元スレ幼馴染「いいよ、二万出すなら」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
1 :
男「……」
男は思った。
今日も昼休みは、音楽を聴きながら寝たふりをして過ごすんだろう。
でもそれは嫌いじゃないし、友達がいないのはもう慣れた。
むしろ、クラスの連中のような奴らと仲良くつるむなんて、こっちから願い下げだ。
だから今日もこの教室にいないかのごとく、顔を伏せて、考えるのをやめた。
いつかこんなつまらない生活から抜け出せる、なんて思っていたこともあったけど、もうどうでもよかった。
何にも考えなきゃいいのだ、バカになってりゃいいのだ。男はそう考えていた。
2 :
幼馴染(男)
3 :
おさなななじみ
4 :
早く書けよカス
5 = 1 :
男「……」
放課後、いつものように机の中に全部の教科書を残したまま、空っぽの鞄を持って男は立ち上がった。
一緒に帰るやつもいない。挨拶するやつもいない。だからってどうってことはない。
女生徒1「でさー、もー最悪で」
女生徒2「あはは」
廊下から頭の悪い声がする。
こいつらはどうせ、揃って全員大学なんか目指さずに、フリーターしてるうちにどうでもいい男に引っかかって妊娠するんだろう。
そんで、実家に居座ってまた次のこいつらみたいな子供を輩出するんだ。
そういうのがわかっているから、少し頭のいい女子は、卒業したら徐々にそういう奴らと距離をとっていく。
くだらねー人生とくだらねー友達づきあい。勝手にやってろ、と思いながら、男は教室の戸を開けて帰ろうとした。
女「!」
男「!」
戸がやけに軽いと思ったら、向こう側からも同時に引いていたようだった。
男は何も言わずに、目線を少しそらして、何事もなかったように教室を出た。
俺がお前らにとってないのと同じなら、こっちだってそうなのだ。男は思った。
6 = 1 :
女は一瞬困ったような顔をしたが、次の瞬間には男と同じく何事もなかったように振舞った。
女生徒1「女ー、どうかしたー?」
女「んーん、なんでもない」
女生徒2「寒いから早く入ろうよー、もー廊下にも暖房つけろっての」
女生徒1「ほんとそれー」
男は、女が自分とすれ違うときの気まずそうな一瞬の雰囲気が大嫌いだった。
女と男は世間で言う幼馴染で、家も50メートルと離れていない。でも、ただそれだけだった。
小学校の頃までは一緒に学校に通っていた中だったが、中学から話す機会が減り、今ではもう挨拶もしない。
7 :
かまわん、続けろ
8 = 4 :
今のところわかりやすい展開かつ読みやすい
これからの展開に期待するから途中で投げ出すなよ>>1俺は見ててやるから
10 :
何で書き溜めとかないの?馬鹿なの?
11 :
俺はそうしてきた
12 = 1 :
女は昔から頭がよく回るほうだったし、人付き合いが上手かった。
容姿だってそれなりだし、友達も多くて、男とは正反対の生活を送っている。
周りに同調することが変に目立たないためのコツだとわかっている女は、今はもう男の事を無視していた。
男だってそれが当然だと思うし、別にそれ自体はどうってことないと思っていた。
むしろ自分のように半ば死んでいる人間に話しかける奴なんかまともじゃないとさえ考えていた。
男「……」
男は思った。
一番腹が立つのは、あの一瞬に見せる、哀れみだとか、面倒だとか、自責だとかそういうものが入り混じったあの目つきだ。
他の人間にはない、昔付き合いのあった女だけが時折見せるあの表情。それが男は嫌で嫌でたまらなかった。
お前だって他のやつと何も変わらない。自分のために俺の存在を認めていない。それは何も問題はない。
それなのに、仕方なくて、悪いとは思うけど、ごめん、まるでそんな素振りを匂わせるのだ。
てめーらが自分を可愛がるのは勝手だが、その材料に俺を勝手に使っているのが気に食わない。
いつこっちがお前に助けを求めたのか、友達でいて欲しいと頼んだのか、ふざけんじゃねえ。
13 :
幼馴染「いいよ、二万出すなら」
中年親父「わかったよぉ……、げへへ」
男「おっ……親父……!?」
ここから>>1が再開↓↓↓
14 :
>>13
消えろ
16 = 1 :
男はいつもの生ゴミのような濁った目で、見慣れた景色を眺めながら家まで歩いた。
男「あーあ」
わかっているのだ。腹が立っている理由は、それだけじゃないということ。
女のあの目つきに、どこかまだ心を揺らされる自分もまたいるというのをどうしても否定できないでいる。
どこか心の奥で、まだこいつには嫌われていないんじゃないか、そんな気にもなったりするのだ。
でも、そんなわけはなくて、それを押し殺すようにこちらも無視を決め込んで、自分は期待していないと思うようにしているのだ。
そんな自分が情けなくて、やっぱりひとりって寂しいのか、なんて思いながら、でも俺はやっていける、そう言い聞かせて生きているのだ。
女とすれ違うたびに、そんな自分の馬鹿らしくて情けない決意が崩されるようで、男はそれが怖かったのだ。
男「つまんねー」
つまんねー人生。
でも、自分よりももっと笑えない生き方をしている人間が世の中にはたくさんいて、そんなやつを笑って踏みにじっていけばまだ生きていけるかな。
男はそう思った。
17 :
男と考え方が一緒でワロタ
18 :
男は優秀なニート候補生だな、クズで無職で駄目人間
とても優秀な2ちゃんねらーになれる
19 :
俺も考え方にてるな、違うのは幼馴染さえいなかった事かな
20 = 1 :
何も、生きたい、死にたくない、なんて気持ちは毛頭ないのだ。
国道沿いの大きな通りをだらだらと歩きながら、男は思った。
たとえば、今すれ違った幸の薄そうな大学生が、人生に絶望した通り魔でも、急に居眠り運転のトラックが突っ込んできても、
なんならあのビルの屋上から誰かが飛び降りてきて、それに直撃したっていい。
死んだって別にかまわない。何か惜しいものがあるなんてことはない。
ただ、少し欲を言えば、自分の部屋のエロ本とか、パソコンの履歴とか、そういうのが整理されているときならなおよいと思う。
それくらいの心持ちだが、自分から命を絶つっていうのは、なんだか乗り気がしない。
楽しく生きている連中がうらやましかったんです、と泣き言を言っているように思えて仕方ないのだ。
それだって、言ってみれば自分の情けない強がりでしかないし、格好悪いことこの上ないのだけれど。
それに、自分で死ぬのは親に申し訳がない気もする。だから、誰か殺したいなら殺せ、そういうスタンスなのだ。
どうだっていい。ただ、それだけ。
男は空になったペットボトルを、その辺のゴミ箱めがけて投げ込んだ。
きれいに弾かれて道端に転がるペットボトルを横目に、男はさも当然のようにそのまま去っていった。
21 :
なかなかどうして読ませるじゃないか
22 = 1 :
男「……ただいま」
どうせ誰もいないのに、と男は思った。
両親は共働きだし、兄貴は二年前から一人暮らしを始めている。
でも、だれもいないから「ただいま」が言えたのかもしれない。誰かがいたら、俺はその人に挨拶なんかしない。
そう考えたら、この誰もいない家は自分にとって何より優しい存在なのかもしれない。
あとで帰ってきた親に、また愚痴を言われるのがいやなので、男は丁寧に靴を脱いで二階へ上がった。
鞄や制服をベッドの上に適当に放り投げ、くたくたになった部屋着のTシャツとジャージに着替える。
そして、物が散乱したままのベッドにそのまま倒れこんで、ため息をついて目を閉じた。
男「あー」
みんな死んじまえ。男は考えることがなくなったとき、いつもそう思うことにしている。
特に意味なんかない。でも、何か意味があることなんか、俺の人生に一つもない。
みんな死んじまえ。それはなんとなく心地のいい、そんな呪文だった。
23 :
俺の過去を書かれてるみたいで恥ずかしい
幼馴染はいないけど
24 = 1 :
男「……ん」
いつの間にか男は眠っていたようだった。部屋の中は真っ暗になっていた。
男「ああ」
頭を掻き毟りながら、男は時計を探した。でも、暗くて針がよく見えないので、そのままその辺に投げ捨てた。
極端に喉が渇いていて、口の中が気持ち悪い。下から物音がするので、どうやら母親はもう帰ってきている。
手探りでスイッチを探して灯りをつけると、まぶしすぎて目を開けていられなかった。
男はうめきながら目を瞑って、そのまま後ずさりするようにまたベッドに寝転んだ。
今は何時かわからないけれど、もう少し眠っていよう。起きてたってどうせすることなんかない。
なら寝てたほうがいい。死んだように眠る、そんな言葉がまさに当てはまった。
男は思った。寝ている間は死んでられる、いつまでだって、好きなだけ死んでればいい。
25 :
なんか引き込まれる文章だな
小説(本)を読みたいと思わせる文章
期待してるぜ>>1
頑張れよ
26 = 1 :
次に目を覚ましたのは、夜中の3時頃だった。
そのことには特に何の感想も持たずに、男は中途半端な伸びをして、背中の間接を鳴らしてから下に降りていった。
きっと自分の分の夕食がラップでもかけられてテーブルの上においてあるだろう。
いつからだったか、いくら呼びに来ても返事すらしないので、母親は俺を起こしにくることはなくなった。
しかし、別に飯を作ってくれなくなるわけではないし、俺のことを嫌っているわけでもない。
ただ、それがお互いにとって当たり障りがないことに気づいたんだろう。普段は喧嘩ばかりしているが、母親はあれで出来た人だと思う。
麻婆豆腐をレンジに放り込んで、ごく小さな音でテレビをつける。いつものごとくもう通販番組がいくつか繰り返し放送されているだけだ。
でもなんとなくそれを見ることが自分の日課になっているような気がして、男はただ何も考えず画面を眺めていた。
こういった番組はは嘘しか言わない。それでいて、自分たちに誰よりも正直だ。
だから日常感が欠如しているようで、小気味がいいのかもしれない。
男「……あ」
気づいたら、もうレンジの中の麻婆豆腐は冷め切っていた。また温め直さなくてはならない。
でも、こんな夜中に物音を立てるのが申し訳なかったので、少しぬるまった麻婆豆腐を男はもそもそと食べた。
27 :
正直携帯小説と変わらないレベルなのにベタぼめしてるやつがいるのに驚き
この程度なら中学生の妄想
28 :
>>27
妄想を文章に出来るかどうかの問題だぜ坊主
いいじゃん
嫌いじゃないんだろ?
29 = 27 :
>>28
文章は所詮文章止まり
読めるのでなく読ませるのが小説
語り口や登場人物「」みたいな話は小説の形態や台本等のですらなくブログの垂れ流しかそれ以下
30 :
ま、あげてる時点でツンデレだろうけどなww
31 = 14 :
>>29
だから何?
気に入らないなら消えろよカスが
32 :
>>29
じゃあお前が書けよwww
お前こそ中学生の妄想じゃないか
33 = 28 :
>>29
と言うにも関わらず、わざわざこのスレ開いて、内容読んで、無視すればいいのにレスつけて
素直になりなよ、ゆー
34 :
とりあえずどうでもいいよ
続き読みたい
36 :
これなんて太田光
37 = 1 :
男生徒1「な、お前あの噂本当だと思う?」
男生徒2「何の噂だよ」
男生徒1「うちのクラスの誰かがエンコーしてるって」
男生徒2「俺らんとこヤリマン多そうだもんな」
男生徒1「あー、走りながら喋ってたら息できねえ!」
男生徒2「ばかじゃねーのお前」
男「……」
今日の体育は持久走に向けてのの練習だそうだ。
普段のサッカーとか野球なら、当然体調が悪いことにするのだが、これなら一人でできるので男は珍しくジャージに着替えた。
どいつもこいつもくだらねー話で盛り上がってるものだ。
ただ、普段あれだけブサイクだヤリマンだと罵っていて、次の日には付き合ってたりするんだからなかなか面白い。
健全な青春、悪くないなと男は思った。ある意味深夜の通販に通ずるところがあるのかもしれない。
いや、そうでもないか。男はそんなことを考えながら、ぐるぐるとトラックを回った。
38 = 27 :
>>31
一通り書いた人間に「だから何」って物事を考察できないの?
「消えろ」って二回目だけど語彙が少ないの?
いろんなジャンルの本読んだほうがいいよ
あと「おまえがやれよ」的なレスはまさしく小学生の発想
審査員は挑戦者のできることすべてできなければならないならオリンピックは満点の嵐
39 :
携帯小説レベルだと思うけど面白ければなんでもいいよ
支援
40 = 28 :
>>38
……零点の嵐にならないか、それ
41 = 1 :
お前らこんな時間に面白い感じに盛り上がってんじゃねーよwww
誰が小説書くつったんだよwwwwww
42 :
身の丈にあったものを読む、褒める
少なくとも俺みたいなお馬鹿が理解できもしないニーチェを読んで悟った気分に浸るよりはよっぽど分相応ですよ
43 = 30 :
嫌な奴はNGしろNG。
別に批判があってもそれはそいつの考え方だからしゃーないって
>>1の話を自分のベストな環境で読めればそれでいいっしょ。
45 :
>>41
実際に書いてるお前が自分を否定するんじゃあない
楽しみにしてる俺の立場がないだろ
46 :
つーか批判してる奴は何の目的でこのスレ開いちゃったの?
48 :
>>38
どんな理由があっても
少なくとも貴方がこのスレを批判していいという理由にはならないのは
わかってますよね?
49 = 30 :
小説じゃなくてもいいから書いてくれよww待ってるからww
50 :
まさかの投げっぱなしジャーマン
みんなの評価 : ★★★
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