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元スレハルヒ「キョンく~ん♪」
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公園の辺りまできたところでハルヒは話を切り出してきた。
ハルヒ「あの……」
ハルヒ「キョン君に…渡したいものがあるんです。」
キョン「……渡したい、もの?」
ハルヒはがさごそと鞄の中から何か四角い物体を取り出した。
ハルヒ「誕生日……プレゼントです。」
四角い箱の中身を開けてみると、中にはオルゴールが入っていた。
ハルヒ「…朝比奈さんと一緒に選んだんです。」
どうにもハルヒらしくないプレゼントである。
ハルヒ「あの……」
ハルヒ「キョン君に…渡したいものがあるんです。」
キョン「……渡したい、もの?」
ハルヒはがさごそと鞄の中から何か四角い物体を取り出した。
ハルヒ「誕生日……プレゼントです。」
四角い箱の中身を開けてみると、中にはオルゴールが入っていた。
ハルヒ「…朝比奈さんと一緒に選んだんです。」
どうにもハルヒらしくないプレゼントである。
どちらかといえば朝比奈さんが選びそうな…そんなプレゼントであった。
キョン「なあ…ハルヒ」
ハルヒ「何ですか?」
キョン「悪いが俺は受け取れない。」
ハルヒ「……………!」
ハルヒ「なんで………ですか?」
キョン「受け取れない。」
俺はハルヒに…箱を突き返した。
どうして?と言った表情だった。
ハルヒ「朝比奈さんのケーキは食べた……のに?」
キョン「美味かったな」
ハルヒ「私のは…受け取って貰えないんですか」
キョン「………ああ。」
はたから見ればアホな行動であったうえに背中を刺されても仕方がないだろう。
しかしこれは『俺にしては』十分な行動だと思ったのだが…ハルヒにとってはそうでなかったらしい。
キョン「なあ…ハルヒ」
ハルヒ「何ですか?」
キョン「悪いが俺は受け取れない。」
ハルヒ「……………!」
ハルヒ「なんで………ですか?」
キョン「受け取れない。」
俺はハルヒに…箱を突き返した。
どうして?と言った表情だった。
ハルヒ「朝比奈さんのケーキは食べた……のに?」
キョン「美味かったな」
ハルヒ「私のは…受け取って貰えないんですか」
キョン「………ああ。」
はたから見ればアホな行動であったうえに背中を刺されても仕方がないだろう。
しかしこれは『俺にしては』十分な行動だと思ったのだが…ハルヒにとってはそうでなかったらしい。
ハルヒ「あたしは……朝比奈さんより…」
ハルヒ「キョンくんは……」
キョン「別にそう言う訳じゃない。」
キョン「俺は……」
この先がどうもこっ恥ずかしくて言葉が詰まってしまった。
ハルヒ「キョンくんは朝比奈さんを選んで…」
ハルヒ「あたしは…キョンくんに」
ハルヒ「拒絶された…んですね?」
キョン「いや…そう言う訳じゃ…」
そんな俺の言葉も虚しくハルヒの目付きが変わってしまった。
ハルヒ「キョンくんは……」
キョン「別にそう言う訳じゃない。」
キョン「俺は……」
この先がどうもこっ恥ずかしくて言葉が詰まってしまった。
ハルヒ「キョンくんは朝比奈さんを選んで…」
ハルヒ「あたしは…キョンくんに」
ハルヒ「拒絶された…んですね?」
キョン「いや…そう言う訳じゃ…」
そんな俺の言葉も虚しくハルヒの目付きが変わってしまった。
俺にとっての十分は『ハルヒ』にとっての不十分だったらしい。
俺はハルヒ自身を選んだつもりだったのだがどうもハルヒは
自分が拒絶されたのだと思っているようだ。
ハルヒ「朝比奈さん……なんだ」
ハルヒ「私じゃダメ…なんですね」
キョン「いや、ハルヒ!聞いてくれよ…俺は…!」
ハルヒ「分かりました」
何が分かったんだか?
一ミリたりとも分かってなんかないだろう。こいつは
ハルヒ「キョンくんが…」
ハルヒ「キョンくんが…」
しかしそんな言葉も虚しくハルヒの目は光を無くしていった。
俺はハルヒ自身を選んだつもりだったのだがどうもハルヒは
自分が拒絶されたのだと思っているようだ。
ハルヒ「朝比奈さん……なんだ」
ハルヒ「私じゃダメ…なんですね」
キョン「いや、ハルヒ!聞いてくれよ…俺は…!」
ハルヒ「分かりました」
何が分かったんだか?
一ミリたりとも分かってなんかないだろう。こいつは
ハルヒ「キョンくんが…」
ハルヒ「キョンくんが…」
しかしそんな言葉も虚しくハルヒの目は光を無くしていった。
ハルヒ「……………」
ハルヒ「!」
キョン「ちょ……ハルヒ!」
ハルヒは俺に飛び掛かってきた。
流石はハルヒと言うべきか物凄いスピードである。
手には何処から出したのか知らないが先ほど朝比奈さんがケーキを切り分けたナイフを持っている。
………待て。待て。
何だってんだこの状況は?
俺はハルヒをこれっぽっちも拒絶するつもりもないし、
ましてや刺される様な事を言ったつもりもない。
夕日。ナイフ。女子生徒。
例のシチュエーションが思い浮かばれる。
なんて悠長な事を言ってる場合じゃないぞ。
相手は朝倉のような宇宙人ではないとはいえ化け物だ。
一言だけ言わせて頂きたい。
どうしてこうなった
ハルヒ「!」
キョン「ちょ……ハルヒ!」
ハルヒは俺に飛び掛かってきた。
流石はハルヒと言うべきか物凄いスピードである。
手には何処から出したのか知らないが先ほど朝比奈さんがケーキを切り分けたナイフを持っている。
………待て。待て。
何だってんだこの状況は?
俺はハルヒをこれっぽっちも拒絶するつもりもないし、
ましてや刺される様な事を言ったつもりもない。
夕日。ナイフ。女子生徒。
例のシチュエーションが思い浮かばれる。
なんて悠長な事を言ってる場合じゃないぞ。
相手は朝倉のような宇宙人ではないとはいえ化け物だ。
一言だけ言わせて頂きたい。
どうしてこうなった
ナイフがオレンジ色に輝く。
こんな経験、人生に一度あるかないかだろう。普通は。
ハルヒ「キョン……くん…」
ハルヒ「キョン……く…」
ハルヒは壊れた人形のようになんども俺の名前を呼ぶ。
朝倉以上の恐怖だ。
女ってのは本当にこわい生き物だな。
とりあえず逃げてはみるがどうも逃げ切れそうにもない。
突進してくるハルヒを交わす自身もない。
ある意味こいつは朝倉以上のスペックの持ち主なのかもしれない。
ハルヒはとうとう、ナイフを構えた。
次いでに俺に向かって突進してきた。
俺の出来ることと言えば目をつむることしかなく、抵抗することさえ身体が許さなかった。
もう一度言わせてくれ
……どうしてこうなった
こんな経験、人生に一度あるかないかだろう。普通は。
ハルヒ「キョン……くん…」
ハルヒ「キョン……く…」
ハルヒは壊れた人形のようになんども俺の名前を呼ぶ。
朝倉以上の恐怖だ。
女ってのは本当にこわい生き物だな。
とりあえず逃げてはみるがどうも逃げ切れそうにもない。
突進してくるハルヒを交わす自身もない。
ある意味こいつは朝倉以上のスペックの持ち主なのかもしれない。
ハルヒはとうとう、ナイフを構えた。
次いでに俺に向かって突進してきた。
俺の出来ることと言えば目をつむることしかなく、抵抗することさえ身体が許さなかった。
もう一度言わせてくれ
……どうしてこうなった
身体の震えが止まらない。
気配と風でハルヒがこっちへ向かってくるのが分かる。
とりあえず歯を食い縛ろうか…。
なんて事を考えているうちにドスッという鈍い音が聞こえてきた。
ああ、死んじゃうのかな…と思いつつも
痛みがない。
生ぬるい感触もない。
一体全体どうなってるってんだと目を開けると俺は
刺されていなかった。
じゃあどうしたんだと前を見ると…
ショートヘアーの女子高生が血をポタポタ垂れ流しているのが見えた。
気配と風でハルヒがこっちへ向かってくるのが分かる。
とりあえず歯を食い縛ろうか…。
なんて事を考えているうちにドスッという鈍い音が聞こえてきた。
ああ、死んじゃうのかな…と思いつつも
痛みがない。
生ぬるい感触もない。
一体全体どうなってるってんだと目を開けると俺は
刺されていなかった。
じゃあどうしたんだと前を見ると…
ショートヘアーの女子高生が血をポタポタ垂れ流しているのが見えた。
俺の目の前に立っているよく見覚えのあるショートカット女子高生は俺に向かって不敵に笑いながら言った。
「大丈夫かい…?キョン?僕が守るからね…」
クツクツと笑いう声を押し殺したような独特の笑い方
女なのに自分のことを僕と言う
目の前の女子高生に俺は覚えがあった
その少女は、佐々木だった。
りしたらいいなぁと思いながらの保守!!!
「大丈夫かい…?キョン?僕が守るからね…」
クツクツと笑いう声を押し殺したような独特の笑い方
女なのに自分のことを僕と言う
目の前の女子高生に俺は覚えがあった
その少女は、佐々木だった。
りしたらいいなぁと思いながらの保守!!!
ハルヒ「な…がとさん?」
ハルヒはいきなりのことに目をひんむかせた。
無論、俺もである。
キョン「長門!」
キョン「大丈夫か…?」
長門の近くに駆け寄ると
もうすでに彼女の腹の傷は塞がっていたようで
平気な顔をしながらむくっと立ち上がった。
長門「………へいき」
一方のハルヒはと言うとわなわな震えながら座り込んでいた。何が起きたのか未だに理解が出来ない。
キョン「一体どうなってるってんだよこりゃ…」
長門「あなたが涼宮ハルヒに対して想定外の返答をしたため」
長門「世界のバランスが崩れはじめた。」
長門「だから…一度だけ私が割り込んだ。」
想定外の返答ってお前…そりゃあ若干回りくどかったろうけれど…
長門「きちんと、彼女が納得する様に話すべき」
と言いながらいつぞやの朝倉のように長門はサラサラ消えていく。
ハルヒはいきなりのことに目をひんむかせた。
無論、俺もである。
キョン「長門!」
キョン「大丈夫か…?」
長門の近くに駆け寄ると
もうすでに彼女の腹の傷は塞がっていたようで
平気な顔をしながらむくっと立ち上がった。
長門「………へいき」
一方のハルヒはと言うとわなわな震えながら座り込んでいた。何が起きたのか未だに理解が出来ない。
キョン「一体どうなってるってんだよこりゃ…」
長門「あなたが涼宮ハルヒに対して想定外の返答をしたため」
長門「世界のバランスが崩れはじめた。」
長門「だから…一度だけ私が割り込んだ。」
想定外の返答ってお前…そりゃあ若干回りくどかったろうけれど…
長門「きちんと、彼女が納得する様に話すべき」
と言いながらいつぞやの朝倉のように長門はサラサラ消えていく。
長門「しかし、先程の発言はきっかけにしか過ぎない。」
長門「始めからこの世界には歪みがあった。…涼宮ハルヒ自身にも。」
キョン「……歪み?」
長門「彼女は彼女でなくなる事を願った」
長門「同時に彼女は彼女である事も願った」
長門「あなたに答えを託しているようで結果はある意味見えていた。」
長門「今…この世界は矛盾に満ち、遂には涼宮ハルヒ自身でもバランスを保つことが出来ない。」
長門は淡々と喋り続けるがその間にも長門の身体は消失して行く。
キョン「長門!おまえ…」
長門「大丈夫。介入が出来なくなっただけ。」
長門は平気な面をしているが、
今俺の目の前にはとんでもないことが繰り広げられている訳で。
長門「………頑張って」
そう言い残してパアッと消えていってしまった。
長門「始めからこの世界には歪みがあった。…涼宮ハルヒ自身にも。」
キョン「……歪み?」
長門「彼女は彼女でなくなる事を願った」
長門「同時に彼女は彼女である事も願った」
長門「あなたに答えを託しているようで結果はある意味見えていた。」
長門「今…この世界は矛盾に満ち、遂には涼宮ハルヒ自身でもバランスを保つことが出来ない。」
長門は淡々と喋り続けるがその間にも長門の身体は消失して行く。
キョン「長門!おまえ…」
長門「大丈夫。介入が出来なくなっただけ。」
長門は平気な面をしているが、
今俺の目の前にはとんでもないことが繰り広げられている訳で。
長門「………頑張って」
そう言い残してパアッと消えていってしまった。
いつかどこかでみた空間。
無機質な空間が気がつけば広がっていた。
………自分を誤魔化すのが得意な訳で
しかし、曖昧な表現は通用しないようだった。
いつもこうだった。俺は。ハルヒのことも言えねえじゃねえか。
……追い詰められないと素直になれない。
座り込んでいるハルヒの肩を持った。
肩を持つや否や、泣き出してしまった。
キョン「いいか、ハルヒ良く聞けよ。」
ハルヒ「ひっく…………」
キョン「俺がお前にプレゼントを返したのはだな…」
キョン「なんて言うか…」
キョン「俺はちゃんとお前から貰いたかったからなんだよ。」
ハルヒ「…………?」
キョン「ああ、ええとだな、上手くは言えないが」
キョン「お前はお前で良いと思う」
ハルヒ「あたし………で?」
ハルヒ「でも…キョンくんは…朝比奈さんの事が…」
キョン「朝比奈さんも好きだ。でもお前も嫌いじゃない。」
キョン「…何より、今のお前が可哀想そうだろう?」
ハルヒ「あたし…が?」
無機質な空間が気がつけば広がっていた。
………自分を誤魔化すのが得意な訳で
しかし、曖昧な表現は通用しないようだった。
いつもこうだった。俺は。ハルヒのことも言えねえじゃねえか。
……追い詰められないと素直になれない。
座り込んでいるハルヒの肩を持った。
肩を持つや否や、泣き出してしまった。
キョン「いいか、ハルヒ良く聞けよ。」
ハルヒ「ひっく…………」
キョン「俺がお前にプレゼントを返したのはだな…」
キョン「なんて言うか…」
キョン「俺はちゃんとお前から貰いたかったからなんだよ。」
ハルヒ「…………?」
キョン「ああ、ええとだな、上手くは言えないが」
キョン「お前はお前で良いと思う」
ハルヒ「あたし………で?」
ハルヒ「でも…キョンくんは…朝比奈さんの事が…」
キョン「朝比奈さんも好きだ。でもお前も嫌いじゃない。」
キョン「…何より、今のお前が可哀想そうだろう?」
ハルヒ「あたし…が?」
>キョン「朝比奈さんも好きだ。でもお前も嫌いじゃない。」
これは朝比奈さんは好きだけど、
ハルヒは好きじゃないって言ってるよな。
これは朝比奈さんは好きだけど、
ハルヒは好きじゃないって言ってるよな。
_ , ,- -v- - 、 _
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キョン「そうだ。前のハルヒはお前選択する事ができた。」
キョン「でもお前にはない。…それってあんまりだとは思わないか?」
ハルヒ「前の私?私はずっと私で…」
キョン「違う。ややこしいがお前はお前だが同時にお前じゃない。」
ハルヒ「私は………」
ハルヒは言葉を詰まらせた。
俺は周りを見渡す。
いつぞやのように灰色に染められ、ひとっこ一人いやしない。…のはずなのだが辺りにはなにかが崩れていく音が響き渡っていた。
…はなから疑ってはいなかったが長門の言っていたことは
どうやら本当だったようだ。
ハルヒ「私は……朝比奈さんに……」
ハルヒ「朝比奈さんに…なりたかったんだと思うんです。」
何となく分かってはいた。
行動も言動も朝比奈さんそっくりだったからな。
ハルヒ「朝比奈さんは可愛くて、お姉さんで、いつもあたしを引っ張ってくれて…」
どうもこっちの朝比奈さんも記憶だけでなく性格も多少改変されていたようだ。
キョン「でもお前にはない。…それってあんまりだとは思わないか?」
ハルヒ「前の私?私はずっと私で…」
キョン「違う。ややこしいがお前はお前だが同時にお前じゃない。」
ハルヒ「私は………」
ハルヒは言葉を詰まらせた。
俺は周りを見渡す。
いつぞやのように灰色に染められ、ひとっこ一人いやしない。…のはずなのだが辺りにはなにかが崩れていく音が響き渡っていた。
…はなから疑ってはいなかったが長門の言っていたことは
どうやら本当だったようだ。
ハルヒ「私は……朝比奈さんに……」
ハルヒ「朝比奈さんに…なりたかったんだと思うんです。」
何となく分かってはいた。
行動も言動も朝比奈さんそっくりだったからな。
ハルヒ「朝比奈さんは可愛くて、お姉さんで、いつもあたしを引っ張ってくれて…」
どうもこっちの朝比奈さんも記憶だけでなく性格も多少改変されていたようだ。
ハルヒ「だからいつか…朝比奈さんが…」
ハルヒ「だからあたし…」
朝比奈さんが何だ。述語がないぞ。述語が。
ハルヒ「それは……」
キョン「とにかくよ、はっきり言って今のお前は可愛い」
ハルヒ「えっ」
顔をハッとさせたあと真っ赤になるのもまた可愛い。
キョン「しかしな、SOS団的に考えてな。これは由々しき事態なんだよ。」
ハルヒ「ゆ…ゆ…?」
キョン「よく考えてみろ。古泉が二人もいるか?長門が二人もいるか?俺が二人もいるか?」キョン「朝比奈さんが二人もいるか?」
ハルヒ「………」
キョン「みんなそれぞれ…まあ悪いところもあるだろうど、皆で補完しあってる。」
キョン「それで良かったんじゃないのか?」
ハルヒ「でも………」
キョン「朝比奈さんは必要な人材だ。が、二人もいらん。」
朝比奈さん(大)、朝比奈さん(みちる)ごめんなさい。
キョン「今の団には大切な人間が欠けてる。」
ハルヒ「大切な…人間?」
キョン「完全無敵の団長様が、だよ」
ハルヒ「だからあたし…」
朝比奈さんが何だ。述語がないぞ。述語が。
ハルヒ「それは……」
キョン「とにかくよ、はっきり言って今のお前は可愛い」
ハルヒ「えっ」
顔をハッとさせたあと真っ赤になるのもまた可愛い。
キョン「しかしな、SOS団的に考えてな。これは由々しき事態なんだよ。」
ハルヒ「ゆ…ゆ…?」
キョン「よく考えてみろ。古泉が二人もいるか?長門が二人もいるか?俺が二人もいるか?」キョン「朝比奈さんが二人もいるか?」
ハルヒ「………」
キョン「みんなそれぞれ…まあ悪いところもあるだろうど、皆で補完しあってる。」
キョン「それで良かったんじゃないのか?」
ハルヒ「でも………」
キョン「朝比奈さんは必要な人材だ。が、二人もいらん。」
朝比奈さん(大)、朝比奈さん(みちる)ごめんなさい。
キョン「今の団には大切な人間が欠けてる。」
ハルヒ「大切な…人間?」
キョン「完全無敵の団長様が、だよ」
キョン「いきなりお前はお前じゃない…と言われて何が何だか分からないだろうが」
キョン「好きか嫌いかは置いておいてだな…」
キョン「俺は今のお前より、前のお前が必要だ。」
もう一度どこかからかナイフを取り出して刺されるんじゃないかと思ったが
ハルヒはどうも落ち着いてくれたのか特に変わった様子を見せる訳でもなかった。
キョン「…ただ、だ。」
ハルヒ「?」
キョン「これはお前の問題だ。お前が俺に託したものを俺はお前に託す。」
キョン「お前に選択権がないなんて、おかしな話だからな。」
ハルヒ「私が……昔の私に戻るか…」
ハルヒ「今の私のままでいるか?」
キョン「そうだ。どうせもうじきに記憶は消えるんだ。」
キョン「お前がちゃんと考えて決めたのなら、俺はそれを受け入れる」
キョン「好きか嫌いかは置いておいてだな…」
キョン「俺は今のお前より、前のお前が必要だ。」
もう一度どこかからかナイフを取り出して刺されるんじゃないかと思ったが
ハルヒはどうも落ち着いてくれたのか特に変わった様子を見せる訳でもなかった。
キョン「…ただ、だ。」
ハルヒ「?」
キョン「これはお前の問題だ。お前が俺に託したものを俺はお前に託す。」
キョン「お前に選択権がないなんて、おかしな話だからな。」
ハルヒ「私が……昔の私に戻るか…」
ハルヒ「今の私のままでいるか?」
キョン「そうだ。どうせもうじきに記憶は消えるんだ。」
キョン「お前がちゃんと考えて決めたのなら、俺はそれを受け入れる」
一見するとこれは賭けのようだが賭けではなく
逆に賭けではないないようで賭けでもある訳で…
ハルヒ「キョン……くん。」
ハルヒ「私は…」
キョン「ハルヒよ、いつも通り『くん』は付けなくていい。」
ハルヒ「じゃあ…」
ハルヒ「キョン、私は…!」
つまり、俺は信じていたんだと思う。
二人のハルヒのことを
逆に賭けではないないようで賭けでもある訳で…
ハルヒ「キョン……くん。」
ハルヒ「私は…」
キョン「ハルヒよ、いつも通り『くん』は付けなくていい。」
ハルヒ「じゃあ…」
ハルヒ「キョン、私は…!」
つまり、俺は信じていたんだと思う。
二人のハルヒのことを
追い付いただと?
エンドレスエイトみたいなうんこごっこじゃなくて、
こっちにすりゃもっと売れてたと思った
エンドレスエイトみたいなうんこごっこじゃなくて、
こっちにすりゃもっと売れてたと思った
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