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元スレバラライカ「双子の様子はどう?」
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ロック「ええ、大人しいものですよバラライカさん。まるで、借りてきた猫よりも大人しい」
バラライカ「注意することね。あの双子に手を出そうとした間抜けな監視役はサオを“食い千切られた”から」
ロック「……――僕はそんな事はしませんよ、絶対に」
バラライカ「だと良いのだけれどね。――ああ、そうそう。ついでで悪いんだけど、ダッチに伝えておいて貰える?」
ロック「構いませんよ。なんですか?」
バラライカ「“街はほとんど変わりない。少しばかり地図が塗り変わっただけだ。”――とね」
ロック「――わかりました」
バラライカ「面倒な事は嫌よね。――最初に“あれ”出会ったのが貴方で良かったわ、ロック」
ロック「……正直、ここに立っているのが不思議な位ですよ」
バラライカ「……――はははははははははは! 私もそう思うよ、ロック!」
バラライカ「注意することね。あの双子に手を出そうとした間抜けな監視役はサオを“食い千切られた”から」
ロック「……――僕はそんな事はしませんよ、絶対に」
バラライカ「だと良いのだけれどね。――ああ、そうそう。ついでで悪いんだけど、ダッチに伝えておいて貰える?」
ロック「構いませんよ。なんですか?」
バラライカ「“街はほとんど変わりない。少しばかり地図が塗り変わっただけだ。”――とね」
ロック「――わかりました」
バラライカ「面倒な事は嫌よね。――最初に“あれ”出会ったのが貴方で良かったわ、ロック」
ロック「……正直、ここに立っているのが不思議な位ですよ」
バラライカ「……――はははははははははは! 私もそう思うよ、ロック!」
・ ・ ・
ラグーン商会事務所
ダッチ「――よう、ロック。ご苦労だったな」
ロック「バラライカさんから伝言だよ。“街に大した変化はない”ってさ」
ダッチ「わかってるさ。ヴェロッキオの野郎が自分を可愛がろうとして特大のクソを踏んじまった。――それだけの話だ」
ロック「……街には変化はなかったかもしれないけど……ね」
ダッチ「ロック、ペイを上げろって話ならお断りだぜ。自分から“望まずとも”背負い込んじまったもんの面倒までは見切れんよ」
ロック「わかってるよ。そんなことは百も承知だ」
ダッチ「それなら良いのさ」ニイッ
ロック「――それじゃ、そろそろ帰るよ。早くしないと、ミルクの時間に遅れるからね」
ダッチ「そうだな。“腹をすかせた獣程恐ろしいもんはねえ”。例えそれが小さなライオンのガキでもだ」
ラグーン商会事務所
ダッチ「――よう、ロック。ご苦労だったな」
ロック「バラライカさんから伝言だよ。“街に大した変化はない”ってさ」
ダッチ「わかってるさ。ヴェロッキオの野郎が自分を可愛がろうとして特大のクソを踏んじまった。――それだけの話だ」
ロック「……街には変化はなかったかもしれないけど……ね」
ダッチ「ロック、ペイを上げろって話ならお断りだぜ。自分から“望まずとも”背負い込んじまったもんの面倒までは見切れんよ」
ロック「わかってるよ。そんなことは百も承知だ」
ダッチ「それなら良いのさ」ニイッ
ロック「――それじゃ、そろそろ帰るよ。早くしないと、ミルクの時間に遅れるからね」
ダッチ「そうだな。“腹をすかせた獣程恐ろしいもんはねえ”。例えそれが小さなライオンのガキでもだ」
・ ・ ・
ロック自宅
トントン
ロック「――帰ったよ。お土産は注文のスイートポテト・パイなんだけど手が塞がってるんだ。
開けてくれると嬉しいな」
『まあ、本当に買ってきてくれたらしいわ兄様。楽しみね――どんな味がするのかしら』
『そうだね姉様、楽しみで仕方ないよ。――でも、手が塞がってるって事はどうやってノックしたんだろう』
『きっと足を使ったのよ。お兄さんは、口だけじゃなく足を使うのも上手いらしいわ』
『器用なのは良い事だよね。――僕達も、見習うべきだと思うな』
『本当ね』クスクス
『本当だね』クスクス
ロック「……――ハロー? 聞こえてるなら――ね?」
…ガチャッ
ロック「!?」
ヘンゼル「ごめんよお兄さん。焦らすのはよくないよね」
グレーテル「まあ、こんなに買ってきてくれたの?――何かお礼をしないと――」
ロック「――とッ、とりあえず今すぐドアを閉めて服を着てくれるかな!?」
ロック自宅
トントン
ロック「――帰ったよ。お土産は注文のスイートポテト・パイなんだけど手が塞がってるんだ。
開けてくれると嬉しいな」
『まあ、本当に買ってきてくれたらしいわ兄様。楽しみね――どんな味がするのかしら』
『そうだね姉様、楽しみで仕方ないよ。――でも、手が塞がってるって事はどうやってノックしたんだろう』
『きっと足を使ったのよ。お兄さんは、口だけじゃなく足を使うのも上手いらしいわ』
『器用なのは良い事だよね。――僕達も、見習うべきだと思うな』
『本当ね』クスクス
『本当だね』クスクス
ロック「……――ハロー? 聞こえてるなら――ね?」
…ガチャッ
ロック「!?」
ヘンゼル「ごめんよお兄さん。焦らすのはよくないよね」
グレーテル「まあ、こんなに買ってきてくれたの?――何かお礼をしないと――」
ロック「――とッ、とりあえず今すぐドアを閉めて服を着てくれるかな!?」
グレーテル「もう少しだけ待って。今、洋服を取り替えていたところなの」
ヘンゼル「わかってるかもしれないけど、中々つくりが複雑なんだ。すぐ、済むから――」
ロック「……――うん、出来れば急いで貰えると助かるな。……“パイが冷めない内にね”」
双子「はーい」
ロック「……」クスリ
ヘンゼル「でも姉様。出来るだけ温かい内にお兄さんの好意はいただきたいよね」
グレーテル「そうね兄様。“何事も”温かい方が素敵だもの」
ヘンゼル「――だから、仕方ないよね」
グレーテル「――ええ、仕方ないわ」
ロック「……――えっと、何が仕方ないんだい?」
ヘンゼル「決まってるじゃない。ラッピングの前にいただくのさ」
グレーテル「ミルクは冷蔵庫に入っていたわよね。――ふふ、私は別にお兄さんのタンクのものでも良いわ」
ヘンゼル「それは良い考えだね。――という訳で、どう? お兄さん」
ロック「……悪いけど、品切れ中なんだ。ココナッツ・ジュースも買ってきたからそれで我慢してくれ」
ヘンゼル「わかってるかもしれないけど、中々つくりが複雑なんだ。すぐ、済むから――」
ロック「……――うん、出来れば急いで貰えると助かるな。……“パイが冷めない内にね”」
双子「はーい」
ロック「……」クスリ
ヘンゼル「でも姉様。出来るだけ温かい内にお兄さんの好意はいただきたいよね」
グレーテル「そうね兄様。“何事も”温かい方が素敵だもの」
ヘンゼル「――だから、仕方ないよね」
グレーテル「――ええ、仕方ないわ」
ロック「……――えっと、何が仕方ないんだい?」
ヘンゼル「決まってるじゃない。ラッピングの前にいただくのさ」
グレーテル「ミルクは冷蔵庫に入っていたわよね。――ふふ、私は別にお兄さんのタンクのものでも良いわ」
ヘンゼル「それは良い考えだね。――という訳で、どう? お兄さん」
ロック「……悪いけど、品切れ中なんだ。ココナッツ・ジュースも買ってきたからそれで我慢してくれ」
>>10
穿いてなか・・・・・ベランダに気配が
穿いてなか・・・・・ベランダに気配が
・ ・ ・
同時刻――暴力教会
レヴィ「……あ~、クソうざってェし面白くねェ」
エダ「ヒヒヒ! どうしたよレヴィ。まるで自分の玩具を取られたクソガキみてェな顔じゃないのさ」
レヴィ「黙ンなよクソビッチが。尻の穴を増やしてェのか」
エダ「あたるなよ。――それにしても、ロメオも罪な奴だねェ! ゴリラだけじゃなく、虎のガキまで手懐けるたァ」
レヴィ「それはアタシの事を言ってンのか?――答えは言わなくて良いぜエダ、“とっとと死ね”。――レイズ」
エダ「いいのか~い? こンな所で油を売っててよ。ここにゃア色男は一人しかいないぜ」
レヴィ「クロスになってるマグロなンかにゃ興味はねェよ。そンなもんにまたがるのはてめェ位だビッチ」
エダ「知らないのかい? そのマグロに夢中で腰振ってる奴ってのは“ごまんと”居るんだぜ」
レヴィ「そうかよ。……そいつは忙しくて種も切れちまいそうだな――っと、クソ」
エダ「へへ、とっとと20寄越しな」
レヴィ「……――面白くねェ」
同時刻――暴力教会
レヴィ「……あ~、クソうざってェし面白くねェ」
エダ「ヒヒヒ! どうしたよレヴィ。まるで自分の玩具を取られたクソガキみてェな顔じゃないのさ」
レヴィ「黙ンなよクソビッチが。尻の穴を増やしてェのか」
エダ「あたるなよ。――それにしても、ロメオも罪な奴だねェ! ゴリラだけじゃなく、虎のガキまで手懐けるたァ」
レヴィ「それはアタシの事を言ってンのか?――答えは言わなくて良いぜエダ、“とっとと死ね”。――レイズ」
エダ「いいのか~い? こンな所で油を売っててよ。ここにゃア色男は一人しかいないぜ」
レヴィ「クロスになってるマグロなンかにゃ興味はねェよ。そンなもんにまたがるのはてめェ位だビッチ」
エダ「知らないのかい? そのマグロに夢中で腰振ってる奴ってのは“ごまんと”居るんだぜ」
レヴィ「そうかよ。……そいつは忙しくて種も切れちまいそうだな――っと、クソ」
エダ「へへ、とっとと20寄越しな」
レヴィ「……――面白くねェ」
・ ・ ・
少し後――ロック自宅
グレーテル「――ああ、美味しかった!」
ヘンゼル「そうだね姉様。――あ、頬にパイがついてるよ」
グレーテル「まあ、本当に? 嫌だわ、取ってくれる兄様」
ヘンゼル「勿論だよ姉様。――さあ、動かないで……」スッ…
ロック「――流石に頬についたパイを“口で”取るのはお行儀が悪いよ」
ヒョイッ
双子「むー」
ロック「むくれても駄目。……パクッ」
双子「……」
ロック「? どうかしたかい?」
グレーテル「――お兄さん、頬についた食べ物を指で取って食べてしまうのは、お行儀が悪くないのかしら?」
ヘンゼル「それは良いんじゃないかな姉様。――だって、お兄さんが自然にやったこのだもの」
ロック「……真似しちゃ駄目だよ。今のは、“悪い大人”の見本だから」
少し後――ロック自宅
グレーテル「――ああ、美味しかった!」
ヘンゼル「そうだね姉様。――あ、頬にパイがついてるよ」
グレーテル「まあ、本当に? 嫌だわ、取ってくれる兄様」
ヘンゼル「勿論だよ姉様。――さあ、動かないで……」スッ…
ロック「――流石に頬についたパイを“口で”取るのはお行儀が悪いよ」
ヒョイッ
双子「むー」
ロック「むくれても駄目。……パクッ」
双子「……」
ロック「? どうかしたかい?」
グレーテル「――お兄さん、頬についた食べ物を指で取って食べてしまうのは、お行儀が悪くないのかしら?」
ヘンゼル「それは良いんじゃないかな姉様。――だって、お兄さんが自然にやったこのだもの」
ロック「……真似しちゃ駄目だよ。今のは、“悪い大人”の見本だから」
グレーテル「ふふっ、悪い大人ですって。聞いた? 兄様」
ヘンゼル「聞いたよ姉様。おかしいよね、お兄さんがそんな事を言うなんて」
グレーテル「私達を――一時的にでも世話するなんて事をする人が、悪い見本なんて、ね」
ヘンゼル「姉様。もしかしたらお兄さんは何か“狙い”があるのかもしれないよ。――ふふふ」
グレーテル「だとしたら、“分りやすくて良いのだけどね”。……でも、そんな様子が見られないわ」
ヘンゼル「もしかして、子供には“興味が無い”のかもしれないね」
グレーテル「それはそれで悲しい事よね、兄様」
ヘンゼル「何かお礼をしないとね、姉様」
ロック「――ちょっと良いかな? 内緒話は、本人を前にしてやるものじゃないね……」
ヘンゼル「――ねえお兄さん。僕達をここへ連れてきた人たちはどうなったの?」
グレーテル「イワンの女にあの人たちの事を話した時は、とても無事でいられる様子ではなかったわ」
ロック「……――君達は何も気にしなくて良い。“世の中ってのは、そういう風にに出来てるのさ”」
双子「ふーん」
ヘンゼル「聞いたよ姉様。おかしいよね、お兄さんがそんな事を言うなんて」
グレーテル「私達を――一時的にでも世話するなんて事をする人が、悪い見本なんて、ね」
ヘンゼル「姉様。もしかしたらお兄さんは何か“狙い”があるのかもしれないよ。――ふふふ」
グレーテル「だとしたら、“分りやすくて良いのだけどね”。……でも、そんな様子が見られないわ」
ヘンゼル「もしかして、子供には“興味が無い”のかもしれないね」
グレーテル「それはそれで悲しい事よね、兄様」
ヘンゼル「何かお礼をしないとね、姉様」
ロック「――ちょっと良いかな? 内緒話は、本人を前にしてやるものじゃないね……」
ヘンゼル「――ねえお兄さん。僕達をここへ連れてきた人たちはどうなったの?」
グレーテル「イワンの女にあの人たちの事を話した時は、とても無事でいられる様子ではなかったわ」
ロック「……――君達は何も気にしなくて良い。“世の中ってのは、そういう風にに出来てるのさ”」
双子「ふーん」
直属の部下が殺されてなければバラライカもイタリアンマフィアを潰すだけで許したかもな
同士諸君。
今夜、ベロッキオファミリーが襲撃を受けた。
だが予定に変更は無い。全て想定どおりだ。
現刻より状況を開始する。
…勇敢なる同志諸君。
サハロフ上等兵、メニショフ伍長はかけがえのない戦友だった。
鎮魂の灯明は我々こそが灯すもの。
無き戦友の魂で、我らの銃は復讐の女神となる!
カラシニコフの裁きの下、5.45ミリ弾で奴らの顎あぎとを食いちぎれ!!
今夜、ベロッキオファミリーが襲撃を受けた。
だが予定に変更は無い。全て想定どおりだ。
現刻より状況を開始する。
…勇敢なる同志諸君。
サハロフ上等兵、メニショフ伍長はかけがえのない戦友だった。
鎮魂の灯明は我々こそが灯すもの。
無き戦友の魂で、我らの銃は復讐の女神となる!
カラシニコフの裁きの下、5.45ミリ弾で奴らの顎あぎとを食いちぎれ!!
ロック「とにかく、今日はもう遅い。歯を磨いて、ベッドの中に入る時間だ」
ヘンゼル「また?――お兄さん、“夜はまだまだこれから”じゃない」
グレーテル「そうよ。私達はまだ子供だけど、お兄さんが思っているような“もの”じゃないわ」
ヘンゼル「今日は一緒にベッドで寝ようよ。――その方が、きっと“楽しい”よ?」
グレーテル「遠慮はしないで。兄様も私も、お兄さんの事がとてもとても気に入っているから」
ロック「――ッ!」
グレーテル「……なんだか怒らせてしまったみたい。どうしてかしら、兄様」
ヘンゼル「僕にもわからないよ、姉様。ねえお兄さん、どうして?」
ロック「……いいかい。僕は、君達にお礼をして貰いたくて“こう”してるんじゃないんだ」
ヘンゼル「なら――」
グレーテル「――どうして?」
ロック「……――ただの“趣味”さ。それ以上でも、それ以下でもない」
ヘンゼル「また?――お兄さん、“夜はまだまだこれから”じゃない」
グレーテル「そうよ。私達はまだ子供だけど、お兄さんが思っているような“もの”じゃないわ」
ヘンゼル「今日は一緒にベッドで寝ようよ。――その方が、きっと“楽しい”よ?」
グレーテル「遠慮はしないで。兄様も私も、お兄さんの事がとてもとても気に入っているから」
ロック「――ッ!」
グレーテル「……なんだか怒らせてしまったみたい。どうしてかしら、兄様」
ヘンゼル「僕にもわからないよ、姉様。ねえお兄さん、どうして?」
ロック「……いいかい。僕は、君達にお礼をして貰いたくて“こう”してるんじゃないんだ」
ヘンゼル「なら――」
グレーテル「――どうして?」
ロック「……――ただの“趣味”さ。それ以上でも、それ以下でもない」
・ ・ ・
翌早朝
ロック「……zzz」
ヘンゼル「――よく寝てるね、姉様」
グレーテル「そうね兄様。見て、私達が部屋に居るのに――とても安心して眠っているわ」
ヘンゼル「うん。――昨日の夜はああ言ってたけど、何かお礼をしないとね」
グレーテル「でも、何をすればお兄さんは喜んでくれるのかしら?」
ヘンゼル「“今まで通り”で良いんじゃないかな。――でも、怒られちゃいそうでもあるよね」
グレーテル「……怒られるのは嫌だわ。お兄さんに怒られると、悲しいのが溢れてしまいそう」
ヘンゼル「どうすればいいのかな、姉様」
グレーテル「――バレなければ良いのよ、兄様」
ヘンゼル「……ああ、さすがは姉様だ。その通りだよ」
グレーテル「それじゃあ、お兄さんが眠っている間に準備を済ませましょう」
ヘンゼル「――楽しみだね、姉様」
グレーテル「――そうね、兄様」
翌早朝
ロック「……zzz」
ヘンゼル「――よく寝てるね、姉様」
グレーテル「そうね兄様。見て、私達が部屋に居るのに――とても安心して眠っているわ」
ヘンゼル「うん。――昨日の夜はああ言ってたけど、何かお礼をしないとね」
グレーテル「でも、何をすればお兄さんは喜んでくれるのかしら?」
ヘンゼル「“今まで通り”で良いんじゃないかな。――でも、怒られちゃいそうでもあるよね」
グレーテル「……怒られるのは嫌だわ。お兄さんに怒られると、悲しいのが溢れてしまいそう」
ヘンゼル「どうすればいいのかな、姉様」
グレーテル「――バレなければ良いのよ、兄様」
ヘンゼル「……ああ、さすがは姉様だ。その通りだよ」
グレーテル「それじゃあ、お兄さんが眠っている間に準備を済ませましょう」
ヘンゼル「――楽しみだね、姉様」
グレーテル「――そうね、兄様」
・ ・ ・
ロック「説明してくれ。いや――その前にこの縄をほどくんだ」
グレーテル「どうしましょう兄様……お兄さんが起きてしまったわ」
ヘンゼル「僕に聞かないで姉様……どうしたら良いんだろう」
グレーテル「お兄さん、怒っているわ。――駄目、悲しくなってきたわ……」
ヘンゼル「それは僕も同じだよ姉様。もう少し――起きるまで時間があったと思ったのに」
ロック「……怒らないから、縄をほどいて。――その前に、腰に何かかけてくれると凄く嬉しいというかお願い!」
ヘンゼル「ごめんよお兄さん。――本当は、お兄さんが一番気持ちよくなった瞬間に起こすつもりだったんだ」
グレーテル「――やっぱりお兄さんは真面目ね。目覚まし時計がなくても、パッチリ目を覚ますんだもの」
ロック「“裸で椅子に縛られてたら嫌でもそうなるよ”!」
ヘンゼル「怒鳴らないでお兄さん。悪気は無かったんだ」
グレーテル「そうなの。私達はお兄さんが喜ぶと思ったのよ」
ロック「説明してくれ。いや――その前にこの縄をほどくんだ」
グレーテル「どうしましょう兄様……お兄さんが起きてしまったわ」
ヘンゼル「僕に聞かないで姉様……どうしたら良いんだろう」
グレーテル「お兄さん、怒っているわ。――駄目、悲しくなってきたわ……」
ヘンゼル「それは僕も同じだよ姉様。もう少し――起きるまで時間があったと思ったのに」
ロック「……怒らないから、縄をほどいて。――その前に、腰に何かかけてくれると凄く嬉しいというかお願い!」
ヘンゼル「ごめんよお兄さん。――本当は、お兄さんが一番気持ちよくなった瞬間に起こすつもりだったんだ」
グレーテル「――やっぱりお兄さんは真面目ね。目覚まし時計がなくても、パッチリ目を覚ますんだもの」
ロック「“裸で椅子に縛られてたら嫌でもそうなるよ”!」
ヘンゼル「怒鳴らないでお兄さん。悪気は無かったんだ」
グレーテル「そうなの。私達はお兄さんが喜ぶと思ったのよ」
ロック「……うん、その気持ちはとても嬉しいけど。――気持ちだけ受け取っておくよ」
グレーテル「とりあえずじっくり見ましょう兄様」
ヘンゼル「そうだね姉様。それ位は許してくれるよね」
ロック「それも勘弁してええッ!」ジタバタ!
ヘンゼル「見てよ姉様。お兄さんが動くたびに、メトロ・ノームみたいにプルプルと揺れてるよ」
グレーテル「まあ、本当だわ。チクタク、チクタク――とても素敵で正確ね」
ロック「――っぐ!」ピタッ
グレーテル「……残念、もう止まってしまったわ」シュン…
ヘンゼル「……うん、もう少し見ていたかったね」シュン…
ロック「……――落ち込む前に、縄を解いてくれるかな。――さすがに僕も泣きそうだ」
グレーテル「とりあえずじっくり見ましょう兄様」
ヘンゼル「そうだね姉様。それ位は許してくれるよね」
ロック「それも勘弁してええッ!」ジタバタ!
ヘンゼル「見てよ姉様。お兄さんが動くたびに、メトロ・ノームみたいにプルプルと揺れてるよ」
グレーテル「まあ、本当だわ。チクタク、チクタク――とても素敵で正確ね」
ロック「――っぐ!」ピタッ
グレーテル「……残念、もう止まってしまったわ」シュン…
ヘンゼル「……うん、もう少し見ていたかったね」シュン…
ロック「……――落ち込む前に、縄を解いてくれるかな。――さすがに僕も泣きそうだ」
>>7
グロ画像リアルで見せられたんだろ
グロ画像リアルで見せられたんだろ
・ ・ ・
ロック「――いいかい。僕は、“そんな”つもりで君達を預かってるんじゃない」
双子「……」
ロック「僕は善人ではないけれど、“その程度”の事は分別が出来る程度にはおかしくない。
今までは――周りの大人が“悪党以下”だっただけなんだ」
ヘンゼル「……それじゃあ、お兄さんは僕達を殴らない?」
ロック「当たり前じゃないか。――そりゃあ、悪い事をしたら叱るけど、理由もなしに殴ったりなんかしない」
グレーテル「お兄さん――」
…ふわっ
ロック「――今までは、君達は辛い思いをしてきたかもしれない。
……だけど――僕は、君達にそんな思いをさせないよ」
ぎゅっ!
双子「……」ホワッ
――ガチャッ!
レヴィ「――ロック! 仕事の時間はとっくに過ぎ――……」
ロック「ああ、すまない。すぐに支度を――」
レヴィ「――なッんッでッてめェは素っ裸でガキをハグしてンだコラアァァァ!!」
ロック「――いいかい。僕は、“そんな”つもりで君達を預かってるんじゃない」
双子「……」
ロック「僕は善人ではないけれど、“その程度”の事は分別が出来る程度にはおかしくない。
今までは――周りの大人が“悪党以下”だっただけなんだ」
ヘンゼル「……それじゃあ、お兄さんは僕達を殴らない?」
ロック「当たり前じゃないか。――そりゃあ、悪い事をしたら叱るけど、理由もなしに殴ったりなんかしない」
グレーテル「お兄さん――」
…ふわっ
ロック「――今までは、君達は辛い思いをしてきたかもしれない。
……だけど――僕は、君達にそんな思いをさせないよ」
ぎゅっ!
双子「……」ホワッ
――ガチャッ!
レヴィ「――ロック! 仕事の時間はとっくに過ぎ――……」
ロック「ああ、すまない。すぐに支度を――」
レヴィ「――なッんッでッてめェは素っ裸でガキをハグしてンだコラアァァァ!!」
ロック「!? ちがっ――これは誤解だ!」
レヴィ「何言ってンだ、ああ゙ん!? 何がどうなって“そう”なるってンだ。
それとも何か? てめェの服は朝っぱらからどっかへお出かけでもしてるってのか?」
ヘンゼル「お兄さんは気付いてなかったみたいだね、姉様」
グレーテル「そうらしいわね、兄様。けれど――ふふっ、ドキドキしちゃったわ」
ヘンゼル「うん。耳元で、あんなに甘い言葉を囁かれたらとろけちゃうよね」
グレーテル「それにお兄さんの匂い、とても素敵だったわよね」
ロック「ちょっと! 誤解をさらに“こじらせる”ような発言はやめて!?」
レヴィ「――そうかいそうかい。仕事に遅れた上、ピロートークもカマすたァすみにおけねェなァロック」
ヘンゼル「今晩は、どうやって僕達を楽しませてくれるのかな」
グレーテル「昨日はあんなに甘いものだったから、今日はどうなるかしら」
ヘンゼル「早く夜になると良いね、姉様」
グレーテル「待ち遠しいわね、兄様」
ロック「……誤解だ」
レヴィ「――ヘイ、ヘイロック。そんなにビビるこたァねえだろう。“縮みあがっちまってンぞ”」
レヴィ「何言ってンだ、ああ゙ん!? 何がどうなって“そう”なるってンだ。
それとも何か? てめェの服は朝っぱらからどっかへお出かけでもしてるってのか?」
ヘンゼル「お兄さんは気付いてなかったみたいだね、姉様」
グレーテル「そうらしいわね、兄様。けれど――ふふっ、ドキドキしちゃったわ」
ヘンゼル「うん。耳元で、あんなに甘い言葉を囁かれたらとろけちゃうよね」
グレーテル「それにお兄さんの匂い、とても素敵だったわよね」
ロック「ちょっと! 誤解をさらに“こじらせる”ような発言はやめて!?」
レヴィ「――そうかいそうかい。仕事に遅れた上、ピロートークもカマすたァすみにおけねェなァロック」
ヘンゼル「今晩は、どうやって僕達を楽しませてくれるのかな」
グレーテル「昨日はあんなに甘いものだったから、今日はどうなるかしら」
ヘンゼル「早く夜になると良いね、姉様」
グレーテル「待ち遠しいわね、兄様」
ロック「……誤解だ」
レヴィ「――ヘイ、ヘイロック。そんなにビビるこたァねえだろう。“縮みあがっちまってンぞ”」
・ ・ ・
ラグーン商会事務所
ロック「……――遅れてごめんよ、ダッチ」
ダッチ「――どうしたロック。やけにサエねえツラが“イカした”アロハに乗ってるじゃねえか。
何かあったのか? そいつは仕事に遅れた自分への戒めか?」
ロック「手持ちのシャツが鉛の虫に全部食われてね。――これしか残ってなかったんだ」
ダッチ「そいつは災難だったな。――残念だが、“労災はおりねえぞ”」
ロック「わかってるさ……はぁ」
ダッチ「ところでレヴィはどうした。お前さんを拾うついでに一緒に回ってくるって出ってったんだが」
ロック「――今日は一人で回るってさ。……――全く、俺は変態じゃないのに……」
ダッチ「“ボヤくなよ”。お前さんとレヴィの揉め事は俺には関係ねえ、従業員同士で何とかしてくれや」
ロック「……冷たいじゃないか」
ダッチ「犬も食わねえし、豚の餌にもなりゃしねえ問題だ。“面白え”が、見ているだけで満足なのさ」
ロック「……ダッチ~」
ラグーン商会事務所
ロック「……――遅れてごめんよ、ダッチ」
ダッチ「――どうしたロック。やけにサエねえツラが“イカした”アロハに乗ってるじゃねえか。
何かあったのか? そいつは仕事に遅れた自分への戒めか?」
ロック「手持ちのシャツが鉛の虫に全部食われてね。――これしか残ってなかったんだ」
ダッチ「そいつは災難だったな。――残念だが、“労災はおりねえぞ”」
ロック「わかってるさ……はぁ」
ダッチ「ところでレヴィはどうした。お前さんを拾うついでに一緒に回ってくるって出ってったんだが」
ロック「――今日は一人で回るってさ。……――全く、俺は変態じゃないのに……」
ダッチ「“ボヤくなよ”。お前さんとレヴィの揉め事は俺には関係ねえ、従業員同士で何とかしてくれや」
ロック「……冷たいじゃないか」
ダッチ「犬も食わねえし、豚の餌にもなりゃしねえ問題だ。“面白え”が、見ているだけで満足なのさ」
ロック「……ダッチ~」
・ ・ ・
翌日――ホテル・ホスクワ事務所
ロック「……――あの、どうして呼び出されたんでしょうか」
バラライカ「オフだったのに悪かったわね。とりあえず座ってちょうだい」
ロック「……長くなるんですね」
バラライカ「ええ、“わかっていると思うけれど”」
ロック「――用件は?」
バラライカ「“妙な噂”を耳にしたの。それも、とびきり妙な噂をね」
ロック「妙な噂?」
バラライカ「ええ。――単刀直入に聞くわ、ロック」
ロック「?」
バラライカ「貴方――変態なの? それも、子供に手を出す類の」
ロック「……は?」
翌日――ホテル・ホスクワ事務所
ロック「……――あの、どうして呼び出されたんでしょうか」
バラライカ「オフだったのに悪かったわね。とりあえず座ってちょうだい」
ロック「……長くなるんですね」
バラライカ「ええ、“わかっていると思うけれど”」
ロック「――用件は?」
バラライカ「“妙な噂”を耳にしたの。それも、とびきり妙な噂をね」
ロック「妙な噂?」
バラライカ「ええ。――単刀直入に聞くわ、ロック」
ロック「?」
バラライカ「貴方――変態なの? それも、子供に手を出す類の」
ロック「……は?」
ロック「ちょっ、ちょっと待ってください、ミス・バラライカ!
どうしてそんな噂が立ってるんですか!?」
バラライカ「“答えろ”」
ロック「……そんな事はありません。そんな事は、一度もした事がない」
バラライカ「――なら、“これから”するかもしれないという事かしら?」
ロック「どうしてそうなるんですかッ!?」
バラライカ「いい、ロック。あの双子は、私達にヴェロッキオを売ったの。おわかり?」
ロック「……勿論、それはわかってます」
バラライカ「つまり、私達はあの双子に借りがある状態なのよ。それも、かなり大きめの。
――だから、多少は面倒を見るつもりだったのだけど、あの子達は貴方の所が良いと言った」
ロック「――はい」
バラライカ「貴方が変態な事を責めてるんじゃないのよ。“個人的な感情はどうあれ”ね」
ロック「俺は変態じゃありませんってば!?」
バラライカ「ロック。ホテル・モスクワは――あの双子に手を出すのは“快く思わないわ”。
――これは、義理の問題よクソ虫」
ロック「……――はい。……グスッ」
バラライカ「泣くな。バカモンが」
どうしてそんな噂が立ってるんですか!?」
バラライカ「“答えろ”」
ロック「……そんな事はありません。そんな事は、一度もした事がない」
バラライカ「――なら、“これから”するかもしれないという事かしら?」
ロック「どうしてそうなるんですかッ!?」
バラライカ「いい、ロック。あの双子は、私達にヴェロッキオを売ったの。おわかり?」
ロック「……勿論、それはわかってます」
バラライカ「つまり、私達はあの双子に借りがある状態なのよ。それも、かなり大きめの。
――だから、多少は面倒を見るつもりだったのだけど、あの子達は貴方の所が良いと言った」
ロック「――はい」
バラライカ「貴方が変態な事を責めてるんじゃないのよ。“個人的な感情はどうあれ”ね」
ロック「俺は変態じゃありませんってば!?」
バラライカ「ロック。ホテル・モスクワは――あの双子に手を出すのは“快く思わないわ”。
――これは、義理の問題よクソ虫」
ロック「……――はい。……グスッ」
バラライカ「泣くな。バカモンが」
>>45
迅速に戻ってこい
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>>45
いてら☆
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