くとそこには全身を濃い赤茶色のローブで包んだ男が立っていた
しっとりした黒髪で軽くウェーブがかかっていてラテン系のようだ
男「お前か、わざわざこんなことまでして俺を呼び出したのは?」
佐天「・・・」
こんなこと?佐天には身に覚えがなくさっぱりなんのことだか理解できなかった
が、ただ一つだけわかることは目の前にいる男が
明らかにこの街の住人じゃないということだった
男「おいおい、わざわざ誘いに乗って姿を見せたって言うのに無視か?」
男「もう一度聞く。貴様か、さっきの魔術を使ったのは?」
魔術?魔術と聞いて佐天はステイルから渡された紙をポケットから取り出す
破れてはいない、どうやらステイルからもらった呪符の魔術が発動したわけではなさそうだった
佐天「違うとおもいますけど・・・」
男「思いますけど?おかしなことを言うやつだ」
「お前か」
ビクッ!
佐天は不意に声をかけられ一瞬身体が硬直した
佐天が横を向くとそこには全身を濃い赤茶色のローブで包んだ男が立っていた
しっとりした黒髪で軽くウェーブがかかっていてラテン系のようだ
男「お前か、わざわざこんなことまでして俺を呼び出したのは?」
佐天「・・・」
こんなこと?佐天には身に覚えがなくさっぱりなんのことだか理解できなかった
が、ただ一つだけわかることは目の前にいる男が
明らかにこの街の住人じゃないということだった
男「おいおい、わざわざ誘いに乗って姿を見せたって言うのに無視か?」
男「もう一度聞く。貴様か、さっきの魔術を使ったのは?」
魔術?魔術と聞いて佐天はステイルから渡された紙をポケットから取り出す
破れてはいない、どうやらステイルからもらった呪符の魔術が発動したわけではなさそうだった
佐天「違うとおもいますけど・・・」
男「思いますけど?おかしなことを言うやつだ」
あれ?婚后さんと特訓するところまでしか読んでないんだが、ステイルでてるってことはそっから進んじゃってたのか?
佐天(ちょっと、これって明らかに何かおきてるよね。この紙破いてあのくわえタバコに知らせたほうがいいかも)
ビリビリッ
佐天がステイルからもらった紙を破く
男「おい、何をしている」
佐天「何でも、ただレシートを破っただけですけど」
男「ふははっ!笑わせてくれるなぁ!!レシートな訳あるか!!」
男「まあいい、こちらも存在を知られた以上生かしておくつもりはない」
男(常識的に考えて単独で動いているのではないだろう。しかし仲間が近くにいる気配もない。この場でヤッてしまうか)
佐天「ひとつ質問が・・・」
男「あぁ!?」
佐天「あなたが・・・侵入者?」
男「なんだわかってるんじゃないか。邪魔をされても迷惑だ、殺すしかなくなったな」
ビリビリッ
佐天がステイルからもらった紙を破く
男「おい、何をしている」
佐天「何でも、ただレシートを破っただけですけど」
男「ふははっ!笑わせてくれるなぁ!!レシートな訳あるか!!」
男「まあいい、こちらも存在を知られた以上生かしておくつもりはない」
男(常識的に考えて単独で動いているのではないだろう。しかし仲間が近くにいる気配もない。この場でヤッてしまうか)
佐天「ひとつ質問が・・・」
男「あぁ!?」
佐天「あなたが・・・侵入者?」
男「なんだわかってるんじゃないか。邪魔をされても迷惑だ、殺すしかなくなったな」
魔術師は懐からルーンが刻まれた呪符を取り出し無造作にばら撒く
放り出された呪符は地面に綺麗に円を描いて張り付いた
「神の息吹 野に吹きて深緑となれ 土と水を持って天に帰れ」
呪文のような言葉を唱えた後、手に持っていた種をバラバラと蒔き小瓶に入った液体を振り掛ける
地面に落ちた縦長の種がクルクルと回転した後ピンと立ったかと思うと一斉に根が伸びアスファルトを突き破る
次に芽が出て葉が開き一気に伸びていく
とんでもない成長スピードだ
佐天「なんなの・・・これ」
佐天「これが・・・魔術の力・・・」
放り出された呪符は地面に綺麗に円を描いて張り付いた
「神の息吹 野に吹きて深緑となれ 土と水を持って天に帰れ」
呪文のような言葉を唱えた後、手に持っていた種をバラバラと蒔き小瓶に入った液体を振り掛ける
地面に落ちた縦長の種がクルクルと回転した後ピンと立ったかと思うと一斉に根が伸びアスファルトを突き破る
次に芽が出て葉が開き一気に伸びていく
とんでもない成長スピードだ
佐天「なんなの・・・これ」
佐天「これが・・・魔術の力・・・」
佐天が驚いている間にも植物は伸びている
ビルの2階ほどの高さまで伸びた植物は突然撚り合わさるように動き始めた
そして人のような形を作っていく
佐天「なんなのよこれ・・・」
魔術師「植物版のゴーレムのようなものさ」
魔術師「やれフィオーレ」
魔術師が指示を出すと佐天に向かって腕が振り下ろされる
ぶわっ
予想していたより動きが速い
佐天はとっさに後ろに飛ぶが、その瞬間腕が伸びてきた
佐天「なっ・・・」
ドオォォンッ
植物でできた腕が地面にめり込む
ビルの2階ほどの高さまで伸びた植物は突然撚り合わさるように動き始めた
そして人のような形を作っていく
佐天「なんなのよこれ・・・」
魔術師「植物版のゴーレムのようなものさ」
魔術師「やれフィオーレ」
魔術師が指示を出すと佐天に向かって腕が振り下ろされる
ぶわっ
予想していたより動きが速い
佐天はとっさに後ろに飛ぶが、その瞬間腕が伸びてきた
佐天「なっ・・・」
ドオォォンッ
植物でできた腕が地面にめり込む
土煙が立つ
魔術師「フィオーレの身体が植物で出来ているんだ。身体の一部から蔓を伸ばすくらい出来て当たり前だ」
魔術師「ふむ、潰してしまったか?あっけなかったな」
「・・・勝手に殺さないでよ」
土煙の中から声がする
魔術師「ちっ、しぶとい女だ」
舞い上がった土煙が晴れるとそこに佐天が立っていた
魔術師「無傷か、少しはやるようだな」
佐天(危なかったー、とっさに風でガードして助かった・・・)
佐天「どうやら、本気で殺しに来てるみたいね」
魔術師「当たり前だ」
佐天「だったら、こっちも本気でやるんだから!」
魔術師「フィオーレの身体が植物で出来ているんだ。身体の一部から蔓を伸ばすくらい出来て当たり前だ」
魔術師「ふむ、潰してしまったか?あっけなかったな」
「・・・勝手に殺さないでよ」
土煙の中から声がする
魔術師「ちっ、しぶとい女だ」
舞い上がった土煙が晴れるとそこに佐天が立っていた
魔術師「無傷か、少しはやるようだな」
佐天(危なかったー、とっさに風でガードして助かった・・・)
佐天「どうやら、本気で殺しに来てるみたいね」
魔術師「当たり前だ」
佐天「だったら、こっちも本気でやるんだから!」
ラストは魔術を覚えた佐天さんVSステイルで最後佐天さんが第四波動ですね判ります
佐天「だったら・・・だったら、こっちも本気でやるんだから!」
佐天はそう言うとポケットから武器を取り出した
武器と言っても金属で出来ただけのボトルキャップだ
ボトルキャップを飛ばして攻撃するスタイルを確立した佐天だったが
プラスチックではどうしても威力が弱いため、婚后に頼んで作ってもらった品だった
さすがお金持ちの家だけあって頼んだらあっという間に作ってもらえた
プラスチックと違い重い分扱いも難しく完璧に使いこなすまでは行ってなかったが
この非常事態ではそうも言ってられない
佐天「実践に勝る修行なし・・・ね」
勿論金属製だけあって人に向けて打った場合、当たり所が悪ければ死んでしまうかもしれない
そういった責任感が佐天にキャップを金属ということ以上にずしりと重たく感じさせていた
佐天「あなたを殺してしまうかもしれません」
魔術師「出来るものならやってみたまえ」
魔術師は呆れたように言った
佐天はそう言うとポケットから武器を取り出した
武器と言っても金属で出来ただけのボトルキャップだ
ボトルキャップを飛ばして攻撃するスタイルを確立した佐天だったが
プラスチックではどうしても威力が弱いため、婚后に頼んで作ってもらった品だった
さすがお金持ちの家だけあって頼んだらあっという間に作ってもらえた
プラスチックと違い重い分扱いも難しく完璧に使いこなすまでは行ってなかったが
この非常事態ではそうも言ってられない
佐天「実践に勝る修行なし・・・ね」
勿論金属製だけあって人に向けて打った場合、当たり所が悪ければ死んでしまうかもしれない
そういった責任感が佐天にキャップを金属ということ以上にずしりと重たく感じさせていた
佐天「あなたを殺してしまうかもしれません」
魔術師「出来るものならやってみたまえ」
魔術師は呆れたように言った
佐天「わかりました」
自分も殺されてしまうかもしれないこの状況で相手に確認をとるなんて普通は考えられないが
それでも何か区切りというか踏ん切りをつけたかったのだろう
それはただの弱さや甘えの現われだったのかもしれないが佐天はとうとう覚悟を決めた
下ろしていた腕をスッと上げ植物ゴーレムに向かって構える
演算を開始する
「今日は風がほとんど吹いていないや」
この頃になると佐天は自分の身体に当たる風の強さや音で周囲の空気の流れ掴めるようになっていた
また、それを大まかに数値化できるようにもなっていた
自分も殺されてしまうかもしれないこの状況で相手に確認をとるなんて普通は考えられないが
それでも何か区切りというか踏ん切りをつけたかったのだろう
それはただの弱さや甘えの現われだったのかもしれないが佐天はとうとう覚悟を決めた
下ろしていた腕をスッと上げ植物ゴーレムに向かって構える
演算を開始する
「今日は風がほとんど吹いていないや」
この頃になると佐天は自分の身体に当たる風の強さや音で周囲の空気の流れ掴めるようになっていた
また、それを大まかに数値化できるようにもなっていた
ビッ
佐天の手から打ち出された金属キャップは目で捕らえられないほどの速さで
植物が寄り合わさって出来た直径1m程のゴーレムの腕をたやすくをぶち抜いた
佐天「あちゃ、胴体を狙ったんだけどなー」
佐天(でもイケる!通用する!)
佐天「どう?さすがにこれを生身で受けたらタダじゃ済まないわよ」
佐天「わかったならどうか引き下がって-」
「はははっ!!」
佐天の手から打ち出された金属キャップは目で捕らえられないほどの速さで
植物が寄り合わさって出来た直径1m程のゴーレムの腕をたやすくをぶち抜いた
佐天「あちゃ、胴体を狙ったんだけどなー」
佐天(でもイケる!通用する!)
佐天「どう?さすがにこれを生身で受けたらタダじゃ済まないわよ」
佐天「わかったならどうか引き下がって-」
「はははっ!!」
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