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    元スレ新ジャンル「不安定女」

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    101 :

    102 :

    徐々に男が成長してきてるな

    103 = 82 :

    「不安定だからって自分の鎖骨らへんに痣はできないだろ?」
    「・・・」
    「家で何かあったのか?」
    友人「いてぇ・・・HELP ME えーりん・・・」
    委員長「えーりんじゃないけど・・・」

    「何もないってば。」
    男は女の腕を引っ張って保健室に連れて行く。
    「いやだってば!」
    「俺は女のことが心配なんだ。」
    「・・・。」
    女はもう諦めたのか、引っ張ってる方向とは逆方向に進むのをやめた。
    「うん、いい子だ。」
    「いい子って言うな・・・ばーか・・・」

    104 = 82 :

    保健室に行くと男は保健医の手で部屋から押し出された。
    「・・・しっかり見てやってくれよ先生。」
    保健医「あぁ、できるだけ下心がないようにするよ。」
    「冗談でいってるわけじゃないんだが。」
    保健医「俺はいつでも真剣だぞ。」
    「・・・。」


    しばらくして職員室から保健室に先生が呼び出された。

    先生「これは酷い。」
    友人「せんせー、俺もついでにみてくだせぇ・・・」
    保健医「君の怪我は次のコマで治ってるから大丈夫。」
    友人「それは酷い」
    「俺も入っていいですか?」
    友人、先生、保健医「いや、だめだ。女の子が裸なのに君は入ってくるというのか?」
    「お前らは何だ・・・。」

    105 = 82 :

    友人「やったー、怪我治った~」

    106 = 101 :

    107 = 82 :

    保健医「ほら、治っただろ?」
    友人「先生!あんたすげぇや!」

    「・・・ずっと、見てないでよ・・・。」
    友人、先生、保健医「あ、さーせん。」
    「お前らっ!」
    委員長「まったく度し難いわ。」

    先生「で、女の怪我の原因はなんだ?」
    「・・・それは言えない。」
    「先生、家庭の事情だと思うんですけど・・・。」
    「それはない!」
    先生「ちょっと心当たりあるかも知れないな・・・。」
    「・・・ッ。」
    「ちょっと今日女を送り届けます。」
    先生「あぁ、俺も行こうと思う。」

    108 = 82 :


    (実は知っている。この不安定な状態を打破する方法。でも、私はそれをしない。まだ心のそこから男を信じ切れてない。)
    私の中で一人が叫ぶ。
    「方法なんて関係ない、結果がよければそれでいい。」
    「そうだよ、この前に男を追い詰めたように、父親を追い詰めればいい!」
    「方法なんて関係ないよ。」
    「そうだよ、やっちゃえ。」
    「ほら、包丁ならどこでもあるでしょ?」
    「ほら、調理室いけよー。」

    109 = 82 :

    友人「やっぱ先生あんたすげぇよ!」
    保健医「それほどでも~」

    「うるさい!うるさい!皆消えろ!私の中から!私は一人でいい!支えなんていらない!
      助けなんていらない!私は一人でできる!」
    女が息を荒げる。
    友人「すまない、そんなにうるさかったか・・・?」
    「うるさい。」
    「女・・・。」
    「うるさい!だまれ!」
    「・・・。」
    男は暴れる女を抱きしめる。
    「・・・。」
    部屋に沈黙が流れる。


    委員長「度し難い!あぁ!度し難い!」

    110 = 82 :


    (私は・・・)
    (・・・男が好き。)
    (・・・一番信頼できると思ってる。)

    「嘘だ。」
    「嘘だよ。」
    「邪魔なだけだよ。」

    111 = 82 :

    友人「いいから黙って抱き寄せろとはまさにこのことだな。」

    「はなせ・・・。」
    「・・・離さない。」
    「離してよ・・・。」
    声に涙が混じってる。
    「はなせ・・・よ・・・」
    男の腹に強烈なボディーブローが叩き込まれる。
    1発目はまだ耐えられたが2発目で吹き飛ばされた。
    女は走り出した。
    男は壁に頭を強打した。
    保健医も唖然とし、駆け寄るのが少し遅れた。
    女の涙声が廊下に響き渡る。

    112 = 82 :

    気づけば外は雨だった。
    女は調理実験室にいた。
    少し刃こぼれしている包丁だったが、それしかなかったので、
    女は家庭科室から取ってきた布を巻きつけ、鞄の中にしまった。

    女は自分で何をやっているか半分わからないでいた。
    不安定な状態をどうにかくぐりぬけて正常に稼動させるにはこの方法しか思いつかなかった。

    (私はこんなことしたくない。)
    「嘘だよ・・・どんな手段でも結果がよければそれでいい。」

    113 = 82 :

    委員長「追跡してみたけど足が速くて追いつけなかった・・・。」
    友人「やっぱ胸がでかいからだな・・・。」

    保健室で男が目を覚ます。
    体を起こそうとするが頭すら上がらない。
    保健医「あー、動こうとするなよ?少しでも動いたら電流が流れる仕組みに・・・」
    男はその忠告を無視して立ち上がろうとするが、足の骨がまるで無いかのように、
    ひざに力が入らないままケツが地面についた。

    保健医「安心しろ・・・もう少ししたら立ち歩けるようになるはずだから。それからにしろ。」

    114 = 101 :

    115 = 82 :

    保健医は代わりに女のことについて語り始めた。
    保健医「あれは完璧に安産型・・・じゃなくてあの痣は女性の力じゃつけられないな。
         よくあれで骨折しないもんだなと関心したくらいだ。しかも、あの状態でよく学校にこれたもんだ。
         俺だったら10日くらい休んでエロ本でぬいt・・・いや、脱線したな。あれはたぶん父親のつけたものじゃないかと思う
         彼女の父親は過去にも仕事をリストラさせられ、酒びたりになり、母親に暴力を振るうようになったって話しを先生から聞いたことがある
         でも、父親は一度も彼女に手を出してなかったはずだ、それなのに突然今日になって痣だらけで登校したんだ?」
    「やっぱり家庭で暴力があったんですね?」
    保健医「あぁ、で、彼女の行き先くらいは予測できるな・・・。」
    「やっぱり家ですか?」
    保健医「友人君がこの前語ってくれたんだが、彼女に「普通の笑顔が似合う」って言ったらしいな?」
    「あいつ、そんなこと・・・?」
    保健医「あぁ、たぶんそのせいで、彼女は変わる努力をし始めたんだと思う。」
    「ふむ。」
    保健医「で、彼女の不安定なところの原因はたぶん、家庭のせいだと思うんだ。」
    「それはわかります。で、女は家に帰って何をするつもりなんでしょう?」
    保健医「そりゃ、これまでの推理でわかるだろうが・・・」
    「やっぱ父親殺しですか・・・」
    保健医「え?そうなの?」 
    「え・・・わかってたんじゃ?」
    保健医「え?俺はてっきり昼間寝ている父親をよそ目に母親と逃げようって魂胆なのかと」   

    117 = 101 :

    118 :

    あー、そっか。連投させすぎたか。
    戻ってくるまで書きためていて欲しい保守。

    119 = 82 :

    orz
    まさかの誤算だぜ・・・

    120 = 118 :

    おかえり。続きを待ってる。

    121 = 82 :

    友人「はーっはーっ、探してみたが・・・どこにもいなかったぞ・・・。」
    委員長「はーっはーっ、なんか自分でも胸がうっとうしく感じてきた。」
    保健医「それはいいが・・・2人とも早く女の家に行ったほうがいいぞ、
         ちなみにこれが先生が書き起こしてくれた地図だ。」
    友人「あれ、男がいつの間にかいない。しかも女の家・・・?やっぱ家庭暴力か何かですか?」
    委員長「いいから行きましょ!」
    保健医「あ、あいつらまとめて俺の車で送っていけばよかった・・・。まぁ、いいか。」


    その頃、女は・・・。
    「・・・まだ眠っている。お母さん、こっちきて・・・。」
    「アイツのところから逃げようって無理よ!」
    「いいからこっちきて。」
    「うぅん・・・」
    「・・・。」
    「逃げる場所なんてどこでもいい。アイツに見つかりさえしなければ!」
    母親を連れて、女は玄関に近づこうとする。
    するとアイツの声がした。
    「どこへ行こうって言うんだ?」
    しかも真後ろから。

    122 = 82 :

    「いいから逃げて。」
    母親を玄関へ押し出す。扉が開く音がした。
    どうやら逃げれたようだ。
    「おまえ・・・お前だけには手を出さないようにはしてた。だがもう限界だ。」
    「来なよ糞ジジイ、あんたの呪縛から私は解放される。」
    女は布で巻いていた刃こぼれした包丁をバッグから取り出し、両手で持った。
    「おー、怖い怖い。本当にお前は父親を刺せるかな?」
    「刺せないなら切り刻むまで。」


    (嫌だ・・・殺したくない・・・)

    123 = 101 :

    124 = 82 :

    「・・・女ッ!」
    半開きになった玄関の扉を開けて、中に入るとやけに静かだった。
    まるで、誰もいないような静寂が保たれていた。
    すると突然、低い叫び声がする。
    尋常じゃない。
    声のするほうに行って見ると辺りは血まみれだった。
    俺は最悪の事態を想定した。
    (もう殺されちまったのか?!)
    奥に進むと、床に大きな物体、いや体が倒れていた。指を数えてみると1本・・・2本・・・3本・・・しかない。
    男は気を失っているんだか殺されているんだかわからない状態だ。
    見上げてみると、女がいた。
    「女!」
    「どうしたの?そんなに慌てて、私正常になったよ、安定したよ?不安定じゃなくなったんだよ?
      うれしいよね?復讐できたんだよ?はははは、はははははは。」
    不気味な笑い声が部屋を満たす。


    しかし、男はためらいもなく引っぱたいた。
    女は魂が抜けたように、呆然としている。
    「馬鹿やろう!」
    男は女をしっかり抱きしめる。
    女はひざの力が抜け、男に重心を預けた。
    「あれ・・・?なんでだろ?こんな糞なやろうなのに・・・」
    「それでも・・・。」
    「どうしてだろ・・・。」
    「それでも、お前の父親だ・・・。」
    「私・・・だめだね・・・だめだよ・・・こんな奴何人殺そうと不安定なだけだよ・・・何やってるんだろ・・・
      わかってたはずなのに・・・。」
      

    125 = 82 :

    突然、女から涙がぼろぼろとこぼれだした・・・。
    男は自分の腹に少し違和感を覚えた。
    少し腹の周りが暖かい。
    「やっぱり、根源を絶たないと・・・。」
    ふと腹を見てみると・・・何かありえないものが刺さっていた。

    木の柄が・・・

    男は後ろ向きに倒れた、その時、ちょうど委員長と友人が見えた。
    その後、救急車の音がかすかに記憶の隅っこに残っていた。

    126 = 82 :

    男の目が覚めたのは病院だった。
    最初に見たものは白い天井と、次に見たのは枕元の隣においてあったジェンガの箱だった。
    男はしばらくの間誰とも話さなかった。
    友人の話しによると女は捕まってしまったという。
    委員長や先生や母親はそれを俺には伝えてくれなかった。

    男が一番気になったのは「彼女は今不安定なのだろうか。」ということだけだった。

    127 = 82 :

    こんな感じな終わり方にしてみましたぜ・・・
    感想とかあったらうれしいぜ!

    さてそろそろ寝ないと明日がやばい!

    128 = 101 :

    129 = 101 :

    130 :

    携帯小説みたいだった

    131 = 130 :

    読んだことないけど

    132 :

    良かった

    女の不安定が他の人に伝染するとか面白そうだ

    133 = 101 :

    134 :

    あ、あれ…? 追い付いたが鬱エンdうわあああああああああ

    135 = 84 :

    どうしようかな…投下すべきか…

    136 = 134 :

    是非とも書いてくれ

    137 = 84 :

    すまん、仕事に関わるからやめておく。

    書くとしたら、別のを即興で書きたいんだが…眠い…

    138 :

    140 :

    不安定ねー・・・んー・・・解釈がちょっと違うか
    書いてみよう

    141 = 140 :

    「らっらっらー」
    「・・・」
    「るっるっるー」
    「・・・」
    「ゲボァッぐわらばっ」
    「・・・気が散るからやめろ。なんだその異星人の歌は」
    「だってひまなんだもーん」
    「お前も勉強するっつったから部屋あげたんたぞ。邪魔するなら帰れよ」
    「そうだっけー?まぁ適当適当、あっそぼーぜ!」
    「いやだ。ほんとお前って享楽的だよな。もう少し先を考えて行動しろよ」
    「あーあーほんと真面目ちゃんだなー男は。明日テストなのに遊んじゃうぜ、みたいなギリギリ感がいんじゃねーか。今が楽しけりゃーイッツオーライ毎日がエブリデイだぜ!おっスマブラの新しいやつ」
    「勝手にさわんなおい。あー、もう。ちょっと漫画でも読んでろ」
    「へーん真面目ちゃんめ」男「・・・」






    「男ーテストどうだった?俺94点」
    「・・・80点・・・何故だ・・・」
    「らんらんるー♪」
    「・・・」

    142 = 140 :

    「ひっひっふーランタッタタン」
    「・・・おまえさー部活とかやんねーの」
    「ん?やだよあんな拘束時間の長いもんは。拷問だね」
    「でも色んな部から引っ張りだこだったんだろ?もったいねーな」
    「なにがだよ?」
    「たいした努力もしないのに成績優秀、スポーツ万能、オマケに、俺には分からんが一部の男子に熱狂的な信者が居るほどの容姿端麗、ほんとお前、完璧超人だよな」
    「・・・」
    「それなのにほんっともったいねーよな、毎日適当にプラップラッしてさ。不安定にもほどがあるわ。まぁ、天才様の考えることなんか凡人の俺にゃわか」
    「・・・なぁ男ぉ・・・」
    「ぁん?」
    「デコピンスラッシュ!」
    「あいたっ!てーな、何すんだよいきなり」
    「つまんねーから先帰るわ、バーカ!ついてくんなよ!」
    「ついてくんなっておまっ・・・道一緒じゃねーか・・・」
    「・・・へんッ!」
    「・・・何怒ってんだよもぅ・・・」

    143 = 140 :

    「・・・女さー、まだ怒ってんの?」
    「・・・フン」
    「・・・なんだっつーんだよ全く・・・」
    「・・・・・・違うと思ってたのに・・・」
    「・・・あ?」
    「・・・お前は他のやつらとは違うと思ってたのに!」
    「なっなんだよおい・・・」
    「なんだよ畜生!あいつは天才だから勉強出来て当たり前、天才だから運動出来て当たり前、何を本気で頑張っても誰も俺のことなんか見ちゃくれねぇじゃねーか!!」
    「・・・」
    「どいつもこいつもたまに失敗すりゃそれこそ鬼の首とったように囃し立てやがって!それなのにやっと出来たまともな友達すらあいつらとおんなじこと言いやがる!畜生!」
    「・・・ごめん・・・」
    「・・・ッ・・・」
    「・・・昨日は確かに俺が悪かった。別にお前が何でも出来て当たり前だなんて言いたかったんじゃなくて・・・」
    「・・・」
    「その、いっつもふらふら不安定だし、なんか目標があったらすげーことになるんじゃないかって・・・努力もしないで何でも出来てずるいとか、そうゆうつもりは・・・」
    「・・・俺だって色々努力してない訳じゃない・・・」
    「悪かった。マヂですまん。謝る。」
    「・・・・・・」
    「・・・ごめんな」
    「・・・購買で焼きそばパンとフライドチキンな。骨無しの。」
    「・・・やっすい友情だなおいw」
    「うっせばーか!さっさと走れよ!」
    「はいはいw」
    「・・・フン」




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